日別アーカイブ: 2016年8月14日

「世界の工場」揺らぐ…中国輸出、4カ月連続マイナス 人民元安で資金流出懸念拡大

「世界の工場」揺らぐ…中国輸出、4カ月連続マイナス 人民元安で資金流出懸念拡大

記事要約:今回は中国の話題なので韓国は何一つ出てこない。ただ、韓国経済を見る上で中国経済の動向は最重要だったりするので最近の管理人は中国経済のNewSもわりと見ている。だいたいサーチナだが。

それと、国の景気動向を知る上で鉄鋼需要というものが非常にわかりやすいことは何度か説明してきた。これは好景気だと鉄鋼需要が増加して、公共工事やら、新築マンションなどがどんどん建設されていくからだ。だから、数年前には中国では超高層ビル群の建設ラッシュが凄かった。もっとも、建設したのはいいが、ゴーストタウンになっているのが中国らしい。逆に景気が悪いと鉄鋼需要が減少する。ここまではいいだろう。

しかし、最近は中国企業が生産過剰に鉄鋼を増産したため、鉄鋼価格がもの凄い下落している。これについてはアメリカ、日本、欧州などが批判しているわけだが、国内が不景気だから鉄鋼需要が減少し、海外に元安背景に鉄鋼を投げ売りしている。そのため、海外でも鉄鋼価格が下落しており、日本の鉄鋼業界の業績が中々上がらないのもそのため。韓国を代表するポスコなんて鉄鋼危機とさえいわれているほどだ。それもこれも全て中国が悪い。

>品目別では、鋼材で輸出額が15・5%減少したものの数量は逆に8・5%増の6741万トンとなり、過剰生産を背景とする洪水のような安値輸出が続いていることを裏付けた。日米欧からの批判も強まりそうだ。

これを見ればわかる通り、すでに投げ売り状態。数量が増えて価格が下落していることで思い出すのは原油価格であるが、経済の基本の考えとしては供給と需要のバランスが著しく壊れてしまえば、その影響が多岐に渡る。そして、中国は物の見事にやっており、実は鉄鋼以外にも色々ある。

中国製のスマホとか、中国製の家電、中国製のメモリーカードとか、値段だけ見ればやすい。そうなってくると他社も価格を下げざる得なくなる。サムスンがやっている薄利多売商法なんて中国企業に比べたら可愛いものである。中国の場合は完全に市場を潰しかねない。

>一方、各国は元安進行を警戒する。中国当局が昨年8月に元レートを突如切り下げた際は、世界に株安などの動揺が広がった。今後ドルの上昇が加速し、当局の想定以上に大きな元安となれば、中国からの資金流出が進み金融市場が混乱しかねない。

管理人は元安を認める方向で中国は動かざる得ないと考えている.理由は簡単だ。投げ売りしてでも売らなければ在庫がさばけないからだ。鉄鋼需要があったときに大量に設備投資して工場の規模を拡大していった。しかし、不景気になれば鉄鋼需要が減り、その鉄鋼は余る。

そうなってくると施設の維持費だけでも莫大となり、結局,投げ打ってでも売ることになる。しかし、中国に大規模な工場がそこら中に建って生産を始めた現在、元高は都合が悪い。通貨安のほうが売れるのは韓国経済を見ていればわかる通りだ。

逆に元高になるとますます売れなくなるので経済は低迷。しかし、元安で投げ売りしてても結局、儲からないで経済は低迷。どう見ても袋小路である。袋小路になって中国が困るだけならいいのだが、その影響は世界中に出てくるわけだ。

そもそも、中国経済は韓国経済をほぼコピーしたやり方でここまで大きく膨れあがった。けれども、世界の工場なんていつまでもつづくはずがないことを日本は過去に高度経済成長の経験から知っている。だから、中国がこの先、脱世界の工場をすることになるわけだが、問題は中国には技術がない。

