韓国経済、〔終わりの始まり〕ゴールドマン・サックスなど米英西の外資系銀行3行、韓国から撤退 銀行幹部「韓国市場がもうからないから」
記事要約:今年の韓国の株価は過去最高値更新して2400一歩手前まで上昇しているわけだが、明らかに株価バブルだと考えている。そして、その株価バブルがいつ弾けるのか。その時期を管理人は模索していた。今回はその株価バブルが弾けるのがそろそろではないかと匂わせる記事。管理人は2017年10月か12月ぐらいじゃないかなと。
2017年10月は韓中通貨スワップ協定の期限日なのでわかるだろう。なら、なんで2017年12月か理由を述べると、米国と韓国の金利は先日の利上げで0.25%ほどしか差がなくなった。そして、米国はあと1回は金利を上げると述べている。なら、2017年12月には韓国との金利が0%、もしくは逆転している可能性があるわけだ。
もちろん、韓国が金利を上げれば良いが、それは家計負債の増加を招くし、輸出が回復しているといいながら、以前に見たように輸出量ではなく、輸出額が増えたのが原因だった。だから、輸出そのものが増えているわけではない。金利を上げれば韓国企業にとっても厳しい。なら、金利を凍結するだろうという予測が成り立つ。
すると以前に説明したドルキャリー(低金利でドルを借りて、高金利の新興国で投資する)が反転して、韓国から米国へ投資が戻っていく、いわゆる「ドルキャリーの逆転」現象が発生することになる。これが今回の記事にも関係していて、外資系銀行が韓国から相次いで撤退している理由にもなる。タイトルにも書いてあるとおり、儲からないからだ。
>外資系銀行の相次ぐ韓国撤退について、専門家は低金利の長期化による収益性悪化、世界的な金融危機以降の世界的な規制強化など韓国内外での不確定要素が重なった結果だと説明する。
先ほど述べたとおり、米国の金利が上昇すれば新興国からの投資が引き上げられる。しかも、韓国では朝鮮半島有事と韓国の赤化という2つの不確定要素が重なっている。
>外資系投資銀行のソウル支店幹部は「外資系銀行が韓国から撤退する理由は簡単だ。韓国市場がもうこれ以上もうからないからだ」と述べた。 同幹部は「これまで韓国で外資系銀行の基本的な収益モデルは、自国からドル資金を持ち込み、比較的金利が高い韓国市場に投資し、利ざやを得る方式だった。
先ほどのドルキャリーでの運用についてのやり方。でも、韓国が低金利なのでもうそれで稼げないと。
>デリバティブ取引の透明性向上などを盛り込んだ「ドッドフランク法」、リスクが高い投資を行う場合に準備金を上積みすることを求める国際決済銀行(BIS)の「バーゼル3」規制などが相次いで導入され、外資系金融機関の強みだったデリバティブ取引のコストが大幅に上昇した。
ドッドフランク法、いわゆる金融規制法はトランプ大統領が緩和するということで、銀行関係者は期待しているわけだが、実際はどうなのか。リーマン・ショックみたいなことを起こさないようにするための規制であるのだが、外資系金融機関としては取引コストが上昇して緩和を求めている現状だ。
>金融監督院によると、外資系銀行の収益は14年の1兆915億ウォンから昨年は6893億ウォンへと減少した。18日に閉鎖認可が下りた3行は韓国で昨年、いずれも赤字を出した。
外資系銀行の収益は減少していると。でも、それだとどうして株価は過去最高値を更新しているんだろう。てっきり管理人は外資系銀行がサムスン電子の株を買って儲けているものだと考えていた。
>金融当局は最近撤退した銀行が世界的な規制環境の変化に敏感な欧州系に集中しており、中国、インド、インドネシアなどのアジア系銀行はむしろ韓国に活発に進出しているとし、さほど懸念する状況ではないと話す。
最近、撤退している銀行は欧州系に集中していると。それで、中国、インド、インドネシアなどのアジア系銀行はむしろ韓国に進出しているから懸念しないでいいと。ダメじゃないか。それ、最悪だろう。実際の内訳は知らないがこれって半分以上は中国だろうな。
ということで欧州系の銀行が韓国から投資を引き上げている。株価バブルもそろそろ終焉を迎えそうな予感がすると。欧州系が逃げるということは韓国で何かが起こりそうなことを予感したからだろう。朝鮮半島有事。赤化。中国への属国化。在韓米軍の撤退。確かに色々起こりそうな不確定材料はたくさんあるな。
欧州の外資系銀行が撤退すればドルやユーロなどの外貨獲得は厳しくなるが、段々と外堀をこうして埋められているわけだ。キャピタルフライト(国内から海外へ資本が一斉に流出する資本逃避)もそろそろってところか。ユダヤ資本、ロスチャイルドが韓国を見捨てたことへの影響はワクテカすぎるな。金融業界では非常に重要なニュースだろう。
