日別アーカイブ: 2024年4月16日

韓国 外国為替当局、為替相場の急上昇を受けて口先介入…「外国為替需給に格別の警戒心」

韓国 今、世界の証券市場は中東情勢緊迫化と米金利動向の二つで大きく揺れている。イランがイスラエルに報復したことで、今週、証券市場は荒れる予感はしていたのだ。でも、まだ火曜日なんだぜ。今週は水曜日、木曜日、金曜日とあるんだ。それなのに今日、火曜日の日経平均が酷い。39000円を割れたと思ったら、もう、38000円が見えてきたという。恐ろしい速読で証券市場が動いている。

まずは日経平均を確認しようか。

きょうの東京株式市場で日経平均株価は一時900円以上値下がりし、3万8300円台まで下落しました。3万8500円を割り込むのは3月14日以来、1か月ぶりです。きっかけはアメリカの株安です。

日本時間の15日に発表されたアメリカの3月の小売売上高が市場の予想を上回ったことで、FRBによる利下げの開始が遅れるとの見方が強まり、アメリカの長期金利が上昇しました。

これを受けて、前日のニューヨーク株式市場ではハイテク関連株を中心に売り注文が膨らみ、ダウ平均株価はおよそ3か月ぶりの安値をつけました。

東京市場でも、この流れを引き継いだほか、国内の長期金利が一時0.875%とおよそ5か月ぶりの高水準まで上昇したことや中東情勢の緊迫感も株価の重しとなっています。

日経平均終値、761円安の3万8471円…下げ幅一時900円超に(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース

なんと今日だけで761円も安くなって38471円である。この中で重要なのがアメリカの3月の小売売上高である。これも見ておく必要がある。韓国経済に関わってないと思うかもしれないが、実際、もの凄く関係している。

なぜならアメリカの金利動向は日本だけではなく、韓国や中国、欧州などあらゆる場所に飛び火するためだ。例えば、今日の11時32分頃にウォンは1400を一時的に超えた。1400を越えて韓銀砲を撃ったようで、16日の夕方には1395ウォンとなっている。これも全てアメリカの小売売上高から米国債金利急騰が関係しているのだ。マジかよと思うかもしれないが、本当です。日経平均株価や円が急落している理由はも米利下げがどんどん遅れそうな観測がでているためだ。

では、米小売売上高を見ておこう。

【ニューヨーク=西邨紘子】米商務省が15日発表した3月の米小売売上高(速報値、季節調整済み)は、前月比0.7%増の7095億9000万ドル(約109兆円)だった。市場の予想(0.3%増)を上回り、2カ月連続で前月比プラスとなった。

同時発表の2月の確報値も上方修正し、0.9%増とした。好調な雇用市場を背景とした米消費の底堅さが改めて確認された。

業種別ではオンライン小売りを含む「無店舗小売り」が2.7%増で、伸びが最も大きかった。ガソリン価格の上昇を背景に、ガソリンスタンドが2.1%増と続いた。

食料品、外食への支出も前月から小幅に上昇。ホームセンターも0.7%増で前月比プラスだった。

一方、スポーツ・趣味用品(1.8%減)、衣類(1.6%減)、電子機器(1.2%減)は、それぞれ前月比で1%を超える減少となった。自動車・部品も0.7%減と前月比でマイナスだった。

米労働省が10日発表した3月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3.5%上昇し、消費者物価の高止まりを示した。長引くインフレでガソリンや食品など、生活必需品への支出が拡大する中、米消費者が不要不急の消費を抑えている様子もうかがえる。

ただ、3月の米雇用統計で、非農業部門の雇用者数は市場予想を上回るペースで伸びており、米雇用は引き続き好調だ。

米銀バンク・オブ・アメリカ(BoA)は自社のクレジットカードなどの利用状況に基づく3月の消費動向の分析リポートで、同月の米世帯の税引き後収入の伸びが「2023年の年初以来、最も高い水準だった」と指摘。雇用環境と賃金上昇が「消費者支出の勢いを維持した」と分析した。

一部で家賃の上昇圧力に弱まりが見られ「賃貸住宅の居住者に、支出拡大の傾向が見られる」(BoA)とも指摘している。

3月の米小売売上高0.7%増、予想上回る 雇用が下支え – 日本経済新聞 (nikkei.com)

見ての通り小売売上高が0.7%増という良いニュースなのだが、それによってアメリカの景気は悪くない。インフレが再燃する。だから、米国債10年利回りが4.7%まで上昇している。本当に利下げするなら、普通はもっと下がっているはずなのに、むしろ、10年もので4.7%は異常だ。しかし、アメリカの景気は強いな。クレジットカードの消費もバンバン増えているじゃないか。

