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4月の生産と消費が同時にマイナス転落、製造業の在庫率は「史上最大」-昨年の一人当たりGNIが7.4%減で台湾に抜かれる【動画】

韓国 今朝、金融ニュースで日本のキオクシア(旧東芝メモリー)と米ウェスタン・デジタルが経営統合というニュースが出てきて、真っ先に取りあげたわけだが、実際、韓国経済で扱えるほど十分なものだった。これの一体何が凄いのか。

韓国勢が独占していたメモリー市場シェアで、1位はサムスン電子、2位はSKハイニックス。3位はキオクシア。4位はウェスタン・デジタルだったわけだ。そして、3位と4位が経営統合したら、いきなり1位のサムスン電子に匹敵する規模。同事業の売上高は2兆5千億円規模らしい。

つまり、先日、これも金融ニュースで取りあげたが、日野自動車と三菱ふそうが経営統合して国内バス・トラックにおいて3強が2強になったのと同じだ。

サムスン電子の半導体輸出が回復しないまま、在庫も山積み状態で、日本と米国がどんどん仕掛けてきている。どこまで事前に準備されていたかはわからないが、韓国の半導体潰しが凄まじい速さで現在進行形である。しかも、韓国は対中国に対中輸出規制で半導体を売るのが難しい状況だ。ここ1年ぐらいか。韓国半導体だけではなく、日本や米国の半導体関連を積極的に取りあげてきたが、ここまで日米が本気だったとことに驚きだ。

本当、2030年は韓国の半導体がシェアを落として低迷する時代になってそうだな。ええ?今でも厳しいのに韓国さんはどうなってしまうの?うーん。こちらとしてはここまで半導体が日米に注目されるのは想定外だったわけだが、韓国は半導体輸出で食べてきた国だ。その半導体が対中輸出も減少し、世界同時不況でメモリー価格もどん底。昨日、確認したがまだDRAM価格は下がっていた。

とても、この先に一気に半導体輸出が回復する兆しは見えない。そして、半導体がダメなら、韓国経済は貿易赤字から抜け出せない。自動車が頑張っているのだが、半導体赤字が全て奪って行く。といったところで4月の消費と生産の状況を見ていこうか。まずは冒頭を読もう。

輸出減少と内需萎縮の影響で、4月の生産と消費が同時にマイナスに転じた。さらに、半導体景気の低迷などで製造業の在庫率が過去最高に高騰した。今年下半期(7~12月)の景気回復が不透明だという予測が出ており、政府の「上低下高(上半期は低迷、下半期は上昇)」の期待とは裏腹に、「上低下低」の流れが続く恐れがあるという懸念が出ている。

https://www.donga.com/jp/List/article/all/20230601/4194013/1

これは先日に紹介したとおり、もう、下半期に景気回復は諦めたようだ。そんな期待ばかりで、楽観論で半年すぎたが、結局、15ヶ月連続貿易赤字。韓国政府が無能だから、必要な経済対策を何1つ生み出せず、韓国輸出は沈んでいくばかりだ。、もうすぐ下半期に入るというのに、ずいぶん、スローペースだよな。下手したら、今年はずっと貿易赤字かもしれないのにな。

では、記事の要点を整理していこうか。

前半は四月の生産と消費。後半は、昨年の一人当たりGNIが7.4%減で台湾に抜かれるというもの。

■記事の要点

1.統計庁が31日発表した「4月の産業活動動向」によると、産業全体の生産(季節調整・農林漁業を除く)指数は109.8(2020年=100)で、前月より1.4%減少した。これは昨年2月(マイナス1.5%)以来14ヵ月ぶりの最大の減少幅となる。今年2月(1.0%)や3月(1.2%)に良好だった生産活動が、再び萎縮した様子を見せている。

2.このうち、半導体や化学製品などを含む鉱工業分野で生産減少が目立った。通信・放送装置(13.4%)などの生産は増えたが、機械装置(マイナス6.9%)と医薬品(マイナス8.0%)などで減り、全体鉱工業生産は1.2%減少した。昨年同期に比べると8.9%減少したが、主要輸出品目である半導体(マイナス20.2%)と化学製品(マイナス20.5%)の減少幅が大きかった。一方、自動車生産は昨年より16.6%伸びた。

