「尖閣に安保条約適用」米国防長官 岸防衛相と電話協議

「尖閣に安保条約適用」米国防長官 岸防衛相と電話協議

記事要約:バイデン新政権でも「尖閣に安保条約が適用」されるということがわかり、ひとまず安心といったところだ。

日本の岸信夫防衛相とオースティン米国防長官が20分間の電話会談があったようだ。オースティン氏は沖縄県の尖閣諸島が日米安全保障条約5条に適用されると明言した。いわゆる思いやり予算と呼ばれる在日米軍駐留経費の日本側負担については速やかに交渉して合意を目指す方向で一致。彼は早期に訪日したいと。

>バイデン政権の発足後、日米の閣僚が電話協議するのは初めて。岸氏は協議後、記者団に「政権発足直後のタイミングで実施できた。東アジア地域や日米同盟を重視する姿勢の表れだ」と話した。

日本とアメリカはいち早く電話会談をしているが、同じ同盟国である韓国に対しては電話会談などのニュースは入ってきていない。韓国政府はバイデン政権で在韓米軍駐在費の50億ドル請求が大幅に減少すると期待しているようだが、そこまでバイデン政権が甘いとは限らない。それは日本にもいえることだが、日本の防衛に欠かせないので何らかの動きがあれば紹介していく。

>オースティン氏は協議後、自身のツイッターに「私たちは『自由で開かれたインド太平洋』の維持に向けた協力を議論した」と書き込んだ。日本政府がトランプ前政権と共有してきた「自由で開かれた」の文言を使い、東アジアで活発化する中国の軍事行動を日米で抑止する姿勢を鮮明にした。

バイデン新政権でも中国の軍事行動については日米で抑止する姿勢であると。それがただのブラフでなければいいのだが、日米関係はバイデン新政権でもそこまで変わらないてところか。

新型コロナが蔓延していても、中国の侵略行為は止まらない。尖閣諸島は日本の大事な防衛ラインでもある。ここ最近の中国公船の相次ぐ尖閣諸島への侵入は、中国が「第一列島線」という台湾や尖閣諸島を結んで設定したものを誇示させるものであるのは明白だ。だが、こんな防衛ラインを日本は認めるはずもなく、台湾も中国の一部ではない。

「尖閣に安保条約適用」米国防長官 岸防衛相と電話協議

岸信夫防衛相は24日、オースティン米国防長官と電話で20分間協議した。オースティン氏は日本の防衛義務を定めた日米安全保障条約5条が沖縄県の尖閣諸島に適用されると明言した。岸氏は「心強い発言だ」と答えた。東シナ海での一方的な現状変更の試みに反対の立場を共有した。

バイデン政権の発足後、日米の閣僚が電話協議するのは初めて。岸氏は協議後、記者団に「政権発足直後のタイミングで実施できた。東アジア地域や日米同盟を重視する姿勢の表れだ」と話した。

米国防総省の発表によると、オースティン氏は安保条約5条が尖閣諸島にも適用され、米国は東シナ海での現状変更の試みに反対すると発言した。日本の防衛省によると、両氏は尖閣諸島に対する日本の施政を損なおうとする「いかなる一方的な行動にも反対する」と確認した。

2021年度以降の在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)をめぐっては、日米間で速やかに交渉し合意を目指す方針で一致した。5年ごとに結ぶ特別協定についてトランプ前政権との協議がまとまらず、新政権と早期に妥結する必要がある。

オースティン氏は協議後、自身のツイッターに「私たちは『自由で開かれたインド太平洋』の維持に向けた協力を議論した」と書き込んだ。日本政府がトランプ前政権と共有してきた「自由で開かれた」の文言を使い、東アジアで活発化する中国の軍事行動を日米で抑止する姿勢を鮮明にした。

中国は22日、日本の海上保安庁に相当する海警局を準軍事組織として位置づける海警法を新たに制定した。岸氏は中国の最近の動きを議論したかを問われ「中国が大きな戦略的な議題だということは合意したところだ」と答えた。

岸氏によると、両氏は新型コロナウイルスの状況を踏まえ、早期に対面で会談する方針で合意した。オースティン氏は「早期に訪日したい」と言及した。

両氏は北朝鮮の「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化(CVID)」についても協力を確認した。北朝鮮の核・ミサイル開発の資金源を断つため、洋上で積み荷を差し替える「瀬取り」を阻止する対策で連携すると申し合わせた。

安保条約5条の尖閣への適用を巡っては菅義偉首相が昨年11月、大統領就任前のバイデン氏と電話した際にも確認を取った。今月21日には北村滋国家安全保障局長もサリバン米大統領補佐官との電話で改めて認識を共有した。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE240BP0U1A120C2000000

「尖閣に安保条約適用」米国防長官 岸防衛相と電話協議」への3件のフィードバック

  1. いつもいつも、アメリカが守ってくれるか?心配して、、。情けない!日本にチョッカイ出したら中国も其なりの手痛い損害が有るくらいの戦力を持たないと。防衛費三パーセントは必要である。

  2. もはや菅政権の唯一の良心かもね岸さんは、地味だけど確実に結果を積み上げてる。
    河野さんは良くも悪くもというタイプで動きは派手だけど成果は今一つかな、個人的には総理の芽はないと思うし、人望も人脈もあるとは言えない彼が総理になるとすれば、そこには思惑を持ったキングメーカーが存在するという事、それに韓国や中国とも意外に近しい関係だよ彼は。

  3. アメリカの政権が変わるたびに尖閣の安保条約適用を
    確認しないとダメなのか!
    アメリカも自国大事なのだから、中国との交渉で有利となれば
    寝返ることも十分あり得ます。
    これが国際政治の非情さであり常識ですね。
    中国、北朝鮮、韓国、ロシアと本当にウザイ国ばかりで嫌になるが
    日本を守るのは、日本人しかいないことを肝に銘じて
    アメリカと互恵関係を強化するしかないでしょう。
     最後に「天は自ら助くる者を助く」目覚めよ日本人!

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