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対中輸出 韓国製品はなぜ中国で人気がなくなったのか…「サムスン・スマホ爆発」で信頼低下もーアメリカが韓国の電池素材に関税【動画】

対中輸出 昨日、韓国輸出の終焉というものを解説したわけだが、今回はその補足の動画となる。昨日の動画は主に韓国の最大貿易赤字国となった中国において、韓国メディアの分析だった。だが、輸出というのは買う相手がいてこそ成り立つのであって、では、中国メディアは現在の韓国製品をどう見ているのか。それが今回のメインとなる。中々興味深い視点が色々でてくるので必見の内容となってくる。

タイトルからして、「韓国製品はなぜ中国で人気がなくなったのか」という直球で語られている。こちらは中国の技術力が韓国の技術力に追いついたという指摘したわけだが、中国メディアの記事を読むと他にも大小、様々な理由があるようだ。しかも、サムスンのスマホ爆発が未だに影響しているそうだ。最初に記事を少し引用しておこうか。

石氏はこのほか、「韓国ブランドの中国市場における価格設定は高すぎる傾向にあり、価格に敏感な中国の消費者のニーズに合致していない」「多くの韓国ブランドは中国市場での差別化がうまくいっていない」などと指摘した上で、「一部の韓国製品の品質問題も消費者の懸念を呼んでいる」と説明。「サムスンのスマートフォンで爆発や自然発火が相次いだことも、中国人の韓国ブランドへの信頼低下につながった」とみている。

https://www.recordchina.co.jp/b911863-s39-c20-d0052.html

韓国ブランドの価格設定が高すぎる。差別化が上手く言ってない。さらに韓国製品の品質問題と。サムスンのスマホの爆発や自然発火が相次いだ。でも、サムスンスマホは爆発事故から数年経過してから、中国以外ではわりと売れているんだよな。

それなのに中国人は買ってくれないという指摘については少々腑に落ちないが、サムスンのスマホより、中国製のスマホが安価で品質が良かったこともあるだろうな。スパイチップさえなければ、ファーウェイのスマホが優秀だったことはこちらも認めざるを得ない。しかし、スパイチップが埋め込まれている以上、中国製のスマホを買うのは論外だからな。やはり、価格と品質の問題が大きい気がするな。中国人が1番韓流ファンが多いらしいのにブランドがないてどういうことですか。

といったところで記事の要点を整理していく。前半は韓国製品はなぜ中国で人気がなくなったのか。後半はアメリカが韓国の電池素材に関税を課した。後半の内容を読めばアメリカって全然、甘くないことがわかるだろう。

■記事の要点

1.記事は、最近「韓国の対中貿易が31年ぶりに赤字に転落か」というニュースが大きな注目を集めたと説明。自動車から化粧品に至るまで韓国製品の中国市場での不調ぶりは顕著であり、韓国・朝鮮日報が「中国市場に捨てられ、韓国は過去の記憶に」と報じたほか、韓国日報は韓国製品のシェア低下を「米国が中国人の愛国心をかき立てたため」と報じたことを紹介した。

2.その上で、韓国貿易協会上海代表処の報告書でもこうした傾向が顕著に表れているとし、同処が中国の消費者を対象に行った調査で、韓国製品のイメージについて「肯定的」と回答した消費者は54.5%で、コロナ禍初期の20年より5ポイント減少する一方、「否定的」との回答は10%で6.6ポイント増加したことを挙げた。

3.具体的に、現代自動車は16年に中国での販売台数は180万台に達し、市場シェアは10%前後になったが17年には78万5000台と半分以下に、21年は35万2000台、22年は25万4000台となり、シェアも1%にまで縮小した。化粧品でも、アモーレパシフィックやLG生活健康といった韓国ブランドの中国市場での売上高が減少傾向にあるという。

4.しかし現在は「状況が変わった」とし、「中国市場での韓国製品のパフォーマンスは、政治的関係、消費者の嗜好(しこう)、国内競争、経済環境、文化的要因などさまざまな要素が影響する。韓国メディアが報じたように米中対立による中国人の愛国感情の高まりは、確かに米国の同盟国である韓国の製品への購買意欲低下に影響を与えた。また、中国製品が品質や価格において国際ブランドと遜色がなくなったことで消費者に選択の幅ができたことも関係している」との見方を示した。

