【地上の楽園へ】中国、全ての市民をポイント制評価へ

【地上の楽園へ】中国、全ての市民をポイント制評価へ

記事要約:中国が全ての市民をポイント制評価を行うシステムを検討しているようだ。まさにディストピアの世界を実現させようとしているわけだ。なんか最近、サイトでは難しい用語を取り上げることが多いのだが、ディストピアというユートピアの反対のこと。

ジョージオーウェルの「1984」を読んだ人は衝撃を受けたと思うが中国が目指す理想国家そのものを描いていた。管理人は地上の楽園は北朝鮮だと思ったのだがどうやら中国のようだった。少し難しい説明に入るができるだわけわかりやすく解説するので読んでほしい。

■The Tragedy of the Commons(共有地の悲劇)

ユートピアとは英国の思想家トマス・モアが1516年に理想国家像である「ユートピア」を発表したことが元になっている、しかし、トマス・モアの理想国家像が実現されることはなかった。そのユートピアというのは「すべての者に公平に幸福が分配されうることが実現する」、言うなれば共産主義の元になったような理想国家像といえる。

しかし、米国の生物学者、ギャレット・ハーディンの論文「The Tragedy of the Commons(共有地の悲劇)」が語るように多くの利用者が共有することができる資源は乱獲されることによって「資源の枯渇」を産み出してしまう。実際、中国人が公海で魚の乱獲しているニュースだって以前に紹介したとおりだ。

つまり、ユートピア構想によって「全ての者に公平に幸福が分配されると」共有地の悲劇が発生して、最後はそのユートピアもなくなってしまうわけだ。なぜなら、地球の資源は「有限」だからだ。ここまでが前提。つまり、ユートピアは資源が有限である以上は実現できないてこと。なら、その「ディストピア」とはどういうことなのか。

■ディストピア

ディストピアでも「公平に分配が行き渡る」。しかし、それには国家或いは人間集団の指導部がその国民や下部の者に対し徹底した管理を行使するという社会システムが前提となる。これなら下の者には公平に分配される。まさに社会主義を規範とする計画生産みたいなものだ。でも、社会主義を行っていたソビエト連邦は崩壊した。一体なぜなのか。

社会主義のシステムでは労働者は何もしなくても公平に分配されるので怠け者が1番特をするようにできていた。そして、頑張っても公平に分配されるだけなので労働者はやる気をなくしたわけだ。だから、中国では気がつくと資本主義を一部を取り入れたわけだ。そして、経済発展したは良いが、今度は資本主義の歪みともいえる経済格差が進むようになった。しかも、今の21世紀はネット社会である。どのように情報を規制や統制しようが様々な方法で政府への不満は蓄積されていく。

では、このようになってしまえば中国共産党はどのように自分たちの数百倍いる下の国民を支配できるのか。それは「階級制」を造ればいい。階級制とは様々な身分を作って、わざと待遇を変えることで国民同士の団結を防ぐことが容易となる。そして、今回の記事はまさにポイント制という新たな階級制なのだ。そして、そのポイント制の導入によって市民が市民を評価することになる。出る杭は必ず打たれるわけだ。

>中国政府は、全市民に向けた評価システムの導入を検討している。その評価で
全国民の人生と運命が決まるようになる。監視機関は職場とウェブでの行動を
コントロールし、一定の数のポイントで中国人を与えることを予定している。
ポイントは多いほど良い。英インデペンデント紙が報じた。

管理人がディストピアだと言ったのはまさにこれである。このようなものが導入されれば、この先、ポイントを金で入手しようとする。つまり、賄賂が横行するだけなのだ。まずは役人かららしいが、役人にとってはひたすら同僚に金を与えてポイントを入手しなければならない。なぜなら、職を失うからだ。

だいたいSNSでの行動てなんだ。役人全員はSNSをやれとでもいうのか。そして、その行動を全て国民に監視させようとするわけか。恐ろしい手はずだな。これは役人からの反政府運動も潰す効果もあるのか。このポイント制は中々考えられているな。

>ランキングのための重要な指標となるのは、その人について雇用者が伝える情報だろう。また、低評価の市民には海外旅行や銀行でローンを組む許可が出されなくなる。例えば、低い評価を得た裁判官や役人は、仕事で昇進したり、巨大な政府機構で働けなくなる。

大体その評価を中国共産党がするなら結局、中国共産党に媚びを売っている役人しか評価されなくなる。なんか中国の王朝で似たような話をきいたことあるな。三国志時代の前、後漢の末期か。10人の役人が幼い皇帝に取り入って好き勝手にやっていたことで、黄巾党の乱が起きて、三国時代に突入していく時代である。

なるほど。中国はこれから地上の楽園と現代版の三国志を見せてくれるのか。物語として面白いが今、やると数千万の血が流れるぞ。わりと実験するなら面白いんじゃないか。管理人は生涯ごめん被るが、中国人に選択の余地はないからな。何増えすぎた人口を全て養うなんて、今の地球資源では不可能だ.だから数億人ほどの血を流そうが、自分たちが生き残るために必要なことなのだろう。

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【地上の楽園へ】中国、全ての市民をポイント制評価へ

中国人は消費、借金、SNSでの行動の分野で評価されるようになる。新法の素案では、
人々の行動のデータは「可能な場所ではあらゆるところで」考慮されるようになると
書かれてある。

ランキングのための重要な指標となるのは、その人について雇用者が伝える情報だろう。
また、低評価の市民には海外旅行や銀行でローンを組む許可が出されなくなる。例えば、
低い評価を得た裁判官や役人は、仕事で昇進したり、巨大な政府機構で働けなくなる。

中国政府は、具体的にいつ新たな評価システムが制定されるんかは今のところ
発表できないが、役人についてのシステムは2020年までに稼働する。

中国政府は、全市民に向けた評価システムの導入を検討している。その評価で全国民の人生と運命が決まるようになる。監視機関は職場とウェブでの行動をコントロールし、一定の数のポイントで中国人を与えることを予定している。ポイントは多いほど良い。英インデペンデント紙が報じた。

中国人は消費、借金、SNSでの行動の分野で評価されるようになる。新法の素案では、人々の行動のデータは「可能な場所ではあらゆるところで」考慮されるようになると書かれてある。

ランキングのための重要な指標となるのは、その人について雇用者が伝える情報だろう。
また、低評価の市民には海外旅行や銀行でローンを組む許可が出されなくなる。例えば、
低い評価を得た裁判官や役人は、仕事で昇進したり、巨大な政府機構で働けなくなる。

中国政府は、具体的にいつ新たな評価システムが制定されるんかは今のところ発表できないが、役人についてのシステムは2020年までに稼働する。

(https://jp.sputniknews.com/asia/201610252939896/)

【地上の楽園へ】中国、全ての市民をポイント制評価へ」への1件のフィードバック

  1. また、えらい難しいな、俺の経験からいくと左右がうまくいくと全体がダメ、上下がうまくいくと、変化が出てカケに出られる、ゴマスリも技術だ・・・
    いい様にも悪い様にも見えるけど、これは悪いほうだろうな、
    中*人の派遣社員、見たことあるんだ、横重視、仕事気に入らないと、課長呼んで来いだ、派遣が、学歴があると違うんだ。

    ま~関係ない、横が集まって好きにすればいい、装甲車に引かれんなよ。。。

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