韓国経済、韓国看板企業の売り上げ2年間で67兆減…営業利益も急減 「国内の主力企業が成長停滞または衰退期に入ったという意味」
記事要約:輸出、輸入が2割ほど落ちており、今までは在庫整理でなんとかしていた韓国企業。しかし、在庫もそのうち底をつく。韓国企業の売上を伸ばすには機械や原料、原油などの輸入がかかせない。韓国のような組み立て工場だと輸入の減少は、輸出を大幅に悪化させる。逆も然りであるが、どちらも減っているということは順調に経済が縮小しているわけだ。
では、なぜ、韓国は数パーセントでも経済成長をしているのか。その答えはおそらく債務の増加にあるんじゃないかと。借金してでも消費するから、GDPでは成長ということになる。しかし、もう遅いんじゃないか?
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韓国経済、韓国看板企業の売り上げ2年間で67兆減…営業利益も急減 「国内の主力企業が成長停滞または衰退期に入ったという意味」
韓経:<売り上げ減少の10大企業>韓国看板企業の売り上げ2年間で67兆減…営業利益も急減(1)
2016年03月28日11時33分
[?韓国経済新聞/中央日報日本語版]
サムスン電子など韓国を代表する10大企業の昨年の売り上げが前年より7%近く減ったことが分かった。2014年(マイナス3.5%)に続き、2年連続で売り上げが減少した。
韓国経済新聞が27日、全国経済人連合会に依頼してサムスン・現代(ヒョンデ)自動車・SK・LGなど10大グループ代表企業10社の昨年の実績を分析した結果、売り上げ合計は612兆2900億ウォンで前年よりも6.6%減少した。
これら10大企業の昨年の営業利益の合計は40兆6100億ウォンで2014年より13.3%(3兆6500億ウォン)増加した。しかし2013年の営業利益の合計54兆8000億ウォンに比べれば15兆ウォンほど減った。
◆占有率下落など売り上げ減少深刻
サムスン電子・現代自動車など看板企業10社の売り上げ合計は2013年679兆3000億ウォンで前年対比で4.0%増加した。しかし2014年に 3.5%減ったのに続き昨年は6.6%減少して下落幅を大きくした。昨年の売り上げ612兆2900億ウォンは2013年と比較すると9.9%、金額では 67兆100億ウォン減ったものだ。
昨年サムスン電子(マイナス2.7%)をはじめとしてSKイノベーション(マイナス26.6%)、LGエレクトロニクス(マイナス4.3%)、ポスコ(マ イナス10.6%)、GSカルテックス(マイナス29.6%)、現代重工業(マイナス12.1%)、大韓航空(マイナス3.1%)など7社の売り上げが前 年対比で減少した。SKイノベーション・GS・カルテックス・現代重工業など3社は2013年から3年連続で売り上げが縮小した。昨年の売り上げが増えた のは現代自動車(3.0%)とロッテショッピング(3.7%)、韓火(ハンファ、10.5%)など3社だけだった。
サムスン電子はスマートフォンの海外市場の占有率下落で困難を経験した。昨年の占有率は22.5%で世界市場1位を維持したが、前年(24.7%)に比べ 2.2ポイント下がった。一方、中国華為(フェーウェイ)はこの期間に占有率が5.5%から7.3%に高まった。ポスコは供給過剰と収益性低下、現代重工 業はプラントの実績不振と受注占有率の減少で困難な時期を過ごした。ただし現代車は新興市場の需要萎縮とユーロ貨幣および円安にともなう輸出不振の中でも 善戦して昨年の売り上げが伸びた。
SKイノベーションは65兆8600億ウォンから48兆3600億ウォンへと17兆5000億ウォン減少し、昨年の金額基準で売り上げ減少幅が最も大き かった。売り上げが最も大きく増えたのは韓火で37兆4600億ウォンから41兆3800億ウォンへと3兆9200億ウォン増えた。チュ・グァンホ全国経 済人連合会産業本部長は「10大企業の売り上げが2年連続で減少したというのは国内の主力企業が成長停滞または衰退期に入ったという意味」として「雇用減 少など韓国経済全般に悪影響を及ぼすだろう」と話した。
韓経:<売り上げ減少の10大企業>韓国看板企業の売り上げ2年間で67兆減…営業利益も急減(2)
◆製油除き営業利益停滞レベル
昨年10大企業の営業利益の合計は40兆6100億ウォンで13.3%増加した。しかし絶対金額基準では2013年に比べ14兆1900億ウォンも少ない。2014年の営業利益が34.6%も急減したのに伴う基底効果が大きく作用したのだ。
昨年、営業利益が増加したのはサムスン電子(増加率5.5%)、大韓航空(123.4%)、韓火(47.0%)などだ。2014年に赤字だった製油会社の SKエネルギーとGSカルテックスが黒字に転じながら全体営業利益を伸ばした。2つの製油会社を除く8大企業だけを見れば昨年の営業利益は前年より 2.3%増に終わった。10大企業の平均営業利益の増加率13.3%と比較すると11ポイントの差が出る。
製油会社は2014年に大規模な営業損失を記録した。2014年に原油価格が急落しながら高く購入した原油から生産した石油製品を安く売ったためだ。 2014年初めに1バレル=100ドルだった国際原油価格はその年末に50ドル水準へと下落した。一方、昨年は低油価が持続したおかげで実績を回復した。
昨年の営業利益が金額基準で最も大きく増えたところはSKイノベーション(2兆1600億ウォン増)、減ったところは現代自動車(1兆1900億ウォン 減)だった。造船の景気悪化に直面した現代重工業は1兆5400億ウォンの営業損失を出して2年連続で大規模な赤字を記録した。
(http://japanese.joins.com/article/777/213777.html?servcode=300§code=300)