韓国半導体 在庫が雪だるま…サムスンは32兆、SKは17兆ウォン ー4月の日本産ビール輸入前年比866%急増(動画)

韓国半導体 昨年の下半期ぐらいから世界的な半導体の需要低迷、対中半導体輸出の激減で韓国のサムスン電子やSKハイニックスなどの在庫は山のように積まれた。そして、半導体輸出が激減したことで韓国はリーマンを超える未曾有の経済危機を迎えている最中だ。

こちらの予想通りなら、新型スマホ「ギャラクシーS23」の発売で辛うじて赤字を免れたサムスン電子が4~6月期に赤字に転落する。半導体需要が回復しないためだ。既に赤字となっているSkハイニックスはさらに赤字を増大させる。

だから、7月の答え合わせが楽しみだ。そして、サムスン電子やSKハイニックスが減産しても、半導体工場の生産ストップさせるわけにはいかない。大型機械というのは一度、止めると正常に動くまで何ヶ月もかかる。パソコンやスマホなど電源を切って、その後、すぐに立ち上げるようなことはできない。そういう意味では過剰供給でも半導体をずっと生産しないといけないのだ。

そして、今回の記事の冒頭が読んでみよう。

景気低迷により、半導体の在庫が雪だるまのように増えている。グローバル需要低迷で、三星(サムスン)電子の半導体事業(DS)部門とSKハイニックスの2社の在庫資産だけでも50兆ウォンに迫っている。

https://www.donga.com/jp/home/article/all/20230517/4160875/1

このようにサムスンとSKハイニックスの2社だけで在庫資産が約50兆ウォンだ。つまり、日本円で5兆円だ。もちろん、これは適正価格で売れたらの話だ。実際、ここからバナナの叩き売りとなるので、利益はこの10分の1でもあればいいほうだ。売れば売るほど赤字なのに、それでも売らないと在庫資産が貯まっていく悪循環。

それが韓国の半導体の状況だ。だが、それは後で出てくるが何も韓国半導体だけではない。大多数の韓国企業は在庫の山である。中国の経済回復に縋って馬鹿な選択肢を取ったものだ。

では、記事の要点を整理していく。

前半は韓国半導体の在庫状況。後半は4月の日本産ビール輸入前年比866%急増しているそうだ。おい、ノージャパンだよな。なんで日本産ビール飲んでるんだ?

■記事の要点

1.16日、金融監督院の電子公示システムによると、三星電子のDS部門の3月末基準の在庫資産は31兆9481億ウォンだ。昨年末の29兆576億ウォンより2兆8905億ウォン(9.9%)が増加した。2021年末(16兆4551億ウォン)に比べると、1年3ヵ月間で2倍になっている。

2.SKハイニックスは、第1四半期の在庫資産が17兆1822億ウォンだと公示した。昨年末(15兆6647億ウォン)より、1兆5175億ウォン(9.7%)が増えた。SKハイニックスも、2021年末(8兆9500億ウォン)比在庫資産が2倍近く増えた。今年1~3月、三星電子のDS部門とSKハイニックスの在庫資産の増加分を合わせると、4兆4080億ウォンに達する。

3.世界的な景気低迷で半導体の需要は減ったが、半導体工場は365日24時間稼動して半導体を生産するためだ。ただ、SKハイニックスは昨年第4四半期(10~12月)から、三星電子は今年第1四半期からウェハーの投入量を減らすなどメモリ半導体の減産に入っている。半導体業界の関係者は、「三星電子が減産の隊列に加わり、顧客会社に積もった半導体在庫が減り、第2四半期から両社の半導体在庫は減るだろう」と話した。

4.しかし、在庫資産の増加で体が重くなったのは半導体産業だけではない。韓国国内の売上上位30社の3月末基準の総在庫資産は235兆2619億ウォンで、昨年末(225兆2937億ウォン)より9兆9682億ウォン(4.4%)が増加した。三星とSK半導体を除いても、5兆5602億ウォンの在庫資産が増えたことになる。