一方、スポーツ・趣味用品(1.8%減)、衣類(1.6%減)、電子機器(1.2%減)は、それぞれ前月比で1%を超える減少となった。自動車・部品も0.7%減と前月比でマイナスだった。

ただ、景気が良いだけではなく、アメリカの消費者は趣味やら電子機器などには消費を抑えている。自動車も減少している。そういえば、テスラが大量の解雇を実施していた。電気自動車もどんどんオワコンになって、テスラも人員10%も削減するまで追い詰められていると。

それで気になるのは今後の円動向だろう。ゴールドマンサックス予想の3ヶ月で155円なんて行かないと思っていたら、もう、154円だからな。あれ?日銀って利上げしたんじゃかったですか?マイナス金利をやめたんじゃなかったのか。なんか利上げする前より酷くなっているんだよな。

それで財務大臣はどうみているのか。

(ブルームバーグ): 足元で円が1ドル=154円台と約34年ぶりの安値圏で推移する中、16日の閣議後会見での鈴木俊一財務相の発言は「しっかり注視している」と踏み込み不足にとどまり、為替への反応は限定的だった。市場では介入への警戒感が強まっているが、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議など一連の国際会議を前に日本は動きにくいとの見方も出ている。

鈴木財務相は、為替の動向に対して「必要に応じて万全の態勢、対応をしっかりやっていきたい」と述べた。足元の動きは過度か、急激かという問いに対しては、「まさに万全の対応を取ることであり、そこの見解を私が言うことはふさわしくない」と述べるにとどめた。

15日の外国為替市場で円は米国時間に一時154円45銭と、1990年6月以来の安値を更新した。同日発表された米国の小売売上高が市場予想を上回り、米経済の堅調さが示されたことを受けて金利が上昇し、ドルが買われた。日本の為替介入への警戒感が強まる中、市場では通貨当局の発言が注視されている。

ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストは、為替介入に関して、「思っていたよりもなかなか介入しないというのが率直な感想」と指摘。「投機筋のポジションも非常に大きく円売りに傾いている。投機的とも言いやすくなっており、そろそろなのではないか」との見方を示した。ただ、G20が介入を手控えさせる要因になっている可能性はあるともみている。

為替「しっかり注視」と財務相、G20前に介入動きにくいとの見方も (msn.com)

なるほど。未だに日銀砲を撃たないのはG20など国際会議があるからか。だとしたら、もっと下がるんじゃないですかね。

韓国のアリさん、昨年から円テクで儲けようと円を集めているんですよね。140円台ぐらいで買って円高を待っているそうだが、もう、154円ですよ。今、どんな気持ちですか?今は追証の嵐で大損失でも、証拠金を入れて我慢すれば、いずれは円高になる!そう思ってたら,もう14円ですよ。これはもう死んでますよね。

レバレッジや掛け金次第では、数百万、数千万とかそんな桁の損失が一般人でも発生しているんじゃないか。どう見ても立ち直れないレベルの損失となっていると思いますが、まだ夢をみるんですかね?そんな簡単に「円高」になるなんて思うほどどうかしていると。

では、記事を引用しよう。

ソウル外国為替市場のウォン相場が1ドル=1400ウォン台を記録した16日、韓国当局が外国為替変動性緩和のための口先介入に出た。この日、企画財政部・韓国銀行は共同でメッセージを出して「外国為替当局は為替相場の動き、外国為替の需給などに対して格別の警戒感を持って鋭意注視している」と明らかにした。

あわせて「行き過ぎた外国為替市場の偏重現象は韓国経済に望ましくない」と付け加えた。この日のメッセージは企財部の慎重範(シン・ジュンボム)国際金融局長、韓国銀行のオ・グムファ国際局長の名義で配布された。

この日ソウル外国為替市場で対ドルのウォン相場は前営業日に比べて15ウォンのウォン安ドル高となり、一時1400ウォン水準を記録した。取引は5.9ウォン安の1389.9ウォンで始まり午後3時4分現在1393.3ウォンを記録している。

これに先立ち、企画財政部の金秉煥(キム・ビョンファン)第1次官はこの日午前「関係部署合同非常状況点検会議」を開いて「政府は関係機関合同非常対応班を通じて毎日状況を点検し、金融・実物動向を24時間モニタリングしている」とし「市場が過度な変動性を見せる場合には即座に、かつ果敢に措置を取る」と述べた。

1ドル=1400ウォン台を記録したのは1990年為替レート変動制導入以降、これまで3回しかなかった。▽1997年12月~1998年6月▽2008年11月~2009年3月▽2022年9~11月などだ。当時の最高値は1413.5ウォン、終値は1401.2ウォンだった。

