韓国、輸出まで減少…25年ぶり7カ月連続貿易赤字が確実【動画】

季節は秋。そろそろ肌寒さを感じるようになったと思われるが、韓国経済の状況は肌寒いなんていう言葉とは次元が異なる。いや、正確に言えばこうだ。韓国経済危機の状況はまさに極寒である。ブリザードだ。毎日、ブリザードが吹きあれているのを想像していただきたい。

おいおい、さすがに言い過ぎだろうと突っ込みが来るかも知れないが、2022年に入って、特に4月辺りからもう、毎月、状況が悪化する事態となった。そして、今回はそのブリザードがそろそろ絶対零度まで行くんじゃないか?聖闘士星矢で氷河の必殺技、ダイヤモンドダストレベルだ。

調べたらダイヤモンドダストは氷点下-10度以下などの寒冷地で限られた条件で見られる現象らしいが、管理人のいうダイヤモンドダストはもっと寒いはずだ。このような極寒の状況がいつ雪解けになるかは知らないが、今回の記事「韓国の7ヶ月連続貿易赤字」でさらに温度が冷えるのは間違いない。

それでは記事の要点を見ていこう。

1.韓国が七ヶ月間連続の貿易赤字がほぼ確実視の状況。これは25年ぶり。つまり、アジア通貨危機時の再来

2.2年近く続いた輸出増加傾向がマイナスに転じる可能性。10月1日~20日までの貿易収支も49億5400万ドル

3.中国の景気沈滞、最大輸出品目の半導体景気鈍化

4.半導体が55億7300万ドルで前年同期比12.8%減となり、3カ月連続で減少する可能性

5.10月20日までの累積貿易赤字は338億4300万ドル

以上の5つだ。

なんだろう。要点を軽く整理しただけなのにこの絶望感。韓国の輸出が余りにも危機的過ぎる状況がすぐにわかる。そして、輸出で食べている韓国にとってそれらは1つの項目ですら死活問題なのだ。

では、順番に見ていこうか。まず、1になるが韓国の貿易赤字が半年を超えて7ヶ月間連続が確実視。

10月1日から20日までの輸出が324億100万ドルで前年比5.5%減少し、輸入は373億5500万ドルで1.9%増加したと。これは原油価格が80ドル台で推移しているのは変わらないのに、輸出が落ち込んでいることを意味する。数ヶ月前は原油価格が高騰しているための貿易赤字だったが、7月から10月辺りからは輸出の減少で貿易赤字が増大するという最悪の状況が数値から読み取れる。

韓国は日本や米国から機械や素材を輸入して組み立てて製品を輸出する貿易構造なので、基本的に原価が高くなれば製品に上乗せすれば良かった。しかし、これはあくまでも需要があればの話だ。今は、需要が減って輸出が減少している。それと、3と4を見るときに解説する。

次に2だが、ついに2年近く続いた輸出増加傾向がマイナスに転じる可能性が出てきたと。これは製品に原価を上乗せして売り出しても売れないことを意味する。だから、今頃、韓国企業が在庫の山に悩まされてるわけだ。しかし、2022年の輸出額は過去最高と喜んでいたのに20日間で324億ドルなら、明らかに10月の輸出額は600億ドルは到達しないものな。ついに600億ドル輸出も終焉を迎えるか。10月の統計は非常に注目だな。

そして、3と4の話になるがこれはまずは読んでおこうか。

韓国の最大輸出国である中国の景気沈滞、最大輸出品目の半導体景気鈍化が主な要因と解釈される。輸出相手国別にみると、この期間の対中国輸出額は76億2400万ドルと、前年比で16.3%減少した。対中輸出が今月まで減少すれば、2020年1-5月以来およそ2年ぶりの5カ月連続減少となる。日本(-16.1%)、台湾(-26.7%)などへの輸出も減少した。一方、米国(6.3%)、欧州連合(3.4%)、ベトナム(1.7%)への輸出は増えた。

