韓国朝刊ヘッドライン(4月15日) 、122議席少数与党…統治より協治しろという有権者、怒った有権者の心まだ読めずにいる政界
今日の韓国朝刊ヘッドラインニュースも韓国総選挙の話題だけ。選挙あけてしばらくはこれだろう。だが、どう考えても協治なんてできるはずもなく、全く以て国会運営が進まない事態となるのは予想できる。
そもそも、与党と野党の意見は全く異なるわけで、それに対する協力なんて得られるはずもない。有権者が怒ったというが、危機的な韓国経済を低迷させる結果を示したことは悪手になるだろうな。こうやって内部から滅びていくのも衆愚政治の在り方かもしれない。
ただ、1つ擁護しておけば、これに関しては難しいと思う。二大政党制というのは本当に上手く機能しないのだ。韓国の場合はさらに第3の政党まで出現したので、さらにもう手が追えないだろう。国民が示した道というが、まとまることもなさそうだし、北朝鮮に大いに利用されるだけだろうな。
これは過半数維持か。完全敗北していればもう少しやりやすかったのだろうな。最終議席数をここに書いておくと定数300議席に対してこうなる。
セヌリ党122議席(改選前146)
野党「共に民主党」123議席(同102)
「国民の党」38議席(同20)
つまり、セヌリ党が法案を過半数で通したければ、野党の民主党に協力を得ればいけるが、反対すれば通らない。しかし、セヌリ党が国民の党と結託すれば、過半数を超えるので法案は成立する。
管理人からすれば、セヌリ党と国民の党がタッグを組んで連立政権で行くのが1番やりやすいと思う。しかし、そうならない場合、野党の場合も法案を通すのが過半数なら、国民の党の支持を得られないといけなくなり,もの凄くややこしい。
韓国人の審判が悪手になったと理由はここにある。もう一つの日本に関心が高いので例を上げる。
日韓慰安婦合意を履行する財団の成立の法案が過半数だとしても、国民の党か民主党の協力を得られない場合、成立が不可能となる。逆に、野党の民進党と国民の党が日韓慰安婦合意を破棄する法案を成立させることも事実上可能である。もっとも、国同士が決めた合意を破棄させる法律が作れるかは疑問だが。でも、条約ではなく、文章化もしてないしな。
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韓国朝刊ヘッドライン(4月15日) 、122議席少数与党…統治より協治しろという有権者、怒った有権者の心まだ読めずにいる政界
<朝鮮日報>122議席少数与党…統治より協治しろという有権者
<東亜日報>怒った有権者の心まだ読めずにいる政界
<中央日報>少数与党、協治の機会だ
<ハンギョレ>2030の「選挙反乱」
<京郷新聞>政権の「選挙用危機論」…今回は逆風受けた
<毎日経済>セヌリ指導部総辞任…人的刷新の嵐
<韓国経済>「国民の命令は傾聴と妥協…政治を革命しよう」