韓国経済、〔想定内〕「低成長のわな」にはまり、急速に老いる韓国経済
記事要約:ここ1年、管理人は韓国経済の景気の動向については慎重に言葉を選んで述べてきた。しかし、設備投資が半年間、マイナスという指標が出た以上は、韓国経済に不況が訪れたことは確定した。後はこの不況をいつ抜け出すことができるのかというのが次の管理人の焦点となる。
景気というのは波があると何度か解説してきたわけだが、問題はこのグラフ通りのような綺麗な山ではないてことだ。なぜなら、韓国はここから日本の失われた20年を経験することになるからだ。その1つが流動性の罠である。
流動性の罠とは、金融緩和により利子率が一定水準以下に低下した場合、投機的動機に基づく貨幣需要が無限大となり、通常の金融政策が効力を失うことをいう。今の韓国は低金利なので、通常の金融政策の効果があげにくいといえる。
なら、金利を上げればいいと思うかもしれないが、金利を上げれば負債が増加する。不景気。失業者が多い、今の状況で金利を上げるのは逆効果になるのだが、米国は金利を上げればそうもいってられない。キャピタルフライトが迫っているからだ。
つまり、金利を満足にも上げられないので流動性の罠に韓国はかかり続けることになる。それが日本の失われた20年と呼ばれるようになる。実際、日本経済だからこそ、20年ほど耐えてきたが、韓国が20年も耐えられるわけがない。だから、もう、どうしようもない。お手上げである。低成長の罠とかいっている場合ではない。2020年、韓国経済破綻予想へと確実に進んでいるわけだ。
それなのに、日本に対して喧嘩売ることしかしないのだから、よほど自分で滅びたいんだろう。大丈夫だ。葬式代ぐらい日本も出す。二度目のIMFからな。それ以外の通貨スワップ協定とかは全てお断りだ。
>韓国銀行は、今年の韓国の経済成長率の見込み値をわずか3カ月で0.2ポイント下げ、2.7%の成長にとどまるだろうと発表した。昨年は3%台という弾むような成長の勢いだったが、わずか1年で終わり、経済がきちんと回復もしていない状態で下落傾向へと転じたという意味だ。
2017年は世界的な半導体需要もあり、米国の景気回復、原油高と韓国経済にとってボーナスタイムだった。それで3%成長できたことをホルホルしていたが、それは1年も続かないと。明らかに邪魔したのは無能な文在寅大統領だが。そもそも、雇用対策に2兆円かけて雇用を減らすようではどうしようもない。無能なのだ。それなら国民2兆円ばらまいた方が良かったんじゃないか。
>また韓銀は、雇用増加の見込み値も当初の26万人から18万人に減らし、さらに9万人に落とした。昨年の3分の1にもならない数字だ。世界経済は昨年に続いて今年も3.7%成長(IMF〈国際通貨基金〉の見込み値)という好況を享受しているのに、韓国だけは沈滞が加速しており、世界平均との格差は一段と広がっている。韓国より2倍も豊かな米国の成長率(見込み値で2.9%)にも逆転されるに至った。
確か、最近のNEWSだと106万人ほどの失業だったか。世界的に好況なのだから、本来、輸出依存の韓国経済は強いはずなんだよな。それが文在寅大統領によって、低速させられたと。もっとも、文在寅大統領の責任だけではないのだが。要は経済対策ブレイン全員が無能なのだ。
>さらに深刻な問題は、韓銀の見込み値2.7%が、韓国経済の成長能力を意味する潜在成長率2.8%にも届かないという点だ。物価上昇などを誘発せずに達成できる潜在成長率より低いということは、経済の成果が最小限の基本にも達していないという意味になる。
その経済成長も借金漬けだからな。不動産投資をしている韓国人が大半だが、その不動産価格にも規制が入る。来年の不動産価格が楽しみだな。不動産価格の値下がりでどれだけの資産価値が目減りするんだろうな。
>米国・日本など先進国とは異なり韓国経済は、まだしばらくはもっと成長しなければならない未成熟な経済だ。にもかかわらず、潜在成長率すら達成できず、2%台の低成長が構造的に定着するだろうという恐れが強まっている。先進経済圏に進入できていない状態で経済成長の場が閉ざされ、急速に「老いて」いるというわけだ。
元々、延命治療を続けてきた韓国経済がこうなることは自明の理だった。10年前から中国の台頭は予言されていた。にも、関わらず、やったことは為替操作とダンピングだものな。そんな歪なやり方がいつまでも通じるわけないだろう。
韓国経済はもう末期癌なのだ。後は死ぬのを見届けるしかないところまで来ている。手術するには財閥解体や労働組合の規制などが必要となる。どれも現政権ではできないだろう。
