日別アーカイブ: 2023年3月2日

韓国経済 低成長の沼に落ちた韓国、2年連続OECD平均下回る【動画】

韓国経済 この先、韓国経済が復調することは経済は循環しているので絶対にないとは言い切れないが、韓国がこれから高度な成長する時代がやってこない。それは中国と同じだ。韓国はもうリソースを使い果たしたことで少子高齢化社会が成長の足を確実に引っ張るからだ。

そして、韓国はこの先、他の国にどんどん抜かれていく。韓国は確かに高度な経済成長をしてきたが、それ故に韓国は物価上昇が止まらなくなった。気がつけば日本より物価が上となったのだ。物価が上ということは人件費も高騰しているてことだ。

問題は人件費が高騰しているということは韓国企業が海外に拠点を移すてことだ。そして、それはベトナムに多くの韓国企業が集まっていることでもわかる。昨年、韓国の輸出はベトナムが1番になったわけだが、それはベトナム人が韓国製を数多く購入したわけではない。現地の韓国企業が部品などを取り寄せていたためだ。だから、2022年の下半期に韓国の輸出が悪くなると海外の工場も生産を調整することになり、ベトナムへの輸出が減ったわけだ。

このように韓国企業は人件費が安い海外に生産拠点を儲けて韓国には投資をしなくなる。そうなってくると韓国の雇用が減っていく。ただでさえ金利高騰や電気代の値上げによる外資は韓国にメリットがなくなっているのに韓国企業からも見捨てられる。こうなってくると韓国の成長率は落ちるしかないのだ。すると相対的に他の国があがっていく。それが低成長の沼の正体である。

では、今回の記事を整理していこう。

■記事の要点

1.韓国銀行とOECDによると、昨年10-12月期の実質国内総生産(GDP)成長率は前四半期比マイナス0.4%で、2020年4-6月期から10四半期ぶりのマイナス成長となった。これはOECD加盟国平均の0.3%を大きく下回るだけでなく、現在まで四半期成長率が発表された29カ国のうちポーランドのマイナス2.4%、リトアニアのマイナス1.7%、オーストリアのマイナス0.7%、スウェーデンのマイナス0.6%に次いで5番目に低い。ドイツとハンガリーのマイナス0.4%、チェコのマイナス0.3%、フィンランドのマイナス0.2%、イタリアのマイナス0.1%とマイナス成長を記録した10カ国のうちの1カ所でもある。

2.韓国の景気沈滞は昨年下半期に本格化した。四半期別成長率は昨年1-3月期が0.6%、4-6月期が0.7%でそれぞれOECD加盟国平均である0.2%と0.5%より高かった。だが7-9月期には0.3%成長にとどまりOECD平均の0.4%を下回った。10-12月期はマイナス成長となり逆転幅が広がった。その結果昨年の年間成長率は2.6%で、OECD平均の2.9%に満たなかった。

3.通貨危機水準の危機要因がなかったのにOECD平均に満たなかったのは事実上昨年が初めてという評価が出ている。韓国の成長率がOECD平均より低かった年は通貨危機の衝撃を受けた98年のマイナス5.1%と、2021年の4.1%、2022年の2.6%の3回だ。この時OECD平均はそれぞれ2.9%、5.6%、2.9%だった。

4.韓国の輸出と消費回復が遅い場合、成長率は今年まで3年連続OECD平均に満たず「成長中進国」の地位が定着する恐れがある。韓国政府と韓国銀行は今年の成長率を1.6%と予想している。

以上の4つだ。

それでは順番に見ていこう。

まず、韓国の2023年10~12月期のー0.4%成長である。それをOECDの平均の0.3%よりも低い。それで29カ国中の5番目に低いと。ポーランド、リトアニアなど欧州勢の仲に韓国だけがアジア勢としてはいってるのが面白いな。ウクライナ戦争で天然ガスが高騰したこと、利上げの影響で欧州勢も厳しい状況だったからな。

あれ?韓国さん。ロシアの天然ガスをこっそり迂回輸入してませんでしたけ?でも、2月も貿易赤字が50億ドルぐらいあったよな。今年の累積貿易赤字は179億6000万ドルに増えた。

それで昨日の輸出はあっさり終わったと思うがいくつか追加情報が出てきたのでそれを見ておきたい。対中輸出はこの先、韓国経済の復活の鍵を握る。

対中輸出は前年24.2%減り9カ月連続で減少した。2位の輸出市場である東南アジアへの輸出も16.1%減少し5カ月連続減少した。世界的景気鈍化によりこれら地域での世界輸出が停滞し韓国の半導体など中間財輸出もともに揺れている。ただ米国向け輸出は16.2%、欧州連合(EU)向け輸出は13.2%増加するなど好調傾向だった。

https://japanese.joins.com/JArticle/301559?servcode=300&sectcode=300

対中輸出が24%減少。東南アジアも16%減少。でも、米国向け輸出とEUは増加していると。そして、もう一つこの先の動向を見ておきたい。

韓国政府は今年の輸出目標を6850億ドルとしたが、反騰要因は見られず「クエスチョンマーク」が付けられた状況だ。ただ政府は輸出の流れが「上低下高」で徐々に改善するだろうと期待している。中国景気がリオープニング(経済活動再開)効果で4-6月期から本格的に回復するだろうという見通しも肯定的だ。

この日発表された中国の2月の製造業調達管理者指数(PMI)は52.6で10年10カ月ぶりの高水準となった。カトリック大学経済学科のヤン・ジュンソク教授は「当分企業が耐えられるよう政府は投資・税制支援と規制改善に積極的に取り組まなければならない」と話した。

韓国政府が今年輸出目標を6850億ドルだと。あほなのか。これ単純に考えても平均570億ドル以上を出さないと行けない。しかし、2月ですら500億ドルだ。1月はいくらだったか。462億ドルだ。つまり、この時点で962億ドルある。6850ー962=5868となるので、これを残り10ヶ月で稼ぐことになるなら、平均580億ドル以上となる。あり得ないだろう!

