中国 中国買い、日本売り、をしていたヘッジファンドが前例のない損失に見舞われ閉鎖

中国 中国株が今年に入って暴落を繰り返していた隣で日本株は好調でバブルの日経平均株価まで到達したわけだが、どうやら中国株を買って、日本株を売っていたヘッジファンドが見事に死亡した。これは日銀砲?いや、日本株砲なのか。でも、さすがにその逆張りは無理がある。

さらに中国人が上海市場で日本株ETFやアメリカETFを買いあさったことで取引が一次停止となっている。これは中国人が中国株を売って、日経平均やダウに連動する金融商品に挙って資金を向け始めたことを意味する。一次停止するほど人気。これはストップ高というやつだ。つまり、中国人ですら中国を信用していない。

中国・上海証券取引所は23日午前、上場する米国株価指数連動型の上場投資信託(ETF)の売買を一時停止した。売買過熱でETFの取引価格が基準価額(1口あたりの純資産価格)を10%超上回っており、投資家に損失リスクがあるため。

中国では、外国株への投資熱が高まっており、日経平均株価連動型ETFは23日まで5営業日連続で売買を一時停止している。

このように中国株は投げ売りされて、彼らはもうダウや日本株に投資している。ええ?韓国株、コスピはどうなのか?そんなゴミ株を買うわけないじゃないか。

それでは記事を引用しよう。

(ブルームバーグ): シンガポールのヘッジファンド運営会社アジア・ジェネシス・アセット・マネジメントは、マクロファンドを閉鎖する。中国株の下落や日本株の上昇を受け、「前例のないドローダウン(目減り)」に見舞われたと説明した。

ブルームバーグ・ニュースが確認した投資家宛て書簡によると、チュア・スーン・ホック氏の「アジア・ジェネシス・マクロ・ファンド」は、1月最初の数週間で18.8%のマイナスリターンを記録。香港・中国株のロング(買い持ち)ポジションと日経平均株価のショート(売り持ち)取引で損失を被った後、同ファンドは投資家に資金を返還しているという。

同社の最高経営責任者(CEO)のチュア氏は書簡で「トレーダーとしての自信を失う段階に達した」と指摘。昨年10月以降の厳しい取引や「散々な」1月によって、「私の過去の経験はもはや通用せず、むしろ私に不利に働いていることが証明された」と説明した。

アジア・ジェネシスはコメントの要請にすぐに応じていない。

チュア氏は、同ファンドがベンチマークである香港の株価指数の底値で買おうとするという「大きな間違い」を犯したと説明した。また、日経平均と香港のハンセン指数のスプレッドが1991年以来の水準になっていることにも「非常に驚かされた」という。

中国本土株の指標、CSI300指数は22日に5年ぶり低水準となった。住宅不況の継続が経済成長を抑制し、デフレ圧力が強まっていることが背景にある。香港上場の中国企業株の指標であるハンセン中国企業株指数(H株)は2020年末以降、時価総額の半分余りを失っている。一方、日本株は好調で、今月に入り34年ぶり高値に上昇した。

チュア氏のファンドにとって最後の決定的な一撃となったのは、中国人民銀行(中央銀行)が今月に利下げするとの期待があったにもかかわらず、中期貸出制度(MLF)の1年物金利を据え置き、投資家を失望させたことだ。その上、その翌日の習近平国家主席の演説は、株式投資家に対し、同氏が市場を重要視していないことを示したと、チュア氏は指摘した。その後、同ファンドは18日までに全てのポジションを閉鎖した。

アジア・ジェネシス、マクロファンド閉鎖へ-日本株ショート裏目 (msn.com)

1月最初の数週間で18.8%のマイナスリターンを記録。まあ、中国株を買って、日本株をショートで売っていたらそうなるよな。だって、流れが真逆だものな。現実は中国株が暴落して、日本株が暴騰である。つまり、どちらでも大損失したということだ。

