韓国経済 韓国は自称アジアの龍、成功したものの誰もが不幸な韓国ー日本人「成功してないから不幸なんだろう!」【動画】

韓国経済 以前の動画で韓国経済の未来が他国よりも絶望的な理由について触れたことがあるが、その中でこちらは「リソースの枯渇」ということを雑談で少し触れたのだが、今回の記事はそれに関連している。まずは国家のリソースとは何かから解説しよう。リソースとは「資源」と呼んでも差し支えない。

「国家」とは地球のどこかに属することになるわけだが、実はどこも「平等」ではないのだ。例えば、中東国家では砂漠に原油が埋蔵されているし、ロシアや中国などにもたくさんの資源が存在する。では、日本にはそういう資源がないのかと思うかも知れないが、実は日本には水資源が豊富にある。日本海でたくさんの魚が捕れるのは漁獲資源にも恵まれているわけだ。ゲームによく出てくるのは木材や鉄などといったものだ。北海道では石炭の資源にも恵まれていた。世界遺産に登録される佐渡の金山、銀山などでも金や銀がたくさんとれた。

こういった資源を使って我々は文明を築いてきたわけだ。そして、自国が持っている資源を交換することで別の資源を手に入れる。物々交換。今では紙幣取引で交易というものが古くから始まった。だが、忘れてはいけないのは資源というのは「有限」なのだ。文明が発達することで人々は資源を大量消費するようになった。

最初はどれだけ使っても余っていた資源はいつしか足りなくなり、奪い合いが始まった。これが戦争の原因にもなった。豊かな土地は農作業に適していて、食料を安定して供給することができる。逆にそのような土地がない極寒の大地に存在する国もある。人類の歴史は言い換えれば資源消費の歴史でもある。近未来、地球で資源が枯渇するなら、人類は宇宙にでて月や火星などから資源を得ようとするだろう。

何だ。今日は壮大な「地球史」でもやるのかと思ったかもしれないが、ここからは韓国経済に戻す。実は資源という物だけではない。人も資源なのだ。人的資源とか聞いたことあるだろうか。韓国という国は朝鮮戦争が終結してから、日本と米国の多額の支援もあり、高度な経済成長をしてきた国である。しかし、あまりにも成長速度が速すぎたことでなにが起きているのか。あらゆる資源を際限なく使いまくり、韓国はリソース不足に陥った。豊かさと求める余り、物的な欲求を満たそうするだけでひたすらリソースを食い潰してきたのが現在の韓国である。

この先、高度経済成長が難しいのはまずは人的資源が不足している。なぜなら、韓国は少子高齢化社会に突入しているから。医療が発達することは人類にとって素晴らしい事だが、国にとっては働き手がどんどんいなくなり、養ってもらう人が増えることにも繋がる。

なら、韓国人が子供を産めばいいんじゃないかと話になるが、既にリソースを食い潰すしてるので価値観が先進国みたいになってるわけだ。これは土地の問題もある。既に様々な場所が開発されており、人口を増やすための土地も奪い合いになるわけだ。

確かに韓国はIT分野で先進国と名乗れるぐらい急発展して成功したかもしれない。しかし、経済成長したことで人件費が増大し、物価は日本以上に上がっているのは昨年で確認できる。だが、それはこの先の経済成長を犠牲にしてきて得た物であるとしたら・・・。

一体、韓国人は幸せなのか。そりゃ、高度経済時代に生きた韓国人は幸せだろう。自分の国がどんどん豊かになる時代に産まれたのだから。でも、この先の世代、成長が止まる老いた国で生活することは幸せなのか。

今の韓国はまだまだ精神的な豊かさより、物的な豊かさを求める傾向だ。借金して人より良い生活をするようなことを繰り返し、その借金もここ30年で1870兆ウォンまで増えたのだ。これも信用というリソースを食い潰した結果である。もう、韓国にはリソースと呼べるようなものがほとんどないのだ。

前置きはこのくらいにして今回の記事を見ていこうか。今回は韓国経済と社会をテーマにしたものだ。ユン・ホンシク氏、仁荷大学社会福祉学科教授のコラムだ。なかなか、面白いので記事の要点を整理してみていこう。

■記事の要点

1.私たちは成功したのだろうか、それとも失敗したのだろうか。有史以来、韓国ほど急速な経済成長を遂げた国はない。マディソンプロジェクトが収集した資料によると、韓国の購買力平価による1人当たり国内総生産(GDP)は、解放直後の1946年の916ドルから2018年には3万7928ドルへと4000%以上成長した。

2.経済成長だけではない。1987年の民主化後、民主主義は保守が政権を取る度に挑戦を受けているものの、2016~2017年のろうそく市民抗争が示すように、韓国は植民地支配を経験した後発民主主義国の中で民主主義を強固にしていっているほぼ唯一の国だ。