>韓国経済の低成長は、2000年代以降に構造改革と体質改善に失敗したことが積み重なった結果だ。歴代政権はいずれも政治の論理にとらわれ、限界産業の構造調整をおろそかにし、新産業育成のための産業戦略樹立を怠った。2世、3世体制へと移っていく大企業は起業家精神を失っていくのに、これを代替し得る新たな産業動力を掘り出すことができなかった。
そりゃそうだ。日本から機械と部品を買い、組み立てて輸出するだけしかしてこなかった。確かにそれで食えるかもしれないが、その先があるはずはないだろう。韓国がそんな愚かなことをしているうちに、世界の企業は様々な分野の研究を進めてきた。そもそも日本の技術をぱくれなくなったら、それで成長が止まったと。
>その上、所得主導という現政権の「偽りの」成長政策が低成長を一段と強めている。市場を活性化して企業の活力を育むのではなく、税金をばらまくことで全てを解決しようとする逆コース政策へと走り出した。
別に所得主導成長が悪いとは言えないな。製造業や自営業に今まで奴隷のように扱われている韓国人の最低賃金を引き上げないと、結局、奴隷のままだからだ。最低賃金引き上げなくても奴隷のままで良いなら話は別だが。でも、経済格差が深刻化するだけで、やはり、未来はない。所得主導成長も、導入期は混乱する。だが、5年ぐらい経てばなんとかなるだろう。それまで韓国経済が持ちそうにないが。
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韓国経済、〔想定内〕「低成長のわな」にはまり、急速に老いる韓国経済
韓国銀行は、今年の韓国の経済成長率の見込み値をわずか3カ月で0.2ポイント下げ、2.7%の成長にとどまるだろうと発表した。昨年は3%台という弾むような成長の勢いだったが、わずか1年で終わり、経済がきちんと回復もしていない状態で下落傾向へと転じたという意味だ。また韓銀は、雇用増加の見込み値も当初の26万人から18万人に減らし、さらに9万人に落とした。昨年の3分の1にもならない数字だ。
世界経済は昨年に続いて今年も3.7%成長(IMF〈国際通貨基金〉の見込み値)という好況を享受しているのに、韓国だけは沈滞が加速しており、世界平均との格差は一段と広がっている。韓国より2倍も豊かな米国の成長率(見込み値で2.9%)にも逆転されるに至った。
さらに深刻な問題は、韓銀の見込み値2.7%が、韓国経済の成長能力を意味する潜在成長率2.8%にも届かないという点だ。物価上昇などを誘発せずに達成できる潜在成長率より低いということは、経済の成果が最小限の基本にも達していないという意味になる。米国・日本など先進国とは異なり韓国経済は、まだしばらくはもっと成長しなければならない未成熟な経済だ。にもかかわらず、潜在成長率すら達成できず、2%台の低成長が構造的に定着するだろうという恐れが強まっている。先進経済圏に進入できていない状態で経済成長の場が閉ざされ、急速に「老いて」いるというわけだ。
韓国経済の低成長は、2000年代以降に構造改革と体質改善に失敗したことが積み重なった結果だ。歴代政権はいずれも政治の論理にとらわれ、限界産業の構造調整をおろそかにし、新産業育成のための産業戦略樹立を怠った。2世、3世体制へと移っていく大企業は起業家精神を失っていくのに、これを代替し得る新たな産業動力を掘り出すことができなかった。
その上、所得主導という現政権の「偽りの」成長政策が低成長を一段と強めている。市場を活性化して企業の活力を育むのではなく、税金をばらまくことで全てを解決しようとする逆コース政策へと走り出した。最低賃金を急激に引き上げて庶民経済を冷え込ませ、反企業ドライブで産業競争力を落とすという自害行為をためらわなかった。規制の革新は言葉だけで、労働改革はあべこべな形で押し付けた。現政権になって設備投資がマイナスに転じ、成長率が落ちたのは、明白な政策失敗の結果だ。
にもかかわらず、政府は「経済は堅調な流れを維持している」と、相変わらずのんきなことを言っている。与党では「所得主導成長をもっと強力に推し進めたい」と言う。政府や自治体は、競って税金ばらまきのポピュリズムで韓国国民を中毒にしており、強硬で貴族的な労組は、腕章をはめた既得権勢力にでもなったかのように企業を締め上げている。グローバルコンサルティング企業「マッケンジー」の研究所長は、何日か前、韓国経済を「ゆでガエル」になぞらえ「鍋の温度は5年前よりも上がった」と評した。成長動力は消えつつあるのに、政府の誰も、真に成長のことを考えてはいない。
(http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/10/19/2018101900851_2.html)