韓国経済、人工知能がセドルを3タテ!人類の発想を完全に上回る。解説はお通夜ムードに
記事要約:管理人も少しは囲碁のルールを知っているので、一応、棋譜を見ればどういう状況かは理解できるのだが、これはおそらく人類が定石といって検討をしてこなかったことを人工知能がそれを学習し、定石の打ち方が囲碁の全てではないことを人類に教えてくれているのではないか。
管理人は人工知能がプロ棋士に勝ったというのは、新しい時代の囲碁の始まりだと思っている。人工知能が最強ということは、その人工知能を研究していくプロ棋士はもっと強くなれるはずなのだ。人工知能は最初から何十手を読み切り、寄せが圧倒的に強く、さらに全体への地の獲得にも余年がない。まさに神の一手に近い存在ということになる。
囲碁は頭脳戦。今後、人工知能と人類が対局することで、今まで考えられない定石が産まれてくるのではないか。敗北と見るより,歴史的な進化を促しているのではないか。勝てないと嘆くのではなく、プロ棋士はどんどん勝てるようにすればどうすればいよいのか考えていく方が面白いはずだ。まだまだ、囲碁はその先があるのだ。何千年も対局が行われてその先に発見される新しい打ち方。それは凄く面白いと思う。むしろ、人工知能が接戦で勝つではなく、圧倒的な差があることが今後の囲碁というものに未来をもたらしているのでは、と、管理人は考えている。
韓国経済、人工知能がセドルを3タテ!人類の発想を完全に上回る。解説はお通夜ムードに
Google傘下の人工知能開発企業DeepMindが作りだした、人工知能を搭載した最強の囲碁ソフトAlphaGo(アルファ碁)と、世界最高レベルの韓国プロ棋士イ・セドルが対戦する「Google DeepMind Challenge Match」の第3戦が終わり、アルファ碁が勝利した。これで5戦中3勝となり、アルファ碁の勝ち越しが確定した。
これまで将棋では人工知能が人間に迫ることはできても、19路と盤面が広大な囲碁では、AIが人間に勝つのは先の事だと思われてきた。しかし、アルファ碁は人間の脳のニューロン(神経細胞)と同じような「ニューラルネットワーク(neural networks)」を搭載し、毎日数万回の対局をこなしてデータを取り、その実力を飛躍的に向上させていた。
第1戦・2戦のプロ棋士などによる解説では、どれもアルファ碁の手は最初は悪手に見えるのだが、後になって効いてくると述べており、序盤のアルファ碁の手の意図を全く読み取れてない状況がわかる。また、今日の対戦の展望として、アルファ碁がコウ(互いに相手の石を取り合う状況)に弱いのではないかと予想。イ・セドルがコウを仕掛けるのではとしていた。
いざ開戦すると先手(黒)のイ・セドルが上辺と左辺に陣地を広げ、後手(白)がそれを分断しにいくという形でスタート。相変わらず人間の発想では思いつかないような手を繰り出すアルファ碁、2戦目の穏やかにお互い陣地を取り合う流れではなく、序盤から勝負が決まってしまうような激しい戦いとなった。