韓国経済、【卵が先か鶏が先か】韓国企業の体感景気凍てつく…来月の製造業見通しは9年9カ月ぶり最低
記事要約:国連の最終報告書で韓国が名指しで北朝鮮の瀬取りに関与していることが指摘されて国際社会でも後がない韓国。そして、文在寅大統領の娘婿が海外移住したことで国の崩壊の前兆や亡命準備ではないかと騒がれているわけだが、そこに韓国経済の見通しの悪さがコラボして、まさに国の滅亡が先か。韓国経済破綻が先か.それとも両方かという。卵が先か、鶏が先かとなっている。
どちらにせよ。このサイトは韓国経済を見通してありのままの韓国の現状を伝えて行くだけである。さて、来月の製造業の見通しが出てきた。どうやら9年9ヶ月ぶり最低らしい。
韓国経済の初心者さんに解説しておくと、このサイトでは韓国経済を見る上で三大要素がある。それは「貿易」、「投資」、「雇用」である。経済ニュースを扱うときに、この3つの要素のどれなのかを最初に考えておくと記事がわかりやすくなる。ただ、今回の体感景気みたいに3つとも絡んでいることもある。つまり、このニュース1つで韓国経済の三大要素の今後がなんとなく透けてくるのだ。
なぜなら、企業の景気見通しというのは、韓国ではまず貿易があげられる。韓国の内需は雀の涙なので食べて行くには貿易(外需)で稼ぐしかない。国内市場が小さい上に財閥の寡占状態という理由もあるが、とにかく貿易が大事だ。だから、景気が悪いという見通しは「輸出」の減少を示唆するわけだ。
さらに景気が悪くなれば「投資」を控えることになる。投資とは企業の成長エンジンなので、投資をしなければ企業は新たな事業を始めたりするのが難しくなる。すると、「雇用」も減少する。このように3つの要素はだいたい、どこかで関係していくので1つが悪化すれば、他の2つもどんどん悪化する。だから、3つの要素がどんな状態かを知ることで韓国経済の実情を知ることができる。それでは記事を見ていこう。
> 韓国銀行が30日に発表した「2019年1月企業景況調査指数(BSI)」によると、製造業と非製造業を含めた全産業業況BSIは69で前月より3ポイント下落した。2016年3月の68から2年10カ月ぶりの低水準となった。
この景気動向、企業景況調査指数(BSI)というのは日本では日銀短観が有名だが、これと同じようなものだと思えばいい。指数を見る上で大事なのは100という基準。100以上なら景気は好調。100以下なら景気は不調ということになる。本文にもそういう説明があるが、それが69と前月より3ポイント下落したと。
つまり、100-69=31。31ポイントほど不調ということになる。ただ、管理人が知りたいのは数字ではなく「底」である。この69が底かどうかは来月にならないとわからないが、景気というのは波なので、好調の時もあれば、不調の時もある。ただ、いきなり不調から好調に変化することはない。いつものアレを出そうか。
この景気の局面を表す図は非常に重要だ。今、韓国がこのグラフのどこにいるかを正確に掴めれば今後の見通しもわかるわけだ。そして、今、2019年の段階では後退から不況のところにいる。
これを分析するのに半年間の設備投資が連続で減少していることが1つの目安となるが、これが先日の記事で韓国政府のドーピングで無理矢理、設備投資をあげていたことがわかった。だから、設備投資の3ヶ月間はプラスなのだが、それは景気が良くてプラスになったわけではなかった。だから、「谷」を越えたと判断するのはまだまだ時期尚早だということだ。
さて、ここから各部門の景況調査指数が出てくるが大事なのは半導体である。
半導体需要減少で電子映像通信が8ポイント下落し、自動車と建設など前方産業の不振でゴム・プラスチックが13ポイント下がるなど業況BSIが悪化した。半導体関連設備投資が鈍化しその他機械装備も5ポイント悪化した。
政府のドーピングがあっても、景気を底上げするにはほど遠い状況と。もっとも、政府の支出は財源があるので限界がある。しかも、頼みの綱である半導体需要減少が目に見える形で出てきた。では、自動車などの主力産業はどうか。エチレンなどの化学製品以外は全部駄目と。
> 企業規模別では中小企業の体感景気がさらに冷え込んだ。中小企業の業況BSIは61で前月より8ポイント下落した。この数値は2016年8月の59から2年5カ月来の最低水準だ。大企業の業況BSIは73で前月と同水準にとどまった。
大企業よりも、中小企業の体感景気がさらに冷え込んでいると。財閥はなんとか蓄えがあるので、LGディスプレイが96%減益を出しても倒産しないが、普通の企業ならとっくに破綻している。でも、大企業より、中小企業の方が数が圧倒的に多いのはいうまでもない。中小企業の体感景気がさらに落ち込んでるのはかなり深刻な事態といえよう。特に雇用の悪化が避けられない。