5.一方、韓国対外経済政策研究院北京代表処の李尚勲代表は「米中対立の影響は確かにあるが短期的なものだろう」とし、「中国市場では現在も、米国のテスラの自動車やアップルのiPhoneの人気は相当高い。結局のところ人々が消費を行う際には、商品の価格と品質、いわゆるコストパフォーマンスや、ブランド価値が重要なのだ」と指摘。「中国の科学技術とイノベーション能力が向上したことにより、鉄鋼、機械、電子などの分野の中間財が韓国製品から国産品に代替されるようになった」ことも関連があるとした。

6.また、「半導体は韓国の対中輸出の主力製品であり、対中輸出の約30%を占めている。しかし、台湾から中国大陸への半導体輸出が急速に増加しており、韓国製品のシェア低下に一定の影響を及ぼしている」とも付け加えた。

7.米商務省が最近、韓国のアルミ箔メーカー6社に対する制裁措置を下したことが確認された。韓国企業が中国製アルミ箔を迂回輸出したことが理由だ。アルミ箔は電池の正極材として使われる素材だ。米国が「脱中国サプライチェーン」構築を迫る中、今回の措置は中国製の中間財を輸入後、それを加工して米国に輸出する方式で制裁を避けようとする韓国の産業界に警告を発したと受け止められている。

8.今回の制裁は中国製中間財を韓国で単純加工して米国に迂回輸出する場合、不利益を与えるというメッセージであり、韓国電池業界は確実な脱中国サプライチェーンを構築しなければならない負担を抱えることになった。米商務省は2018年、中国製アルミ箔に反ダンピング・相殺関税を課し、中国製品の輸入は減ったが、一方で韓国製の輸入が増えた。これに関連し、米国は同じ期間に中国製品の韓国への輸出が増えたとし、昨年7月に調査に着手した。韓国のアルミ箔メーカーは最終決定まで中国とは技術面で異なると説明する一方、中国以外からアルミ箔を輸入することも検討する構えだ。

以上の8つだ。7と8が面白すぎますよね。視聴者さんがコメントで韓国が中国に迂回輸出するとか述べていたが、それをやればどうなるかを米国は容赦なしに潰してくると。韓国産業界は米国を相当、舐めていたようだな。では、順番に見ていこうか。

まず1だが、こちらも何度も取りあげたが韓国の対中貿易赤字が31年ぶりに赤字転落というのは衝撃的なことだ。今年はまだ4月だが、2023年の韓国経済でトップニュースになるレベルである。これによって全ての韓国輸出は今までと比べものにならないほど苦戦する。中国がもう買ってくれない。今までどれだけ韓国は中国に儲けさせてもらっていたかを考えれば韓国経済に与えるインパクトは計り知れない。まさに未曾有の危機だ。

昨日、中央日報の記事を取りあげたが、韓国は貿易の多様化と多角化を目指せとか。のんきなことを述べていた。中国市場を失い、貿易赤字が万年、続く状況なんて「デフォルト」より質が悪いことを気づいてない。それだけ韓国にとって中国市場というものはなくてはならないものだった。それなのにユン政権はアメリカに追随して中国政府や中国人を自然と怒らせていた。

中国政府は韓国についてそこまで何かしてないが、内心、快く思ってはいないだろう。韓国日報は韓国製品のシェア低下を「米国が中国人の愛国心をかき立てたため」と。これは違うだろうな。だって中国ではiPhoneやテスラの車もわりと人気だものな。

そういえば、ふと思い出したが、実は韓国人と中国人は年々、仲が悪くなっているという好感度調査があった。つまり、中国人は韓国人が嫌いになってるのだ。この辺りも韓国製品を買わなくなったことに影響しているかもしれないな。

2については韓国製品のイメージについて「肯定的」と回答した消費者は54.5%と。前回より下がっていると。だんだんと韓国製品が人気なくなってるのは数値の低下でもわかると。それでが具体例だ。現代自動車のシェアは1%台と。あと、化粧品も売上高が減っていると。

そして4は様々な事象が影響していると。気になるのは中国人の愛国感情の高まりだな。中国人って愛国なのか?共産党の独裁体制を敷かれてる現状で、本音なんて出てこないだろう。ああ、そうか。中国メディアの記事だったか。また、中国製品が品質や価格において国際ブランドと遜色がなくなったことで消費者に選択の幅ができたことも関係している」と。これは技術力が追いついたと同じような話だ。

