日別アーカイブ: 2024年4月14日

韓国 総選挙当選者のインフラ公約が計616件、少なくとも277兆が必要

韓国 今日は日曜日ということで休日となっているのだが、かなり中東情勢が緊迫化してきている。原油価格の高騰ついでに、イランがイスラエルに対して報復攻撃を行うというニュースを紹介したが、ちょうど、それが現実に行われている。

イランが自国内の領土を攻撃されて報復しないなんて主権国家としてあり得ない。国内世論だってそうだろう。また、今回の場合、イスラエルこそ、大使館空爆という国際法違反をしたことで、自分らが被害者ヅラしているのにはさすがにどうかとおもうぞ。しかも、それでもアメリカはイスラエル支持するとか。あり得ないだろう。

大使館空爆でアメリカの職員も死んでるのにな。彼らが死ぬようなことはあってはならなかった。それでイスラエルは反省すらしていない。もはや、どちらがならず者かわからなくなってきたという。

では、記事を引用しよう。

イランは13日、在シリア大使館に対する空爆への報復として、イスラエルに多数のドローン(無人機)とミサイルを発射した。

米当局の高官はCNNに、イランからイスラエルにドローン数十機が発射されたと語った。イスラエル軍の当局者は「百機以上」としている。イランの国営メディアも、イラン革命防衛隊がイスラエルに大規模なドローン攻撃を仕掛けたと伝えた。

イスラエルとイランのメディアによると、イランは複数のミサイルも発射した。

イスラエル軍当局者によれば、これに対してイスラエル軍の戦闘機数十機が「イスラエル領空内での防衛任務」で発進した。同当局者は、ドローンが領空に到達する前に迎撃を図っていると述べた。

エルサレムのCNN取材班は14日未明、上空のあちこちで迎撃とみられる多数の爆発音とサイレンが響いていると報告。「どれがミサイルで、どれが迎撃なのかを見分けるのは難しい」「命中の音は聞こえていない」と述べた。

米当局者2人によると、米軍の中東防空システムが複数のイラン無人機を迎撃した。米当局者らは事前に、イスラエルへの攻撃があれば可能な限り迎撃を試みると述べていた。

イランのアシュティヤニ国防相はドローン攻撃の直後、イスラエルのイラン攻撃に領空や領土を使わせた国には「断固とした対抗措置」を講じると予告した。

イスラエル北部ハイファに避難所が開設され、同国と近隣のヨルダン、イラク、レバノンの領空が閉鎖された。イスラエルの文民保護当局は、1000人以上が集まる大規模イベントを禁止すると発表した。

米当局者によると、バイデン米大統領は13日夜、国家安全保障チームと長時間にわたって対応を協議した。国家安全保障会議(NSC)のワトソン報道官は、バイデン氏がイスラエルや同盟国の当局者らと連絡を取り続けていると述べ、イスラエルの安全保障に対する米政権の支持は揺るがないと強調した。

イラン国連代表部は14日未明、ドローン攻撃が大使館攻撃に対する報復であることを確認し、この件は「完結したとみなされる」と述べた。そのうえで「イスラエル政権が再び過ちを犯すなら、イランの対応はずっと厳しくなるだろう。これはイランとならず者イスラエルとの紛争であり、米国が介入するべきではない」と強調した。

イラン、イスラエルにドローン攻撃 大使館空爆に報復(CNN.co.jp) – Yahoo!ニュース

最近、何だろうな。イスラエルの心象がどんどん悪くなっているんだよな。ハマスとの戦争を続いているなか、イランが裏で支援しているのが気に入らないのはわかるが、イスラエルはアメリカの支援があるからと横暴すぎるのだ。戦争にルールなんてないといえばそうなのだが、それでも国際法というものが存在する。それすら違反しているイスラエルに対して中東諸国がどう見ているのか。

カザ地区での非道な行為もそうだが、イスラエルはどんどん四面楚歌になってないか。むしろ、イランが報復するにしても戦争拡大を防ごうと慎重にやっているように思えるという。

では、ネットの意見を見ておこうか。

1.やばいね。週明けの市場は荒れそうだ。

2.ミサイルの通過国は領空侵犯許容してるのか。今後ネチネチ報復されるだろう。

3.イランも割と抑制的だな。やり返さないことは政治的に選べないけど拡大も望まないってところかな。

4.アメリカの諜報能力て凄いね。ある程度の大きさのものはテロ含め全部把握してるのらかしら。
奇襲とか絶対無理だな。

5.アメリカは攻撃準備が出来てるんでしょこれは始まるね

6.100発だけなら誤射かもしれない

7.つか、またイタリアから輸入するトマト缶の値段上がるなあ。米と味噌で生きていくしかなくなるわ。

8.未だに大使館をなぜ先制軍事攻撃したのか
理由が分からんし謝罪もないなら
報復されても仕方ないだろ
というか今までも核関連でやってたからなあ
まあついに直接やったかあって感じ

