韓国経済、韓国中銀、6年ぶりに利上げ 政策金利1.50%に

韓国経済、韓国中銀、6年ぶりに利上げ 政策金利1.50%に

記事要約:12月に入り、いくつか興味深い韓国経済関連記事が出ているのだが、とりあえず、読者様も情報として出してくれていた韓国の政策金利が1.5%に利上げされたことについて取り上げる。1.25→1.50%に6年ぶりに引き上げたわけだが、これは市場関係者も、管理人も予想通りのことだった。

理由は簡単だ。近々、FRBの金利引き上げが行われる。これでアメリカは0.25%ほど引き上げると思われるので、予想では1.25%~1.50%ぐらいとなるようだ。アメリカの経済は順調に回復しており、さらに税制改革法案も珍しく通りそうなので、これが可決されたら中間層に恩恵をもたらすそうだ。

CNN見ているといつもトランプ大統領の批判しかしてないわけだが、大きな法案が通れば米国民の支持率も上昇するだろう。CNNの番組で両党の議員同士が政策について議論するのは面白い。会場から直接質問が来たりと、日本では中々お目にかかれない。まあ、飽きもせずにひたすらセクハラ問題やロシア疑惑を延々と取り上げている報道はどうかと思うが、日本も相撲の暴力事件の話ばかりだし、左翼メディアは似たようなものかもしれないが。

話がずれてきた。FRBの利上げ前に好調に見える韓国経済も利上げに踏み切ったと。妥当な判断だとおもう。利上げすると負債は増加するのだが、外資からの直接投資に旨みが出てくる。

来年の韓国経済もまたDRAM需要の動き次第といったところ。昨日、日経平均株価がさがったわけだが、原因は半導体関連銘柄が多く売られたという。サムスン電子も株価予想が低くなったりと、来年もDRAMでどこまで稼げるかは不透明といったところ。

さて、問題はここからだ。来年も米国は緩やかな利上げを行うだろう。それに韓国経済がついていけるか。3回ほど利上げがあるなら。0.75%ぐらいは覚悟しないといけないわけだ。

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〔北朝鮮、韓国、朝鮮半島有事〕のまとめ

韓国経済、韓国中銀、6年ぶりに利上げ 政策金利1.50%に

[ソウル 30日 ロイター] – 韓国銀行(中央銀行)は30日、政策金利を1.25%から1.50%に引き上げ、6年超ぶりとなる利上げを決めた。

韓国経済がトレンドを上回るペースで成長する中、金融政策を危機対応レベルで維持する必要はなくなったと中銀がお墨付きを与えた格好だ。

ロイター調査では、アナリスト21人のうち18人が利上げを予想、残る3人は据え置きを予想していた。

年内の政策決定会合は今回が最後となる。

<労働市場に「やや弱含みの兆候」>

韓国中銀の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は政策決定発表後の記者会見で、金融政策の目先の方向性についてガイダンスを示すことができるかとの質問に対して、コメントを拒否。経済成長とインフレの動向を注視し、追加利上げが必要かどうかを見極めたいと述べるにとどめた。

中銀の発表によると、今回の利上げは6対1での決定となった。

政策決定後に中銀が公表した声明は、成長率が10月の予想を若干上回る可能性を指摘する一方、労働市場のぜい弱さなどに懸念を表明。特に、これまでの声明に盛り込まれていた、雇用情勢が改善との文言が今回は削除され、労働市場には「やや弱含みの兆候」が見られるとした。

今回は利上げに舵を切ったものの、こうした中銀声明の内容などを踏まえると、金融政策の正常化への道のりは長いものになりそうだ。

韓国投資証券の債券ストラテジストは「この引き締めサイクルが緩やかで、段階的なものになることに疑問の余地はない。きょうの会合で最も重要なことは、政策の方向を巡る不透明感の払しょくだ」と語った。

(https://jp.reuters.com/article/southkorea-interestrate-idJPKBN1DU06D)

 

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