日別アーカイブ: 2024年6月2日

韓国 サムスン電子労組が初めてのスト宣言…半導体危機に続きまた悪材料

韓国 うん。さすが韓国人。ついにサムスン電子も世界最凶の労働組合の「ストライキ」を経験することになるのか。もちろん、世界最凶といえば現代自動車を率いる民主労総なわけだが、サムスン電子だってその数では負けてはいない。なんと気がつくと12万6000人である。つまり、全社員の22%を越える。これだけの人数が集団ストを始めたら、サムスン電子の工場生産に支障が出るのは必至。さあ、面白くなってきました。

でも、韓国輸出の最大貢献者であるのは半導体だ。今年に入って半導体輸出は好調で既にその額は100億ドルを超えている。それなのにたいした成果報酬を出さないで、半導体のトップを刷新しているのは労働者としては納得いかないですよね。もちろん、12万6000人には上の事情なんて知ったことではない。

サムスン電子の半導体がエヌビディアのテストに合格出来ず、ファウンドリー市場では台湾のTSMCに圧倒的な差が付けられて、中国勢の追い込みも凄い。システム半導体からは完全に見捨てられていて、残ってるのはいつものメモリー分野だけという崖っぷち。

今は輸出好調でもそれはあくまでも在庫調整しているからに過ぎない。この先、半導体好調のサイクルは突然、終わりを迎えるのは数年前に味わったことだろう。今は生成AIブームで半導体需要も増加しているが、それもそのうち落ち着く。そんな中でのサムスン労働組合が賃金アップに動き出す。しかも、最初はたいした数ではなかったのに12万6000人まで増加した。これはサムスン電子が社員を不平等に扱ってきた証拠だろう。

では、記事を引用しよう。

サムスン電子の最大労組である全国サムスン電子労働組合がストを宣言した。1969年のサムスン電子設立後で初めてだ。最近半導体部門のトップを電撃交代し役員週休1日制を導入するなど非常経営に出たサムスン電子に「労組リスク」が大きくなっている。

組合は29日、ソウルのサムスン電子瑞草(ソチョ)社屋前で記者会見を行い、「労組を無視する使用側の態度にストを宣言する」と明らかにした。組合は最初の団体行動として2万8400人の組合員に6月7日に共同で年次有給休暇を消化するよう指針を下した。この日から瑞草社屋前で24時間バス座り込みに入る。組合側は「まだ消極的なストにみえるが、段階を踏んで全面ストまで行くかもしれない」と明らかにした。

労使は前日、今年の賃金交渉に向けた8回目の本交渉に出たが、使用側2人の交渉参加をめぐる溝から空転した。組合は先月の団体行動中に該当の2人が組合のソン・ウモク委員長を押しのけて負傷させたとして警察に告訴し職場内いじめの申告もある状態だ。

組合は賃金6.5%の引き上げを主張して会社側の5.1%の提案を拒否した。現在は賃金引き上げ率より成果給支給方式をめぐって交渉中だ。現在サムスン電子は営業利益から法人税、投資額などを除いて算出した経済的付加価値(EVA)を基準として成果給を支給しているが、組合はこれを営業利益基準にするよう主張する。これに対し会社側は事業部の特性などを反映して20年以上運営してきた成果給方式を1日で営業利益単一基準に変えるのは難しいという立場だ。

現在同組合の組合員数は全社員12万4800人の22.8%水準だ。昨年成果給を支給されなかった半導体(DS)部門を中心に加入が急増した。組合内部では先月華城(ファソン)事業所での文化争議に参加した2000人以上が年次休暇闘争に参加すると期待している。来月7日が顕忠日(6日)と週末に挟まれた金曜日で組合員の参加拡大を狙ったと分析される。

サムスン電子は現況把握と対応などに忙しい。事態が長期化したり実際に全面ストにまで続けば生産への支障が避けられない見通しだ。半導体工場は24時間稼動しなければならない特性上、スト参加人数が増えれば負担になるほかない。昨年15兆ウォンに迫る赤字を記録したDS部門は今年に入り広帯域メモリー(HBM)の出荷量を前年比3倍に増やすなど総力戦を上げている。