5.17日に公開された韓国関税庁の貿易統計によると、先月の日本産ビール輸入額は307万4000ドルと集計された。前年同月に比べ866.7%急増した。輸入量は3870トンで851.7%増加した。

6.日本の輸出規制後に韓国国内で日本製品不買運動が広がり数百万ドル水準だった日本産ビール輸入額は2019年9月には6000ドル水準に落ち込んだ。その後は徐々に増加し、昨年3月に150万3000ドル、今年1月には200万4000ドル水準に増えた。

7.これに対し先月の日本産魚介類輸入額は1085万2000ドルで前年同月より9.7%減った。前月より31.6%減少した。昨年2月の1060万3000ドル以降の1年2カ月で最も少ない規模だ。先月の日本産魚介類輸入量1736トンも前年同月に比べ26.0%減った。先月の輸入量はコロナ禍初期である2020年4月の1244トンを除くと関連統計がある2000年以降の4月基準では最も少ない。

以上の7つだ。順番に見ていく。

まず1だが、減産してるのにサムスン電子の在庫資産が3ヶ月で10%ほど増加。本当に減産しているのか。疑いたくなるような伸び率だな。あれじゃないのか。在庫資産は売上計上できるので、帳簿上は利益にしようと企んでいるとか?会計だけ見れば黒字だが、蓋を開けてみたら真っ赤かというのは韓国企業で良くある。

次に2のSKハイニックスも同じだ。在庫資産が9.7%ほど増えたと。売れないのに生産し続けた結果、在庫が2倍になりましたと。サムスン電子とSKハイニックスが半導体復活を遅らせている最大の要因に見えるんだが。最新のDRAM価格を数日前に出したな。もう一度、復習しておこうか。

台湾の市場調査会社トレンドフォースは11日、今年第2四半期のDRAM価格が前期より13~18%さらに下落すると分析。NAND型フラッシュの価格はさらに8~13%下落すると予想。さらに、DRAM固定価格は昨年1~4月の3.41ドルから今年4月には1.45ドルと大きく落ちている。

このように半導体復活の兆しはまだ見えない。5月も在庫がまだまだ増えてそうだよな。さて、ここで韓国が経済回復を待ち望んでいる中国の経済指標を見ておく。中国の鉱工業生産と小売売上高だ。

[北京 16日 ロイター] – 中国の4月の生産および消費指標はいずれも伸び率が予想を下回った。新型コロナウイルス禍からの景気回復の勢いがさえないことを示唆している。

国家統計局が16日発表した4月の鉱工業生産は前年比5.6%増加し、予想を大幅に下回った。ただ、伸びは3月の3.9%から加速した。

ロイター調査では10.9%増と予想されていた。伸び率は2022年9月以来の大きさ。

4月の小売売上高は前年比18.4%増加し、予想(21.0%増)を下回った。伸び率は3月の10.6%を大幅に上回り、21年3月以来の高水準だった。

大幅な伸びではあるものの、コロナ流行に伴い上海がロックダウン(都市封鎖)された前年の落ち込みの反動が大きい。

ジョーンズ・ラング・ラサールのチーフエコノミスト、ブルース・パン氏は「前年が低いベースであることを背景に、第2・四半期も前年比の伸びが大きくなる指標が続くだろうが、回復が勢いを失っているため、前四半期比では伸びが鈍化するとみられる」と述べた。

1─4月の固定資産投資は前年比4.7%増加した。予想は5.5%増だった。1─3月は5.1%増だった。

1─4月の不動産投資は前年比6.2%減少し、1─3月の5.8%減から落ち込みが加速した。

4月の全国調査ベースの失業率は5.2%と、3月の5.3%からわずかに低下。ただ、若年層の失業率は20.4%と、3月の19.6%から上昇し、過去最高を記録した。

保銀投資(ピンポイント・アセット・マネジメント)のチーフエコノミスト、張智威氏は若者の失業率の高さを「心配な兆候」と指摘。「市場の一部では内需を押し上げるために消費クーポンなどの政策措置を強化するよう求める声が出ているが、政府は消極的のようだ。今年の成長目標は低い水準に設定されており、政府には様子見の余地がある」と語った。

