日別アーカイブ: 2023年4月1日

韓国輸出 1~3月の貿易赤字、昨年1年間の47%…13か月間連続赤字ー ウォン安防衛に昨年60兆ウォン投入(動画)

韓国輸出 何だろうな。サイトを長年、運営していたり、動画投稿をしていると韓国は為替介入なんてしていないとか。昨年の異常なウォン高になっても、投資家がウォンをたくさん買っているからというコメントが出てくる。しかし、ウォンだけが、一日で30ウォン高くなったり、1週間で100ウォン上がったりするのは明らかに異常なのだ。

昨年は日銀砲が円安ドル高の是正で二回ほど撃たれたことは確認しているが、韓国の韓銀砲や超韓銀砲は何回撃たれているのか。毎日、ウォンウォッチしていると少なくとも数十回は余裕で超えてるだろう。そして、その金額の答えが出てきた。なんと昨年に韓国が為替防衛に使ったのは「60兆ウォン」らしい。日本円で6兆1114億円だ。もちろん、過去最大だ。ドルだと-458億ドルぐらいになる。

これだけの金額を複数にわたって介入してきたと。1回、1千億円でも60回だもんな。小規模の10億円程度でも6000回だぞ。まあ、金額はバラバラだと思うし、大小はあるとおもうが、トータルで6兆1千億円と。普通に韓銀砲を撃っても、1発10億円ぐらいは使ってそうだな。韓国さん。お金持ちですね。それなのに1300に定着していますが。

6兆円使ってウォンレートを1450から1300まで戻したわけだが、為替防衛というのは一生の戦いなので、韓国の外貨準備高、ドルが尽きるまで続く。韓国の発表では外貨準備高は昨年末基準の外貨準備高が4231億6000万ドルなので、為替防衛に10分1以上消費した。

もちろん、額面通りの外貨準備高ならまだまだ余裕なのだが、ほとんどの外貨準備高は有価証券という内訳がわからないものばかり。こちらは真水で使えるドルは1000億ドル程度と昨年から見ていた。そして450億ドル減ったてことは、こちらの見立てでは多少、増えたとしても残り600億ドル程度ではないか。まだ米国債はあるのでいきなり外貨不足にならないにせよ。日本と通貨スワップを連呼する辺り、相当なドル不足の危機ではないのか。

これからウォンウォッチが面白くなる状況だと思われる。ウォンウォッチャーとしては自分の予測がどこまで的中しているか。確認したいところだよな。

では、記事の要点を整理していこうか。前半は4月に入ったので3月の貿易統計を見ていく。後半はさっき述べた為替介入についてのニュースだ。

■記事の要点

1.1~3月の輸出は縮こまった一方、輸入は増加したことから、ことしの貿易赤字額は250億ドル(約3兆3199億円)に達する勢いで、昨年1年間の貿易赤字額478億ドル(約6兆3476億円)の半分ほどを占めた。貿易赤字は昨年3月以降、13か月間続いている。

2.1日、韓国関税庁と産業通商資源部(省)によると、3月の輸出額は前年同期対比で13.6%減少した551億3000万ドル(約7兆3210億円)、輸入は6.4%減少した597億5000万ドル(約7兆9345億円)と暫定集計された。これにより貿易赤字は46億2000万ドル(約6135億1472万円)を記録し、赤字は昨年3月から13か月続いている状況である。

3.イ・チャンヤン(李昌洋)産業通商資源相は「貿易赤字が続いていることから、貿易収支改善のため政府のあらゆる支援力を総動員していく」とし「輸出回復のため、輸出支援予算を上半期に集中投入し、原子力発電・防衛産業など輸出動力の拡充にも総力を傾けていく」と強調した。

4.統計庁が31日に発表した「2023年2月産業活動動向」によると、2月の全産業生産指数(季節調整・農林漁業除く)指数は109.4(2020年=100)と、前月比で0.3%上昇した。産業生産は昨年10月(-1.1%)、11月(-0.5%)に減少し、12月(0.1%)、1月(0.1%)、2月(0.3%)には小幅上昇した。