経営危機状況から史上初のストまで現実化すると、サムスン電子内外では懸念があふれている。最近半導体トップまで交代したが、労使対立が長期化する場合、経営刷新にも打撃が避けられない。この日サムスン電子の株価は前営業日比3.09%急落した7万5200ウォンで取引を終えた。

労組間の不和の兆しもみられる。サムスン系列5社の労働組合がまとまったサムスングループ超企業労働組合はこの日の全国サムスン電子労働組合のスト宣言に対し、「上級団体(民主労総)加入に向けた踏み台を用意しようとするものとみられ、その目的は不明だ」と指摘した。現在全国サムスン電子労働組合は韓国労総の傘下だが、この日の会見には民主労総金属労組が組合執行部とともに出てきてスローガンを叫んだりもした。これをめぐり全国サムスン電子労働組合が上級団体を民主労総に変えようとしているのではないかとの解釈が出ている。

超企業労組は前日にも「全国サムスン電子労働組合の害社行為と他労組誹謗行為を強力に糾弾する」という声明を出した。超企業労組にはサムスン電子デバイス経験(DX)労組、サムスン火災リボン労組、サムスンディスプレー開かれた労組、サムスンバイオロジックス共生労組、サムスン電機尊重支部の5つの労働組合が参加している。

サムスン電子労組が初めてのスト宣言…半導体危機に続きまた悪材料 | Joongang Ilbo | 中央日報 (joins.com)

なかなか面白い情報が沢山入っているな。

組合は最初の団体行動として2万8400人の組合員に6月7日に共同で年次有給休暇を消化するよう指針を下した。この日から瑞草社屋前で24時間バス座り込みに入る。

組合は有給休暇で24自覚バス座り込みとか。しかも、2万8400人だ。まだ有休でやっているだけ消極的らしく。でも、どう見てもバスで28400人が座り込みとか。異様な光景だよな。

組合は賃金6.5%の引き上げを主張して会社側の5.1%の提案を拒否した。現在は賃金引き上げ率より成果給支給方式をめぐって交渉中だ。現在サムスン電子は営業利益から法人税、投資額などを除いて算出した経済的付加価値(EVA)を基準として成果給を支給しているが、組合はこれを営業利益基準にするよう主張する。これに対し会社側は事業部の特性などを反映して20年以上運営してきた成果給方式を1日で営業利益単一基準に変えるのは難しいという立場だ。

あれだよな。確かに経済的付加価値とかいわれてもピンとこないよな。普通に営業利益基準にしたほうがわかりやすいとおもうぞ。しかも、投資額を除いて算出とか。サムスン電子が毎回、巨額投資すれば成果給を下げられていたわけだ。しかも、それが20年以上も続いていると。それだけサムスン電子の社員は大人しかったが、最近になっていよいよ目指しているようだ。

ええ?何を目指すのか?決まっている。「労働貴族」にクラスチェンジしたいのだ。労働貴族といえば民主労総だが、それも後で出てくる。

サムスン電子は現況把握と対応などに忙しい。事態が長期化したり実際に全面ストにまで続けば生産への支障が避けられない見通しだ。半導体工場は24時間稼動しなければならない特性上、スト参加人数が増えれば負担になるほかない。昨年15兆ウォンに迫る赤字を記録したDS部門は今年に入り広帯域メモリー(HBM)の出荷量を前年比3倍に増やすなど総力戦を上げている。

エヌビディアのテストに合格できないHBMの出荷量を増やしたところでたいした意味はない。むしろ、ストをやるなら今が絶好の機会なんだよな。サムスン電子に打撃を与えるからこそ、交渉もしやすくなる。初ストになればそれはそれで面白いことになる。

経営危機状況から史上初のストまで現実化すると、サムスン電子内外では懸念があふれている。最近半導体トップまで交代したが、労使対立が長期化する場合、経営刷新にも打撃が避けられない。この日サムスン電子の株価は前営業日比3.09%急落した7万5200ウォンで取引を終えた。

サムスン電子の初ストはわりと株価にも影響するてことか。まあ、12万6000人のどれぐらいが24時間バスの座り込みに参加するかはしらないが、数千人集まってもヤバイことになりそうだよな。しかも、サムスン電子の労働者側でも対立しているそうだ。