日本のような高付加価値の商品を作ることもできない。出来るのはブランド品に似せた劣化コピー。じゃあ、サービス分野はどうかというと。中国でのサービスなんて全くきかない。観光はどうだ?中国で観光するようなところはなく、大気汚染が酷くて首都を移すぐらいである。

つまり、中国は世界の工場であり続ける以外の道はないのだ。だから、元安の容認を維持しようとしているわけだ。しかし、元安にもデメリットがある。それは中国の海外資産が安くなる。輸出には有利だが、機械や部品などの原材料の輸入にも響く。そして、アメリカは元安、ドル高がかなりのところにいけば、今度は中国の買取に走ると思われる。アメリカは強かだからな。そのような戦略を組み込んでいても何ら不思議ではない。

通貨安維持は一見、中国に有利そうだが、相手にとってはメリットも大きい。そういった意味で為替政策は諸刃の剣になりやすい。

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「世界の工場」揺らぐ…中国輸出、4カ月連続マイナス 人民元安で資金流出懸念拡大

中国税関総署が8日発表した7月の貿易統計によると、ドルベースの輸出総額は1847億3300万ドル(約18兆8500億円)と前年同月比で4・4%減 少し、4カ月連続で前年水準を下回った。輸入総額は1324億2500万ドルと12・5%もの減少で、21カ月連続マイナスだった。内外の需要低迷が影響 したが、中国の経済成長を支えてきた貿易の失速も鮮明になった。

輸出入を合わせた7月の貿易総額は3171億5800万ドルで7・9%の減少だった。貿易総額のマイナスも4カ月連続。輸出がプラスだった今年の3月は春節(旧正月)連休のずれによる季節要因が大きく、事実上、昨年初めから輸出入とも減少が続いている。

今年1~7月累計の貿易総額は前年同期比8・7%減、輸出は7・4%の減少だった。地域別輸出で米国向けは8・8%減。中国にとって最大の輸出相手先である欧州連合(EU)は4・3%減、日本は6・0%減といずれも落ち込んだ。

人民元の為替レートが安値傾向にある中での輸出減は、原材料や部品を輸入して人海戦術で安価に組み立て、大量に輸出する加工貿易で「世界の工場」となった中国の戦略が大きく揺らいでいることを意味する。人件費の高騰などで製造業が輸出競争力を失いつつある。

品目別では、鋼材で輸出額が15・5%減少したものの数量は逆に8・5%増の6741万トンとなり、過剰生産を背景とする洪水のような安値輸出が続いていることを裏付けた。日米欧からの批判も強まりそうだ。

1~7月累計の輸入では、国際価格の低迷が続く原油が金額ベースで25・8%減の618億1800万ドルと大幅に減った。中国は個人消費の伸び悩みや不動産開発の停滞による内需低迷で、世界からモノを買う力が低下しており、世界経済にも影響しそうだ。

中国の7月貿易統計は輸出入とも大幅に減少となり、中国経済の減速感が鮮明になった。中国政府は輸出の下支えに人民元の緩やかな下落を容認しているとみられる。だが、元の先安観が強まれば、海外への資金流出を招くとの懸念もあり、世界経済が抱える不安は強まるばかりだ。

元は英国のEU離脱決定後に下落が加速し、7月18日に節目の1ドル=6・7元を割り、2010年秋以来の安値をつけた。足元では6・65元前後とやや元高に戻ったが、6・4元台だった春先に比べ弱含んでいる。

中国当局は人民元の下落が進むたび、外貨準備を取り崩してドル売り元買いの為替介入を行い、人民元安を抑制してきた。中国から海外に資金流出が進めば、企業の資金繰りが悪化するなど実体経済にも影響を与えるためだ。

しかし、米投資銀行ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの村田雅志通貨ストラテジストは「中国当局はところどころで介入しているが、緩やかな元安を容認する姿 勢になった」と指摘する。鉄鋼などの設備過剰が深刻化する中、相場の急変は避けつつも、一定水準までは元安に誘導する考えではないかとの観測もある。