9.アメリカはどう出るんやろ?選挙中だからバイデンさんも強硬に出ないかもな

10.原油高で再びハイパー資源高だな。これで日本としては、円安是正のためにさらなる利上げが急務になる。まあ、正常な金融政策に回帰する理由がさらにできるので悪いことではない。

以上の10個だ。

経済を扱うときに時事ニュースの大きな動向の最新情報もかかせない。これは韓国経済でも同じことである。韓国経済というのはマイナーなジャンルであるが、その繋がりは非常に多岐にわたる。この時事ニュースがどう経済に関わるのか。それは安全保障だけではなく、原油価格の高騰を招く。しかも、日本は円安なので原油価格の高騰は厳しい。

上にも書いてあるが、日銀の利上げする理由にも繋がるわけだ。来週の証券市場は荒れそうな予感がするてやつだ。世界はグローバル化すればするほど、一つの大きな出来事が瞬く間に拡散していく。しかも、アメリカのバイデン大統領は秋に大統領選挙が控えている。ここでアメリカ市民の民意を得られないと選挙で不利となる。アメリカがイスラエルを支持することはアメリカ国民にとっては歓迎すべきなのか。歓迎されてないのか。民主党にとってはどうなのか。

まあ、バイデン氏もさすがにイスラエルにキレてるとおもうが、それでも支持しないといけない立場なんだろう。だが、イランがアメリカに警告しているように、イランとイスラエルの問題に首を突っ込むことは戦争拡大につながる。アメリカはイランと戦争したいのか。

来週は市場が荒れそうなのでその手のニュースが増えそうだな。イスラエルがイランに報復するなら、戦火は拡大する。

そして、もう一つ重要なのは対中国包囲網に「フィリピン」が正式に加わったことだ。これは日本も関わっているのだが、もちろん、韓国さんは仲間はずれです。これは訪米している岸田総理と、アメリカのバイデン大統領、フィリピンのマルコス大統領の三カ国会議で出てきたことだ。

「南シナ海でフィリピンに対するいかなる攻撃にも米国とフィリピンの相互防衛条約が発動されるだろう」(バイデン米大統領)

11日(現地時間)、米ホワイトハウスで、米国、日本、フィリピンの3ヵ国首脳会議が初めて開かれた中、3国は南シナ海で領有権争いを繰り広げている中国に強い警告を送った。米国は3ヵ国の安全保障協力枠組みを設け、クワッド(QUAD)、オーカス(AUKUS)と共に「対中国格子型(lattice)安全保障体系」を構築したと評価されている。

バイデン大統領と岸田文雄首相、フィリピンのマルコス大統領は、会談後に発表した「共同ビジョン声明」で、「南シナ海での中国の危険で攻撃的な行動に深刻な懸念を表明する」とし、「3国は合同演習など国防協力を進める」と明らかにした。これにより、3国は来年から海上訓練など3ヵ国海洋協議を行う計画だ。

3ヵ国首脳会議の発足で、米国はより緊密に中国を封鎖するアジア太平洋の安全保障体制を整えることになった。米国、日本、インド、オーストラリアが参加するクワッドと米国、英国、オーストラリアの安全保障同盟であるオーカス、韓米日3ヵ国協力など既存の構図まで考慮すると、太平洋と北東アジア、東南アジアをつなぐ多国間協力体を完成させたからだ。さらに、3国はフィリピンのインフラ施設への投資を促進する「グローバルインフラストラクチャパートナーシップ(PGI)ルソン回廊」も立ち上げ、中国の経済拡大を牽制する計画だ。

岸田氏は同日、米上下両院合同会議での演説でも、中国について「対外的な姿勢や軍事動向は、日本だけでなく、国際社会全体の平和と安定にとっても、これまでにない最大の戦略的な挑戦をもたらしている」と強調した。また、「東アジアでは、核兵器拡散の差し迫った危険が存在している」とし、「北朝鮮による核・ミサイル計画は、直接的な脅威」と強調した。さらに、北朝鮮はロシアの「侵略戦争まで支援」するなど、「地域を越えたインパクトをもたらしている」と非難した。

