「韓国の鉄鋼」カテゴリーアーカイブ

韓国経済、輸出不振に鉱工業生産2.1%…製造業稼働率6年7カ月ぶり最低=韓国

韓国経済、輸出不振に鉱工業生産2.1%…製造業稼働率6年7カ月ぶり最低=韓国

記事要約:最近、韓国の輸出不振が顕著になっているわけだが、それを示す経済指標もどんどん下がっている。今回は鉱工業生産(-2.1%)、建設業(-0.8%)の不振が主な原因とある。

問題は鉱工業生産の減少で半導体(-9.7%)が大きいこと。思いだして欲しいのが、昨年、サムスン電子はDRAMの売上が思ったより好調で、スマホ不振でも株価や売上を維持した。しかし、半導体が-9.7%ということはサムスン電子の半導体輸出が減少したことになる。

この減少の理由は書いてないが、中国企業が半導体分野に手を出して売上を拡大させているのではないかと推測できる。もっとも、まだ11月という短期スパンの指標なので、ただの憶測で終わる可能性はある。しかし、韓国の得意産業は全て中国に奪われると管理人は予見しているので、2016年の半導体シェアは注目していく予定だ。

後、消費者物価指数は0%台だったのは既に知らせた通り。

どう見てもインフレ傾向にはなってない。賃金関連の統計をみないとはっきり断言はできないが、デフレ、デフレスパイラルの兆候が見て取れる。

企業の在庫が増えているのは輸出、輸入不振からでもわかり、商品が売れないからであり、工場で生産する必要がない。だから、全体産業生産でも下落した結果となっている。

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  輸出不振で全体産業生産が2カ月連続の下落となった。

統計庁が30日に発表した「11月産業活動動向」によると、先月の全体産業生産は前月比0.5%減少した。10月の-1.3%に続い て2カ月連続で下落。鉱工業生産(-2.1%)と建設業(-0.8%)の不振が主な原因だ。鉱工業生産では半導体(-9.7%)と通信・放送装備 (-20.2%)の下落幅が大きかった。

製造業の在庫は前月比で0.8%減少したが、前年同月比では6.2%増加した。在庫の増加で休む工場も増え、製造業の平均稼働率は前月比1.2ポイント下落した72.7%となった。これは2009年4月(72.4%)以来6年7カ月ぶりの低水準。

サービス業生産は金融・保険(3.2%)、保健・社会福祉(2.1%)などが増え、前月比0.1%増加した。7月から5カ月連続の増加。

消費動向が分かる小売り販売は前月比1.1%減少した。衣服など準耐久材(-3.5%)と車両燃料など非耐久財(-0.5%)、家電製品など耐久材(-0.3%)の販売が同時に減少した。 ※本記事の原文著作権は「韓国経済新聞社」にあり、中央日報日本語版で翻訳しサービスします

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韓国経済、水より安い鉄、韓国鉄鋼業界に連鎖倒産の危機=主犯は中国

韓国経済、水より安い鉄、韓国鉄鋼業界に連鎖倒産の危機=主犯は中国

記事要約:造船に続いて、韓国では鉄鋼も連鎖倒産危機と。以前に韓国の主力産業が軒並み危機的な状況だと伝えたが、どれもこれも日本から技術をパクって大きくした産業である。

鉄鋼業界といえば韓国のポスコであるが、あれも、元々は新日鐵(今は新日鐵住友金)が技術を提供したのだ。日韓基本条約における経済協力金の5億ドルという莫大な資金援助と共に。そして、3億ドルほど使って、韓国はポスコという鉄鋼企業を造り上げた。

日本に負んぶに抱っこされて、軌道が乗って世界第5位まで成長を遂げた。だが、その恩を報いるどころが、新日鐵住友の重要な技術を丸パクリしたあげく、中国にまで奪われる。そして、その技術が中国で使われ始め、韓国の鉄鋼業界を脅かす。

何でもかんでも中国に奪われていく。韓国のやったことをそのまま真似されて、巨大な資本を背景に気がつけば、韓国など敵ではなくなっている。新日鐵と住友金属が合併したのはそのような中国脅威に対抗するため。今、鉄鋼業界は中国の鉄鋼業界によって恐ろしいことが起きている。

管理人は鉄鋼関連ニュースはわりと好きなので色々と読んでいるのだが、もはや、インドの鉄鋼企業で世界一だったミッタル・スチールはアルセロール・ミッタルとなっている。今、鉄鋼業界の順位は以下の通り。

アルセロール・ミッタル

新日鐵住友金

河北鋼鉄集団(中国)

宝鋼集団(中国)

ポスコ(韓国)

以上が、世界の鉄鋼メーカーの順位である。1位が圧倒的な粗鋼生産量を誇る。新日鐵住友金のおよそ2倍である。しかし、その後ろに3位と4位に中国の鉄鋼メーカーが猛追している。それに中国という巨大な市場における粗鋼生産量は年々増えており、新日鐵住友金でもうかうかしていられない状態である。

