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韓国 4月経常収支12カ月ぶり赤字 マイナス2.9億ドル

韓国 おかしいな。こちらが読んだ記事だと半導体1本足打法であるが、エヌビディアの恐ろしい成長速度の恩恵を受けて半導体の輸出は好調であると書いてあったし、最近は輸入が減って貿易黒字が続いているんじゃなかったのか。だから、韓国が4月に経常収支がマイナスになるとかおかしいよな。情報が間違ってるわけがないのだが、そもそも「経常収支」ついて久しぶりに解説しておこうか。

経常収支は、国際収支状況の項目の一つだ。貿易・サービス収支、第一次所得収支、第二次所得収支を合計したものであり、大きく分けて4つに分類される。

貿易収支: 貿易による商品の輸出と輸入の差額。輸出が輸入を上回る場合はプラス、逆の場合はマイナス。
サービス収支: 観光、運送、保険、コンサルティングなどのサービス取引における受け払いの差額。
第一次所得収支: 国際的な投資収入や利子、配当、賃金などの所得の差額。
第二次所得収支: 移住者の送金や国際機関からの援助など、その他の所得の差額。

このように4つの収支があるのだが、韓国で一番重要なのは貿易収支だ。それで貿易黒字なので貿易収支はプラスになってるはず。しかし、問題はサービス収支である。このサービス収支には海外旅行も含まれるのだ。ああ、なんで韓国の経常収支がマイナスになったかがピンときた人もいるだろう。そう、これは円足による日本旅行がブームとなって、国内旅行がからっきしとなった結果、旅行収支赤字が大幅に増えたことが想像できる。答え合わせは後でする。

さて、経常収支が赤字になった理由の一つは旅行収支赤字だと思われるが、実は4月という季節的なことでもう一つ大きな理由がある。それは外国人への配当である。韓国のサムスン電子が代表的だが、主な株主は外資である。サムスン電子がどれだけ配当を今年、出せたかは知らないが、株価を売られないために高配当で自社株買いをしているのだろう。

では、記事を引用しよう。

【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が11日発表した4月の国際収支(暫定値)によると、経常収支は2億9000万ドル(約455億円)の赤字だった。昨年5月から今年3月まで11カ月黒字が続いていたが、12カ月ぶりに赤字に転落した。

一方、1~4月の累計では165億5000万ドルの黒字で、73億3000万ドルの赤字だった前年同期から238億8000万ドル増加した。 

4月の経常収支を項目別にみると、商品収支(貿易収支に相当)は51億1000万ドルの黒字で、昨年4月から13カ月連続のプラスとなった。ただ、黒字幅は前月(80億9000万ドル)から30億ドル近く縮小した。

輸出(581億7000万ドル)は前年同月比18.0%増加。昨年10月に1年2カ月ぶりに増加に転じてから7カ月連続でプラスとなった。品目としては半導体(54.5%増)が大幅に増え、地域別では東南アジア(26.1%増)、米国(24.3%増)などへの輸出が好調だった。一方、鉄鋼製品は4.9%減少した。

輸入(530億6000万ドル)も前年同月比9.0%増加した。石油製品(23.3%増)、ガス(21.9%増)など原材料の輸出が5.5%増え、半導体(20.2%増)など資本財の輸入も3.7%増加。家電製品(26.3%増)をはじめとする消費財の輸入増加率は8.4%に上った。

サービス収支は16億6000万ドルの赤字を計上した。赤字幅は前年同月(11億7000万ドル)より大きかったが、前月(24億3000万ドル)からは縮小した。なかでも、旅行収支は8億2000万ドルの赤字だった。ただ、東南アジア・中国からの観光客を中心に旅行収入が増加し、赤字幅は3月(10億7000万ドル)からやや縮小した。

給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支(第1次所得収支)は、前月の18億3000万ドルの黒字から33億7000万ドルの赤字に転落した。韓国銀行は、外国人に大規模な配当金を支給する季節的要因が影響したと説明した。