労組間の不和の兆しもみられる。サムスン系列5社の労働組合がまとまったサムスングループ超企業労働組合はこの日の全国サムスン電子労働組合のスト宣言に対し、「上級団体(民主労総)加入に向けた踏み台を用意しようとするものとみられ、その目的は不明だ」と指摘した。

ええ?目的は不明?どう見ても世界最凶の労働貴族の仲間入りしたいだけですよ?そもそも、サムスン電子は労働側にたいした利益も与えずに、労働団体すら成立を拒否してきたクズ企業である。だが、あまりにも労働側を無視したやり方だったと。そして、先輩の民主労総に加入しようとするわけだ。

ここなら色々と便宜をはかってくれそうだものな。しかも、合流できればストの参加者は一気に増える。だって、北朝鮮からすればサムスン電子の足を引っ張るなんて最高の玩具じゃないか。

ああ、そういえばサムスン電子で関してもう一つ重要なニュースがある。それはサムスン電子の元副社長が逮捕されたようだ。中国に技術を売っていたのがなんと元副社長という。本当、終わってるよな。

サムスン電子でIPセンター長と副社長を務めていた安昇晧(アン・スンホ)氏が30日、社内から特許関連の資料を外部に持ち出した容疑で身柄を拘束された。

ソウル中央地裁のナム・チョンギュ令状専門部長判事は同日、安氏に対する令状実質審査を行い「証拠隠滅の恐れがある」として令状を出した。安氏の容疑は不正競争防止法違反(営業機密漏えいなど)だ。

安氏はサムスン電子で9年にわたり特許戦略を担当した。安氏は2010-19年にサムスン電子IPセンター長を務め、退職後は特許法人のシナジーIPを設立した。安氏は同社設立後、米デラウェア州の音響機器・イヤホンメーカーのステイトンテキヤLLCと共に21年、米テキサス州東部地区連邦地方裁判所に「サムスンはギャラクシーS20シリーズなどでテキヤの特許を無断で使用した」としてサムスンを訴える訴訟を起こした。

サムスン電子は2022年2月にシナジーIPとテキヤを反訴した。裁判で安氏が中国系の知識財産権専門企業とサムスン関連の情報を共有し、訴訟費用の支援も受けていた事実が明らかになったという。米国の裁判所は先日サムスン勝訴の判決を下した。

検察は安氏がサムスン電子IPセンター職員に要請し、社内機密の特許分析資料を受け取ったと見立てている。検察は今年1月に安氏の拘束令状を1度請求し棄却されたが、その後改めて請求し安氏の身柄を確保した。

企業秘密流出容疑 サムスン電子の元副社長逮捕(朝鮮日報日本語版) – Yahoo!ニュース

まあ、副社長と書いてあるが、日本でいう社長の次に副社長ではない。実際、副社長は50人ほどいる。もっとも、その副社長が技術漏えいしているわけだが。さすがに裁判では負けたようだが、サムスン電子で働いていて、退職してから会社を作ってその特許を無断でサムスンが使用した訴えたは無理筋で笑えた。さすがにサムスン電子の技術だろうに。

サムスン電子は2022年2月にシナジーIPとテキヤを反訴した。裁判で安氏が中国系の知識財産権専門企業とサムスン関連の情報を共有し、訴訟費用の支援も受けていた事実が明らかになったという。米国の裁判所は先日サムスン勝訴の判決を下した。

しかも、ここにきて中国にまで技術を提供していたと。訴訟費用まで支援をうけていたとか。すげえな。この韓国人。自分が働いていた会社にどんだけ恨みがあるんだよ。副社長ならそれなりに高い給料もらっていたとおもうんだが。

では、ネットの意見を見ておこうか。

1.すげえな倫理観まるでなしやな

2.盗んだものを盗まれて大変だねー

3.韓国てこんな話ばっかやん

4.ラインは個人情報売るし

5.こいつら、みんな逮捕されるな

まあ、ネットではいつものことだと。しかし、あれだよな。サムスン電子の技術が日本の技術のパクリだから、その技術を盗まれて、逆に特許侵害で訴えられる。このように盗んだ技術を盗まれて訴えることは韓国ではよくあることだ。倫理観なんてあるわけないだろう。