ANA、5100億円の赤字 コロナ禍で過去最大―21年3月期
記事要約:コロナ禍で航空業界はどこも苦しいわけだが、ANAは通算で5100億円の赤字を出したようだ。コロナ禍で過去最大となった。
>ANAホールディングスは27日、2021年3月期の連結純損益が5100億円の赤字(前期実績は276億円の黒字)となる見通しだと発表した。新型コロナウイルスの影響で国際線を中心に旅客需要が急減し、過去最大の赤字に陥る。
まあ、5100億円で済んだのがまだましといえるよな。アメリカのボーイングなんて数兆円だもんな。しかし、問題は今の状況で黒字にできるような経営再建が成り立つのか。すでにアフターコロナの時代である。
飛行機は必要であるが、機内でのコロナ感染を防ぐ手段がない。上空で窓を開けるわけにはいかないからな。そこが電車と違うところだな。電車なら窓を開けて換気することでコロナを防止することは可能だってわかってきた。だが、飛行機はただでさえ温度の低い上空を飛ぶからな。
>財務基盤を強化するため、一部を資本と見なせる劣後ローンで4000億円を調達。人員や運航機材数の圧縮を柱とするスリム化や、格安航空会社(LCC)を強化する事業構造改革で生き残りを図る。片野坂真哉社長は記者会見で「業績見通しは非常に厳しいものになる」と語った上で、「来年度はあらゆる手を打ち、黒字化を実現したい」と決意を示した。
いくらお金をローンで調達したところで無理だろう。飛行機を飛ばす量を減らす。乗務員をJAに送る。パイロットは貨物運送でもする。色々な手を尽くしても黒字にできるなんてどう考えてもあり得ない。そもそも飛行機のリース料や、燃料代が高いものな。しかも、客を運ぶのも難しい。固定費を補うだけの航空運賃が稼げない。だから、赤字にしかならない。ここまで行くとリストラして削減となるが、問題は人出を減らすと今度は何かあったときに対応できない。やはり、国有化ではないか。
ANA、5100億円の赤字 コロナ禍で過去最大―21年3月期
ANAホールディングスは27日、2021年3月期の連結純損益が5100億円の赤字(前期実績は276億円の黒字)となる見通しだと発表した。新型コロナウイルスの影響で国際線を中心に旅客需要が急減し、過去最大の赤字に陥る。
財務基盤を強化するため、一部を資本と見なせる劣後ローンで4000億円を調達。人員や運航機材数の圧縮を柱とするスリム化や、格安航空会社(LCC)を強化する事業構造改革で生き残りを図る。片野坂真哉社長は記者会見で「業績見通しは非常に厳しいものになる」と語った上で、「来年度はあらゆる手を打ち、黒字化を実現したい」と決意を示した。
通期の売上高は前期比62.5%減の7400億円と予想。政府の観光支援策「Go To トラベル」の効果などで旅客需要は徐々に回復に向かっているものの、21年3月末時点で国内旅客の回復は7割、国際線は5割にとどまると想定した。
売り上げの大幅な落ち込みや運航機材の大量退役などに伴い1100億円の特別損失が発生し、赤字が膨らむ。