3.不思議なのは、韓国社会がこのような途方もない経済的、政治的成功を成し遂げたにもかかわらず、韓国人は次第に不幸になりつつあるということだ。韓国のうつ病有症率と自殺率は経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最も高く、合計特殊出生率(TFR)は最も低く、労働市場は不安定雇用状態にある労働者であふれている。過去30年間、所得と資産の不平等が深刻化していることで、今や不平等は私たちにとっておなじみの日常となった。

4.明確になったことがある。市場で採用されている生産方式を変えずに福祉を拡大するだけでは、私たちが直面する深刻な危機には対応できないということだ。逆説的に聞こえるだろうが、私たちが深刻な社会経済的危機に陥ったのは「私たちが失敗したためではなく、私たちが奇跡のような成功を遂げたからだ」。驚くべき成功を収めたその方法こそ、私たちをわなに陥れた根源だ。

5.1990年代以降、財閥大企業を中心とした、労働者の熟練形成を迂回し急激な自動化によって生産性を高める成長のあり方は、韓国を先進国へと導いた。しかし、熟練労働を迂回する成長のあり方は、労働市場において良質な雇用を急激に減少させた。すると韓国社会は世代と階層を問わず、すべての国民が「イカゲーム」のように生存のために熾烈な競争を繰り広げなければならない自己責任の社会になった。

以上の5つだ。記事の要点を見るだけで、「リソース」を使い果たしたという指摘がどれだけ的を射ているかに驚いたことだろう。社会学の分野では、こういうまともな教授がたまに存在する。それでは順番に見ていこう。

まず1だが、韓国人は成功したのか。失敗したのか。既に答えは出ている。今後、50年分以上のリソースを使い果たした結果、韓国は急成長を遂げたがそれもついに限界に至った。ゴールドマンサックスの予想よりも酷い未来が待っていることだろう。貴重な資源を計画的に使ってこなかったことで、気がつけば日本より老いた国になったのだ。もう、国としては衰退以外の道がない。

次の2で民主主義がどうとか述べているが、これも資源を急速に使った結果だ。ある思想の段階を吹き飛ばしたことで、韓国社会は経済だけが発展して、現代の成熟した民主主義の思想にまで至れてない。韓国は民主主義というより、ただの衆愚政治に陥ったことはローソクデモを見ればわかることだ。制度だけは近代国家だが、その民主主義とは何かが国民に根付いていない。それで彼らはローソクデモで朴槿恵政権を打倒したことは世界最高の民主主義だと自慢する。

いや、普通の民主主義なら抗議デモで政権交代なんてあり得ないのだ。民主主義で国民が政権に是非を問う場所は「選挙」であって、北朝鮮に扇動された市民団体の抗議デモでは決してないのだ。

そりゃそうだ。急成長したことで国民が成熟しないまま現代に至った。しかも、経済成長が2020年代から明らかに止まりつつあれば、それは国民は不幸に感じるだろう。昔は良かったと思うだろう。

高度な経済成長で財閥という現代の「両班」が誕生して、経済格差がここ5年で拡大したことも以前に触れた。富の再分配が出来てない。中産階級を形成していた自営業者がコロナもあり没落した。今、自営業者はなんと20%まで落ちた。今まで25%いた自営業が20%に落ち込んだのだ。潰れた店は財閥が安く買いたたいて支店が増えていったと。

次に4だが、私たちが奇跡のような成功を遂げたからだ。これはその通りだ。そこに奇跡のような成功を遂げるためにリソースをほぼ使い果たしたことで「失敗した」と書けば満点だ。そして、5が人的資源を使い果たした結果がこの有様である。もっとも、自動化で人的資源すらいらないのか。

「2023、工場を去る」に寄せて

私たちは成功したのだろうか、それとも失敗したのだろうか。有史以来、韓国ほど急速な経済成長を遂げた国はない。マディソンプロジェクトが収集した資料によると、韓国の購買力平価による1人当たり国内総生産(GDP)は、解放直後の1946年の916ドルから2018年には3万7928ドルへと4000%以上成長した。第2次世界大戦の廃墟から奇跡を起こしたと賛辞を受けるドイツと日本はもちろん、高度成長の新たな歴史を記した中国も韓国と比較するほどではない。

 経済成長だけではない。1987年の民主化後、民主主義は保守が政権を取る度に挑戦を受けているものの、2016~2017年のろうそく市民抗争が示すように、韓国は植民地支配を経験した後発民主主義国の中で民主主義を強固にしていっているほぼ唯一の国だ。