>来月企業の体感景気はさらに冷え込むと予想された。来月の全産業業況BSIは68で前月より3ポイント下落し、2016年3月の67以降で最低値を記録した。製造業見通しBSIは65で2009年4月の59から9年9カ月来の最低水準となった。非製造業見通しBSIは70で前月より2ポイント低くなった。
これは来月の話だが、さらに景気が冷え込むと。まだまだ底が見えない不況が韓国経済に襲いかかる。でも、韓国メディアの言葉を使うと「パーフェクトストーム」なんだよな。つまり、F5級のトルネードである。今、韓国経済に覆っている不況はアジア通貨危機やリーマンショックなんて目ではない。
もっとも、パーフェクトストームは経済分野だけの話ではない。日韓関係なんてここ数ヶ月でF5級クラスにまで発展したものな。もちろん、悪い意味で。実際、どこまで落ちていくかを管理人も想像できないので今後の韓国経済が大注目だ。10年に一度の不況の嵐は確実に韓国を襲っている。でも、命綱の日本との関係も自ら断ったので、竜巻に飲み込まれていく韓国を黙って見送ろうではないか。だけど、もう、骨すら拾わないけどな。
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〔北朝鮮、韓国、朝鮮半島有事〕のまとめ
韓国経済、【卵が先か鶏が先か】韓国企業の体感景気凍てつく…来月の製造業見通しは9年9カ月ぶり最低
企業が感じる体感景気がますます冷え込んでいる。今月の景気見通しが36カ月ぶりの最低水準まで落ちたのに続き来月の見通しはさらに悪化した。特に来月の製造業見通しは9年9カ月ぶりの最低を記録した。
韓国銀行が30日に発表した「2019年1月企業景況調査指数(BSI)」によると、製造業と非製造業を含めた全産業業況BSIは69で前月より3ポイント下落した。2016年3月の68から2年10カ月ぶりの低水準となった。
BSIは企業の体感景気を示す指標で、基準値の100以上なら景気が良いと考える企業がそうでない企業より多いことを意味する。今回の調査は15~22日に全国の企業3696社を対象に行われた。
企業の景気見通しはさらに暗くなった。製造業と非製造業の業況BSIがともに下落した。製造業の業況BSIは67で前月より4ポイント落ちた。
韓国経済を牽引する主力産業群で危機感が大きくなっている。エチレンなどの価格上昇で見通しが明るくなった化学製品が16ポイント上昇したのを除くと全般的に力が失われる雰囲気だ。
半導体需要減少で電子映像通信が8ポイント下落し、自動車と建設など前方産業の不振でゴム・プラスチックが13ポイント下がるなど業況BSIが悪化した。半導体関連設備投資が鈍化しその他機械装備も5ポイント悪化した。
韓国銀行は「半導体の見通しが暗くなり電子映像通信部門の体感景気が悪化した影響と分析される」と明らかにした。
企業規模別では中小企業の体感景気がさらに冷え込んだ。中小企業の業況BSIは61で前月より8ポイント下落した。この数値は2016年8月の59から2年5カ月来の最低水準だ。大企業の業況BSIは73で前月と同水準にとどまった。
非製造業の業況BSIは71で前月より2ポイント下落した。名節を控えた宅配需要などが増え輸送倉庫は9ポイント改善された。
これに対し情報通信は8ポイント、専門科学技術は10ポイント下落した。冬季の閑散期にともなう広告制作と放送売り上げ不振、建設景気不振で他の設計・監理需要が減った影響と分析される。
来月企業の体感景気はさらに冷え込むと予想された。来月の全産業業況BSIは68で前月より3ポイント下落し、2016年3月の67以降で最低値を記録した。製造業見通しBSIは65で2009年4月の59から9年9カ月来の最低水準となった。非製造業見通しBSIは70で前月より2ポイント低くなった。
企業と消費者を含む民間の体感景気を総合的に示す1月の経済心理指数(ESI)は前月より2.7ポイント下落した89.3を記録した。
一方、経営上の問題として製造業者の24.1%と非製造業者の19.0%が「内需不振」を挙げた。製造業者は「不確実な経済状況」(15.6%)と「労働力難・人件費上昇」(12.5%)が厳しいと認識していた。非製造業者は「労働力難・人件費上昇」(15.5%)と「競争激化」(13.2%)が問題と答えた。
2019年01月30日11時05分
(https://japanese.joins.com/article/719/249719.html?servcode=300)