でも、通貨危機が起こるには後、3年は待ってくれよ?欧州勢が撤退した後に株価がさらに上がるのなら、もうこれはあれだ。年金での相当な株価支えをしていることになる。
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〔北朝鮮、韓国、朝鮮半島有事〕のまとめ
韓国経済、〔終わりの始まり〕ゴールドマン・サックスなど米英西の外資系銀行3行、韓国から撤退 銀行幹部「韓国市場がもうからないから」
韓国金融委員会は18、英ロイヤルバンク・オブ・スコットランド(RBS)、スペインのビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)、米ゴールドマン・サックスの韓国支店の閉鎖を認可した。
韓国政府はソウルや釜山を国際的な金融ハブに育成しようとしているが、外資系銀行は韓国から相次いで撤退している格好だ。
RBSは2013年、BBVAは11年、ゴールドマン・サックスは06年にそれぞれ韓国に支店を設置した。韓国で営業する外資系銀行の支店は43行、50支店だったが、40行、47支店に減少したことになる。
外資系銀行の相次ぐ韓国撤退について、専門家は低金利の長期化による収益性悪化、世界的な金融危機以降の世界的な規制強化など韓国内外での不確定要素が重なった結果だと説明する。
■荷物まとめる外国金融機関
外資系金融機関の韓国撤退は08年の金融危機以降続いてきた。スペインの銀行最大手、サンタンデール銀行は昨年10月、ソウル事務所の閉鎖を決定。それに先立ち、HSBCは13年、リテール事業から撤退し、韓国国内の10支店を閉鎖した。
資産運用会社の撤退も相次ぎ、ゴールドマン・サックス資産運用が12年、韓国法人を閉鎖したのに続き、フィデリティは今年初め、ファンドマネジャーを韓国から香港、シンガポールなどへと配置転換した。
スイス系のUBS、英系のバークレイズも昨年、韓国撤退を発表した。
外資系投資銀行のソウル支店幹部は「外資系銀行が韓国から撤退する理由は簡単だ。韓国市場がもうこれ以上もうからないからだ」と述べた。
同幹部は「これまで韓国で外資系銀行の基本的な収益モデルは、自国からドル資金を持ち込み、比較的金利が高い韓国市場に投資し、利ざやを得る方式だった。
しかし、金融危機以降、12年から13年にかけ、韓国金融市場でも低金利環境が定着し、そうした収益モデルが通じなくなった」と説明した。
10年物国債で見ると、金融危機直前の08年初めには米国と韓国の金利はそれぞれ3.7%、5.9%と2ポイント以上の差があった。しかし、現在はいずれも約2.2%でほとんど差がない。
仮に米連邦準備理事会(FRB)が予告通りに政策金利を引き上げ、韓国が金利を据え置けば、韓国の金利が米国を下回る逆転現象が起きる可能性もある。つまり韓国市場で収益を上げることがさらに難しくなる。
■自国規制も足かせに
金融危機以降、欧州を中心に規制が強化され、韓国にある外資系銀行の収益源となってきたデリバティブ商品の取引が難しくなった点も一因だ。
デリバティブ取引の透明性向上などを盛り込んだ「ドッドフランク法」、リスクが高い投資を行う場合に準備金を上積みすることを求める国際決済銀行(BIS)の「バーゼル3」規制などが相次いで導入され、外資系金融機関の強みだったデリバティブ取引のコストが大幅に上昇した。
規制が強化されれば、投資は慎重にならざるを得ず、収益も減少する。
韓国の金利低下に自国の規制強化が重なり、収益を上げることが難しくなるにつれ、実際に外資系金融機関の収益は過去数年減少した。
金融監督院によると、外資系銀行の収益は14年の1兆915億ウォンから昨年は6893億ウォンへと減少した。18日に閉鎖認可が下りた3行は韓国で昨年、いずれも赤字を出した。
金融当局は最近撤退した銀行が世界的な規制環境の変化に敏感な欧州系に集中しており、中国、インド、インドネシアなどのアジア系銀行はむしろ韓国に活発に進出しているとし、さほど懸念する状況ではないと話す。
しかし、韓国が政府の期待通りに世界的な金融ハブへと飛躍するためには、彼らを引き留めておく魅力をもっと開発すべきだとの意見も聞かれる。
ハナ金融経営研究所のチョン・ヒス研究委員は「韓国の外資系銀行の支店は(金融機関の)総資産に占める割合が12%程度で、アジアの他の金融都市よりも低い」とし、「韓国金融がグローバル化するためには、韓国の銀行による海外進出も重要だが、為替関連の規制を緩和するなど世界的な銀行の韓国進出をスムーズにする環境を整える必要がある」と指摘した。
(http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/06/20/2017062000606.html)