韓国 先日、韓国のユン大統領が突然、韓国の近海、迎日湾で石油・ガスの天然資源、合わせて140億バレル相当が眠っているの可能性について言及したが、こちらは即座に投資詐欺であると一蹴した。投資詐欺の理由として主に3つ解説したが、少し復習しておこうか。
1.140億バレルあるかどうかは実際に掘って枯渇してみないと誰にもわからない。
2.韓国政府は成功する確率は20%だと述べているが実際はもっと低い
3.発表したのに事業の採算性すらない。海底1000Mに眠っている資源を掘るには数兆円以上かかるといわれている。
以上の3つだ。これらの理由から投資詐欺だと断言したのだが、数日経過して韓国メディアの反応を見る限りではどこも懐疑的である。大々的に騒ぐかと思えば誰も信じてないのか。どう見てもレームダックであるユン氏が支持率回復を狙って嘘八百の投資情報を発表しただけだしな。
しかも、中央日報なんてこんな記事を書いている。まずはこれの一部を見ていこう。
尹錫悦大統領の発表の後、すぐにノルウェーが思い浮かんだ。ノルウェーは不毛の地だったが、1969年に北海沖で石油が発見されて資源富国になった。国民所得が世界トップ水準となり、油田開発剰余金で運営するノルウェー政府年金基金は世界最大になった。迎日湾で実際に石油とガスが出れば韓国は運命が変わるかもしれない。ノルウェーのように剰余金を年金に投入すれば枯渇危機に直面している国民年金問題をかなり解決する。石油とガスの輸入が大きく減るため経常黒字も増える。中東の石油富国ほどではないが、国家経済力が強まり国民生活が潤う。
しかしあくまでも石油とガスが実際に出てこそ可能なことだ。現在のところ何も確定的なものはない。過去50年以上、韓国は東海を調査してきたが結果は不十分だった。昨日の発表をあまりにも悲観する必要もないが、確定したことのように楽観してもいけない。
【コラム】「東海石油」は国家級ロト?…我々はまだ宝くじを買っただけ=韓国 | Joongang Ilbo | 中央日報 (joins.com)
このように中央日報はコラムで東海石油は国家級ロトとか言い出している。おいおい、ロトなら確率20%もあるわけないよな。宝くじを買っただけとか。しかも、面白いのは石油とガスが出て韓国の運命が変わるとか。変わるわけないよな?なぜなら海底1000メートルまで掘る技術がないからな。海底資源を取りだす技術を持つ国は日本や米国を始め、世界有数の国家だけ。韓国には何一つない。
実際に140億バレルあるかもわからない。掘る技術も無い。本当、宝くじだよな。でも、国の運営を夢にしがみつくのはどうかしているんじゃないか。もう、あまりにも韓国経済危機や超少子高齢化社会の到来で絶望の未来しかないからといって、ただの実現の可能性があまりにも低い事業に賭けに出るのはどうなんだよ。まあ、韓国ネタとしてはサムスン電子のストライキぐらいどうなるかワクテカものであるが、今回はさらにそれを深掘りする。
まずは韓国の専門家はどう見ているのか。では、見ていこう。
「韓国で急に有名になった。(彼が)記者会見までするというのは…」
4日、ソウル江西区(カンソグ)のあるカフェで取材に応じたソウル大学のチェ・ギョンシク教授(地球環境科学部)は、韓国唯一の米国堆積地質学会(SEPM)アンバサダーだ。韓国政府から東海(トンヘ)の深海資源埋蔵評価を依頼された米アクトジオ(ACT GEO)の顧問のビトール・アブレウ博士の入国と記者会見予告のニュースに接したチェ教授は、このように述べてから、しばらく考え込んだ。
チェ教授は海洋堆積学の専攻で、現場と学界をいずれも経験した専門家だ。ポストドクター時代に、シェル、トタルなどの多国籍メジャー原油会社コンソーシアムが造成したファンドから研究費を得て事業をおこなったこともある。2004年には韓国地質資源研究所、2005~2006年には韓国石油公社で実務を担い、その後、教授になった。
最近もノルウェー国営の石油会社の研究費支援を受け、不均質底流層の研究をおこなったという。石油公社在職時にはイラク、カナダ、カザフスタンの石油開発事業などの海外新規事業の担当者だったと自己紹介した。現在はアブレウ博士と同様に、干潟を含む海洋堆積層(底流層)の不均質構造などを把握するための研究をおこなっている。
