今日の韓国経済Q&Aは朴槿恵政権の話題である。任期途中で辞任するようなことが考えられるのかという質問のようだ。では、早速回答していこう。
後、このQ&Aは好評なんだろうか。思いつきで始めたわけだが、質問が面白いのでどんどん答えていきたい。管理人が毎日韓国経済を見ていくことで培った知識が、Q&Aにリアルタイムで集約されていくので、読み物、コラムとしても面白いかもしれない。
Q:朴槿恵政権が政権運営に完全に行き詰って、任期途中で辞任するようなことも考えられるでしょうか?
A:韓国の大統領が辞任したことは一度もないので、任期途中で辞任することは不慮な事故、病気でもない限りはまず考えられない。
説明:まずは韓国の基本情報として大統領制について少し解説したい。韓国が大統領制度を採用しているのは知っていると思う。
■韓国の大統領制について
まずは韓国の大統領は国の元首であり、行政の長でもある。また軍事的に軍の統帥権を所有している。まあ、アメリカの大統領みたいな強い権限があると思っていい。
日本の政治の中心が「国会」であるように、韓国の政治の中心は「青瓦台(せいかだい)」という大統領官邸である。まあ、この辺りは韓国ニュースでお馴染みだろう。
韓国の大統領は直接国民選挙で選ばれる。任期は5年で再任がない。ここがアメリカと違うところだ。
アメリカは任期は四年だが、再任があるので最大8年までは大統領になることが出来る。
被選挙権があるのは40歳以上の韓国国民。選挙権は19歳以上の韓国国民が得られる。他にも韓国に3年以上滞在する外国人にも投票権がある。
さらに、このブログでも取り上げたとおり、在日朝鮮人や海外に住む韓国人にも投票権が2012年から得られるようになった。では、質問に関わることを説明しよう。
■韓国の大統領は憲法違反以外は国会から罪に問われない。
韓国の大統領は強い権限を持っており、さらに憲法違反の国会で行われる弾劾裁判以外は責任は負わないことになっている。これを難しい言葉で「政治的無答責」という。
以上。質問の回答ではつまり、韓国の大統領が憲法違反を犯さない限りは、任期途中で辞任するようなことはないということになる。これだけ韓国の大統領は強大な権力を持っているのが韓国である。
ということで、質問はいつでも募集しているので何か知りたいことがあればコメントしていただきたい。もちろん、感想も大歓迎だ。
まさに今がその状況
クネ→国会に委ねる
国会→早期退陣法制定
クネ→早期退陣法制定は憲法違反
裁判所→憲法違反の審議
そうこうしてる内に任期満了
とまあ、恐ろしいほどトピック通りの流れが
3年半後に実現と相成りました