韓国経済、来年、アジア通貨価値が下落…「韓国ウォンは最悪の見通し」
記事要約:メリークリスマス!今日は25日なのでキリスト教文化圏ではクリスマスである。管理人は昨日、チキンとケーキを食べてクリスマスイブを過ごした。後、youtubeで見つけた賛美歌を聴いていたのだが、クリスマスイブだとまた何か神聖さがましたような感じがした。それは良いとして、朝から韓国経済ニュースを紹介する。
来年、アジア通貨価値が下落し、その中でも韓国ウォンは最悪の見通しだという。つまり、ウォンの投げ売りが始まるという記事だが、現在は1101ウォンと少しウォン安である。2015年、ウォン安が進むのは管理人も考えているのだが、問題はどこまで下がるかだ。
少なくとも、韓国は為替操作国なので急激なウォン安に為替介入を行い、外貨準備高、年金砲を使って何とか食い止めようとするだろう。そのウォンの攻防をウォッチしていくのも、来年の楽しみである。ただ、ジェットコースター通貨といわれた時代のウォンはもっと激しく動いていた。今、ドル円の方が激しく動くので、むしろこっちの方が見ているのは面白いかもしれない。手を出すと火傷しそうな感じではあるが。
話を戻すと、韓国にとってウォン安は輸出が有利に働くので歓迎すべきものである。ただ、いくつかの問題がある。今年の韓国経済の総括は年末までには行いたいと思うが、今年に入って、今まで考慮していなかった二つの大きな視点が今後の韓国経済で重要となる。それが、原油安とサムスン電子の業績である。
少なくとも、2013年まではサムスン電子はスマホ事業で好調に売上を伸ばしていた。それの陰りが見えたのが今年ということになる。今の先行きが不透明なサムスン電子を復活させるには1400,1500ウォン程度の通貨安にしなければ厳しいだろう。円安が進み、価格競争力で負けているためである。
次に問題になるのが原油安である。このサイトでも来年は原油関連ニュースを増やしていきたいと思っている。資源輸入国家である韓国なら原油安は普通は有利に働くのだが、貿易依存国家である韓国では原油安になって世界経済が停滞するなら大打撃を受ける。このように見ていると極めて歪な経済構造のために、どっちに転んでも扱いにくいことこの上ないと言える。
以上が、2015年に注目していくことになる新しい視点である。来年、どこまでウォン安が進むかはじっくり考えたいと思う。
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