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韓国経済 韓国家計債務残高1870兆ウォン・・・内需不振による消費心理の萎縮 企業体感景気は23カ月ぶりに最悪【動画】

韓国経済 サッカーワールドカップで日本がドイツにまさかの2-1、しかも、逆転勝ちという凄いニュースで興奮して眠れない視聴者さんも多いと思うが、韓国経済もホットな話題が目白押しである。そして、今回は記事が短いので2つのニュースを紹介する。

1つは韓国の家計債務残高が発表された。どうやら1870兆ウォンに増えたようだ。もう一つは内需不振による消費心理の萎縮といった韓国の国内経済状況である。あれれ?おかしいなあ。内需はコロナ脱却で持ち直したんじゃないのか。サラリーマンは見栄のために15000ウォンのランチにありついて、派遣社員はカップ飯。それ以下はコンビニでおにぎりとカップ麺だっただろう?

むしろ、景気が良くなるんじゃないか。見栄のために高いランチ食べられるぐらいだからな。彼らがカップ飯を食べるようになったらいよいよ末期かもしれないが。

では、2つの記事の要点を一度に整理していく。

1.9月末時点の家計債務残高は、1870兆6000億ウォン(1兆3800億ドル)となり、前期比で0.1%増加

2.インフレ対策のための急激な利上げサイクルで、第3・四半期の前年比伸び幅は2002年第4・四半期の統計開始以来最小となった。

3.韓国銀行(中央銀行)は21年8月以降、過去最低の0.50%から計250ベーシスポイント(bp)の利上げを行っており、24日にさらに25bp引き上げるとみられている。実施されれば、12年以来最高の水準に上昇することになる。

4.韓国銀行(韓銀)が23日発表した11月の企業景気実査指数(BSI)の調査結果によると、今月の全産業の業況BSI(実績)は75で、10月(76)より1ポイント下がった。2020年12月に75となって以来、1年11カ月ぶりに最も低い水準だ。BSIは9月以降3カ月連続で下落している。

5.企業規模別では大企業(79)が4ポイント、中小企業(69)が1ポイント上昇し、企業形態別では輸出企業(75)が4ポイント、内需企業(74)が2ポイント上昇した。非製造業業況BSIは前月比3ポイント下落した76となった。昨年2月(72)以来、1年9カ月ぶりの最低水準だ。

6.建設業の景気不振にともなう装備賃貸の需要減少で事業支援・賃貸サービス(77)は7ポイント下落し、住宅景気の鈍化および流動性悪化による事業性の減少で建設業は4ポイント下がった64となった。

以上の6つだ。順番に見ていこう。

まず、1は韓国の最新家計債務残高である。9月末で1870兆6000億ウォンとなったと。前期比で0.1%増加ということで金額自体はあまり増えてない。でも、喜んでばかりもいられない。それは2の話になるが、単に韓銀が利上げしたからである。利上げしたので借金するよりも、物を買わなくなったのだ。そして、韓国では中古品の換アプリが大人気となっている。

つまり、自分らが持っている中古品を交換して、新品を買わない。これって内需に貢献しているのか。確かにアプリだから、サービス手数料は払ってるとおもうが、企業の商品が売れたわけでもないからな。こういうのはどういう扱いになるんだろうな。

金利上がったので借金をなるべくしないで消費を抑えることになった。その結果が消費萎縮である。それが後半の企業景気動向に関わってくると。だから、2つまとめて記事を紹介しているわけだ。

3についてだが、現在、記事を書いてる時点ではまだは発表されてない。間に合えば24日の金利動向について、突っ込みで補足しておく。3はただの経緯だ。読んでおけばそれでいい。大事なのは韓銀がここ一年で金利を2.5%もあげたことだ。

これによって預金者が殺到という話を雑談したわけだが、これについて見ておこうか。2022年6月末の口座の預金額は総額787兆9150億ウォンと、昨年末から18兆1930億ウォン増え、過去最多を記録したようだ。これは6月末の時点なので、さらに金利を上げている11月にはもっと増えているだろう。

後、金利では気になるのはCD金利がついに4%台となった。これは最近、ウォンニャス速報でCPに加えてCD金利のデータを更新していた理由がこれだ。CDとは譲渡性預金のこと。機関投資家向けの債券で、銀行が主に発行する。しかも、このCDは名前の通り譲渡可能なのだ。

これで、何故、注目しているかというと。2022年1月の時点で1.3%程度だった。それが4%ということは今は3倍以上の金利になっている。これも利上げとレゴランド不渡りが関係している。

