韓国経済、金融不均衡より実物経済を懸念…韓銀、利上げの可能性低下

韓国経済、金融不均衡より実物経済を懸念…韓銀、利上げの可能性低下

記事要約:米国の利上げが遠のいたことで、韓国経済にとってはキャピタルフライトの可能性が低くなった。しかし、喜んでもいられないのが、米国や世界の景気後退が見え隠れしていることにある。

韓国は輸出で食べている国なので世界の景気の影響は受けやすい。そこに1番の輸出先である中国経済も鈍化の傾向も見られるわけだが、利上げの可能性が低下しても、輸出に追い風が吹いているとは言いにくい。

これはある意味のお得ともいえるが、世界経済を見る上で韓国経済を知っているのはある程度のアドバンテージを得られる。輸出国家なので輸出が順調なら、世界の景気は良いと判断することが可能だ。そして、世界景気が後退している兆候として半導体や自動車の輸出減少などを既に取り上げた。そういう意味では今年、1年で世界の景気が鈍化していく流れなのかもしれない。今回の記事はそんな予測が書いてある。

> 半面、世界的な景気減速と輸出鈍化の可能性は高まったという見方を示した。韓銀の関心が利上げ要因の「金融不均衡」から利下げ・据え置き要因の「実物経済への懸念」に変わったことで、年内利上げの可能性も低下したと分析される。 

世界の景気停滞、国内の自営業の破産や失業者の増加、むしろ、金利を下げないといけない条件が揃っている。それなら下げれば良いと思うかもしれないが、それだと米国との金利差が広がるんだよな。だから、米国が静観している間は、おそらく、韓国銀行は据え置きと判断するんじゃないか。

> 韓銀は通貨政策の方向を今年も維持することにした。しかし経済状況に対する認識には多くの変化があった。何よりも世界景気の減速と輸出鈍化の懸念が強まった。昨年11月は主な下方リスクとして雇用環境改善の遅延、消費心理の冷え込みなどに言及し、国内状況に重点を置いていた。しかし今回の報告書では主要国の景気減速、世界的な半導体需要悪化などを提示した。

韓国の場合は輸出が多いので、自営業などの少ない内需よりは影響が多いのは主要国の景気ということになる。先ほど、触れたとおり、中国、米国、EUが韓国のお得意様である。

米中の貿易対立は未だにどちらに転ぶかはわからない。なら、欧州はどうかというと、イギリスの合意なきEU脱出問題がある。他にも中東ならイランの問題とか、世界動向はわりと流動的であるが、そこに米朝首脳会談が27日、28日と入ってきた。そういう意味ではそれまでは傍観で正解だろうな。

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韓国経済、金融不均衡より実物経済を懸念…韓銀、利上げの可能性低下

韓国銀行(韓銀)が今年最初の通貨信用政策報告書を出し、昨年強調していた金融不均衡に対する懸念の表現を大幅に減らした。最近、住居価格が下落して貸出増加傾向が弱まり、家計負債問題が緩和したという判断が作用したとみられる。 

  半面、世界的な景気減速と輸出鈍化の可能性は高まったという見方を示した。韓銀の関心が利上げ要因の「金融不均衡」から利下げ・据え置き要因の「実物経済への懸念」に変わったことで、年内利上げの可能性も低下したと分析される。 

  韓銀は2月の通貨信用政策報告書を14日に国会に提出した。通貨信用政策報告書は韓銀の通貨信用政策と運用方向を反映している。韓銀が昨年11月末に政策金利を年1.75%から0.25%引き上げた後、初めての報告書だ。 

  韓銀は通貨政策の方向を今年も維持することにした。しかし経済状況に対する認識には多くの変化があった。何よりも世界景気の減速と輸出鈍化の懸念が強まった。昨年11月は主な下方リスクとして雇用環境改善の遅延、消費心理の冷え込みなどに言及し、国内状況に重点を置いていた。しかし今回の報告書では主要国の景気減速、世界的な半導体需要悪化などを提示した。 

  昨年までは米中貿易摩擦が韓国景気に及ぼす影響に注目した。今年はこれに加えて「米国など先進国経済悪化の懸念が金融市場に大きく反映されている」と強調した。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げ速度の調節を示唆したことについては「韓国経済にプラス要因」としながらも「速度調節は米国の景気減速懸念を背景にするだけにプラス要因を相殺する可能性がある」という見方を示した。 