これは中国の景気沈滞が原因とあるが、技術力も追いつかれている側面もあるとは以前の動画で解説したとおり。中国の景気がゼロコロナ対策などで酷い有様。当然、韓国の中国輸出は不振になる。そして、これは中国が貿易データを出さなくても、中国の経済状況が部分的に読み取れるわけだ。

日本も減っていると。毎日のようにKPOPアイドルが日本デビューとかいいながら、日本への輸出は減っている。

それで、アメリカの輸出が増えてるのはおそらく自動車輸出だ。今、半導体不足でアメリカは自動車需要が凄まじい。そのため、韓国製でも売れているのだ。次は半導体や他の輸出の状況だ。

品目別には半導体が55億7300万ドルで前年同期比12.8%減となり、3カ月連続で減少する可能性が高まった。鉄鋼製品(-17.6%)、無線通信機器(-15.6%)、船舶(-22.9%)も減少した。半面、石油製品(16.4%)、乗用車(32.1%)、自動車部品(9.8%)の輸出は増えた。残り10日間の輸出が大幅に増えなければ、輸出増加率は2020年10月以来24カ月ぶりに減少に転じる。

コロナ禍の半導体特需も終了して、中国も韓国への半導体輸入が減少した。すると、半導体の売上げが12.8%も下がったと。しかも、55億7300万ドルに減少だ。さっき全体輸出が324億ドルだったので、その中に18%は半導体なのだ。これも、2割切ったか。韓国さんは半導体で食べてるのに、これからどうするんですかね。自動車ですか?確かに自動車輸出は増えてるが、それもサプライチェーンの混乱している数年だろうな。

では、今の状況の解説を読んでおくか。5についてはそのままなので割愛する。

対外依存度が高い韓国としては、貿易収支を支えてきた輸出までが減少すれば経済成長エンジンが消えていく信号になりかねない。主力製品の輸出が減少すれば企業の稼働率が落ち、景気沈滞を深化させる。経常赤字につながり、それだけ外貨流入が減り、ウォン安要因として作用する。

これはその通りなんだが、半導体だけに頼りきった輸出構造なので、1つが転ければもうだめだという。これは韓銀総裁も指摘していたが、半導体や自動車以外の産業の育成が急務と。もっとも、そんなものがあればいいのだが、実際は見当たらない。なぜなら、韓国企業はイノベーションを起こせないから。最先端の技術を開発することはできない。結局、サムスン電子も後追いしかできない。

それをファーストフォロワー戦略とか、格好良く読んでいるが、実際は技術力が劣っていることを露呈しているのだ。因みに専門家の意見が笑える。

パク・ヨンボム漢城大経済学科教授は「世界的な景気沈滞で需要が鈍化したうえ、産油国協議体OPECプラスの大規模減産決定で当分、貿易赤字は続くと予想する」と述べた。また「こうした貿易赤字は対外的な要因によるもので、これという政策解決方法を見いだすのは難しい」とし「今は貿易金融供給拡大、輸出企業支援、輸出市場多角化などで輸出が急激に減少しないようしてこそ衝撃を最小化できる」と助言した。

言っていることは間違ってはいないんだ。でも、これって韓国さんは原材料や原油価格が高いから、貿易赤字がずっと続くんです。悪いのは他国なんですと言い続けるのか?それが来年も続いたら、経常収支も年間赤字になるんじゃないか?違うだろう。この根本的な貿易赤字の原因は付加価値がの高い製品を生み出されてない。その一言に尽きる。

確かに世界経済は不況に陥ってるが売れる物は売れるのだ。台湾のTSMCを見ればわかるだろう。なんで、サムスン電子はシェア1位から脱落したの?半導体需要が減少しているのは同じ条件だろ?正確には違うのだが、まあ、似たような扱いにされることは多いしなあ。こんな専門家のアドバイスを効いてたら、来年はもっと酷くなると。