韓国の4月経常収支12カ月ぶり赤字 マイナス2.9億ドル-Chosun online 朝鮮日報

このように韓国の経常収支は一年ぶりに赤字転落である。旅行収支赤字は3月よりも減っているが、相変わらず、円安で日本に殺到していると。

あと、ついでに日本の経常収支も見ておこうか。

財務省が10日発表した4月の国際収支統計(速報)によると、海外とのモノやサービスの取引状況を示す経常収支は2兆505億円の黒字だった。黒字は15か月連続で、黒字幅は前年同月より1550億円拡大し、4月として過去最大となった。海外での金利上昇や外国為替市場での円安の進行で、債券の利息収入が増加したことなどが主な要因だ。

企業が海外投資で受け取った配当金などの「第1次所得収支」は3兆8328億円の黒字で、黒字幅は8080億円増え、4月として過去最大だった。

一方、モノの輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は、6615億円の赤字で、赤字幅は約4・4倍に拡大した。原油価格の上昇などによって輸入額が8・5%増加した一方、輸出額は2・4%増にとどまった。モノ以外の取引を示すサービス収支も7215億円の赤字で、赤字幅は拡大した。

4月の国際収支統計、経常収支は15か月連続で黒字…貿易収支の赤字幅は4・4倍に拡大 (msn.com)

日本と韓国を比べるときに勘違いする人がたまにいるが、日本は輸出で食べている国ではないということだ。だから経常収支で稼いでる項目が大きく異なる。

例えば、日本企業が海外投資で受け取った配当金などの「第1次所得収支」は3兆8328億円の黒字だ。しかし、韓国は33億7000万ドルの赤字である。これでわかるが、日本企業は円高だったときに海外に積極的に投資してきた。その投資の成果が巨額な配当として日本に流れてくるわけだ。

韓国の場合は日本と正反対で利子や配当を逆に他国に多く支払っている。ロイヤリティー料とかいえばわかりやすいだろうか。だから、韓国はいつまで経っても輸出主導型経済から抜け出せないのだ。そして、これを「中所得国の罠」に陥っている。意味はこうだ。

中所得国の罠は、自国経済が中所得国のレベルで停滞し、先進国(高所得国)入りが中々できない状況をいいます。具体的には、新興国が低賃金の労働力等を原動力として経済成長し、中所得国の仲間入りを果たした後、自国の人件費の上昇や後発新興国の追い上げ、先進国の先端イノベーション(技術力等)の格差などに遭って競争力を失い、経済成長が停滞する現象を指します。

韓国は自分たちが先進国だと自称するが、実際、輸出で食べている韓国は先進国ではない。そして、韓国輸出の成長のピークが2017年である。もう、韓国の労働者の賃金は安くない。先進国との技術格差は上で確認した通り、膨大だ。確か韓国は最先端技術というものが一つも無かったよな。半導体もそろそろ落ち目になってきているのに、次の稼ぎが見つからない。サムスン電子の凋落とともに韓国も沈んでいく運命なのか。

それで、韓国の新基準が家計債務が100%以下になったそうだ。しかも、2020年というムン君が統計をねつ造していた頃のデータをそのまま使ってGDPが増えたとか喜んでいるようだ。うん。アホですね。それでも家計債務比率は世界一ですが。

では、記事を引用しよう。

2024年6月9日、韓国・KBSは「韓国の国内総生産(GDP)に対する家計負債の比率は世界の主要国で最も高い水準だと分かった」と伝えた。

記事によると、昨年末現在で韓国の対GDP比家計負債は、基準が15年から20年に変わったことで100.4%から93.5%に下がったが、新基準でも34カ国中1位となった。

新基準となっても家計負債と企業負債、共に他国より高い水準を維持している。どちらの負債も規模はそのままだが、昨年、名目GDP規模が100兆ウォン(約11兆円)以上増えたためだという。

対GDP比企業負債は122.3%から113.9%に下がった。基準年度の変更により、韓国の順位は世界4位から5位に1ランク下がったという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「収入は落ち、物価は上がり、住宅価格はもっと上がり。不動産問題を何とか解決しないことにはどうにもならない」「この国はすっかり貧国になってしまった」「全ての問題は不動産が原因」「借金してでも家を買え、とやった結果がこれ。そして出生率0.7になった」