5.ただ、鉱工業生産は前月比3.2%下落した。輸出の比率が大きい半導体(-17.1%)、自動車(-4.8%)の生産減少幅が目立った。特に半導体の生産は前月比17.1%減、前年同月比41.8%減となった。前月比の減少幅は2008年12月(-18.1%)以来14年2カ月ぶりの最大幅だ。2月の製造業在庫率(出荷に対する在庫比率)は120.1%だった。前月比0.7ポイント低下した。しかし今年1月の在庫率(120.8%)が通貨危機だった1998年(123.3%)以来の最高値だった点を考慮する必要がある。

6.半導体の在庫は前月比でむしろ3.9%増加した。1月に半導体の在庫が28%急増したが、さらに増えた。在庫の増加は象徴的な景気下降信号だ。在庫が増えるほど景気回復速度が遅くなる。在庫を先に消化して生産するからだ。国内総生産(GDP)は結局、生産の合計であるため、高い在庫率は経済成長率を引き下げる要因となる。在庫が積もるほど新規投資にも負担となる。設備投資は機械類の投資が増え、前月比0.2%増加した。不動産市場は不振から抜け出す兆しが表れている。大韓民国という工場を運営する3大軸の生産・投資・消費は一斉に増え、2021年12月以来14カ月ぶりに「トリプル増加」となった。

7.昨年の年間基準の為替純取引額は-458億6700万ドルで、年平均為替レート(1ドル=1292.2ウォン)を適用すると59兆2700億ウォンとなる。昨年末基準の外貨準備高(4231億6000万ドル)の10分の1を超える。これは2019年に為替市場安定措置を公開して以降の最大値。当局の市場介入増加などで外貨準備高は2021年末の4631億2000万ドルから昨年末は4231億6000万ドルと約400億ドル減少した。

8.ただ、韓銀は現在の外貨準備高は懸念される水準ではないという。韓銀関係者は「純対外金融資産(対外金融資産-対外金融負債)が十分であり、短期外債比率などを考慮すると、懸念される状況ではない」と伝えた。

以上の8つだ。

それでは順番に見ていこう。

まず1だが、韓国貿易赤字は2月から46億ドルほど増えて、3月末で250億ドルを超えたと。そして、昨年の過去最大の貿易赤字が478億ドルの5割以上をわずか3ヶ月間で達成するという快挙である。これにはこちらも想定外の貿易赤字に驚くばかりだ。しかも、よく考えて欲しい。原油価格は75ドルまで上がってるが、1月と2月は68ドルぐらいだった。つまり、原油価格は割安。天然ガス価格も欧州が温冬だったこともあり、そこまで大きく上昇していない。

1月に大寒波が到来した時期はあっても、3月はわりと過ごしやすい時期になっていた。それなのに46億ドルの赤字だ。つまり、これは輸入額の減少以上に輸出が減ったからと見ていい。それを2で確認しよう。

3月の輸出額は前年同期対比で13.6%減少した551億3000万ドル(約7兆3210億円)、輸入は6.4%減少した597億5000万ドル(約7兆9345億円)となったと。おいおい、嘘だろう。過去のデータを調べよう。3月1-20日の輸出309億ドルだった。それがなんで11日間で250億ドルも増えてるんだよ!うわあ。韓国さん、一体何したんだ。

しかも、半導体をはじめとした主力輸出品目15種のうち13種が後退している状況だ。確かに自動車の輸出は好調だと思われるが、それでもこの金額はおかしい。しかも、輸入だって220億ドルも増えてるんだよな。

これはちょっと判断保留だわ。異常な増え方過ぎる。輸出250億ドル、輸入が220億ドル、僅か11日間で増加。おかしいな。どこで輸出がそんな増えるんだよ。取りあえず国別のデータを見ないとなんともいえないな。ベトナム輸出が急増していたりする可能性だってあるしな。

次に3は未だに韓国政府は様子見と。13ヶ月連続貿易赤字なのに何もしないで見ているだけかよ。あらゆる支援力を総動員していく。上半期に集中する。あの、今、4月ですよ?残り3ヶ月しかないんですが。

そして、4だが、2月の全産業生産指数(季節調整・農林漁業除く)指数は109.4、前月比で0.3%上昇した。これは本来良いニュースなんだが、サムスン電子の新型スマホ、ギャラクシーS23だったか。それが発売される前、駆け込みの生産があったのでその分の指数が上昇していると思われる。だから、2月だけで景気上向きになったとは言いにくい。