■「ボーリング前には何も断言できない」
チェ教授は、3日の政府による「東海に石油ガス埋蔵の可能性」発表を見て驚いたという。「(ボーリング成功の確率は)20%だとする報道が相次いでいるが、数字は重要ではない。ボーリングの前には何も断言できない」と語った。「(20%を)5回に1回は成功するという意味だと捉えてはいけません。10回掘ってすべて失敗することもありますし、1回だけでも成功しえますから。(確率の根拠となる資料は)物理探査のデータですが、それも間接資料でしょう。数字で表現する時はもっと慎重であるべきです」
チェ教授は、商業生産までの過程は決して容易ではないと強調した。時間と予算は限らており、経済性を考えなければならないからだ。チェ教授は、「資源開発は経済性があってはじめて可能になる。水深の深い東海は生産単価が天文学的に増える恐れがある」と指摘した。
■深海資源開発、長年の経験の蓄積なしに成功は難しい
チェ教授は、資源開発の過程と政策に政治が過度に絡んだときに現れる悪影響に懸念を示した。「資源のない韓国も、資源があればより安定的な経済運営が可能になる。こうした観点からも持続的に(資源開発の)力量と人材を育成すべきだ。政府はこれを応援し励ませばよいのに、今の(政府の)やり方はこのような面で残念だ」と述べた。このような脈絡から、チェ教授は「実務陣の発表ならともかく、大統領が自ら言ったから可能性が高そうに見える、という錯視効果を与えた」と付け加えた。
「資源開発は長い時間がかかり、そのような経験の蓄積の末にようやく成功できるのです。(この事業には)数兆ウォンの予算がかかると思われますが、失敗したとしても、その過程で社会が得るものがなければなりません。政界が後押ししているからやる、でなければやめる、というような形で推進されてはなりません」
「石油掘削成功率20%は錯視」ソウル大学のチェ・ギョンシク教授 : 経済 : hankyoreh japan (hani.co.kr)
この教授が消されないか心配だが、実にまともなことを述べている。いくら韓国人でも理系の教授はアホなことを述べないか。
ここで重要なのは確率20%なんて大嘘だとのべている。ボーリングの前に何も断言できないと。つまり、こちらが予測したもっと低い可能性のほうが極めて高いと。おそらく0%に近いんだろうな。
「(20%を)5回に1回は成功するという意味だと捉えてはいけません。10回掘ってすべて失敗することもありますし、1回だけでも成功しえますから。(確率の根拠となる資料は)物理探査のデータですが、それも間接資料でしょう。数字で表現する時はもっと慎重であるべきです」
確率20%が5回に1回成功するという意味ではない。こちらも突っ込んだが、あくまでも確率は100回掘れば80回失敗して、20回成功するものだ。スマホガチャならSRが当たる確率だとおもうが、実際、1回のガチャが数兆ウォンかかる。問題は数兆ウォンもかかるのに韓国は何度掘れるのか。成功する可能性は限りなく0に近い。それを140億バレルあるはずだとかいう妄想で巨額資金をつぎ込むのか。
「実務陣の発表ならともかく、大統領が自ら言ったから可能性が高そうに見える、という錯視効果を与えた」と付け加えた。
まさにこれは投資詐欺だ。昨年にあった常温超伝導を韓国企業が発見したという詐欺と同じだ。LKー99だったか。あれも、結局、詐欺だったじゃないか。しかし、今回の詐欺は企業や団体ではない。国のトップである大統領自らが発表したのだ。まさに韓国が一番上から下まで詐欺師しかいないてことだ。さすが詐欺大国といわれるだけのことはある。
しかし、まだこれだけでは終わらない。ユン氏が世界的な資源会社が既に関心を示しているとか述べていたが、これも名前が出てないので怪しいと突っ込んだ。なんと面白いことにその資源会社は将来世が無いと事業を撤退していたことがわかった。おいおい、ユン氏、嘘だらけじゃないか!