今、韓国のやることは韓国政府が多額の投資をして未来分野の研究開発&人材育成だ。最後は技術力が物言うのだ。

韓国の貿易戦線を支えてきた輸出に「警告灯」がついた。2年近く続いた輸出増加傾向が今月「マイナス」に転じる可能性が高まり、懸念の声が出ている。貿易赤字は徐々に増えている。

関税庁によると、10月1-20日の貿易収支は49億5400万ドル赤字と暫定集計された。前年同期(23億7400万ドルの赤字)、前月1-20日(41億800万ドルの赤字)に比べて赤字規模は膨らんだ。輸出が324億100万ドルで前年比5.5%減少し、輸入は373億5500万ドルで1.9%増加した。今月末まで貿易赤字が続けば7カ月連続の赤字となり、これは1997年の国際通貨基金(IMF)通貨危機以来25年ぶりだ。

ロシア・ウクライナ戦争、グローバルサプライチェーン悪化など悪材料の中でも増加を維持してきた輸出が今月から減少に転じる可能性が高まった。輸出増加率は6-9月に1けたを維持したが、今月1ー20日はマイナスだ。この期間の操業日数は13.5日と、前年同期(13日)より0.5日多い。一日平均輸出額では9%減となり、減少幅はさらに拡大する。

韓国の最大輸出国である中国の景気沈滞、最大輸出品目の半導体景気鈍化が主な要因と解釈される。輸出相手国別にみると、この期間の対中国輸出額は76億2400万ドルと、前年比で16.3%減少した。対中輸出が今月まで減少すれば、2020年1-5月以来およそ2年ぶりの5カ月連続減少となる。日本(-16.1%)、台湾(-26.7%)などへの輸出も減少した。一方、米国(6.3%)、欧州連合(3.4%)、ベトナム(1.7%)への輸出は増えた。

品目別には半導体が55億7300万ドルで前年同期比12.8%減となり、3カ月連続で減少する可能性が高まった。鉄鋼製品(-17.6%)、無線通信機器(-15.6%)、船舶(-22.9%)も減少した。半面、石油製品(16.4%)、乗用車(32.1%)、自動車部品(9.8%)の輸出は増えた。残り10日間の輸出が大幅に増えなければ、輸出増加率は2020年10月以来24カ月ぶりに減少に転じる。

◆貿易収支、14年ぶり年間赤字予想

輸入増加率は昨年6月から先月まで16カ月連続で輸出増加率を上回っている。特に3大エネルギー源の原油(47億6700万ドル)、天然ガス(28億1500万ドル)、石炭(10億3200万ドル)の合計輸入額が膨らんでいる。今月は計86億1400万ドルで、前年同期比で8.5%増加した。

年初から10月20日までの累積貿易赤字は338億4300万ドルと、年間基準で過去最大だった1996年(206億2400万ドル)を大きく超えている状況だ。今年は14年ぶりの年間赤字が確実視される。

対外依存度が高い韓国としては、貿易収支を支えてきた輸出までが減少すれば経済成長エンジンが消えていく信号になりかねない。主力製品の輸出が減少すれば企業の稼働率が落ち、景気沈滞を深化させる。経常赤字につながり、それだけ外貨流入が減り、ウォン安要因として作用する。

韓国開発研究院(KDI)は「10月の経済動向」で「輸出が厳しい中で金利引き上げ幅が拡大し、その余波が累積しながら景気沈滞に対する懸念が強まっている」とし「内需が一部改善したが、対外条件悪化による輸出不振で景気回復動向が弱まっている」と明らかにした。

パク・ヨンボム漢城大経済学科教授は「世界的な景気沈滞で需要が鈍化したうえ、産油国協議体OPECプラスの大規模減産決定で当分、貿易赤字は続くと予想する」と述べた。また「こうした貿易赤字は対外的な要因によるもので、これという政策解決方法を見いだすのは難しい」とし「今は貿易金融供給拡大、輸出企業支援、輸出市場多角化などで輸出が急激に減少しないようしてこそ衝撃を最小化できる」と助言した。

https://japanese.joins.com/JArticle/296869?servcode=300&sectcode=300

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