そして、5が重要だ.重要な点をおさらいしよう。

工業生産は前月比3.2%下落した。輸出の比率が大きい半導体(-17.1%)、自動車(-4.8%)の生産減少幅が目立った。特に半導体の生産は前月比17.1%減、前年同月比41.8%減となった。2月の製造業在庫率(出荷に対する在庫比率)は120.1%だった。前月比0.7ポイント低下した。しかし今年1月の在庫率(120.8%)が通貨危機だった1998年(123.3%)以来の最高値だった点を考慮する必要がある。

まず工業生産は-3.2%。半導体、自動車の生産減少。半導体はサムスン電子以外は生産調整しているものな。それで、在庫が少しだけ減りましたよ。120%も在庫率がある時点で改善されているようには見えないな。それで、6は半導体の在庫はもっと増えていると。

それで、生産・投資・消費は一斉に増え、2021年12月以来14カ月ぶりに「トリプル増加」となった。これは良い材料だが、数値的には見ては設備投資も0.2%増加だし、生産はギャラクシー需要と考えれば一時的なものだ。消費もそうだろうな。気になるのは不動産市場は不振から抜け出す兆しが表れている。これは知らない。少なくともこちらがチェックしているニュースには出てこない。

では、韓国政府はこの流れをどう見ているのか。

企画財政部のイ・スンファン経済分析課長は「景気指標は上向いたが、半導体を中心にした製造業の不振が景気の回復を制約している」とし「景気の不確実性が大きいうえ、韓国経済の大きな部分を占める半導体が回復せず、今後の流れを見守らなければいけない」と話した。

さすがにそこまで楽観視はしてないと。普通の反応だ。

では、7と8は冒頭で突っ込んだ為替介入の話だ。60兆ウォン投入しましたよと。既に突っ込んだので解説することはあまりないので、ネットの意見を見ておこうか。

1.発表が60兆ウォンなら本当はナンボぶっこんだんだ 

2.取引量少ないだけあって、金額もしょぼいな。日銀は一日で約5.5兆使った日もあるのに。

3.去年はそれでも上半期は貿易黒字だった気がするが、いきなり赤字の今年はかなりまずいんじゃないの?

4.相当ヤバいんだな。土下座スワップだな。

5.使ってる使ってると言われてはいたが本当に6兆円分も使ってたんだな。それだけ使って貿易収支大赤字で経常も赤字になりそうなの笑うしかないよ。

6.ウォン安を防ぐために、約5兆円分のドルを売って、ウォンを買ったと。それでもウォンは10%下がったと。時価評価すれば、5000億円の損だが、為替介入しなければ、もっとウォン安が進んで、原油資源高で高値で買わされてただろうから、元は取れてるのかもな。

以上の6つだ。6兆円の発表は差し引きの話であって、トータルでいくら使ったかは謎だ。日銀砲は伝説になるぐらいだからな。一発で5兆5000億円。あれは面白かったな。3はその通りです。上半期超えられるかが焦点です。4もその通りだ。必死に日本にスワップ支援を要請している。5はいくら介入しても、市場の流れを食い止めるのは難しい。そもそもウォン安なら韓国有利なのにこれだもんな。

6はどうだろうな。外貨準備高の10分の1以上を使って元は取れてるか。まあ、これは結果論だな。介入しないで60兆ウォンで別の経済対策をした方がお得だったかもしれないしな。

韓国経済の柱である輸出は6か月間「沈滞のトンネル」から抜け出せず、半導体をはじめとした主力輸出品目15種のうち13種が後退している状況である。

1~3月の輸出は縮こまった一方、輸入は増加したことから、ことしの貿易赤字額は250億ドル(約3兆3199億円)に達する勢いで、昨年1年間の貿易赤字額478億ドル(約6兆3476億円)の半分ほどを占めた。貿易赤字は昨年3月以降、13か月間続いている。

1日、韓国関税庁と産業通商資源部(省)によると、3月の輸出額は前年同期対比で13.6%減少した551億3000万ドル(約7兆3210億円)、輸入は6.4%減少した597億5000万ドル(約7兆9345億円)と暫定集計された。これにより貿易赤字は46億2000万ドル(約6135億1472万円)を記録し、赤字は昨年3月から13か月続いている状況である。