中国政府は今年の経済成長率目標を控え目な5%前後に設定している。

野村のエコノミストは「失望感が広がり、悪循環のリスクが増大する可能性がある。経済活動のデータは下向き、失業率は上昇、ディスインフレが長期化、市場金利が低下し通貨安も懸念される」と指摘。

さらに「前年の水準が低いので前年比は第2・四半期の統計も高い水準となるだろうが、前期比はマイナスとなる可能性がある」と予想した。

また国泰君安国際のエコノミスト、周浩氏は「経済の下押し圧力が依然残っているので、人民銀行は利下げに動く」との見方を示した。

https://jp.investing.com/news/economic-indicators/article-637292

このように中国は緩やかに景気回復してきているものの、予想より下回っている。しかも、人民銀行は利下げに動く。つまり、景気回復どころか、逆に不景気みたいなことになっている。こうなってくると韓国が期待している中国輸出の増加を予測するのは難しい.。5月10日間まで、対中国輸出が改善の兆しというデータが出てきたが、以前のように大量に買ってくれるとかはなさそうだな。

それで3になるがサムスン電子やSKハイニックスの在庫は、第2四半期から両社の半導体在庫は減るそうだ。この状況で全く信じられないが。むしろ、不景気なら在庫もそこまで使わないんじゃないのか。でも、5兆円の半導体在庫資産があれば、そんなすぐに使い切れないだろうに。

それで4では在庫が増えのは半導体だけじゃない。韓国国内の売上上位30社の3月末基準の総在庫資産は235兆2619億ウォンで、昨年末(225兆2937億ウォン)より9兆9682億ウォン(4.4%)が増加。三星とSK半導体を除いても、5兆5602億ウォンの在庫資産が増えたと。韓国輸出業はどこも在庫を抱えてると。

でも、韓国にはあるじゃないか。辛ラーメンと海苔が。それさえあれば楽勝だよな。

では、ネットの突っ込みでも見ておくか。

1.お陰でSSDがずいぶん安くなったぜ。勉強用のPCに必要もないのに1TBのSSD付けちゃったw

2.将来的には売れるのだから売上として計上する。

3.世界的に半導体が不足してたんじゃなかったのか。

4.つってもメモリ用半導体は作り続けてなんぼだから難しくはあるよね。次世代向け投資を継続出来るかのチキンレース状態じゃないかな。

5.在庫はほとんどDDR4ばっかり。でも、需要があるのはDDR5。在庫どうすんの?

以上の5つだ。世界的に半導体不足というのは車載用の半導体であって、韓国の得意とするDRAMやNAD型フラッシュではない。PC需要も減ってるのでSSD価格も下がっていると。半導体の辛いところは、アップグレードするために毎年、巨額な設備投資が必要だってことだ。だから、儲けたところで、投資に使うので、実際、残っている利益はそれほど多くない。

それで、5から7は韓国での日本産ビールの売上が851.7%とか。凄いよな。ノージャパンして日本産ビール不買していただろう。何で、もうやめてるんだ?まあ、韓国のビールが不味いんだろうが、日本産日0ルが売れたら、韓国産ビールが売れなくなって困るだけだろう。

それで、4月の日本産魚介類輸入額は1085万2000ドルで前年同月より9.7%減った。前月より31.6%減少した。これは原発処理水の海洋放出報道でマスメディアが韓国市民を煽っている結果だよな。報道すればするほど日本産魚介類は売れない。でも、わざわざ韓国に売る必要はないぞ。

景気低迷により、半導体の在庫が雪だるまのように増えている。グローバル需要低迷で、三星(サムスン)電子の半導体事業(DS)部門とSKハイニックスの2社の在庫資産だけでも50兆ウォンに迫っている。