3.生産減少にもかかわらず消費萎縮が急激に進み、在庫率(製品出荷比在庫比率)は130.4%で、前月より13.2ポイント高騰した。関連統計を取り始めた1985年以降、最も高い数値だ。在庫率の上昇は、製品がよく売れず、すでに生産された物が倉庫に積まれているという意味だ。特に半導体から出荷が20.3%減り、在庫は31.5%も増え、全体在庫率の上昇を主導した。消費動向を示す小売販売額指数(季節調整)も4月は105.2(2020年=100)で、前月比2.3%減少した。今年2月に5.1%増加し、強気を見せていた小売販売は3月は0.1%増加と鈍化したが、4月に入ってマイナスに転じた。

4.何よりも、主要輸出品目である半導体の回復速度が、当初の予想を下回っている。産業研究院は、先月30日発表した「2023年下半期の経済・産業予測」の報告書で、今年下半期の半導体の輸出額は1年前より12.8%減ると予測した。今年全体では、半導体輸出が24.7%減少すると見ているが、これは今年1月に予測した年間減少幅(前年比マイナス9.9%)の約3倍に近い数値だ。

以上の4つだ。順番に見ていこう。

まず1だが、産業全体の生産指数は109.8で、前月より1.4%減少した。記事にこれは昨年2月(マイナス1.5%)以来14ヵ月ぶりの最大の減少幅とあるが、今年の2月と3月は旧暦の需要増、サムスン電子の新型スマホ「ギャラクシーS23 」がもたらしたものだ。それがなくなれば4月に生産が落ちるのは普通のことだ。

次に2だが、主要輸出品目である半導体(マイナス20.2%)と化学製品(マイナス20.5%)の減少幅が大きい。これも、過去記事で散々、見てきたことだ。唯一、自動車生産だけ伸びていると。それでが3が今回の核心ポイントだ。もう一度、読んでおこう。

生産減少にもかかわらず消費萎縮が急激に進み、在庫率(製品出荷比在庫比率)は130.4%で、前月より13.2ポイント高騰した。関連統計を取り始めた1985年以降、最も高い数値だ。在庫率の上昇は、製品がよく売れず、すでに生産された物が倉庫に積まれているという意味だ。

韓国企業は在庫調整しているんだよな?4月に入ってサムスン電子が初めて減産する流れだったとおもうが、他の企業もサムスン電子みたいに売れもしないのに、中国輸出回復期待とかでバカみたいに生産していたのか。さすがに何で前月より13.2ポイントも増えたのか。しかも、史上最大の在庫の山を抱えてだぞ。もちろん、完全に工場を止めるわけには行かない製造業の特定の理由にはあせるによ。昨年から在庫積み過ぎなんだよな。バナナのたたき売りしても売れない在庫てなんだよ。

因みに今、AmazonのタイムセールでPC関連が安いんだか、2TBのHDDが1万円で売っている。別にサムスン電子のHDDではない。さっき、少し紹介した米WDのHDDだ。

Western Digital ウエスタンデジタル WD Red 内蔵 HDD ハードディスク 2TB SMR 3.5インチ SATA 5400rpm キャッシュ256MB NAS メーカー保証3年 WD20EFAX-EC -9% ¥10,169 

このように3年補償も付いて1万円だ。3年間使えるとしたら、1日30円ぐらいだ。マジで安いな。これは余談だが、PS5買ったのはいいが、容量が1TBしかないので、HDDを買っておいてもいいんだよな。ITBあって足りないのかとおもうかもしれないが、フォートナイトですら50GBぐらいある。結構、PS5のゲームは容量が凄い。まあ、このようにHDDがかなり安くなってるので欲しい人はAmazonセールでも覗いてみてほしい。

閑話休題。

最後に4だが、今年下半期の半導体の輸出額は1年前より12.8%減ると予測。今年全体では、半導体輸出が24.7%減少。まあ、これは昨年が半導体特需だったこともあるからな。だから、ある程度、半導体輸出額が減るのは当然だが、それでも24.8%か。酷いものだな。では、専門家はどう見ているのか。

産業研究院のキム・ヤンパン専門研究員は、「半導体景気は、今年下半期まで厳しい状況が続き、早くても来年上半期に持ち直すものと見られる」とし、「人工知能(AI)分野の成長にともなう期待があるが、(半導体市場は)まだパソコンまたはスマートフォンなど、個人的需要が主導しているため、AI分野の成長の影響が拡散するまでに時間がかかるだろう」と見通した。

韓国開発研究院(KDI)のチョン・ギュチョル経済予測室長は、「4月まで、産業動向を基に下半期の予測を明確に話すことは難しい」としながらも、「世界的に金利高が続いているうえ、物価もやはり安定しておらず、景気減速はしばらく続くものと見られる。半導体業況と中国向け輸出が回復しても、上半期の低迷を緩和する水準に留まる可能性が高い」と話した。

