韓国経済、【米中貿易戦争】トランプ氏「対中追加関税は先送り」
記事要約:大阪G20の米中会談の結果なのかは定かではないのだが、トランプ大統領が「対中追加関税は先送り」すると述べている。そして、ファーウェイ製品は売って良いと述べている。ただ、安全保障の懸念も言及しており、これでファーウェイ排除が解除されたとみるには難しいと思われる。
結局,何か進展あったのかというと、引き続き中国側と協議することは決まったので、とりあえず、対中追加関税は見送るということだ。これは以前にもあったな。何ヶ月か交渉しているときは追加関税は先送りしていた。だから、今回も交渉次第てことだ。
> トランプ氏は「これからも交渉を続けていく。中断したところからまた再開する」と述べ、停止している米中閣僚級の貿易協議を再開すると明らかにした。中国の習近平(シー・ジンピン)国家出席との首脳会談について「大変すばらしい会議を持つことができた」と述べた。
これを読む限りでは中国が大幅譲歩するということをトランプ大統領は確認したてことだろうか。でも、土壇場でひっくり返したのが中国だ。次もそうしないと限らないので、結局,世界がこの米中交渉に引っかき回されているという。
> 中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)への事実上の禁輸措置に関連し「アメリカ製品をこれからも売ることを認めていきたい」と述べ、米企業によるファーウェイへの部品販売などを認める考えを示した。「大量の米国製品がファーウェイのさまざまな製品に使われており、取引を続けてもかまわないと思っている」と述べた。
部品販売を認める。でも、これは米国製品は売るが、ファーウェイ製品を買うとは述べてない。Googleが規制解除するかどうかは分からないと。
> ただトランプ氏はファーウェイの安全保障上の懸念について「非常に複雑な問題だ。貿易協定でどうなるかを見ていきたい」と付け加え、引き続き注視する考えを示した。「安全保障上問題がないところは、装備・設備などを売ってもいい」と述べた。
安全保障の問題がないところというのは一般人の話だと思われる。個人で購入しても良いが、政府やその関連は駄目ということか。安全保障上なんていわれても、どこまでがそうなのかなんて、アメリカのさじ加減次第だものな。貿易協定で知的財産の侵害を認めるのか。これは注目したいところだが。
> ファーウェイを米国製品の輸出を事実上禁じる「エンティティー・リスト(EL)」から外すかどうかを習氏との会談で取り上げたか問われると、トランプ氏は「習氏とは話していない」と応じた。「明日か火曜日に協議する」としたうえで「我々のゴールを見極めたい。安全保障上の問題がある」と述べた。
米中首脳会談で話をしたわけではない。でも、リストから外したわけでもないと。とりあえず、明日か、火曜日に協議するらしい。
> トランプ氏は北朝鮮の金正恩氏との面会を呼びかけていることについて「あちら(北朝鮮)側から接触があった」と述べた。詳細には触れず、実現の可能性については言及しなかったが「金正恩氏とはうまくやっており、(面会は)短時間のあいさつでもいい」と話した。実現した場合は、朝鮮半島の南北軍事境界線を越え、北朝鮮側に越境したいとの意向も示した。
おまけに北朝鮮の話題にも触れておくが,もしかして、G20後に訪韓する真の理由はこれか。金正恩に会うためだったのか。相手が乗ってくるかはわからないが、確かに韓国からなら北朝鮮へ行くことはたやすいか。もし、実現したら面白いが難しいだろうな。ああ、そうだ。日米安保についてもみておくか。
> トランプ氏は日米安全保障条約について「(破棄は)考えていない。ただ、この条約は不公平だ」と言及した。「日本が(他国から)攻められれば米国は全ての戦力を使って日本のために戦うが、日本は米国のためには戦わなくていいというものだ」と不満を表明した。日米安保条約を巡っては、トランプ氏が私的な会話で破棄の可能性に言及したと米メディアが伝えていた。
これについて管理人はさっさと日本の憲法を改正して、イギリスのような同盟国になれということだとおもう。確かに不公平であることはいうまでもない。でも、歴史的にアメリカがそれを封じてきたんだよな。トランプ大統領になって日本の活用の仕方を変えたかもしれないが。同盟関係を対等にしろというのは別に悪い条件ではない。むしろ、当たり前だ。
管理人は日本を守るのは日本人の役目だと思っている。それをアメリカにいつまでも任せてはいけないてことだ。
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韓国経済、【米中貿易戦争】トランプ氏「対中追加関税は先送り」