一方、各国は元安進行を警戒する。中国当局が昨年8月に元レートを突如切り下げた際は、世界に株安などの動揺が広がった。今後ドルの上昇が加速し、当局の想定以上に大きな元安となれば、中国からの資金流出が進み金融市場が混乱しかねない。

麻生太郎財務相は8日の閣議後会見で、生産設備の過剰解消など中国の構造改革について「どういう方針でやろうとされるのかはまだよく見えていない」と述 べ、今後の動向を注視する考えを示した。為替施策を含め、中国に対する国際社会の視線は厳しくなっている。(上海=河崎真澄、万福博之)

(http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20160814/ecn1608141116002-n2.htm)))

【日本の防衛】韓国議員団の独島訪問 予定通り15日に=日本の抗議を一蹴

【日本の防衛】韓国議員団の独島訪問 予定通り15日に=日本の抗議を一蹴

記事要約:韓国議員団が日本が厳重抗議をしたにも関わらず、15日に予定通り、我が国の固有の領土である竹島へと不法侵入するようだ。今日は2016年8月14日ということで明日ということで終戦記念日に当たる。韓国側は愛国心の高揚のためにするそうだが、その行動で日本人が怒っていることに気付いたらどうだ?

日本政府の抗議が一蹴されたわけだが、このまま上陸されてしまえば、日本政府は何をするつもりなのか。まさかお得意の遺憾で終わらすつもりはないだろうな?明かな挑発行為に何もしないなんてあり得ない。

少なくとも韓国の駐在大使の帰国や国債仲介裁判所への提訴するぐらいは検討するべきだな。人の家に勝手に占拠したあげく、未だに居座っているんだから。国家的犯罪なのは言うまでもないが、日本は未だに弱腰外交を続けているからな。

もし、日本政府が遺憾で終わらせるようなら、管理人は日本政府に批判メールを送るように読者様に協力していただくつもりだ。日本国民が政府の対応に不満を持っていることを少しでも訴えたい。効果があるかはどうかは知らないが、それでもやらないよりはましだ。

少しずつネットの影響は現実の世界にも出始めている。まだまだサイレントマジョリティかもしれないが、日本の防衛には体たらくな日本政府を叱りつける大勢の国民の意思表示が必要であり、韓国への甘い対応は政権支持率や票を失うことを痛感させなければならない。

しかし、こんな予定を立てられているのに稲田防衛大臣には日本にいないのも情けないな。急遽,帰国して、明日は靖国神社に参拝してもいいんだぞ。むしろ、管理人は万が一の可能性でもやってくれたら稲田防衛大臣を見直すぞ。だが、この15日に防衛大臣がいないなんて普通おかしいんだよな。

日本の防衛より大事な用事なんてあるわけないし、尖閣諸島の接続水域における中国船の不法侵入も増加していることを鑑みれば、どう考えても防衛大臣の不在は悪手なんだよな。誰がこんなことを考えて、防衛省は許可したのか。日本に売国官僚や議員はいるだろうがそんなことで稲田防衛大臣が欺されるとは思えない。聡明だと言われている稲田氏がどうしてこの時期に日本にいないのか。もっとよく考えてみる必要があるかもしれないな。

帰ってきたら何してきたかがNewSになると思うのだが、明日の15日、何事もなく終わるとは思えないな.少なくとも韓国議員が竹島へ不法侵入するならそれによる日本の対応も注視しないといけない。日本政府の対応に満点回答は望めないとしても、遺憾を超えた何かの経済制裁ぐらいはしてやって欲しいぞ。本当なら,宣戦布告とみなし、自衛隊で竹島奪還して問題ないからな。他国の領土に無断に侵入するというのは戦争行為に他ならない。

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【日本の防衛】韓国議員団の独島訪問 予定通り15日に=日本の抗議を一蹴