初心者さんには難しいかもしれないが、ヘッジファンドというのは成長する見込みがある株にはロング、長期でもっているわけだが、これは下がるという株は空売りする。今回は中国株はそのうち景気刺激策であがって、日本株がバブル超えしているので下がるだろうと考えた。しかし、それが正反対となり、2割近い損失を出してファンド閉鎖まで追い込まれたと。

でも、昨日に中国政府が下落する株価を支えるために41兆円相当の刺激策を打ち出した。もっとも、41兆円程度ではたいした効果はないようだが。少し株価が上がった程度だ。

では、ネットの意見を見ていこうか。

1.中国から逃げ出すつもりマンマン、共同富裕に背く国賊どもだ、逮捕しろ。

2.いわゆるS高、どんな株式市場でもあるが、ETFは珍しい。

3.日本株ETFやアメリカETFは中国からの資金流出になるからな。それで規制だろ。元安になる。

4.中国株→日本株で資金が流れているのか(。

5.そんだけ制約ばっかじゃ、もうそれ「市場」じゃないじゃん。

6.中国共産党の必殺売りボタン消去。さすが偉大なる習近平様だ。

7.もう中韓揃って泥舟から逃げ出すように日本に人も金も移そうとしてるな。

8.外貨への交換が規制されている中国でヘッジなしの外国株ETFなら名目的には元建て資産でも実質的には海外資産を持つことができるので買いが集中したということだな。指数連動のETFでも表面的な価格は市場の需給で決まるから乖離が生じたのだろう。

9.もう中国は投資家から見放されてるんだよ。日本に流れて行かないように必死過ぎてワラタ。

10.これもキャピタルフライトの一種なんだろうか。

まあ、ストップ高で取引一次停止というのは普通に株ではあるからな。連動商品でストップ高というなかなかないようだが。そりゃ、中国人投資家も下がり続ける中国株の隣で上がっていくETFを見れば欲しくなるだろう。

さらに中国政府は株の売り越し規制の対象を保険会社にまで拡大したようだ。つまり、保険会社も売り越しするなということだ。ひでえな。本当。

(ブルームバーグ): 中国当局は、株式売り越し規制の対象を大手投資信託会社から一部の保険会社に広げた。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたもので、低迷する株式市場の下支えを当局が試みていることを示している。

規制当局は22日、少なくと2社の国有保険会社に対し、いわゆる「窓口指導」を行い、本土株を売り越さないよう指示した。情報が公になっていないことを理由に関係者が匿名を条件に語った。

これら保険会社がこのような指導を受けたのは今回が初めて。昨年はよく行われていたが、対象は通常、大手の公募基金(公募投資信託)会社のみだった。関係者1人によれば、別の大手保険会社は1月初旬に指導を受けたと明らかにした。

上海証券取引所にファクスでコメントを求めたが、すぐには返答がなかった。

ブルームバーグは23日、中国当局が株式相場の下支え策を検討していると報じていた。香港取引所のリンク経由でオンショア株式を買い入れる安定基金の一部として、主に国有企業のオフショア勘定から約2兆元(約41兆円)を活用することを目指すという。

中国本土株のCSI300指数が22日に5年ぶりの安値を付けたことを受け、李強首相は、低迷する株式市場と投資家信頼感の安定に向けて一段と「強力な」対策を講じるよう各当局に求めた。

中国当局、株売り越し規制の指導対象を保険会社に広げる-関係者(Bloomberg) – Yahoo!ニュース

あのな。中国株が売られているのは中国の投資が魅力がないからだ。それを規制で売り越すなとか、強制させてもますます外資が逃げていくだけだ。アジアのジンバブエになりたいならそれでいいが、資本主義を捨てて官製相場にも移行したいのか。もう、買っても売ることが出来ない時点で、ほとんどそうなっているけどな。

でも、これは悪手だ。そもそも、彼らは自分たちのお金で投資をしているわけではない。彼らはリターンを期待した顧客から、お金を集めてそれを運用しているのだ。いわゆる他人の金といわれるが、配当や保険料を払う必要があるので、長引けば保険会社が死ぬ。