それで5では結局、米国製でも売れる物は売れる。韓国製品が売れないのはブランド価値が低下しているからと。そして、最後にやはり、中国の技術が韓国に追いついたからと。「中国の科学技術とイノベーション能力が向上したことにより、鉄鋼、機械、電子などの分野の中間財が韓国製品から国産品に代替されるようになった」。これが非常に大事だよな。もう、韓国の中間財がいらないと。中国は国産化できてると。

でも、韓国にはまだ中国が遠く及ばない半導体があるじゃないか。でも、残念でした.これも何度も指摘した通り、台湾から中国大陸への半導体輸出が急速に増加している。つまり、韓国製の半導体を中国は買ってくれない。たとえ、リオープニングが進んでもだ。

では、ネットの意見でも見ておこうか。

1.問題が韓国特有なんだよなぁ。日本に絡めるなよ。オール・インしたチャイナと産業構造がまるカブりで貿易収支がヤバい。少子化を出すまでもなく、内需や市場が無いから完全に外需頼み。ケンチャナヨ体質で資産の蓄積が全く無い。パリパリ体質で産業構造に広さも深さもない。

2.爆発の件もあるけど同スペックならASUSとかXiaomiの方が安いもん。Galaxyの6割くらいの値段だし。

3.チャイナも共産リスクと基礎研究部分以外は追いついてきてるから、組立品に限ればもうコリアの製品を買う理由がない。

4.韓国程度に出来る事は中国でもできる、という意識が広がっただけだろ。評価通りだよ。

5.こういう記事に限って日本のにの字も出てこない。

以上の5つだ。まあ、ネットの意見を軽く拾っても似たような感想だよな。日本が出てこないのはレコードチャイナの記事だからだ。

では、後半の内容にはいろう。

どうやら、韓国企業が中国製アルミ箔を迂回輸出したことが米国にばれて、アルミ箔メーカー6社に対する制裁措置を下したと。重要なのは、今回の措置は中国製の中間財を輸入後、それを加工して米国に輸出する方式で制裁を避けようとする韓国の産業界に警告を発した。

つまり、アメリカは迂回輸出なんてこの先、したらこうなりますよと。中国製の中間財なんて2度と使うなよと警告したわけだ。

後、気になるのはここだ。韓国から輸入されたアルミ箔の量に応じ、反ダンピング・相殺関税に備えた現金の預け入れも命じた。現金預け入れは電池メーカーのLGエナジーソリューション、SKオンが対象で、計60億ウォン規模の預け入れが必要になるとみられる。先に金を預けておけと。ダンピングしたら没収なと。

そして、8が笑える。中国製中間財を韓国で単純加工して米国に迂回輸出する場合、不利益を与えるというメッセージであり、韓国電池業界は確実な脱中国サプライチェーンを構築しなければならない負担を抱えることになった。なんで韓国さんは迂回輸出なら許してくれるとか思い込んでるんですか?本当、バカなんですかね。制裁されないと抜け穴を使って儲けを企むという。

アメリカは中国製を、原料から完全に排除しようと動いているのがこれでよくわかるだろう。韓国さんは中国から原料を輸入して、韓国で加工したらばれないとか思っていたら大甘だ。貿易というのは記録が残るからな。記録に残らない。闇市で扱うには規模が大きすぎるからな。どのみちアメリカはお見通しだと思うが。

中国メディアの観察者網は2日、「韓国製品はなぜ中国で人気がなくなったのか」と題する記事を掲載した。

記事は、最近「韓国の対中貿易が31年ぶりに赤字に転落か」というニュースが大きな注目を集めたと説明。自動車から化粧品に至るまで韓国製品の中国市場での不調ぶりは顕著であり、韓国・朝鮮日報が「中国市場に捨てられ、韓国は過去の記憶に」と報じたほか、韓国日報は韓国製品のシェア低下を「米国が中国人の愛国心をかき立てたため」と報じたことを紹介した。

その上で、韓国貿易協会上海代表処の報告書でもこうした傾向が顕著に表れているとし、同処が中国の消費者を対象に行った調査で、韓国製品のイメージについて「肯定的」と回答した消費者は54.5%で、コロナ禍初期の20年より5ポイント減少する一方、「否定的」との回答は10%で6.6ポイント増加したことを挙げた。

また、「コロナ以前から韓国製品の中国市場でのシェアは年々低下していた」とし、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)の報告で、韓国製品の中国輸入品市場におけるシェアが2015年は10.9%に達したが、その後徐々に低下し、18年には9.7%、19年には8.4%、そして21年はここ10年で最低の8.0%に落ち込んだことを伝えた。