「政府が住宅価格を上げようと必死なのに、家計の負債が減るわけがない」「文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の不動産政策のせいで庶民は死ぬしかない」「尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権になってから静かに過ごせる日が一日もない。毎日毎日、崩壊へ向かって進んでいる感じ」「文在寅前政権と尹錫悦現政権のコラボだよ」「世界一だよ、やったね」など、嘆きのコメントが殺到している。(翻訳・編集/麻江)

韓国の対GDP比家計負債、新基準でも世界1位=韓国ネット「不動産が原因」「すっかり貧国に」 (msn.com)

ねつ造した数字でGDPを増やしたところで韓国人は喜べない。しかも、GDPがいきなり増えても実感が沸くはずもなく内需が壊滅的な状態で実質所得はマイナスである。彼らは不動産が原因とか。貧困になったとか。全てはムン君やユン氏のせいにしているが、実際は異なる。彼らがムン君やユン氏を選んだのだ。そして、その結果がこうなったに過ぎない。自分らの見る目がなかっただけの話だろう?

そもそも不動産価格を高騰させたGDPがどれだけ韓国のGDPを底上げしているんですかね。不動産価格が高騰してなければ韓国はもっと貧困国だったかもしれないという。

彼らは韓国が貧困国になったのは大統領のせいだとおもっているが、それは全ての韓国人が原因であることに気づかない。そして、日本を越えた少子高齢化社会に突入して、これから死んでいく未来しかないのに未だに自分らは悪くない。悪いのは大統領だ。悪いのは日本だ。誰かに責任転嫁すれば自分らは悪くないと。一生、言い続けるんだろうな。

対GDP比企業負債は122.3%から113.9%に下がった。基準年度の変更により、韓国の順位は世界4位から5位に1ランク下がったという。

しかし、基準年度を変更すれば韓国のGDPはいくらでも水増しできるのか。それでも韓国の企業債務が世界トップクラスの酷さであることにかわりないが。こちらも年度を変更したぐらいで、何でそんなにGDPが増えるかは謎だ。新しい統計を採用したとか、どうとか書いてあるが具体的なことは何一つない。

では、ネットの意見を見ておこうか。

1.世界中の誰が韓国の出す数字を信じるのか
世界批准の計算方法で数字をだせよ

2.まあ計算方法を変えたら達成できるんじゃないかなー好きなようにしろ

3.昨年は造船、韓電、SKなど赤字、サムスンの営業利益90%減少で、子会社から金を借りてただろ。
輸出は減少して、不動産も売れず、観光収支も赤字。
国、企業、家計まで負債だらけなのに、稼ぐ力って。
そんな状況でプラス成長になるくらいだから、粉飾して適当な数字を発表しただけだろ。
ムンが数字をイジッてたのに、特に修正した様子も無いし。

4.数字上は良いデータ出しても
韓国人の夢は「海外移民」

5.一晩でGDPの数値が大幅に変わる狂った国だからな。
統計自体まともにできてないだろ。

6.集計方法突然変えた結果がこうなった
まぁ韓国人にとっては事の真贋はどうでもいい話だからな

以上の6個だ。しかし、こうやって毎回、統計操作して数字を弄くられたら、まともに分析してきた経済学者や専門家からすれば呆れるしかないよな。もう、どんな不都合な真実も統計弄ってGDP水増しすれば解決だもんな。韓国政府はこの統計を利用して我が国はとかいいだすんだろう。もはや、突っ込みどころしかないのにそれを韓国人はそのまま受け止めるのか。

一日でGDPが7%も増える統計基準そのものがおかしいとか思わないんだろうか。まあ、思っているような民族なら、こんな滅びを迎えるような国家になってないか。このまま行けば韓国は統計上は日本に勝ったのにそのまま滅亡することになるんだが。しかし、ここまでアホな民族だとは思わなかったよ。韓国経済を16年前から看取ってきているが、新しいやり方を発見したよな。

どんな不幸な数値だって統計弄ればケンチャナヨ!実際、これってIMFやOECDはどう扱うんだろうな。このままの基準を採用するんだろうか。