  今回の報告書には景気への懸念が強調された半面、金融不均衡に対する言及はかなり減った。昨年11月の報告書では「金融不均衡に対する懸念が強まり、通貨政策の対応が必要だという意見が提起される」とし、利上げの可能性を強く示唆した。今回の報告書では「家計負債の増加傾向が続くかどうかに留意しながら、金融不均衡深化の可能性を判断する」とし、当分は観望する意向を表した。

(https://japanese.joins.com/article/271/250271.html?servcode=300&sectcode=340)

韓国経済、金融不均衡より実物経済を懸念…韓銀、利上げの可能性低下」への5件のフィードバック

  1. 韓国の消費者心理 もうドンドン下降でしょ OECD加盟国で自営業が3割以上と言う特異な国家 その自営業が昨年の韓国
    統計でドンドン廃業 文さんによる賃金引上げ 労働時間の規制 これを罰する法律に違反すると経営者200万円以下の罰金
    懲役2年以下 完全に共産化の道を歩む法規制 韓国の国内消費率は日本の1/5 それに加えて出生率0.98%本当の国家異常事
    態 産婦人科の医者が産科病院を廃業 婦人科 内科に転向 朝鮮日報に出ていました。出生率の極端な低下は国を亡ぼす
    これは導火線 内需の低下が止まらない国家に明日は無いと国連人口調査委員の発言・・・韓国に対して ^¥^ 

  2. 中国国内での消費が冷え込み出したとの報道があったと思いますし、韓国のスチール管に対して米国が高関税がかけるとの報道もありました。

    輸出依存度が高い韓国は世界経済の動向を見るのには最適だと思いますが、それ以外の要因も発生してきてますね。

    車関係の米国関税も今の状況なら上がると予測してますが、日本はそろそろ逃げ道を塞ぐ必要があるんじゃないかと思います。
    みずほやUFJ銀行から、日本に大きな影響が出ない事を祈りたいかな。

  3. 米国利上げがあった場合は金利差から南朝鮮も資本逃避を恐れ、家計負債の更なる悪化を招く事は承知の上で利上げする可能性が高まる。米国が利上げしなければ南朝鮮は基本利上げしない。
    南朝鮮の輸出というか、サムスンの半導体メモリ輸出はいずれある程度需要は出てくると思うが、いつ、どの程度の需要かはわからない。
    去年の10〜12月四半期から今年の1〜3月四半期位にかけての需要減はわかりきっていた話のはず。もっとも南朝鮮の輸出品って半導体以外のものはもっとダメだろうし今年、そして来年以降の見通しは更にダメだろうけど。

    内需拡大に無策で輸出依存、ダンピングには熱心だが産業育成や中小企業育成を怠たる政府・財界というのも民族の習性。財閥頼み・サムスン頼みも所詮は鵜飼ではあるけども、金融取り引き廃止・南朝鮮の金融機関に信用状添えるのを日本が廃止すればサムスンも窒息しそうだがな。断交がもっとも良いが。

  4. 金利を上げられない韓国             どうせ、文政権が続けば韓国への投資はなくなるので、金利を上げても効果が薄い。金利を上げれば、庶民が債務破綻や景気の一層の悪化で、政権崩壊。韓国は国内市場が小さく、少子高齢化が著しいので、金利を下げても、景気浮揚は難しく、輸出頼りですが、2019は厳しいですね。

  5. 景気については韓国を笑ってはいられない。日本でも統計上は戦後最長の好景気とか言っているが、実際は大型ショッピングモールなど量販店はたしかに景気がいいかもしれないが中堅規模のスーパーや個人商店、街の商店街などは規模の縮小や廃業においこまれている状況だ。商工会議所に加盟している個人経営者は減少するばかりだ。銀行については国の支援で持ち直したメガバンクなどは、国の方針に従う義務がある。ましてや支援金の原費は国民の税金なのだから。ついでに一言いわせてもらえば預金金利が低いのなら貸し出し金利を下げるべきだ。それだけで資金不足で設備投資ができなくて事業が回せない人達もかなりたすかるはずだ。まぁとにかく韓国を助ける義理はないのだから政府もしっかりと制裁は実行してもらいたい。

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