【ソウル聯合ニュース】韓国与野党の国会議員9人が光復節(日本植民地からの解放記念日)にあたる15日に、韓日両国が領有権を主張する独島を訪問する。日本政府は韓国側に抗議したが、予定通りに訪問する見通しだ。

訪問する議員団の団長を務める与党セヌリ党の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)前国会外交統一委員長は聯合ニュースの取材に対し、「わが領土を訪問するのに日本のこうした抗議にあきれる。予定通り独島を訪れ、団長としての役割を全うする」と述べた。

今回の訪問を主導しているセヌリ党の成一鍾(ソン・イルジョン)議員も「独島警備隊の関連施設点検など純粋な議員活動の一環で、独島訪問を予定通り推進する」と話した。

最大野党「共に民主党」の金鍾民(キム・ジョンミン)議員も「韓国領土の独島に韓国国会議員が訪問することについて、行くなというのは無礼。(日本は)光復節に反省する姿勢を示すべきで、侵略行為を美化する態度を示してはならない」と強調した。

議員団はセヌリ党の6議員、共に民主党の2議員、「国民の党」の1議員で構成されている。

今回の独島訪問計画を受け、日本外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は13日に東京の韓国大使館に、訪問計画の中止を求めた。韓国大使館側は「独島は韓国の固有の領土」と一蹴した。

(http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2016/08/14/0200000000AJP20160814000100882.HTML)

 

 

韓国経済、【逆鱗に触れても怖くないです】韓国を属国と見なす粗暴な中華主義 中国は韓国国民の自尊心という逆鱗に触れないよう自制すべき

韓国経済、【触れても怖くないです】韓国を属国と見なす粗暴な中華主義 中国は韓国国民の自尊心という逆鱗に触れないよう自制すべき

記事要約:管理人は読者様の突っ込みの代弁者としてこういった記事を取り上げる側面もあるので、今回もタイトルで終わらせておいた。このタイトルを読んだ多くの日本人がそう思っただろう。中国が韓国を属国と見なすことは韓国国民の自尊心という逆鱗に触れないよう自制すべきだそうだ。ええ?辞書で自尊心を引くとこのように書いてある。

>自分の人格を大切にする気持ち。また、自分の思想や言動などに誇りを持ち、他からの干渉を排除する態度。プライド。

管理人が「ええ?」って思った気持ちもこれで察してくれるだろう。今までの韓国の外交にどこに自尊心なんてあったのだ?アメリカと中国、最近はロシアにすら尻尾を振る八方美人の蝙蝠外交に自尊心とか、ただの冗談にしか聞こえないぞ。ここ数年、いや、李氏朝鮮時代以来で韓国が誇りを持った外交なんて一つもないだろう。

戦前は中国様に属国として朝貢してもらっていたし、日清戦争以後、日本、第二次大戦後は独立させてもらったアメリカに尻尾を振るだけ。そして、朴槿恵大統領は中国様に媚びを売るために、2015年はAIIBに参加したり、軍事パレードに参加する、中韓FTA、中韓通貨スワップ,ウォンと人民元の直接取引開始などで露骨なまでの中国傾斜。誰が見ても「韓国は中国の属国です」と宣言していたではないか。これが自尊心なのか?

そもそも、THAAD配備を決定して中国に盾付いたのは韓国だ。ご主人様からきついお仕置きをされるのは当たり前よだな?お仕置きが怖いならTHAAD配備を止めればいい。管理人はどっちでもいいぞ。日本もTHAAD配備を検討しているので、仮に止めてもその時期が速まるだけだろうし、アメリカは「喜んで在韓米軍撤退」を押し進めてくれるだろう。

その後、中国が北朝鮮主導の念願の朝鮮半島統一を成し遂げてくれる。良かったな。韓国。夢が叶うじゃないか。韓国人が中国人や北の奴隷になろうが、なりまいが、そんなことは分断していた祖国が統一という歴史的なイベントの前にはたいした意味はない。