韓国政府が無能なのは今更だが、中国の2月の製造業調達管理者指数(PMI)は52.6で10年10カ月ぶりの高水準となったとか。これはもの凄くうさんくさい。中国の統計なんて信用できない。対中輸出がこれだけ減ってる以上は今の中国は本格的に回復するのが上半期というのは難しいだろう。

それで、韓国政府は投資・税制支援などいつやるんですかね。積極的に取り組むとか言ってる間にもう2023年3月だぞ。

では話を低成長に戻そう。

2は昨年の年間成長率が2.6%。OECDの平均は2.9%だったと。コロナ禍で半導体特需があった2023年ですら成長率は平均以下である。

そして3が致命的だ。通貨危機水準の危機要因がなかったのにOECD平均に満たなかったのは事実上昨年が初めてという。つまり、韓国は通貨危機などなくても、もう、OECD平均を上回ることもできないのだ。だから、この先、韓国が2%成長するのも難しい。それが現実なのだ。韓国政府は6850億ドルとか。世界貿易5位になるとか目標が掲げているが、自分らの足下に火が付いてることに気づいてない。いや、火だけじゃないな。沈んだ船に乗っていて脱出も困難状況に陥っている。

中国の景気が、半導体の需要が回復すれば・・・そうじゃないだろう。今、韓国経済が根本的な問題は景気に左右された貿易構造を改善できないことにある。もちろん、他国に売る以上、相手国の景気に左右されるのは当たり前だ。だが、韓国はそれにあまりにも脆弱なのだ。中国が転けたら凍死するような経済構造に依存している時点で絶望の未来は確定していた。

だが、韓国は何も考えてない。考えていたらこうはなってない。低成長に陥るもっともな原因がどこにあるのか。それをしっかり分析しようともしない。これも相手の景気が悪いから、韓国の輸出は伸びないとか思い込んでる。しかし、世の中、それほど単純ではないのだ。

おそらく2023年に韓国経済はそれを思い知ることになる。韓国政府と韓国銀行は今年の成長率を1.6%と予想している。これだって上手くいけばの話であり、1%以下の予想の方が正解だろう。

あと、気になるのは米国の対中輸出規制である。今は半導体が中心となっているが、これが拡大する恐れがある。もっとも、サムスン電子やSKハイニックスは中国を捨てることができるのか。米国は一年の猶予を延長することはないだろうから、どちらも半導体輸出に支障がでる。そんな状況で半導体需要が回復して満足に輸出できるのか。もう一度出しておこうか。

さらに米国がサムスン電子とSKハイニックスの中国内メモリー生産・投資に規制を強化するという見方があり、状況は最悪に向かっている。サムスン電子は中国でNAND型フラッシュメモリーの40%を、SKハイニックスはDRAMの50%、NANDの20%を生産している。工程転換のタイミングを逃す場合、莫大な損失が避けられない。

サムスン電子とSKハイニックスは中国の工場でDRAMやNANDフラッシュメモリー製造している。しかし、それが出来なくなれば果たして韓国輸出は回復するのか。

あまりにも半導体に依存していて、韓国はそれがなければ貿易赤字から抜け出せない状態。しかも、中国は半導体技術を向上させていく。韓国さん。何度も言うが中国がいつまでもお得意様だとおもっえいたら、今年は対中貿易赤字で終わるぞ。

韓国が2年連続で経済協力開発機構(OECD)加盟国平均に満たない低成長を記録したことがわかった。1996年のOECD加盟後初めてだ。

韓国銀行とOECDによると、昨年10-12月期の実質国内総生産(GDP)成長率は前四半期比マイナス0.4%で、2020年4-6月期から10四半期ぶりのマイナス成長となった。これはOECD加盟国平均の0.3%を大きく下回るだけでなく、現在まで四半期成長率が発表された29カ国のうちポーランドのマイナス2.4%、リトアニアのマイナス1.7%、オーストリアのマイナス0.7%、スウェーデンのマイナス0.6%に次いで5番目に低い。ドイツとハンガリーのマイナス0.4%、チェコのマイナス0.3%、フィンランドのマイナス0.2%、イタリアのマイナス0.1%とマイナス成長を記録した10カ国のうちの1カ所でもある。

韓国の景気沈滞は昨年下半期に本格化した。四半期別成長率は昨年1-3月期が0.6%、4-6月期が0.7%でそれぞれOECD加盟国平均である0.2%と0.5%より高かった。だが7-9月期には0.3%成長にとどまりOECD平均の0.4%を下回った。10-12月期はマイナス成長となり逆転幅が広がった。その結果昨年の年間成長率は2.6%で、OECD平均の2.9%に満たなかった。

通貨危機水準の危機要因がなかったのにOECD平均に満たなかったのは事実上昨年が初めてという評価が出ている。韓国の成長率がOECD平均より低かった年は通貨危機の衝撃を受けた98年のマイナス5.1%と、2021年の4.1%、2022年の2.6%の3回だ。この時OECD平均はそれぞれ2.9%、5.6%、2.9%だった。

韓国の輸出と消費回復が遅い場合、成長率は今年まで3年連続OECD平均に満たず「成長中進国」の地位が定着する恐れがある。韓国政府と韓国銀行は今年の成長率を1.6%と予想している。

https://japanese.joins.com/JArticle/301556?servcode=300&sectcode=300