韓国経済、現代自動車の5月販売14.2%減 新興市場の需要低迷響く

韓国経済、現代自動車の5月販売14.2%減 新興市場の需要低迷響く

記事要約:韓国の5月の輸出は450億ドルと昨年の同月比より13.4%増加しているのだが、その輸出が好調なのは半導体とディスプレイである。この2つが今の韓国経済を支えているのだが、そんな中で主力であるはずの韓国の自動車は販売が低迷している。

今回は現代自動車の5月販売が14.2%減少したというニュース。国内販売は0.4%減で少ない影響だが、海外販売が16.5%減少とかなり痛い結果である。新興市場の低成長とこれによる需要減とあるが、実際はそれだけではない。中国やメキシコ、インドといった新興国が自動車生産台数を増加しており、韓国はもうメキシコにすら抜かれそうということ。

これがここ1年の現代自動車株である。サムスン電子が230万ウォンだから、株価はなんと15倍近くも差があることになる。一応、現代自動車が韓国の第2位の大きな企業なのだが、実際はサムスン電子が強すぎて他の企業がほとんど寄せ集めとしかいいようがない。

現代自動車株のピークは17万ウォンでそこから今回の輸出減で少し下がっている。KOSPIは2371と過去最高値更新してかなり高いのに自動車株はその勢いに乗れていない。これは、ただの新興国の低迷では説明が付かないんだよな。

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〔北朝鮮、韓国、朝鮮半島有事〕のまとめ

【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車は1日、5月の世界販売台数が36万7969台で前年同月比14.2%減少したと発表した。

国内販売は0.4%減の6万607台だった。高級セダン「グレンジャー」が1万台以上売れ善戦したものの、多目的レジャー車(RV)の販売減で前年同月に比べ小幅に落ち込んだ。

一方、海外販売は30万7362台にとどまり16.5%の大幅減となった。新興市場の低成長とこれによる需要減が響いたと同社は説明している。

(http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2017/06/01/0500000000AJP20170601003800882.HTML)

韓国経済、現代自動車の5月販売14.2%減 新興市場の需要低迷響く」への2件のフィードバック

  1. 半導体とデイスプレーか、典型的な組み立て型製品ですね。これらアッセンブリー型製品(単純技術集約型や部品組み立て型)もいづれ中国やインド、アセアン諸国などに追いつかれ、追い抜かれていくんでしょう。三流の自動車では世界を席巻することなんてことも無理だし、先々がないよね!日本はもう開発した技術や発明品をただでなんかで韓国などに供与しないでしょうし、重要なものはブラックボックス化するでしょうから韓国経済は今後お先が真っ暗ですな。

  2. 中国市場は、限韓令解除は当面望み薄なので、まだまだ減るでしょう。首相に加え、外相までもが外交の素人で、頼みの綱が、史上最低の前国連事務総長とくれば、米国からの経済圧力をいなせるかどうかも、かなり怪しいので、米国市場での回復も望み薄ですね。

    ところで、ヒュンダイ自動車と言えば、以前、トヨタのプリウスを超える燃費の良い自動車を開発した、というニュースが流れたような記憶があります。
    もはや、この車に頼るほか手立ては無さそうですが、市場投入していないのでしょうか。

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