2022年の6月には2%を超えた。それから利上げ発表があって、また上昇していく流れで、2022年9月には3%超えた。そして、レゴランド不渡りで短期の資金市場が凍結。さらに金融当局が金融債の発行、預金金利の引き上げの自制を要請。って金融当局はろくなこと言わないな。ついに11月22日に4%を超えた。14年ぶりである。これは銀行も資金調達が難しくなっているわけだ。

それで、ここからは後半の記事に移る。4を見ていこう。

11月の企業景気実査指数(BSI)だ。今月の全産業の業況BSI(実績)は75で、10月(76)より1ポイント下がった。指数というのはある基準年からの100を基準にして、現在の動向について見ていくわけだが、76から75になったということは景気後退はまだピークではないということだ。

企業が景気が上向くと感じればBSIは自然と上がっていく。つまり、韓国経済の後退はまだ終わってない。底が見えないと。そして、5は大企業と中小企業。非製造業など。

これを見ると企業のBSIは上がってるのに、非製造業がBSIを押し下げているようだ。それが76ポイントと。利上げやインフレによる消費萎縮であると。企業は値上げしてある程度、回収しているのか。

そして、最後の6は非製造業の中で特に建設が振るわないと。建設業は4ポイント下がって、64ポイントになったと。100が基準なのに64はかなりヤバいんじゃないか。

このBSIで確認したかったことは韓国企業が景気をどう見ているのか。予想通り、ダメだと。ピークはまだまだ見えない。やはり、来年の上半期となるのか。

でも、韓国さんは電気代安いからいいよな。日本の電気代の4割とか羨ましいなあ。ええ?韓電が赤字で来年はもっと上がる?大丈夫。ムン君の遺産がそれを阻止する。一年で上げられる電気代も制限されている。つまり、一年経過しても、数%しか変わらないのだ。まあ、その間に韓電の天文学的な赤字は増大するが、大丈夫、債券発行限度額はそのうち10倍だ。これを高金利で発行しまくるだろうな。なあに潰れることはないさ。

[ソウル 22日 ロイター] – 韓国銀行(中央銀行)が22日に発表した9月末時点の家計債務残高は、1870兆6000億ウォン(1兆3800億ドル)となり、前期比で0.1%増加した。

ただ、インフレ対策のための急激な利上げサイクルで、第3・四半期の前年比伸び幅は2002年第4・四半期の統計開始以来最小となった。 債務残高は前年同期比では1.4%増だったが、増加ペースは第2・四半期の3.2%から減速した。

韓国銀行(中央銀行)は21年8月以降、過去最低の0.50%から計250ベーシスポイント(bp)の利上げを行っており、24日にさらに25bp引き上げるとみられている。実施されれば、12年以来最高の水準に上昇することになる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/94c39b7d706545585027bcc1546f0d4de73baa8c

内需不振による消費心理の萎縮、住宅景気の鈍化などで非製造業を中心に企業の体感景気が1年11カ月ぶりに最悪の水準に悪化した。

韓国銀行(韓銀)が23日発表した11月の企業景気実査指数(BSI)の調査結果によると、今月の全産業の業況BSI(実績)は75で、10月(76)より1ポイント下がった。

2020年12月に75となって以来、1年11カ月ぶりに最も低い水準だ。BSIは9月以降3カ月連続で下落している。

業種別に見ると、製造業は先月より2ポイント上昇した74となったが、石油精製やコークス、電気装備、化学物質と製品を中心に上昇を牽引した。

企業規模別では大企業(79)が4ポイント、中小企業(69)が1ポイント上昇し、企業形態別では輸出企業(75)が4ポイント、内需企業(74)が2ポイント上昇した。非製造業業況BSIは前月比3ポイント下落した76となった。昨年2月(72)以来、1年9カ月ぶりの最低水準だ。

細部業種別に見ると、卸小売業(75)が内需不振による消費心理萎縮の影響で前月比5ポイント下落した。

建設業の景気不振にともなう装備賃貸の需要減少で事業支援・賃貸サービス(77)は7ポイント下落し、住宅景気の鈍化および流動性悪化による事業性の減少で建設業は4ポイント下がった64となった。

BSIは現在の経営状況に対する企業家の判断と見通しに基づいて算出された統計で、否定的回答が肯定的回答より多ければ指数が100を下回る。

https://japanese.joins.com/JArticle/298063