イ・チャンヤン(李昌洋)産業通商資源相は「貿易赤字が続いていることから、貿易収支改善のため政府のあらゆる支援力を総動員していく」とし「輸出回復のため、輸出支援予算を上半期に集中投入し、原子力発電・防衛産業など輸出動力の拡充にも総力を傾けていく」と強調した。

https://www.wowkorea.jp/news/korea/2023/0401/10390193.html

輸出の20%を占めて韓国経済の「大黒柱」の役割をする半導体の景気が年初から大きく悪化した。韓国経済全体でみると鈍化の流れはやや良くなったが、半導体生産がおよそ4年ぶりの最大減少となり、冷や水を浴びせた。

統計庁が31日に発表した「2023年2月産業活動動向」によると、2月の全産業生産指数(季節調整・農林漁業除く)指数は109.4(2020年=100)と、前月比で0.3%上昇した。産業生産は昨年10月(-1.1%)、11月(-0.5%)に減少し、12月(0.1%)、1月(0.1%)、2月(0.3%)には小幅上昇した。

ただ、鉱工業生産は前月比3.2%下落した。輸出の比率が大きい半導体(-17.1%)、自動車(-4.8%)の生産減少幅が目立った。特に半導体の生産は前月比17.1%減、前年同月比41.8%減となった。前月比の減少幅は2008年12月(-18.1%)以来14年2カ月ぶりの最大幅だ。2月の製造業在庫率(出荷に対する在庫比率)は120.1%だった。前月比0.7ポイント低下した。しかし今年1月の在庫率(120.8%)が通貨危機だった1998年(123.3%)以来の最高値だった点を考慮する必要がある。

半導体の在庫は前月比でむしろ3.9%増加した。1月に半導体の在庫が28%急増したが、さらに増えた。在庫の増加は象徴的な景気下降信号だ。在庫が増えるほど景気回復速度が遅くなる。在庫を先に消化して生産するからだ。国内総生産(GDP)は結局、生産の合計であるため、高い在庫率は経済成長率を引き下げる要因となる。在庫が積もるほど新規投資にも負担となる。設備投資は機械類の投資が増え、前月比0.2%増加した。不動産市場は不振から抜け出す兆しが表れている。大韓民国という工場を運営する3大軸の生産・投資・消費は一斉に増え、2021年12月以来14カ月ぶりに「トリプル増加」となった。

しかし半導体不振のためで景気鈍化の流れが改善したとは見なしがたいという評価が出ている。産業通商資源部によると、2月中の半導体を除いた全体輸出額(441億ドル)は前年同月比で0.8%増えた。しかし半導体を含む場合、全体輸出額(501億ドル)は同比7.5%減となった。5カ月連続の減少だ。半導体輸出額(60億ドル)だけをみると42.5%急減した。

企画財政部のイ・スンファン経済分析課長は「景気指標は上向いたが、半導体を中心にした製造業の不振が景気の回復を制約している」とし「景気の不確実性が大きいうえ、韓国経済の大きな部分を占める半導体が回復せず、今後の流れを見守らなければいけない」と話した。

https://japanese.joins.com/JArticle/302746?servcode=300&sectcode=320

昨年、米連邦準備制度理事会(FRB)の急激な利上げで急激なウォン安ドル高になると、韓国通貨当局は約60兆ウォンの外貨資産を売ったことが分かった。

韓国銀行(韓銀)が30日にホームページに公開した「2022年10-12月期通貨当局取引」によると、通貨当局が昨年10-12月に市場安定化のために実施した為替純取引額は-46億400万ドル(約6兆ウォン、約6160億円)だった。為替純取引額は買った金額全体から売った金額全体を差し引いた金額。ただ、過去最大だった昨年7-9月期(-175億4300万ドル)と比べると規模は縮小した。

昨年の年間基準の為替純取引額は-458億6700万ドルで、年平均為替レート(1ドル=1292.2ウォン)を適用すると59兆2700億ウォンとなる。昨年末基準の外貨準備高(4231億6000万ドル)の10分の1を超える。これは2019年に為替市場安定措置を公開して以降の最大値。当局の市場介入増加などで外貨準備高は2021年末の4631億2000万ドルから昨年末は4231億6000万ドルと約400億ドル減少した。

ただ、韓銀は現在の外貨準備高は懸念される水準ではないという。韓銀関係者は「純対外金融資産(対外金融資産-対外金融負債)が十分であり、短期外債比率などを考慮すると、懸念される状況ではない」と伝えた。

https://japanese.joins.com/JArticle/302750