気がついたら今年の下半期どころか、早くても来年上半期とか言いだした。おい、昨年は今年の上半期だったよな。それが下半期にかわって、今度は来年の上半期か。そもそもAI主導の高性能な半導体をサムスン電子は生産できるんですかね。そして、次は専門家はついに難しいとか言いだした。ええ?昨年からこれぐらいは普通に予測できましたよ?韓国の専門家が慌てて予想を大幅下方修正しているだけという。

でも、来年ならキオクシアと米WDが経営統合して、何か凄い会社が出来てるかもしれないなあ。そうなったらどうするんですかね。では、記事の後半を見ていこうか。

■記事の要点(後半)

5.昨年、韓国の一人当たり国民総所得(GNI)が減少に転じました。3万5000ドルを下回り、台湾に20年ぶりに追い越されました。昨年の年間実質国内総生産(GDP)成長率は2.6%で、韓国銀行の予測と同じでした。韓国銀行によると、2日、昨年の一人当たり国民総所得は、米ドルベースで3万2886ドルとなり、前年比で7.4%減少しました。

6.一人当たり国民所得(GNI)は、ある国の国民の平均的な生活水準を示す指標であり、名目国内総生産(GDP)に名目国外純収支要素所得を加えた名目GNIを統計庁の推計人口で割り、ウォン・ドル為替レートを反映して算出されます。

7.一人当たりGNIは2017年に3万1734ドルとなり、「国民所得3万ドル」の時代を迎え、2018年には3万3564ドルまで上昇しました。その後、2019年(3万2204ドル)、2020年(3万2038ドル)と2年連続で下落しましたが、コロナ19パンデミックを乗り越えて2021年に3万5373ドルに上昇しました。しかし、グローバルな景気減速とそれに伴う輸出不振の中で、昨年、1年ぶりに再び減少しました。隣国である台湾は、昨年の一人当たりGNIが3万3565ドルと集計され、20年ぶりに韓国を逆転しました。

以上の3つだ。では、一気に見ていこうか。

5から7の1人当たり国民所得は韓国メディアが大好きな指標だ。昨年も、もうすぐ日本に勝てるとか喜んでいた。しかも、3万ドルを超えたらから、これから一気に伸びていくとか勘違いしただけの出来事だった。結局、韓国は昨年の一人当たり国民総所得は、米ドルベースで3万2886ドル。3万5000ドル以下となったと。それで、日本にいつ勝つんですかね?日本どころか、台湾にも負けてて、日本ガーとかいってるわけだ。それではネットの意見を見ておこうか。

1.でもK-popがあるから。

2.これから差が広がり続けるでしょう。でも仕方ないよね。韓国人が選択した道なんだもん。

3.心理的G8から心理的G20を心配するようになるんかな?

4.韓国理論だと、これで韓国は次期G8候補から外れて、台湾が候補入りしたと言うことだな。

5.まぁ韓国は日本を抜いてるからそれほど気にしてないだろ?

以上の5つだ。そのK-コンテンツを伸ばすのに無駄な宣伝費を使ってる時間に台湾が必死に頑張って、韓国に勝ってるんだぞ。どんだけ頑張っても韓国のKーコンテンツでは食べて行けない。いつになったら気づくんだろうな。

次に2だが、韓国はこの先、どんどん落ちていくことは既に2017年の韓国輸出がピークだったことで証明された。もう、ある程度、輸出が回復しても伸びることはない。日本が急激な円高、中国輸出が減少すればワンちゃんあるぐらいだ。まあ、限りなくゼロに近い。

次に心理的G8とか、実質8とか、寝言述べてる間に、G20も怪しくなると。もう、G20台湾を入れた方が良いんじゃないか。4は韓国理論だと台湾がG8になると。台湾有事を抱えてるので難しいかな。中国が諦めることはないものな。

そして、5は日本を抜いた?ああ、でも、日本はGNIは4万ドルでしたよ。昨年は知らないけどな。で、韓国さんはいつ日本を抜くんですか?そもそも下がってるじゃないですか。

輸出減少と内需萎縮の影響で、4月の生産と消費が同時にマイナスに転じた。さらに、半導体景気の低迷などで製造業の在庫率が過去最高に高騰した。今年下半期(7~12月)の景気回復が不透明だという予測が出ており、政府の「上低下高(上半期は低迷、下半期は上昇)」の期待とは裏腹に、「上低下低」の流れが続く恐れがあるという懸念が出ている。

