【新型コロナ】統合失調症は新型コロナの死亡リスクが約3倍に

【新型コロナ】統合失調症は新型コロナの死亡リスクが約3倍に

記事要約:新型コロナウイルスに感染して20台の男性が肥満で死んだり、何らかの基礎疾患があると高いリスクがあるわけだが、人間は生きてれば何かしら怪我や病気になるものだ。しかし、それは何も物理的な基礎疾患だけではない。どうやら統合失調症は新型コロナの死亡リスクが約3倍という数値が出てきた。

>研究者らが、米ニューヨークの精神疾患の患者2万6540人の医療記録(2020年3月から5月のもの)を調査したところ、そのうちの7348人が新型コロナウイルスに感染していたことが分かった。そこで研究者らは、精神障害のある患者を統合失調症スペクトラム障害、情動障害、不安障害の3つのカテゴリーに分類し、精神疾患を持つ新型コロナ感染者の死亡者数と、そういった疾患をもたない感染者の比較を行った。

今回の記事は精神疾患について研究したもの。統合失調症スペクトラム障害、情動障害、不安障害の3つのカテゴリーに分類した。ただ、精神疾患については難しいと思うので3つともおさらいしておこうか。

>米国精神医学会の操作的診断基準DSM−5では、統合失調症やその類縁疾患を、「統合失調症スペクトラム」として、一連の連続性をもった疾患群と位置づけられています。症状の程度や持続期間のちがいにより、軽度な病状から順に、統合失調型(パーソナリティ)障害、妄想性障害、短期精神病性障害、統合失調症様障害、統合失調症とつづきます。

とまあ、いきなりこのように専門的な用語がずらりと並んでいる。

.統合失調症 Schizophrenia

①概念:統合失調症は、直接の原因がないのに、脳のさまざまな働き(たとえば、考えや気持ちや行動)がまとまりにくくなる病気です。
特徴的な症状として、陽性症状(悪口が聞こえる、いじめられていると思い込むなど)、陰性症状(やる気がでない、まわりに関心がなくなる、疲れやすいなど)、認知機能障害(融通がきかない、段取りよく行動できない、忘れっぽいなど)があります。経過のなかで症状も変化していき、長い治療やリハビリが必要ですが、新しい薬や心理社会的支援、制度利用によって、回復・軽症化してきていると言われています。
近年では、いくつかの異なった病気の集まりの可能性があると考えられています。何らかの生物学的な「なりやすさ」と環境ストレス(特に対人関係での緊張状態)が重なって、発症に関係すると考えられています。

(https://www.comhbo.net/?page_id=8553)

長いので概念だけ載せておいたが、総合失調症というのはそういう病気ですよ。範囲広すぎだよな。情動障害は読んで字のごとく、情動の現れ方が偏ったりして自分でコントロールできないこと。寄生をあげるといったものが情動障害に分類される。不安障害はパニック障害、強迫性障害、社会不安障害といったもの。それで、今回、重要なのは総合失調症の方なので上に概要を載せておいた。

>すると、精神疾患がある感染者(7000人以上)のうち、統合失調症スペクトラム障害は75人、情動障害は564人、不安障害は360人であることが分かった。さらに精神疾患がある感染者864人は、新型コロナ感染の診断後の45日以内に死亡またはホスピスに入院していたことが分かった。統合失調症スペクトラム障害を持つ患者について、性別、年齢、人種などの既知の危険因子を調整したところ、新型コロナで死亡する確率が精神疾患のない人よりも約2.7倍高いことがわかった。しかし、情動障害や不安障害の患者に関しては、新型コロナウイルスによる死亡との関連性は見いだされなかった。

総合失調症の感染者は75人なのに死亡する確率が高いと。新型コロナで死亡する確率が精神疾患のない人よりも約2.7倍。他の情動障害や不安障害の患者に関しては、新型コロナウイルスによる死亡との関連性はなかったと。

といっても、総合失調症がどうかなんて素人ではよほど重症でない限りは判断が難しい。誰しも現代社会にストレスを受けてるだろうし、コロナ禍ではさらに深刻だろう。しかし、コロナは精神疾患にすら死亡率を高めるのか。本当、よくわからない殺人兵器だよな。

【新型コロナ】統合失調症は新型コロナの死亡リスクが約3倍に

統合失調症スペクトラム障害の患者は、精神障害がない人と比べて新型コロナウイルスで死亡する可能性が約2.7倍高いことが分かった。この研究結果は、学術誌「JAMAサイキアトリー」に掲載されている。

研究者らが、米ニューヨークの精神疾患の患者2万6540人の医療記録(2020年3月から5月のもの)を調査したところ、そのうちの7348人が新型コロナウイルスに感染していたことが分かった。そこで研究者らは、精神障害のある患者を統合失調症スペクトラム障害、情動障害、不安障害の3つのカテゴリーに分類し、精神疾患を持つ新型コロナ感染者の死亡者数と、そういった疾患をもたない感染者の比較を行った。

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すると、精神疾患がある感染者(7000人以上)のうち、統合失調症スペクトラム障害は75人、情動障害は564人、不安障害は360人であることが分かった。さらに精神疾患がある感染者864人は、新型コロナ感染の診断後の45日以内に死亡またはホスピスに入院していたことが分かった。統合失調症スペクトラム障害を持つ患者について、性別、年齢、人種などの既知の危険因子を調整したところ、新型コロナで死亡する確率が精神疾患のない人よりも約2.7倍高いことがわかった。しかし、情動障害や不安障害の患者に関しては、新型コロナウイルスによる死亡との関連性は見いだされなかった。

https://jp.sputniknews.com/covid-19/202101288112190/

【新型コロナ】統合失調症は新型コロナの死亡リスクが約3倍に」への1件のフィードバック

  1. 強めの精神疾患とか認知症があると、体の痛みを感じにくくなるので普通の怪我でも処置が遅れて重症化しやすいとか、予後寿命が短いという統計はあるみたい。

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