 不思議なのは、韓国社会がこのような途方もない経済的、政治的成功を成し遂げたにもかかわらず、韓国人は次第に不幸になりつつあるということだ。韓国のうつ病有症率と自殺率は経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最も高く、合計特殊出生率(TFR)は最も低く、労働市場は不安定雇用状態にある労働者であふれている。過去30年間、所得と資産の不平等が深刻化していることで、今や不平等は私たちにとっておなじみの日常となった。

 どうしてこのような途方もない成功と悲惨な失敗が共存しうるのか。ある人が主張するように、今よりも積極的に福祉支出を増やせば、失敗は覆い隠せるのだろうか。GDPに対する福祉支出は1990年の2.6%から2020年には13.4%(推定)へと、わずか30年で400%以上増加している。しかし、社会経済的危機は徐々に深刻化してきた。福祉の拡大が不要だったというわけではない。福祉支出を増やさなかったとすれば、私たちが直面している危機は韓国社会が耐えられないほど深刻になっていただろう。

 明確になったことがある。市場で採用されている生産方式を変えずに福祉を拡大するだけでは、私たちが直面する深刻な危機には対応できないということだ。逆説的に聞こえるだろうが、私たちが深刻な社会経済的危機に陥ったのは「私たちが失敗したためではなく、私たちが奇跡のような成功を遂げたからだ」。驚くべき成功を収めたその方法こそ、私たちをわなに陥れた根源だ。

 1990年代以降、財閥大企業を中心とした、労働者の熟練形成を迂回し急激な自動化によって生産性を高める成長のあり方は、韓国を先進国へと導いた。しかし、熟練労働を迂回する成長のあり方は、労働市場において良質な雇用を急激に減少させた。すると韓国社会は世代と階層を問わず、すべての国民が「イカゲーム」のように生存のために熾烈な競争を繰り広げなければならない自己責任の社会になった。

 今ここで自分の人生が危機にあるのに、どうして人の面倒を見たり連帯を考えたりできるのか。不可能だ。まともな職場で働く人はその職を失うのではないかと不安に思うし、まともな職に就けていない人はまともな職に就けないことを不安に思う。韓国社会は誰も幸せではない社会となってしまった。

 政治が変われば、私たちは成功のわなから抜け出せるのだろうか。きちんとした政党名簿式連動型比例代表制を導入し、多様な市民の利害を代弁する政治システムを作れば、可能性もありそうだ。しかし、私たちはなぜ、何のために政治を変えようとするのか、その目標が明確でなければ、たとえ政治を変えたとしても、私たちが成功のわなから抜け出すのは容易ではないだろう。自己責任の暮らしに慣らされている市民の利害を直ちに反映する政治は、今よりも悲惨な失敗を招きうるからだ。
以下ソースから

ユン・ホンシク|仁荷大学社会福祉学科教授 

https://japan.hani.co.kr/arti/opinion/45672.html

韓国経済 韓国は自称アジアの龍、成功したものの誰もが不幸な韓国ー日本人「成功してないから不幸なんだろう!」【動画】」への3件のフィードバック

  1. 韓国が自称アジアの龍とは呆れます、まぁ自称だからいいか。ことわざに「蟹は甲羅に似せて穴を掘る」とか「身の丈を知る」があります。アメリカのおかげで建国できたのに「韓国は日本と戦って独立した」とか、韓国の経済発展は日本のおかげなのに「自力で成し遂げた漢江の奇跡」とか自慢したり鏡に映った自分の姿が相当歪んでいます。無理して分不相応なブランド品や高級時計を身に着けて自己破産する改心出来ない放蕩者のようなもんです。こんな調子では韓国は「まともの国」になれません。

    1. 昔付き合ってた韓国人の女は、当時の韓国の発展については「韓国人は頭が良い」と胸を張っていた。共産主義国侵攻の防波堤なる地政学的位置から、アメリカは韓国を援助しろと日本を強要し、果てには日本の半導体を韓国に譲れといってきた。零戦、小型車に続き日本の半導体は当時アメリカの脅威であり、正にこの強要はアメリカにとって一石二鳥の効果があった。もし日本がそんな大した国でなかったなら、アメリカのみで韓国を援助する為韓国も大した発展は無かった。しかし今や中国は海から攻めてくる。昔みたく半島づたいでない。今アメリカが便りにするのは日本の自衛隊、特に海上自衛隊である。韓国の地政学的位置の価値はこれ迄と比べて半減した。韓国も此れからは自分の発展は自分で遣らねばならない。整形等表面ばかりの韓国人の気質で其れが出来るのか?

  2. この教授、結構まともな事書いてる、
    でこの5だが、
    自動化は自動化でさらに技術と熟練が必要なんだ、日本での自動化は進歩、
    韓国の自動化は日韓友好とパクリ技術、
    「熟練形成を迂回する」、俺は熟練と技術が無ければ自動化は出来ないと思ってる、
    この「迂回」とは日本の事ではないだろうか?。。。

コメントは停止中です。