韓国経済、韓国の輸出が絶壁に至った事実をご存知だろうか~ポピュリズム政治が全員を「ルーザー(敗者)」にした
記事要約:寝ようと思ったら面白い記事を見つけたので掲載する。まずはこの一部分をご覧頂きたい。
>輸出が韓国経済に占める割合は50%だ。成長を主導することが輸出であり、雇用を起こすのも輸出だという話だ。そのような輸出がこの状況になったというのは、一日で数百社の企業がゾンビに転落し、数十社の企業が死んでいっているということだ。雇用は話にもならない。
これについては同意する。だが、その輸出を主導した結果がこれなのには突っ込まないのか。そもそも、韓国は輸出依存し過ぎており、世界経済の影響をもろに受ける構造へと成長させた。それは2008年でリーマン・ショック後からでも同じである。
>すると輸出減少の根本的な原因は何だろうか。輸出が持続的に増えるには製品群が多様に進化しなければならない。しかし韓国の輸出主力製品は過去10年間余り変わったものがない。新興国に集中している輸出地域も同じだ。全く変わらなかった。政府が声をからして騒いできた輸出拡大のスローガンが品目の多様化と地域の多角化だ。机上政策の結果だ。 (中略)
簡単なことだ。日本から技術をパクれなくなったから新しいものを作ることができない。産業スパイ防止法が出来たのは麻生政権の頃である。つまり、それまでは技術をパクりたい放題だった。それが本来なら最重要機密である核関連の技術だってそうである。しかも、東芝やシャープなどは進んで韓国に技術提供を行っていた。馬鹿みたいに技術を提供した上層部の責任は大きいと思う。インタビューで韓国に技術を与えること自慢していたぐらいだからな。
今、その二つの企業はどうなっているのか。シャープは消えかけており、東芝は粉飾決算で会計見直し、900億円の赤字だった。どちらもダメダメじゃないか。
>今後も10年ほどは確固たる競争力を持つといっていた造船産業だ。しかし今、現代(ヒョンデ)重工業や大宇(デウ)造船を見てほしい。これほどまでに崩れるだろうと誰が知っていただろうか。鯛焼きでも作るように船を作り、いわゆる「カタログ営業」だけを続けてきたのだから技術力があるはずがない。構造調整に成功しても生き残ることができるかも分からない。業界自らの評価だ。石油化学や鉄鋼はまったく抜け出せない供給過剰の罠にかかった。高付加価値化は言葉だけで推進したにすぎない。自動車もまた為替レートと強硬な労組のせいで飛躍が困難で、電子も加速化している中国のメモリー市場の進出に未来を約束しにくくなった。輸出急減が単なる世界景気低迷のせいでなく、すべての産業の競争力が危機に直面した結果だという話だ。
ちょっと長いのだが、これは予想通りの話である。管理人が散々述べてきたことだ。韓国が受注するのは誰でも作れるような船だけ。スクリュ1一つでさえ、まともに作ることができない。そんな韓国が世界の造船シェア1位なのはただの薄利多売商法である。景気は良いときはそれなりに回ったかもしれないが、今はアメリカのシェーンオイルにより、原油供給が増えて原油産出国の経済も危機に陥っている。中東での造船受注はキャンセルが増えるだろうな。自動車?韓国の自動車なんて日本の8大自動車企業以下なんで語る必要さえないな。
>さらに深刻なのは輸入だ。輸出よりもさらに大幅に減っているからだ。10月までの累積減少率が16.5%だ。何よりも資本財の輸入が減少の兆しを見せているというのが問題だ。企業の設備投資が限界を見せているということだ。今後の輸出も暗いだけだという意味だ。こんな事情だが成長の構造を変えて競争力を育てる産業政策は見当たらず、規制は増えていく。
ようやくそこに気づいたか。だが、もう遅いと思う。このような経済の状況になるのは既に予想されたことであって、突然ではない。管理人は何度も述べてきたし、その傾向が変わらないこともずっと確認してきた。過去最高の貿易黒字でホルホルしていたじゃないか。輸入が減っているから今でもその状態だ。そのまま、もっとホルホルしていればいい。
元明博大統領はそれなりに経済対策を出来ていたが、朴槿恵大統領は経済対策は無知過ぎてお話にならない。そして、この3年間やったことは告げ口外交のみ。何の成果もなく、中国に尻尾を振りまくったに過ぎない。
唯一の経済対策は金利を下げることと、不動産や銀行の規制緩和だったが、そんなものはただの一時しのぎの手段。これを本来の意味で「姑息」というわけだが、最近は間違った使われ方が多いらしい。これも管理人は朴槿恵大統領の経済対策について語ったときに何度か述べた記憶がある。
韓国のやっている経済対策は姑息であって、未来への経済対策が一つもないと。限られた予算でやるにはどちらか一つしかなかったわけだが。だが、それも3年続ければ、経済に響いてくるのは当たり前。設備投資なくして企業の成長はあり得ない。ゾンビ企業がたくさん増えて良かったな。
何、まだ輸出や輸入の減少はただの始まりに過ぎない。競争力を失い、後ろから中国が迫っている。韓国経済の真の問題は財閥にあるのだから、唯一の突破手段は財閥解体以外の道はない。事実はわかっていても、どうしようも出来ない。それが今の韓国の状態だ。つまり、病気の進行を薬で抑えようとするが、治すことは不可能なのだ。
2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)
人気ブログランキング の応援(1日1回クリック)をお願いする。
続きを読む 韓国経済、韓国の輸出が絶壁に至った事実をご存知だろうか~ポピュリズム政治が全員を「ルーザー(敗者)」にした →