韓国経済、サムスン、グーグルに助け求める―アップル訴訟

韓国経済、サムスン、グーグルに助け求める―アップル訴訟

記事要約:韓国のサムスンと米アップルが長年争っている特許訴訟。最近、アップルが新たに2200億円の賠償金を要求したわけだが、次はなんとGoogle参戦である。気になるのは次の文章だ。

>同副社長はサムスンやその他スマートフォンメーカー各社が使っているアンドロイドの技術開発を担当している。同副社長は、アップルが2007年にアイフォーンを導入する以前にグーグルは係争対象となっているソフトウエアの機能の多くを開発済みだったと述べた。

これについては本当かどうかは疑わしい。仮にGoogleが多くのソフトフェアを開発済みだとすれば、それだとアップルより後に出した理由が説明できない。明らかにサムスンのスマートフォンにはアップルが先に出した機能が数多く含まれていた。それをGoogleが開発していたから使ったのでコピーではないというのは、かなりおかしな反論である。もちろん、Googleはこの裁判でアップルに訴えられているわけではない。しかし、この証言は危ういだろう。今度はGoogleがアップルに訴えられる可能性が出てきた。

ちなみにサムスンを擁護すれば例の法則は免れない。だた、Googleは新しいソフトフェア機能開発をサムスンと共同で行っていないようだ。

2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

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【サンノゼ(米カリフォルニア州)】韓国のサムスン電子は、同社を相手取った米アップルの特許侵害訴訟で、アップルの言い分に対する反対弁論を開始 し、米グーグルに助けを求めた。グーグル幹部は、自社の基本ソフト(OS)であるアンドロイドの開発にあたりアップルのアイフォーン(iPhone)から 一切コピーしなかったと主張した。

情報技術(IT)の両雄であるサムスンとアップル両社間の特許侵害訴訟は6日目に入り、グーグルのヒロシ・ロックハイマー副社長がサムスン側証人 として証言台に立った。同副社長はサムスンやその他スマートフォンメーカー各社が使っているアンドロイドの技術開発を担当している。同副社長は、アップル が2007年にアイフォーンを導入する以前にグーグルは係争対象となっているソフトウエアの機能の多くを開発済みだったと述べた。

ロックハイマー副社長は「わが社はわが社固有のアイデンティティー(独自性)を持ちたいし、わが社固有のアイデアを持ちたい」と述べ、グーグルは携帯電話用のOSを2005年に開発し始めていたと語った。同副社長は06年に開発チームに加わった。

グーグル幹部の証言という訴訟参加は、アップルとサムスンの間の長年の特許紛争に新たな要素を加えるものだ。グーグルの無料OSであるアンドロイ ドは、メーカー各社がアイフォーンを連想させる機能を多く備えたスマートフォンの開発の手助けになった。しかしグーグルはこの訴訟ではおおむね黒子役だ。 アップルはグーグルを相手取って訴訟を起こしておらず、アンドロイド搭載の携帯電話を売っているサムスンや台湾の宏達国際電子(HTC)などハードウエア 企業を標的に選んだからだ。

サムスンの弁護人は、グーグルが問題となっている機能をサムスンとは全く独立して開発したと主張しようと試みた。これに対しアップルは、グーグルはこの裁判の被告ではないとし、アイフォーンをコピーしようと決定したのはサムスンだと論じた。

グーグル幹部の証言は、シリコンバレー・コネクションをサムスン側に提供する一助になっている。裁判の審理はカリフォルニア州クパーチノにあるア ルアップル本社から南にわずか10マイル(約16キロ)しか離れていないサンノゼ連邦地裁で行われており、サムスンは、証言を聞いている陪審団を説得して 味方に引き込む必要があるからだ。同じ裁判所で展開された前回の訴訟で、陪審団はサムスン敗訴の評決を出している。

今回の審理の陪審団は、アップルの保有しているソフトウエア特許をサムスンが侵害したかどうか判断する。アップルは約22億ドル(約2230億 円)の賠償を求めている。サムスンは、訴訟で係争対象となっている5つの特許のうち4つは、グーグルが既に開発していた機能だと主張している。

アップルは11日、グーグル幹部の証言に先立ち、エコノミストで損害賠償の専門家クリストファー・ベルトゥーロ氏を呼び、損害賠償がなぜ22億ド ルとするのが妥当かを説明させた。ベルトゥーロ氏は、特許侵害でアップルが被ったコストとして、「逸失利益」が10億7000万ドル、追加的な「合理的ロ イヤルティー」が11億2000万ドルになると述べた。

アップルの技術者たちはアイフォーン開発でアップルがいかに多くの時間を費やしたか説明しているが、グーグルのロックハイマー副社長も、これと似 たような証言をした。同副社長は、アンドロイドは小さなチームが考案し、開発に至るまでに週80時間も費やしたと述べ、「われわれは一生懸命に取り組ん だ。それは一から始めるような作業だった」と語った。

同副社長はまた、携帯電話用のOSを開発するとのグーグルの意図について初期の会合でメーカー各社が非常に驚いていたと回顧した。

同副社長は「彼らはわれわれが冗談を言っているのではないと直ちに認識した」と述べた。

サムスンの弁護人はまた、グーグルとサムスン両社が、パートナー同士とはいえ、新しいソフトウエア機能の開発にあたって協力していないことを浮き 彫りにしようと努めた。ロックハイマー氏は、サムスンがアンドロイドに特殊な変更を要請した時が何度かあるが、グーグルはこれを拒否したと述べた。

(http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702303433504579500321021798010.html)

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