世界史の1ページにこう書かれるだけだ。「在韓米軍の撤退で朝鮮半島は統一されたが、韓国人への扱いはチベットやウイグル人の扱いより酷かった」と。

管理人には是非とも,この夢を実現して欲しいとおもう。韓国は味方を後ろから銃で撃つような国だからな。日本にとって一切必要のない国である。だからさっさと中国陣営にはいって日本に攻めてきたらいいだろう?その時こそ,竹島奪還のチャンスだ。

朝鮮日報はありもしない自尊心とか、全く怖くない韓国人の逆鱗とか、突っ込みどころしかない記事を提供して日本人を大笑いさせなくてもいいんだぞ。それ以外にもネタが山ほどあるんだからな。さすがエンターテイメントの国家だ。遠くからウォッチするのは面白い国なんだが、関わるとろくなことがないので、日本はもっと付き合いを止めるべきである。

後、最後に一つだけ突っ込むがTHAAD配備が中国やロシアへの牽制だということは紛れもない事実である。それを無理矢理,北朝鮮だけへの措置とか、理解できない言い訳を何度もしている時点で中国の逆鱗に触れていることはいい加減に学んだらどうだ?迎撃ミサイル用意しておいて、北朝鮮以外の監視には使いませんとか。この世の中の誰が信じるのだ。

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韓国経済、【触れても怖くないです】韓国を属国と見なす粗暴な中華主義 中国は韓国国民の自尊心という逆鱗に触れないよう自制すべき

旧韓末の朝鮮において、袁世凱(1859-1916)はまるで摂政のようだった。20代の青年が、「駐箚(ちゅうさつ)朝鮮総理交渉事宜」という大げさな肩書を持ち、清の実質的な朝鮮総督として韓半島(朝鮮半島)に君臨した。

武装したまま輿(こし)に乗って宮殿内まで入りこみ、国王の高宗を罵倒するのが常だった。当時、朝鮮に駐在していた欧米の外交使節までもが彼のことを監国大臣と呼ぶほどに、傲慢(ごうまん)この上なかった。

高高度防衛ミサイル(THAAD)問題をめぐって中国が韓国に対して見せる高圧的態度は、旧韓末の悪夢を思い起こさせるに十分だ。

連日韓国をじゅうたん爆撃している中国の荒っぽい言動は、主権国家間の平等な外交関係が容認し得るレベルをはるかに超えている。

米国のアジア回帰政策(Pivot to Asia)に対する中国の戦略的懸念は一理あるが、今のように乱暴に韓国を追い詰めると、むしろ逆効果を生む可能性が高い。中国当局は、韓国国民の自尊心という逆鱗(げきりん)に触れないよう、自制してしかるべきなのだ。

中国の主張とは異なり、THAADを米中間のグローバルな戦略ゲームにおける緊迫した懸案と見るのは難しい。内外に難題が山積している中国にとっては、国際常設仲裁裁判所(PCA)で敗訴した南シナ海領有権問題の方が、はるかに大きな事案だ。

新シルクロード戦略たる「一帯一路」に立脚して世界へ伸びゆこうとする習近平国家主席のチャイナ・ドリームが、巨大な暗礁に乗り上げたことになるからだ。南シナ海の「一帯」に対する国際法的、世界市民社会的な領有根拠は崩れ、むき出しの力だけが残った。

中国のヘゲモニーにとっては最大の危機だ。これに比べTHAADは、まだ実戦能力を完成させた技術ではない上、有事の際に北朝鮮の核ミサイルから在韓米軍と韓半島東南部を守る、防衛用の兵器にすぎない。

THAADが中国包囲用の米国MD(ミサイル防衛)システムの下部要素だという中国側の主張は、事実の歪曲(わいきょく)であるだけでなく、韓国が国際政治上の独立したアクターだという点をまるっきり無視している。