ウォン安ドル高はイランがイスラエルに対してドローンとミサイル攻撃を敢行してイスラエルとイラン間の葛藤が深まり、国際原油価格上昇に対する懸念が高まったことで触発された。

韓国外国為替当局、為替相場の急上昇を受けて口先介入…「外国為替需給に格別の警戒心」 | Joongang Ilbo | 中央日報 (joins.com)

大丈夫大丈夫。これから韓国は1400がニューノーマルの時代だから。円がこのまま日銀砲も撃たずに介入しなければ、ウォンはどんどん下がるはずだ。必死に韓銀砲を撃って1400を食い止めようとしているが、そんなへなちょこ砲では押し返すのは難しいだろうな。

ついでにコスピを見ておくと、2700あったコスピは気がつけば2600近くまで下がっている。もう、2600割れることだ。ウォン・株安・債券安とまさにトリプルショックてやつだ。でも、実際、韓国がやれることはなにもない。アメリカのFRBが利下げしてくれるとことを祈るしかないのだ。むしろ、利下げどころか、利上げする観測までありますけどね!そうなってしまえば、ウォンは1450、1500とさらなる最安値を突破することになるだろう。

これに先立ち、企画財政部の金秉煥(キム・ビョンファン)第1次官はこの日午前「関係部署合同非常状況点検会議」を開いて「政府は関係機関合同非常対応班を通じて毎日状況を点検し、金融・実物動向を24時間モニタリングしている」とし「市場が過度な変動性を見せる場合には即座に、かつ果敢に措置を取る」と述べた。

口先介入ではなくて毎日、必死にドルを溶かしているだろう。24時間モニタリングしているとか。どうでもいいですが。そんなんでヘッジファンドがびびるとおもってるのか。韓国が使えるドルなんてたいした金額でもないのだからな。焼け石に水ってやつだ。

だが、ここで緊急ニュースがある。まさかの「韓国F1GP」が復活するかもしれない。おいおい、韓国から脱出F1レーサーのレースがまた見られるというのか!ゲームで作った韓国コースの方が出来が良いとか、冷蔵庫に一年前の食べ物がはいっていたとか、我々を盛大に楽しませてくれた、あの超エンタメの韓国F1GPが帰ってくるのか。

では、記事を引用しよう。

韓国で再びF1を開催するための取り組みが始まっており、F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、実現に向けて協力していきたいと語った。

 仁川は、韓国GPの復活に向けたF1のお気に入りの開催地のようであり、仁川市長のユ・ジョンボク氏はドメニカリの主賓として日本GPを訪問していた。ふたりは、F1の韓国のパートナーであるテファ・ホールディングスのカン・ナヨン会長も出席した会議において、仁川がF1のストリートレースを開催するための5年間の契約に向けた基本合意書を締結したとされている。

 最初の韓国GPは、首都ソウルから車で約4時間かかる霊岩郡で開催された。その最寄りの都市である木浦では、訪れたファンたちは言うまでもなく、F1コミュニティにとっても宿泊施設が大幅に不足していたが、一方の仁川は首都から目と鼻の先にあり、韓国最大の国際空港がある地域だ。

 ジョンボク市長は次のように説明した。

「仁川空港や仁川港などの交通網があり、複合カジノリゾートなどの高級宿泊施設も多数ある仁川は、F1を開催するのに最適な場所だ」

「仁川でF1を開催するための本格的な議論を間もなく開始する」

 ドメニカリはジョンボク市長と彼のスタッフのために鈴鹿の施設をすべて案内する見学会を設け、F1がグランプリを開催するにあたって必要なものを把握するための手助けをした。

「ユ・ジョンボク市長が日本GPを直接訪問し、F1誘致の意向を積極的に表明してくれたことに感謝したい」とドメニカリは次のように述べた。

「F1仁川GPに多くの注目を集め、成功裏に開催するために協力していきたい。私はできるだけ早く仁川を訪問し、フォローアップのための話し合いを行うつもりだ」

韓国でのF1開催復活に向け、仁川が名乗りをあげる。市長はドメニカリCEOとともに日本GPを視察 | F1 | autosport web (as-web.jp)

F1ドライバーには気の毒だが,是非とも,あの熱いエンタメを復活させてほしい。しかし、韓国って結局、F1の開催料を払えたのか。なんか値引きしようとしていたのを覚えているが、その後、何のニュースもなかったんだが。まあ、何はともあれ注目のエンタメが復活、大いに盛り上がるはずだ。