韓国経済、〔中国の追い上げと反撃〕韓国経済に打撃か、中国が半導体を大量生産へ
記事要約:2018年の韓国経済は3%成長が見込まれているが、その現状は決して楽観視できるものではない。ウォン安の恐怖や、外債危機で韓国経済破綻というシナリオはないとおもうが、それよりも、今後の韓国経済に多大な影響を与えるG2の動きである。
アメリカと中国が韓国に対して様々な通商圧力を仕掛けてくる。それが2018年の韓国経済で注目したいところだ。それで中国に狙われているのが韓国が独占している半導体分野である。サムスン電子が1位のインテルを抜いて世界トップとなったのは2017年のことだ。これが2018年にどうなるのか。他の韓国製はDRAM需要と価格の高騰を維持することはできないというのが市場の見方である。そして価格を下げるには大量生産が必須である。そこで中国が大規模な工場を造っているわけだ。
>2018年2月27日、韓国紙・亜州経済は、中国企業が2018年末から半導体の大量生産を始めようとしており、グローバル市場における韓国企業の立場に深刻な影響が生じるのではないかとの懸念が深まっていると伝えた。
2018年末とあるが、そんなに待っているとは思えないな。下手すれば秋には動いてるんじゃないか。
>記事によると、半導体にはリード・オンリー・メモリ(ROM)とランダム・アクセス・メモリ(RAM)があり、ROMは半導体市場の4分の3を占める。ROMの分野に限れば中国の技術はすでに韓国を上回っているという。
韓国の技術が凄いのではなく半導体製造装置を造る日本のメーカーがいるだけだからな。それは日本のメーカーが中国に半導体製造装置を売れば技術は同等か、上回るだろう。何しろ資本力が違う。国を挙げての応援もある。サムスン電子にはそれがない。むしろ、文在寅大統領に邪魔されるという。
>中国のファブレス半導体企業は、近年のモノのインターネット(IoT)や人工知能(AI)、自動運転車などの急成長を背景に業績を大きく伸ばし、韓国のサムスン電子と並ぶ総合半導体メーカーに成長。その影響力を拡大させている。
明らかにメモリー価格は高いからな。安くなるなら管理人は歓迎するぞ。
>また、米モルガン・スタンレーは、中国の半導体企業が増産すれば18年のNAND型フラッシュメモリとダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)は大幅に値下がりすると予測している。
中国の猛追は目に見えるところまで来ている。2018年に一気に動くのか。それとも2019年から開始なのか。不透明ではあるが、どちらにせよ韓国経済において半導体の需要と価格は要注目ポイントである。日々のニュースでまた取り上げて行くことになるだろう。
韓国経済、〔中国の追い上げと反撃〕韓国経済に打撃か、中国が半導体を大量生産へ
2018年2月27日、韓国紙・亜州経済は、中国企業が2018年末から半導体の大量生産を始めようとしており、グローバル市場における韓国企業の立場に深刻な影響が生じるのではないかとの懸念が深まっていると伝えた。
記事によると、半導体にはリード・オンリー・メモリ(ROM)とランダム・アクセス・メモリ(RAM)があり、ROMは半導体市場の4分の3を占める。ROMの分野に限れば中国の技術はすでに韓国を上回っているという。
半導体市場調査会社・米IC Insightsが25日に発表した統計では、09年の時点ではファブレス半導体企業トップ50社のうち中国は1社だけだったが、16年になると11社にまで増え、シェアも10%を突破。一方、韓国は1社のみで、シェアも1%にとどまっている。
中国のファブレス半導体企業は、近年のモノのインターネット(IoT)や人工知能(AI)、自動運転車などの急成長を背景に業績を大きく伸ばし、韓国のサムスン電子と並ぶ総合半導体メーカーに成長。その影響力を拡大させている。
記事は「中国が『自給自足』するようになって自国のシェアを高めれば、韓国の半導体輸出にも影響が生じることになる。そうした中、中国の半導体企業は年内にも3カ所の工場を完成させ、大量生産をスタートさせる」と伝えた。
また、米モルガン・スタンレーは、中国の半導体企業が増産すれば18年のNAND型フラッシュメモリとダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)は大幅に値下がりすると予測している。
中国政府は半導体分野への投資や海外での企業合併・買収(M&A)に積極的で、そうした事情も半導体分野における中国の競争力を高める要因になっていると記事は伝えている。(翻訳・編集/岡田)
(http://www.recordchina.co.jp/b575720-s0-c20.html)