そうなると、結経、支払期限までに規制を緩めるしかないが、その頃に今、暴落している株価が戻っている保証がどこにもない。さらに下がっている可能性すらある。損失をなるべく回避したいから売りたいのにそれを禁止するのは悪手というのはそういうことだ。保険会社がどんどん潰れていくだけという。

株価の下支え=強制的に売リ禁止。こんな意味不明なことを何度もやるのか。そうやって信用を失うから、どんどん外資が逃げ出して暴落していくんだぜ。経済は循環しているのに金の流れを止めるのは、川の水が流れているのにダムで止める行為と同じである。そのうち大量の水がドバッと流れ込んでダムが決壊すればどんどん流されていくと。

中国政府のやることは売りのボタンをなくすことではなく、問題の根源である中国不動産の莫大な不良債権を処理することだ。最も出来ないから、こんな無能な手段で止めるしかないようだが、どれだけ何をしようが外資は逃げだす。もはや、中国人にすら中国株はいらないと突きつけられたじゃないか。

中国政府は暴落しているからと買い支えをしているわけだが、そもそも中国政府が市場を軽視しているのが浮き彫りになるから失望されて株が売られているのだ。1年前は中国が大規模な経済対策をすることに期待した。だが、それがない。今年に入ってもそれがない。あり得ない数値、5.2%成長したとか嘘しかつかない。

50%越えていた若者の失業率も、統計の仕方を変更したとかいいだして、いきなり14%になった。でも、4万人募集の公務員試験に260万人が殺到した時点で、どれだけ就職が難しいのかすぐわかるだろう。14%の失業率でそうなるはずなかろう。

何をするにしても嘘しかつかない中国。外資はよく見ている。これは駄目だとわかれば中国株を売って撤退する。残ったのは完成もしていないゴーストタウン、廃墟が並び立つ中国の都市だけだったと。まあ、韓国も最後は中国と同じような運命をたどるのだが、どちらが先にそうなるのか。毎日の展開が楽しみだ。

中国 中国買い、日本売り、をしていたヘッジファンドが前例のない損失に見舞われ閉鎖」への4件のフィードバック

  1. 中国人が中国を信じない、、なにも経済面だけでない産業面、、とりわけ農業の分野では、あからさまさまな事像があり、農薬使用過多による人体への影響が取り沙汰されている。現地人が云うのだから間違いない。技術面では月探査を成功させたり、半導体7ナノの製造までは韓国を凌駕しているが信頼性には乏しい。建物も派手だけと、高層ビルの建築技術はある。中身だけは預り知らないが。おれは韓国には行ったことないからわからないが、中国はまだまだ未開の地は多い。経済は頭打ちだからな。韓国同様こちらをみなければそれでいい。

  2. なんか日本株ファンドが?と思ったのがちょうど1ヶ月前、旧ニーサの駆け込みかな?、銀行窓口で口座作る場合、証券会社からニーサ口座まで行くのに二週間ぐらいかかる、いやかかった、家族でニーサやるにはネット口座は難しい、そこで銀行窓口を使う、旧ニーサで口座作っとけば新年すぐ買える、手数料?そんなの「カンケーねー」気にすんならやるな、
    おそらくその辺甘く見たか、
    新年早々の馬鹿上がり。。。

  3. ちょうど1ヶ月前、円高になった、その後大納会に向けて円安に、
    俺もそうだが、投資で人気は「spチョメチョメ」と「世界インパコパコ」
    そして「キュウリだっく100」
    米カブじゃん、ほとんど、日本人ドル買ってる、
    あっちも最高値。。。

  4. 雑談、
    いや〜、一昨日、ペットのオカメインコの爪切りで…失敗、
    少々出血、切る瞬間暴れて深爪切り…、
    しばらくタオルで出血止まるまで包んで抱いてた、
    痛かったらしい、
    いつも俺の肩に止まるが、来ない⤵︎、なんか遠巻きに俺にらんでる、
    まったねー、さっき、やっと来て肩に止まった、
    来たから捕まえて爪の確認、「ギャーギャー」言ってた、
    爪は無事だった(化膿)。。。

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