米日比3国「南シナ海相互防衛条約を発動」 | 東亜日報 (donga.com)

このように中国を切れない韓国はアメリカや日本から完全にはしごを外されている。でも、ちょうど韓国はこれからレッドチームに戻るんだから良かったんじゃないか。中国の近隣諸国への野心的な態度、特に海底資源を巡る争いに警戒するようになった。

米国は3ヵ国の安全保障協力枠組みを設け、クワッド(QUAD)、オーカス(AUKUS)と共に「対中国格子型(lattice)安全保障体系」を構築したと評価されている。

この動きは非常に重要な意味をもってくる。日本はオーカスには参加していないが、今後、これらにも加わる可能性が取り沙汰されている。

3ヵ国首脳会議の発足で、米国はより緊密に中国を封鎖するアジア太平洋の安全保障体制を整えることになった。米国、日本、インド、オーストラリアが参加するクワッドと米国、英国、オーストラリアの安全保障同盟であるオーカス、韓米日3ヵ国協力など既存の構図まで考慮すると、太平洋と北東アジア、東南アジアをつなぐ多国間協力体を完成させたからだ。

まさに巨大な対中包囲網の完成である。結局、世界はアメリカ側と中国側の二極化していく。ここで注目なのはアメリカに同盟国であるはずの韓国が何一つ、この枠組みにいないことだ。そしてレームダック化したユン氏がこの枠組みに参加することは土台無理な話だ。中国が激怒して韓国に報復するレベルの裏切り行為になるからな。

それでは本題にはいろうか。

韓国の総選挙は与党の歴史的大敗だったわけだが、もう一つ経済的に重要なのはばらまき公約である。これについて選挙前に何度か確認してきたが、さすがに韓国人は予算も当てられないばらまき公約の総額は277兆ウォンらしい。すげえな。日本円で約29兆円ぐらいだが、何処にそんな金があるんだろうな。

では、記事を引用しよう。

第22代総選挙当選者のインフラ公約を履行するのに、推計可能な費用だけで278兆ウォンに達することが分かった。広域急行鉄道(GTX)駅を追加建設したり、道路や鉄道の開通、様々な特区の造成などの公約が相次いだ。財政環境と実現可能性なしに乱発された公約は、地域間対立を誘発し、政治に対する国民の信頼を落とす恐れがあるという指摘が提起されている。

12日、韓国マニフェスト実践本部と東亜(トンア)日報が、「4・10総選挙」当選者の主要公約を分析した結果、インフラ公約履行の財源だけで277兆8693億ウォンであることが分かった。大韓民国の今年の予算605兆ウォンの45%を上回る。これは、選挙区当選者254人のうち、5大主要公約と公約履行にかかる財政報告書をマニフェスト実践本部に提出した166人を対象に集計した数値だ。政党別では、最大野党「共に民主党」が107人、与党「国民の力」が59人だ。

当選者のインフラ公約件数は616件で、5大主要公約全体(823件)の74.8%だった。このうち、費用推計すらされていない公約が378件(61.3%)だった。このような公約の費用まで加えれば、全体所要財源ははるかに増えることになる。

今回の総選挙では、政府のGTX開通や拡張計画とあいまって、選挙区別のGTX公約が我先に殺到した。GTX・D路線が始まる仁川(インチョン)選挙区の6人の当選者のうち5人は、予備妥当性調査の免除を公約に掲げており、鉄道や道路拡充および開設など交通インフラ公約だけで28件を出した候補もいた。マニフェスト実践本部のイ・グァンジェ事務総長は、「財源を考慮しない無責任な公約が乱発されれば、今後の国政運営の過程で財政配分に混乱が生じるしかない」と批判した。

総選挙当選者のインフラ公約が計616件、少なくとも277兆が必要 | 東亜日報 (donga.com)

12日、韓国マニフェスト実践本部と東亜(トンア)日報が、「4・10総選挙」当選者の主要公約を分析した結果、インフラ公約履行の財源だけで277兆8693億ウォンであることが分かった。大韓民国の今年の予算605兆ウォンの45%を上回る。

凄いな。予算の45%上回るとか。ただでさえ、税収不足で韓国政府の財政は火の車なのに。ばらまき公約ばかり。で、どうするんですか?まさか、選挙が終わったから無効とかいいだすんですかね。いやあ、楽しみですね。45%もどこから予算をつけてくるのか。もちろん、国民を裏切るようなことはしませんよね。与党も野党もね。しかし、勝手に滅んでいくという。でも、どうせなら日本がトドメを刺して欲しいな。