トランプ米大統領は29日、20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)の閉幕後に記者会見した。「少なくとも当座は中国に対する関税を引き上げることはしない。新たな引き上げはしない」と述べ、3千億ドル(約33兆円)分の中国製品への追加関税を先送りする方針を表明した。
トランプ氏は「これからも交渉を続けていく。中断したところからまた再開する」と述べ、停止している米中閣僚級の貿易協議を再開すると明らかにした。中国の習近平(シー・ジンピン)国家出席との首脳会談について「大変すばらしい会議を持つことができた」と述べた。
■ファーウェイ部品販売を許可へ
中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)への事実上の禁輸措置に関連し「アメリカ製品をこれからも売ることを認めていきたい」と述べ、米企業によるファーウェイへの部品販売などを認める考えを示した。「大量の米国製品がファーウェイのさまざまな製品に使われており、取引を続けてもかまわないと思っている」と述べた。
ただトランプ氏はファーウェイの安全保障上の懸念について「非常に複雑な問題だ。貿易協定でどうなるかを見ていきたい」と付け加え、引き続き注視する考えを示した。「安全保障上問題がないところは、装備・設備などを売ってもいい」と述べた。
ファーウェイを米国製品の輸出を事実上禁じる「エンティティー・リスト(EL)」から外すかどうかを習氏との会談で取り上げたか問われると、トランプ氏は「習氏とは話していない」と応じた。「明日か火曜日に協議する」としたうえで「我々のゴールを見極めたい。安全保障上の問題がある」と述べた。
■「正恩氏と会えるかも」
トランプ氏は記者会見の冒頭で北朝鮮に言及し、29日からの韓国訪問時に「金正恩(キム・ジョンウン)委員長に会えるかもしれない」と述べた。
トランプ氏は北朝鮮の金正恩氏との面会を呼びかけていることについて「あちら(北朝鮮)側から接触があった」と述べた。詳細には触れず、実現の可能性については言及しなかったが「金正恩氏とはうまくやっており、(面会は)短時間のあいさつでもいい」と話した。実現した場合は、朝鮮半島の南北軍事境界線を越え、北朝鮮側に越境したいとの意向も示した。
トランプ氏は同日のツイッターで金正恩氏と会う用意があると言及しており「(北朝鮮も)前向きな感じだ」と話した。米国と北朝鮮との2国間協議は停滞しているが、トランプ氏は北朝鮮について「核実験も長距離弾道ミサイルの発射実験もなかった」と話し、協議再開に前向きな姿勢を見せた。
■WTOを批判
世界貿易機関(WTO)についても言及し「米国はWTO加盟で(貿易赤字が)大きく膨らんだ」と指摘し、WTOを中心とした国際的な貿易体制は米国の利益にならないとの認識を示した。
北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定「USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)」については「偉大なディール(取引)で、私以外に実現はできなかった」と述べた。
■日米安保は「不公平」
トランプ氏は日米安全保障条約について「(破棄は)考えていない。ただ、この条約は不公平だ」と言及した。「日本が(他国から)攻められれば米国は全ての戦力を使って日本のために戦うが、日本は米国のためには戦わなくていいというものだ」と不満を表明した。日米安保条約を巡っては、トランプ氏が私的な会話で破棄の可能性に言及したと米メディアが伝えていた。
■サウジ皇太子の記者殺害関与を否定
トルコで発生したサウジアラビア人記者の殺害事件について「これまで直接、サウジアラビアの将来の国王のせいだと言った人はいない」と述べ、ムハンマド皇太子の関与について否定的な見方を示した。「事件は本当にひどいことで憤っている。多くの人が訴追され、サウジ当局も非常に深刻な事態と受け止めている」とも述べた。
著名記者のジャマル・カショギ氏は2018年10月、トルコ・イスタンブールのサウジ総領事館を訪れた際に殺害された。事件をめぐっては国連のカラマール特別報告者が26日、調査結果を国連人権理事会で報告し「サウジ以外の責任は考えられない」と明言し、ムハンマド皇太子らの関与を示唆している。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO4677229029062019000000/