●半導体発の在庫率は過去最高に急増

統計庁が31日発表した「4月の産業活動動向」によると、産業全体の生産(季節調整・農林漁業を除く)指数は109.8(2020年=100)で、前月より1.4%減少した。これは昨年2月(マイナス1.5%)以来14ヵ月ぶりの最大の減少幅となる。今年2月(1.0%)や3月(1.2%)に良好だった生産活動が、再び萎縮した様子を見せている。

このうち、半導体や化学製品などを含む鉱工業分野で生産減少が目立った。通信・放送装置(13.4%)などの生産は増えたが、機械装置(マイナス6.9%)と医薬品(マイナス8.0%)などで減り、全体鉱工業生産は1.2%減少した。昨年同期に比べると8.9%減少したが、主要輸出品目である半導体(マイナス20.2%)と化学製品(マイナス20.5%)の減少幅が大きかった。一方、自動車生産は昨年より16.6%伸びた。

生産減少にもかかわらず消費萎縮が急激に進み、在庫率(製品出荷比在庫比率)は130.4%で、前月より13.2ポイント高騰した。関連統計を取り始めた1985年以降、最も高い数値だ。在庫率の上昇は、製品がよく売れず、すでに生産された物が倉庫に積まれているという意味だ。特に半導体から出荷が20.3%減り、在庫は31.5%も増え、全体在庫率の上昇を主導した。消費動向を示す小売販売額指数(季節調整)も4月は105.2(2020年=100)で、前月比2.3%減少した。今年2月に5.1%増加し、強気を見せていた小売販売は3月は0.1%増加と鈍化したが、4月に入ってマイナスに転じた。

●半導体の低迷で景気の「上低下低」を懸念

政府は、下半期の半導体景気の回復などを根拠に「上低下高」の観測を出しているが、景気回復の時点が予想より遅くなりかねないという予測が出ている。統計庁のキム・ボギョン経済動向審議官は、「政府は上低下高の景気の流れを予想したが、景気が上がる時点をめぐり色々と不確実な部分が多い」と話した。今後の景気を予告する先行指数の循環変動値は前月より0.2ポイント下がり、昨年11月から6ヵ月連続で下落した。

何よりも、主要輸出品目である半導体の回復速度が、当初の予想を下回っている。産業研究院は、先月30日発表した「2023年下半期の経済・産業予測」の報告書で、今年下半期の半導体の輸出額は1年前より12.8%減ると予測した。今年全体では、半導体輸出が24.7%減少すると見ているが、これは今年1月に予測した年間減少幅(前年比マイナス9.9%)の約3倍に近い数値だ。

産業研究院のキム・ヤンパン専門研究員は、「半導体景気は、今年下半期まで厳しい状況が続き、早くても来年上半期に持ち直すものと見られる」とし、「人工知能(AI)分野の成長にともなう期待があるが、(半導体市場は)まだパソコンまたはスマートフォンなど、個人的需要が主導しているため、AI分野の成長の影響が拡散するまでに時間がかかるだろう」と見通した。

韓国開発研究院(KDI)のチョン・ギュチョル経済予測室長は、「4月まで、産業動向を基に下半期の予測を明確に話すことは難しい」としながらも、「世界的に金利高が続いているうえ、物価もやはり安定しておらず、景気減速はしばらく続くものと見られる。半導体業況と中国向け輸出が回復しても、上半期の低迷を緩和する水準に留まる可能性が高い」と話した。

昨年、韓国の一人当たり国民総所得(GNI)が減少に転じました。3万5000ドルを下回り、台湾に20年ぶりに追い越されました。昨年の年間実質国内総生産(GDP)成長率は2.6%で、韓国銀行の予測と同じでした。韓国銀行によると、2日、昨年の一人当たり国民総所得は、米ドルベースで3万2886ドルとなり、前年比で7.4%減少しました。

一人当たり国民所得(GNI)は、ある国の国民の平均的な生活水準を示す指標であり、名目国内総生産(GDP)に名目国外純収支要素所得を加えた名目GNIを統計庁の推計人口で割り、ウォン・ドル為替レートを反映して算出されます。

一人当たりGNIは2017年に3万1734ドルとなり、「国民所得3万ドル」の時代を迎え、2018年には3万3564ドルまで上昇しました。その後、2019年(3万2204ドル)、2020年(3万2038ドル)と2年連続で下落しましたが、コロナ19パンデミックを乗り越えて2021年に3万5373ドルに上昇しました。しかし、グローバルな景気減速とそれに伴う輸出不振の中で、昨年、1年ぶりに再び減少しました。隣国である台湾は、昨年の一人当たりGNIが3万3565ドルと集計され、20年ぶりに韓国を逆転しました。