16日、金融監督院の電子公示システムによると、三星電子のDS部門の3月末基準の在庫資産は31兆9481億ウォンだ。昨年末の29兆576億ウォンより2兆8905億ウォン(9.9%)が増加した。2021年末(16兆4551億ウォン)に比べると、1年3ヵ月間で2倍になっている。

SKハイニックスは、第1四半期の在庫資産が17兆1822億ウォンだと公示した。昨年末(15兆6647億ウォン)より、1兆5175億ウォン(9.7%)が増えた。SKハイニックスも、2021年末(8兆9500億ウォン)比在庫資産が2倍近く増えた。今年1~3月、三星電子のDS部門とSKハイニックスの在庫資産の増加分を合わせると、4兆4080億ウォンに達する。

世界的な景気低迷で半導体の需要は減ったが、半導体工場は365日24時間稼動して半導体を生産するためだ。ただ、SKハイニックスは昨年第4四半期(10~12月)から、三星電子は今年第1四半期からウェハーの投入量を減らすなどメモリ半導体の減産に入っている。半導体業界の関係者は、「三星電子が減産の隊列に加わり、顧客会社に積もった半導体在庫が減り、第2四半期から両社の半導体在庫は減るだろう」と話した。

しかし、在庫資産の増加で体が重くなったのは半導体産業だけではない。韓国国内の売上上位30社の3月末基準の総在庫資産は235兆2619億ウォンで、昨年末(225兆2937億ウォン)より9兆9682億ウォン(4.4%)が増加した。三星とSK半導体を除いても、5兆5602億ウォンの在庫資産が増えたことになる。

4月の日本産ビールの輸入は大きく増え魚介類の輸入は減ったことがわかった。

17日に公開された韓国関税庁の貿易統計によると、先月の日本産ビール輸入額は307万4000ドルと集計された。前年同月に比べ866.7%急増した。輸入量は3870トンで851.7%増加した。

先月の日本産ビール輸入額と輸入量は日本の韓国に対する輸出規制措置が断行された2019年7月以降で最大規模だ。

当時日本政府は韓国大法院(最高裁)の強制徴用被害者賠償判決に反発し半導体素材などに対する対韓輸出規制に出た。

日本の輸出規制後に韓国国内で日本製品不買運動が広がり数百万ドル水準だった日本産ビール輸入額は2019年9月には6000ドル水準に落ち込んだ。その後は徐々に増加し、昨年3月に150万3000ドル、今年1月には200万4000ドル水準に増えた。

最近では一部日本産ビールが人気を呼び、一部店舗では品薄現象も現れた。「アサヒスーパードライ生ジョッキ缶」は正式発売を控えて今月限定数量で先行発売したところ売り切れが相次いだ。

これに対し先月の日本産魚介類輸入額は1085万2000ドルで前年同月より9.7%減った。前月より31.6%減少した。昨年2月の1060万3000ドル以降の1年2カ月で最も少ない規模だ。先月の日本産魚介類輸入量1736トンも前年同月に比べ26.0%減った。先月の輸入量はコロナ禍初期である2020年4月の1244トンを除くと関連統計がある2000年以降の4月基準では最も少ない。

韓国半導体 在庫が雪だるま…サムスンは32兆、SKは17兆ウォン ー4月の日本産ビール輸入前年比866%急増(動画)」への1件のフィードバック

  1. 韓国のように、産業相が薄い国は大変ですね。メモリが売れないとギャーギャー、造船が下がるとガーガー、鉄鋼が不調だとギャアギャアと国を挙げて大騒ぎ。

    韓国経済って産業層が薄いから、ほぼ財閥のニュースしかないですね。
    「チュロスやマカロンといった韓国屋台スイーツが日本上陸!」みたいな寒々しいニュースとか。チュロスは南米やポルトガルで食べられているお菓子、マカロンやフランスのお菓子ですね。ほんと、自分の文化の層が薄いですよね。屋台スイーツくらいしかニュースにならないって、どんな薄っぺらい国なんだよって。

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