5位に韓国のポスコもいるが、その後ろに、6位、7位、8位には中国の鉄鋼メーカー、その次の9位にJFEスチールとなってる。

このような状況になったことで鉄鋼業界が中国企業によって侵食されつつある。韓国のポスコなんてもはや、中国の相手にすらなってないのだ。新日鐵から技術を盗んだ裁判の結果、ポスコは供給量を新日鐵側と協議して決めなければならない。

つまり、ポスコは自由に何も出来ない状態である。そして、今年も中国の過剰供給によって鉄の価格は下がり、もはや、世界5位のポスコでさえ風前の灯火。

元々、新日鐵の技術提供で造られたポスコは無断で技術を盗み、最後は中国に飲み込まれていく。ポスコが消えれば、韓国の鉄鋼メーカーなんて何も残っていない。

以上が予備知識である。これぐらい知っておけば記事の内容が理解できるかと。

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韓国経済、水より安い鉄、韓国鉄鋼業界に連鎖倒産の危機=主犯は中国

「産業の米」と呼ばれる鉄の価格が単純比較で飲料水の3分の1にも満たないという現象が起きている。生産拡張による供給過剰が数年続く中国の鉄鋼メーカーが安い製品を韓国など海外に輸出し、韓国国内の鉄鋼価格が下落したためだ。

最も基本的な鉄鋼製品である冷延鋼板、電気鋼板の素材として使われる熱延製品が代表的だ。韓国の熱延製品の価格は2008年には1トン当たり99万ウォン(約10万3000円)だったが、今月には同49万ウォン(約5万1000円)へと半額に下落した。

それを1キログラム当たりに換算すると約490ウォン。国産の飲料水ブランド「三多水」が500ミリリットル当たり850ウォン(コンビニエンスストア店頭価格)であることを考えると、鉄の価格が水の3分の1にも満たないことになる。

■中国が「主犯」

こうした現象を引き起こした主犯は中国だ。中国は鉄鋼の消費量、生産量でいずれも世界最大だ。しかし、無理な増産で鉄鋼生産量が急増したのに対し、2008-09年の世界的な金融危機以降長期化する低成長で鉄鋼消費が落ち込み、直撃を受けている。

実際に中国国内の鉄鋼消費は昨年、前年比3.4%減となり、金融危機以降初めてマイナスとなった。ポスコ経営研究所のシム・サンヒョン首席研究委員は「中国の鉄鋼産業は過去15年間に年平均13%という急成長を遂げたが、今年は年初来7月までの鉄鋼製品消費量が前年同期比4.4%減少するなど、ピークを過ぎて下落局面に入ったムードが色濃い」と指摘した。

消費が明らかに低迷していることを受け、中国の鉄鋼メーカーは剰余生産分を輸出で処理している。今年1-7月の中国による鉄鋼輸出量は前年同期比27%増の6158万トンに達した。この勢いならば、昨年(9400万トン)を上回り、年間で少なくとも1億トンを突破するとの見方が有力だ。

安価な中国製品があふれ、中国以外の鉄鋼メーカーは大きな打撃を受けている。米鉄鋼業界2位のUSスチールは過去1年間で株価が70%も暴落し、昨年は北米で3000人を解雇した。英鉄鋼最大手、欧州鉄鋼2位のレッドカー製鉄所も債務返済が難しくなり、廃業を申請した。

中国も同様だ。60年の歴史がある中国最大の製鉄所、攀枝花鋼鉄集団成都鋼ハン(ハンは金へんに凡、バナジウムの意)が9月に破産したのに続き、中国民間鉄鋼メーカー2位の山西海キン鋼鉄(キンは金を上に1つ、下に2つ並べた字)が債務償還に行き詰まり破綻した。

韓国鉄鋼業界も苦しい。債権団主導の経営再建を進める東部製鉄は来年初めを目標に身売りを目指している。ポスコ、東国製鋼などは徹底した財務構造改善を進めている。

■高価格製品とマーケティング強化で対抗

韓国の鉄鋼メーカーは高価格、高品質の製品生産とマーケティング強化という打開策で対抗している。

ポスコは中国製品による攻勢から内需市場を守るため、原価を圧縮した製品を生産、販売している。また、顧客企業と製品を共同開発し、個別顧客に特化したソリューションを提供することで、自社製品のみを使ってもらう「ロックイン戦略」を強化している。 (中略:ポスコと現代製鉄の対応)

韓国鉄鋼協会の宋在彬(ソン・ジェビン)副会長は「中国発の供給過剰で世界の鉄鋼業界が廃業の危機に追い込まれるなど状況は深刻だ。中国による安値輸出と利ざや縮小に積極的に対応すると同時に、研究開発を強化し、革新的な高級製品の生産に努力すべきだ」と指摘した。

辛殷珍(シン・ウンジン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

(http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/12/12/2015121200584.html)

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