中国の過剰反応は、THAAD配備そのものよりもはるかに重要な、韓中関係の本質を省察させる。中国は果たして韓国を同等の主権国と見ているのか-という問題がそれだ。

近代以降の世界は、「平等な主権国家の平和共存」の基礎を築いたウェストファリア条約(1648年)によって導き出された。第1次・第2次世界大戦の破局の上に建設された国際連合の世界秩序が、その現代的な成果だ。

欧州連合(EU)もまた、ウェストファリア秩序を地域同盟の形へ拡張したものだ。そして米国文明は、欧州由来のウェストファリア秩序を米国式に再構成した米国的世界秩序(パックス・アメリカーナ)を導き出している。

こんにち、ウェストファリア秩序と米国的世界秩序の最大の競争相手は、イスラム的世界秩序と中華的世界 秩序だ。イスラム文明を除くと、東アジアに生きる者にとって、最大の関心事は中華的世界秩序ということになる。

しかし「平等な多数の国の平和共存」という ウェストファリア的理念は、中国文明にはなじみのないものだった。中国の天下観は、中国の統治者を、天下万物を支配する超越的存在と見なした。宇宙の中心 たる中国が、文明と野蛮を分かつ絶対的基準だった。韓半島、わけても朝鮮王朝は、こうした中華秩序の磁場へ、最も積極的に溶け込んだケースだった。

しかし21世紀の世に、こうした時代錯誤的な中華秩序の復元は不可能だ。ウェストファリア的世界秩序が、中華秩序とは比較にならない、人類史における普遍 的な訴求力と正当性を持っているからだ。

「南シナ海に対して中国が領有権を持つ」とする主張がPCAで敗訴したことは、東南アジアにおいて中華秩序の復元 が不可能だということを雄弁に物語る。北東アジアにおいても、16世紀以来、独自の世界秩序を叫んできた日本が中華的世界秩序を受け入れるはずがない。そ うなると、残るは韓半島だけだ。全世界が糾弾する核保有国・北朝鮮を中国がかばう理由や、THAADを口実に中国が韓国を圧迫する理由はただ一つ。「中華 秩序への新たなる組み込み」に対し、国家的執着があるからだ。

袁世凱は、壬午(じんご)事変(1882年)から日清戦争 (1894-95年)直前まで、暴圧的かつ破壊的なやり方で韓半島に介入した。その結果が日清戦争の敗北と、その後すぐに到来した清帝国自体の滅亡だっ た。自らを滅ぼし、国まで滅ぼした。

希代の反面教師にほかならない。中国はTHAAD問題を掲げて、韓国にウェストファリア秩序と中華秩序の二者択一を強 要している。しかし、主権国家の相互尊重に立脚した平和共存は、歴史の至上命令にして世界秩序の礎石だ。韓国を属国と見なす粗暴な中華主義は、中国が真の 大国になり得なかったことを証明している。

尹平重(ユン・ピョンジュン)韓神大学教授(政治哲学)

(http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/08/12/2016081201377.html)

 

 

 

韓国経済、THAAD配備の報復?中国「韓国、団体観光ビザ申請時にはパスポートの原本を提出せよ」

韓国経済、THAAD配備の報復?中国「韓国、団体観光ビザ申請時にはパスポートの原本を提出せよ」

記事要約:韓国のTHAAD配備が決定したことで中国が今すぐ止めるように大反対をしている。そして、少しずつ経済報復らしいものが見えてきた。管理人が覚えているのは中国の要人との会合をキャンセル、観光客ピザの規制、中国人大体の韓国旅行の中止、韓流配信などの中止。このように見ていくと観光やエンタメ系から中国は韓国の経済報復を強めているように思える。

