韓国経済、スーパードル」と韓日摩擦、通貨危機再来防げ
記事要約:一般的に韓国が通貨危機に陥るというのは国内でのドル不足を指すわけだが、実際、今、リーマンショック級の出来事が起これば、韓国経済は破綻一直線となる。勿論、アメリカが土下座して米韓通貨スワップ協定でドルを借りれば大丈夫ではあるが、問題は韓国は通貨スワップ協定で借りたドルを為替介入に使用した疑いがあることだ。通貨スワップ協定ではその使用は禁止されている。
しかし、韓国は為替介入をやってしまったのでアメリカが激怒して、通貨スワップ協定を韓国とは結ばないと決めている可能性が高い。そうなってくると、韓国は再びIMF行き、もしくは中国に属国となってドルを借りるしかなくなる。今、アメリカの利上げのタイミングで韓国経済の命運が左右されているわけだが、一つだけ確かなことは市場をいつまでも操作できるほど世の中、甘くないということ。
外資撤退が続く中、ヘッジファンドの玩具であるウォン市場において、ドル不足がわかれば、徹底的にウォン安へと追いやられる。そういった意味では今後、韓国の外交はドル獲得に動く必要があるわけだが、そう簡単には行かない。そもそも無能な朴槿恵大統領にそんなこと出来るはずもない。中東訪問している朴槿恵大統領は経済的な成果が一つもきこえてこない。管理人は公開されるのを待っているんだが。
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先週末の外国為替市場では、ユーロが1ユーロ=1.098ドルまで下落し、2003年9月以来初めて、1.1ドルを下回った。
欧州中央銀行(ECB)が9日から量的緩和政策を開始すると表明するや、市場で早くもユーロがだぶつき、ドル高が進行した格好だ。
米国は利上げも予定しており、近く「1ユーロ=1ドル」という「スーパードル時代」が到来するとみられている。
ドルとユーロの交換レートが1対1になるということは、国際金融市場の資金の流れを変える重要な転換点だ。 2002年にユーロが「1ユーロ=1ドル」を突破して上昇し、ドル安時代が始まって以降、13年ぶりの逆転となるからだ。
ドル高となれば、韓国の対米輸出はやや増えるはずだ。しかし、米国の利上げとドル高が同時に進行すれば、全世界のドルが米国に回収され、韓国をはじめとする新興国は金融危機に直面しかねない。
1980年代の南米の対外債務危機、90年代末のアジア金融危機はいずれも米国の利上げとドル高が重なったことが背景だった。
韓国は当面、国内の外国為替市場のぜい弱さが露呈しないように備えるべきだ。 年初来既にウォンの為替レートの変動幅が昨年よりも拡大している。
韓国は危機を迎えるたびに、外国資本のATMと呼ばれるほど、ドル資金の引き揚げが自由だ。
3600億ドルに達する外貨準備高があり、経常収支黒字を上げてはいるが、いつどんな形で一度にドルが流出するか予想は難しい。
特に日本との外交摩擦で、日系の投資者が意図的に外貨持ち出しの先頭に立つ可能性が高い。景気が回復しない欧州の投資者も一度に資金を引き揚げる可能性がある。中国も人民元安に転換後、資金供給を増やしている。
スーパードル時代が到来すれば、韓国は米国だけでなく、日本、欧州、中国を含む4大経済圏の挟み撃ちに遭う可能性が高い。
1997年のアジア通貨危機、2008年の金融危機の際にも、韓国政府は2-3カ月でドルが急速に流出する非常事態に対処できず、国家経済全体が揺らいだ。
再び為替による衝撃を受けないために、韓国政府と韓国銀行はまず、安定的な為替政策を取り、為替市場を安定させる政策をもっと考えるべきだ。
中国と3600億元規模の通貨スワップ協定を結んではいるが、ドルの供給は受けられない。米連邦準備理事会(FRB)などから非常時に外貨の供給を受けるルートを確保するため、金融分野の外交力を集中させるべきだ。
(http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/03/09/2015030900715.html)