では、記事を引用しよう。
【ソウル聯合ニュース】韓国南東部の深海にあるとされる石油・天然ガスを巡り、オーストラリアの資源大手ウッドサイド・エナジーが「将来性がない」として共同探査事業から撤退していたことが、6日分かった。これについて、韓国政府は報道資料を出して釈明した。
ウッドサイドがホームページで公開した2023年の半期報告書によると、同社は「探査ポートフォリオを最適化する過程で将来性のない鉱区を排除した」とし、その対象の一つとして「韓国」を挙げた。
同社は07年から16年まで、先ごろ韓国政府が大規模な石油・ガス埋蔵の可能性が高いと発表した鉱区で韓国石油公社と共同探査を行った。
この過程で石油が産出される可能性のある「有望構造」が発見されると、19年に石油公社と共同で韓国政府から鉱物を掘採し、取得する権利を確保して深海探査に乗り出したが、昨年1月に事業から撤退した。
これに対し韓国産業通商資源部は、ウッドサイドが22年6月にオーストラリアの資源大手BHPと合併し、既存の事業を整理する中で事業撤退に至ったと説明。ボーリング調査の前段階である有望構造化段階まで至らずに撤退したとして、「ウッドサイドが有望構造に対する深層評価によって将来性がないと結論を下したという解釈は事実関係に合致しない」と強調した。
これに先立ち、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は3日に自ら記者会見を開き、南東部・慶尚北道浦項市の迎日湾沖に最大140億バレルに達する石油と天然ガスが埋蔵されている可能性が高いと発表した。
石油公社は、これまでに蓄積された探査資料やウッドサイドが撤退に際して提出した資料、自主的に行った追加探査資料などの分析を米企業「Act―Geo(アクトジオ)」に依頼。同社が独自の技術やノウハウを基に分析し、今回新たに有望構造を導出したという。
韓国南東沖の石油・ガス開発は勇み足? 政府が豪資源大手の撤退巡り釈明-Chosun online 朝鮮日報
ユン氏、昨年1月に事業から撤退しているのを知っていて、まさかの発表で世界的な資源会社が興味を示していると大嘘をついたと。すげえな。これが現役の大統領がやることかよ。これならムン君の脱原発のほうがまだ信頼性があったんじゃないか。いや、どっちもないか。本当、韓国さん。ネタとしては最高に面白いですが、大統領が国民を騙して支持率アップ狙うていうのはどうなんだよ。
では、ネットの意見を見ておこうか。
1.予想はしてたけど化けの皮がはがれるのが早かったね
2.これはいつも詐欺ってる韓国が詐欺られてるパターンかな
実態が判らん企業とオーストラリア最大手のどっちを信頼するなんて、天秤にも掛けるまでも無い事だが
3.もう掘り進めるしかないなぁ
原油出ても出なくても原油産出国に喧嘩売ったけどね
4.大統領府の独断だっけ?
さっさとロウソクデモでユンユンを辞めさせろ
そして念願のザイメイご登場(笑)
5.インサイダーっていうんですかね?
韓国語には存在しないんでしょう
6.試掘も自力で出来ない自称先進国
7.5回掘れば何もないところからでも石油が湧いてくると思ってるのか
8.当たるか当たらないかだから50%ニダ
9.出ない確率80~90%の場所を500億円突っ込んで調査するって、採算度外視で調査に関わる人への裏金だろ。
10.地下資源の分析を担当した米企業「Act―Geo(アクトジオ)」についても、同社の公式ホームページに接続できず、本社の住所が米テキサス州の住宅になっているなど、信頼性や専門性が疑われるとの声が出ている。
以上の10コだ。
おいおい、最後にさらに爆弾を見つけたぞ。これは米国の調査会社が確認したとか述べていたやつだよな。まさか、米国の調査会社そのものが韓国政府のでっちあげなのか。てきとうにお墨付き与える約束して裏で金もらっただけかもしれないな。でも、このアクトジオですら怪しいことこの上ないな。さすが、韓国ネタだ。どこから切っても面白いぞ!ついでにこれも引用しておくか。
革新系最大野党「共に民主党」は李明博(イ・ミョンバク)政権時代の海外資源開発事業に絡む不正疑惑を連想させるとして、国会で徹底的に点検すると予告。これに対し、保守系与党「国民の力」は、韓国の産油国入りへの期待に水を差していると批判した。 共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表はウッドサイド・エナジーに関する記事をフェイスブックで共有。「(成功確率の低い探査に)国民の血税を投じるのも、(関連株の乱高下によって)今後投資家が大損するのも心配だ」と強調した。
ええ、どう見ても投資家が爆死して飯ウマ案件になる可能性が高いですが、生温かく見守ろうじゃないか。