具体的に、現代自動車は16年に中国での販売台数は180万台に達し、市場シェアは10%前後になったが17年には78万5000台と半分以下に、21年は35万2000台、22年は25万4000台となり、シェアも1%にまで縮小した。化粧品でも、アモーレパシフィックやLG生活健康といった韓国ブランドの中国市場での売上高が減少傾向にあるという。

中国社会科学院世界経済・政治研究所の石先進(シー・シエンジン)氏は「当時は韓流が人気を集め、テレビ局が積極的に韓国のドラマや音楽、バラエティー番組などを流すのに乗じて韓国製品も売り上げを伸ばした。また、当時の中国ブランドはまだ成長過程にあり、価格と品質で韓国製に対抗するのが難しかった」とした。

しかし現在は「状況が変わった」とし、「中国市場での韓国製品のパフォーマンスは、政治的関係、消費者の嗜好(しこう)、国内競争、経済環境、文化的要因などさまざまな要素が影響する。韓国メディアが報じたように米中対立による中国人の愛国感情の高まりは、確かに米国の同盟国である韓国の製品への購買意欲低下に影響を与えた。また、中国製品が品質や価格において国際ブランドと遜色がなくなったことで消費者に選択の幅ができたことも関係している」との見方を示した。

一方、韓国対外経済政策研究院北京代表処の李尚勲代表は「米中対立の影響は確かにあるが短期的なものだろう」とし、「中国市場では現在も、米国のテスラの自動車やアップルのiPhoneの人気は相当高い。結局のところ人々が消費を行う際には、商品の価格と品質、いわゆるコストパフォーマンスや、ブランド価値が重要なのだ」と指摘。「中国の科学技術とイノベーション能力が向上したことにより、鉄鋼、機械、電子などの分野の中間財が韓国製品から国産品に代替されるようになった」ことも関連があるとした。

また、「半導体は韓国の対中輸出の主力製品であり、対中輸出の約30%を占めている。しかし、台湾から中国大陸への半導体輸出が急速に増加しており、韓国製品のシェア低下に一定の影響を及ぼしている」とも付け加えた。

石氏はこのほか、「韓国ブランドの中国市場における価格設定は高すぎる傾向にあり、価格に敏感な中国の消費者のニーズに合致していない」「多くの韓国ブランドは中国市場での差別化がうまくいっていない」などと指摘した上で、「一部の韓国製品の品質問題も消費者の懸念を呼んでいる」と説明。「サムスンのスマートフォンで爆発や自然発火が相次いだことも、中国人の韓国ブランドへの信頼低下につながった」とみている。

https://www.recordchina.co.jp/b911863-s39-c20-d0052.html

米商務省が最近、韓国のアルミ箔メーカー6社に対する制裁措置を下したことが確認された。韓国企業が中国製アルミ箔を迂回輸出したことが理由だ。アルミ箔は電池の正極材として使われる素材だ。米国が「脱中国サプライチェーン」構築を迫る中、今回の措置は中国製の中間財を輸入後、それを加工して米国に輸出する方式で制裁を避けようとする韓国の産業界に警告を発したと受け止められている。

 財界によると、米商務省は3月22日、官報に韓国のアルミ箔メーカー6社とタイメーカー3社に反ダンピング関税と相殺関税を適用する仮決定を下したと告示した。対象となる韓国メーカーはトンイルアルミニウム、ロッテアルミニウム、東源システムズ、イルジンアルテック、韓国アルミニウム、サムアアルミニウムの各社。米商務省は昨年7月以降、韓国から輸入されたアルミ箔の量に応じ、反ダンピング・相殺関税に備えた現金の預け入れも命じた。現金預け入れは電池メーカーのLGエナジーソリューション、SKオンが対象で、計60億ウォン規模の預け入れが必要になるとみられる。

 今回の制裁は中国製中間財を韓国で単純加工して米国に迂回輸出する場合、不利益を与えるというメッセージであり、韓国電池業界は確実な脱中国サプライチェーンを構築しなければならない負担を抱えることになった。米商務省は2018年、中国製アルミ箔に反ダンピング・相殺関税を課し、中国製品の輸入は減ったが、一方で韓国製の輸入が増えた。これに関連し、米国は同じ期間に中国製品の韓国への輸出が増えたとし、昨年7月に調査に着手した。韓国のアルミ箔メーカーは最終決定まで中国とは技術面で異なると説明する一方、中国以外からアルミ箔を輸入することも検討する構えだ。

https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/04/04/2023040480012.html