韓国経済、「韓国証券市場、追加下落の可能性低い…主要40カ国で最も低評価」
記事要約:今回の記事はわりと専門用語が出てきて難しいのだが、実際、株式の専門用語を覚える必要あるかというと、覚えた方が良いとは思うが、韓国の株式をこのサイトの読者様が買うことはないとおもうので、 「有価証券市場上場企業の株価収益率(PER:株価/株当たり純利益) 」や「 株価純資産倍率(PBR:株価/株当たり純資産) 」などが本文に登場しているが、軽く読み流す程度で良いと思う。
でも、たまに経済でも出てくるので簡単に解説しておこうか。
■ 有価証券市場上場企業の株価収益率(PER:株価/株当たり純利益)
株価の状況を判断する指標の1つで、後のPBRいっしょに良く参考にされる。証券サイトに登録して株価を見ていれば下の方の情報に書いてある。それで計算方法は上の通りなのだが、大事なのは基準だろう。日本の場合は15倍程度が目安。では、韓国はどうなのか。
韓国のPER平均は本文を読むと10.2倍となっているので、それに比べれば割安ということになる。つまり、韓国の場合は10倍のPERを超えていると割高、それより低ければ割安ということだ。もっとも、その企業に将来性が高いと思えるならだ。
これがサムスン電子の金曜日のチャート。下の方に株価収益率とあるだろう。これが7.47なので、サムスン電子の株価は韓国市場の平均では割安ということになる。
■ 「 株価純資産倍率(PBR:株価/株当たり純資産) 」
これについては株価÷純資産ということで、その株価が資産の何倍の価値になっているかである。このPBRも基本の水準があって、大事なのは1倍である。1倍以上ならその株は期待されており、1倍以下ならその株は期待されてない。
それで、韓国企業の場合は0.9倍が平均だということで、投資家に韓国市場そのものが期待されていないことになる。だから、記事でこれ以上は下がることはないという見通しというわけだ。ええ?難しいて?管理人もそう思うのだが、中々、わかりやすく解説するのは難しいな。
つまり、期待されている株というのは上下が激しいといっていい。しかし、何の期待もされてない株は逆にほとんど動かない。まあ、実際はIRとか出てくると動くんだが、言うなれば取引量が増えれば増えるほど株価は動きやすい。逆に韓国市場は取引量が他の主要国よりも少ないので株価も動きにくい。
こんな感じの説明でわかるだろうか。だから、業績が悪くても既に株価に織り込み済みなのでそこまで追加で暴落するようなことはないと。
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韓国経済、「韓国証券市場、追加下落の可能性低い…主要40カ国で最も低評価」
今年は上場企業の収益性が悪化するが、指数が追加で下落する可能性は低いという分析が出された。業績鈍化の懸念が十分に反映されバリュエーション(業績比の株価水準)が主要国の証券市場で最も低評価された水準まで落ちたためだ。
資本市場研究院のキム・ジュンソク資本市場室長は23日にソウルの金融投資協会で開かれた「資本市場見通しと政策方向」セミナーで、「今年有価証券市場上場企業の純利益見通しは昨年初めの148兆ウォンから昨年末には127兆ウォンに14%ほど減った。昨年9月以降サムスン電子を筆頭に上場企業の業績見通しが急激に下方修正されている」と話した。
上場企業の収益性は悪化するが市場が追加で調整を受ける可能性は低いというのがキム室長の説明だ。キム室長は「有価証券市場上場企業の株価収益率(PER:株価/株当たり純利益)は10.2倍、株価純資産倍率(PBR:株価/株当たり純資産)は0.9倍にすぎない。主要40カ国のうちロシアを除き最も低評価された状態だ」と診断した。
過去の韓国証券市場と比較しても証券市場の低評価は深刻だというのがキム室長の分析だ。彼は「過去国内景気下降局面でも有価証券市場のPERは12倍前後で動いた。現在の韓国証券市場は2008年の金融危機当時と同水準で、追加で下がる可能性は低い」と予想した。
韓国の証券市場で外国人投資者の需給が及ぼす影響が次第に大きくなるという見通しも出てきた。国内機関のうち資産運用会社の資金と大口投資家である国民年金基金の証券市場への影響力が下がっているためだ。キム室長は「国民年金が海外株式の割合を高め買い越し傾向が弱まっている。外国人投資家の需給と反対に動き衝撃を減らす役割をした資産運用資金もファンド市場の萎縮で影響力が減っている」と分析した。
(https://japanese.joins.com/article/502/249502.html?servcode=300§code=310)