他国の事情であるのだが、中国は嫌がらせにかけての行動は本当に迅速である。以前に、日本にレアメタル輸出を禁止したこともあったが、ああいったやり方を日本も少しは見習うべきだろう。特に韓国との付き合い方は中国に学ぶことがたくさんある。宗主国様がそのうち属国にする韓国をどのように躾けていくかを日本政府関係者はしっかり見守りながら、それを外交に活かしてもらいたい。日本のやりかたが甘いから我が国の固有の領土である竹島へと不法侵入など、韓国にここまで舐めた行動を取られるのだ。

今回の記事は観光でも中国に行く側の話である。なんでも、団体観光ビザ申請時にはパスポートの原本を提出するように変更されたそうだ。今まで原本の写しでも良かったらしい。

>外交部当局者は「中国大使館側がこの措置について新出入境管理法の規定によるものだと説明してきた」だが、この措置が韓国 の高高度ミサイル防衛(THAAD)体系配備に伴う報復性・圧迫性の措置ではないかと解釈されている。

この措置はどうなんだろうか。韓国だけにこの処置を求めているならそれは韓国がよほど信用されてないだけかもしれない。何でもかんでもTHAADの報復といっておけば良いかもしれないが、そもそも悪用が可能な制度をそのまま採用しているのは犯罪の温床になっていた可能性もある。他国の事情なので詳しくはしらないが、パスポートを紛失したら普通は海外旅行なんて行かないと思う。

また、原本のみ適用は新出入境管理法の規定と書いてあるのに、その新出入境管理法で原本と写しを区分しないでいるとある。うーん。前段と後段が矛盾している。16日から新出入境管理法がいきなり変更されたとしか思えない。日本ならあり得ないが、中国なら3日で法律を変えても何らおかしくない。まあ、迅速に法案を変えてそれを遵守できるなら素晴らしいが、朝令暮改になりやすいのも欠点だ。

以前に中国の株が大量に投げ売りされたときにサーキットブレーカーが発動したが、その次の日にはサーキットブレーカーそのものがなくなった。超斜め上をやってのけたわけだが、普通はそんな金融措置は出来ない。ルールを無視した行為以前に,勝手にルールを変更するのだから質が悪い。だから、今回も中国が新出入境管理法の中身を突然、変更した可能性がある。で、きっとこう書いてあるんだ。

新出入境管理法はパスポートの原本と写しを区分しな い。ただし、韓国人は除く」と。というより、日本も早速見習ってやればいいよな。なんならビザ廃止でいいし、観光ピザで日本に来た韓国人の指紋の採取も復活させるべきだ。すぐに行方不明になって詐欺や売春などの犯罪しようとするからな。すでにアメリカではどんどん韓国人の売春への規制が強化されているのだから、日本もしっかり対応するべきだろう。

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韓国経済、THAAD配備の報復?中国「韓国、団体観光ビザ申請時にはパスポートの原本を提出せよ」

駐韓中国大使館が12日、韓国旅行会社に送った公文書を通じて「16日から中国ビザセンターを通じて団体ビザの発給を受ける旅行会社はすべてパスポートの原本を提出しなければならない」と明らかにした。

外交部当局者は「中国大使館側がこの措置について新出入境管理法の規定によるものだと説明してきた」と述べた。だが、この措置が韓国 の高高度ミサイル防衛(THAAD)体系配備に伴う報復性・圧迫性の措置ではないかと解釈されている。新出入境管理法はパスポートの原本と写しを区分しな いでいる。これまで韓国人団体観光客に対しては写しを提出することを認めてきた。原本を提出することになればパスポート紛失の憂慮など大きな不便を伴うこ とになる。

これに先立ち中国は今月3日、韓国人を対象に商用マルチビザ関連の業務を代行してきた中国会社の資格を取り消し、中国現地企業から招待状を発行する形に変更した。

(http://japanese.joins.com/article/social_article.php?total_id=219360&pgi=2&refer=japanese.joins.com%2Farticle%2Fj_article.php%3Faid)