韓国経済、韓国のICT輸出、半導体が58.9%…過去最高
記事要約:韓国経済の今後を占う上で試金石となるのが、今は半導体である。この需要が高まったことで韓国のICT輸出で半導体が占める割合は58.9%と過去最高とのこと。一見、良さそうなニュースなのだが、裏を返せば韓国のICT輸出は半導体が6割占めており、大きく依存していることになる。
>これは昨年から始まった世界的な半導体好況の影響が大きい。5月の半導体輸出額は109億4000万ドルと、前年同月比43.5%増えた。ICT輸出全体で半導体が占める比率は58.9%にのぼる。わずか1年間に9.4%ポイントも増えた。
昨年から始まった半導体需要の大幅増が韓国の半導体輸出を一気に増加させた。サムスン電子の株価が2倍になったので、管理人は驚いたわけだが、今年のまだまだ半導体輸出は増えているようだ。だが、サムスン電子の株価を見ると、既にピークは過ぎ去っている。
これが一年のサムスン電子の株価。今年2月に1対50で株式の分割があったので、230万あった株価が47250ウォンになってて驚いているかもしれないが、元の数値を知りたければ、今の数値から50をかければいい。
だから、47250×50=2362500となる。これが分割前の数値。
説明は以上だが、注目なのは株価のピークが2017年の2682000だということ。これを50で割ると、53640ウォンとなる。つまり、今より6000ウォンほど高かったわけだ。半導体需要でサムスン電子の株は確かにすさまじい上げ方をしたわけだが、その勢いは止まっている。
これは半導体で稼げるのはそこまで長くはないという投資家の判断であろう。投資家は数年先の事業がどうなるかを見て投資を判断することが多い。実際、どうなるかは蓋を開けてみないとわからないが、やはり、中国勢の半導体工場が稼働すればこの勢いは止まると。管理人は数年は半導体需要は続くと思う。さっき、スマホの進化の頭打ちの話をしたが、スマホそのものはこれからも新作は出てくるので、頭打ち=半導体需要の減少にはならない。おそらく時期は結構ずれるだろう。
それと、スマホ以外でも半導体はタブレット、ノートパソコン、PCなど、様々な製品に使うので、一気に価格破壊が起きるかは難しい。後は仮想通貨のマイニング需要もあるからな。仮想通貨に注目しているのは、ビットコインの韓国若者の投資増加だけではなく、半導体需要にも一枚、噛んでいるので、わりとバラバラに取り上げている記事は点のように最初は思えるが、実は点と点を繋いでいけば、そこにはサムスン電子の行方、その後に韓国経済の見通しへの「分析」となっている。
最近、韓国経済にとって悪い材料のニュースをメディアは頻繁に流すが、実際、どうなのかというのが、おそらく、読者が知りたいことだろう。そこは管理人も同じでこういうニュースからどのように読み取っていくのかを模索している。
ただ、韓国経済の規模はかなり大きくなっているので、今までは全体像の把握と個々の把握というのを並行して取り上げているので、それについては管理人も、もっとわかりやすく伝えられないかと考えている。
今回のニュースは半導体という個々の把握となるわけだが、経済の指標は全体像の把握となるわけで、これに外交や社会も加えて、4つに分けられるのだ。
韓国政治(外交、政策、軍事など)
韓国経済(統計などの全体像)
韓国経済(ジャンルなどの個々)
韓国社会(スポーツ、事件や事故など)
なので、タイトルで4つに分けても良いんじゃないかなというのが、管理人の考えているところだ。今まで、すべて「韓国経済」でまとめていたのだが、記事も7000件も超えたので、もう少し細分化しようかなと。
こうすれば、いったい、どういう記事なのかがタイトルで判断しやすくなるような、ならないような…。自分が探している情報にたどり着きやすくなれば時間短縮にも繋がるかと。なので、これから試験的にやってみる。行く行くはもっと細分化して、関連記事で全ての記事が閲覧できるようにしたいが。難しいだろうな。
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〔北朝鮮、韓国、朝鮮半島有事〕のまとめ
韓国経済、韓国のICT輸出、半導体が58.9%…過去最高
韓国の情報通信技術(ICT)輸出で半導体が占める比率が過去最高となった。半導体輸出への依存度がいつよりも大きいということだ。
科学技術情報通信部・統計庁によると、5月のICT輸出額は185億7000万ドルと、前年同月比20.6%増えた。過去4番目に大きい金額だ。ICT輸出額は2016年12月から18カ月連続で2けた増加率が続いている。
これは昨年から始まった世界的な半導体好況の影響が大きい。5月の半導体輸出額は109億4000万ドルと、前年同月比43.5%増えた。ICT輸出全体で半導体が占める比率は58.9%にのぼる。わずか1年間に9.4%ポイントも増えた。
これは1996年に関連統計の作成を開始して以降、最も高い数値だ。2008年末に23.5%だったこの比率はその後上昇を続け、昨年初めに40%を超え、今では60%に迫っている。
今年1-5月の韓国の全体輸出金額は2464億ドルであり、ICT輸出(883億ドル)比率は35.9%にのぼる。半導体景気が悪化すれば半導体の輸出が減少し、連鎖的にICTの輸出、さらに韓国全体の輸出が減少するという懸念が強まっている理由だ。
現代経済研究院は最近の報告書で「今後の輸出景気は半導体産業の行方に左右される可能性がある」とし「中国など後発企業の新規供給が本格化すれば、半導体市場の成長の勢いが徐々に弱まると考えられる」と指摘した。また報告書は「海外マーケティング強化、ブランドイメージ改善など非価格競争力を高め、特定商品への依存度を低めるのがよい」と助言した。
(http://japanese.joins.com/article/399/242399.html?servcode=300§code=300)