日別アーカイブ: 2024年5月21日

韓国 不動産に偏る韓国の企業負債…「秩序ある構造調整持続しなければ」

韓国 韓国の家計債務が2380兆ウォンぐらいあるのだが、この家計債務の7割が不動産融資である。つまり、韓国人は不動産価格は上がり続けるものとして不動産投資を積極的にしてきた。実際、文在寅政権では不動産バブルはピークを迎えた。これは米国の利上げによる、韓国の政策金利の引き上げが発端だ。変動金利7割で不動産購入費用を借りてた韓国人が毎月上がる支払利息に耐えきれず、どんどん不動産を売却し始めた。

こうして不動産バブルは崩壊したわけだが、今回は家計債務の話ではない。どうやら、韓国企業も不動産投資に熱を入れていたようだ。つまり、家計債務と似たようなことになっていると容易に想像できる。実際、韓国銀行も海外不動産投資で数兆円ぐらい損失を出していたし、韓国人の不動産投資で莫大な損失を出しても懲りないようだ。

しかも、米国の利下げについてはFRBは慎重な立場を崩していない。米CPIが0.1%市場予想より低下しただけで、市場予測では9月の利下げ7割とか述べているが、本当にそうなるのか。

[アメリア島(米フロリダ州) 20日 ロイター] – 米連邦準備理事会(FRB)のバー副議長(金融規制担当)は20日、年初来数カ月間の米国のインフレ指標は「期待外れ」で、FRBが金融政策を緩和するためには必要な証拠が不足していると述べた。

アトランタ連銀が開催した会議でバー氏は「今年第1・四半期のインフレ指標は期待外れだった。金融緩和政策の支持に向け、期待していたほどの確信を与えてはくれなかった」と述べた。

さらに「金融引き締め政策が効果を発揮し続けるには、もう少し時間が必要だ」とも述べ、インフレ率がFRBの目標である2%に回帰することが明確になるまで利下げは保留するというFRBの包括的メッセージを支持する姿勢を示した。

また現在の政策金利は、FRBが「現状維持し、状況の推移を見守る」のに十分だと述べた。

インフレ指標に失望、当面引き締め政策が必要=バーFRB副議長 (msn.com)

このようにFRBのバー副議長が利下げは慎重。現状維持だと。当面はどのくらいの期間なのかは知らないが、5月と6月でCPIが鈍化しているのが条件だろうな。でも、小売売上高は横ばいだからな。自動車需要が満たされたことで、自動車消費が減った程度だ。

では、本題に入ろうか。

借金だらけの韓国企業が不動産投資とか。どうなっているんだろうか。韓国企業の負債は2700兆ウォンを超えて、世界第二位まで上り詰めた。1位は中国企業なので追い抜くには時間がかかりそうだが、その債務の増え方は世界最速といってもいい。ということで記事を見ていこう。

昨年韓国の不動産業貸付残高の割合が名目国内総生産(GDP)の24.1%を占めることが明らかになった。2022年末基準でユーロ地域の14.7%、米国の11.3%、英国の8.7%など主要国より高い水準だ。生産性が高くない不動産部門にだけ信用供給が集まり資源配分の効率性が阻害されかねないという指摘が出る。

韓国銀行金融市場局市場総括チームは20日、「韓国企業負債の現況と示唆点」と題する報告書を発表した。研究陣の分析によると金融圏の不動産業関連貸付残高は2018~2023年の間に301兆ウォン増えた。同じ期間の全企業負債増加規模の29%を占める。名目GDP比の不動産貸付残高の割合も2017年の13.1%から昨年末には24.1%に高まった。

2010年代中盤以降に不動産景気が過熱して投資・開発需要が増え、金融圏も積極的に貸付に出た影響とみられる。ノンバンクはプロジェクトファイナンス貸付、土地担保貸付など不動産開発企業向けの貸付を大きく膨らませてきた。これに伴い、2010年代中盤以降に韓国の不動産業貸付の年平均増加率は15%前後となり、主要国の5~10%に比べ目立った。ただ2022年下半期以降の不動産市場不振で増加傾向はやや鈍化した状態だ。

研究陣は「資本生産性が低い不動産部門に信用が集中する場合、全般的な資本の付加価値創出効果と信用配分の効率性が低下する素地が大きい。不良化の懸念が高いPF貸付に対する『秩序正しい構造調整』を通じて段階的な負債縮小を誘導する政策基調を一貫して推進しなければならない」と指摘した。また、今後金利引き下げ時期が到来しても、貸付が不動産部門に再度集中しないよう政策的な対応が必要だと提言した。

不動産業貸付が全企業負債増加傾向に相当部分寄与し、韓国の企業負債は名目GDP比で122.3%を占めることが明らかになった。国際決済銀行(BIS)の統計によると昨年9月末基準で韓国の企業負債レバレッジは主要39カ国中8位で、中国、スウェーデン、フランス、スイス、ノルウェー、ベルギー、デンマークの次に高い。2017年末の16位よりさらに高まったのだ。

◇コロナ禍経て個人事業者向け貸付増加…大企業向けも増加傾向

不動産業貸付のほか個人事業者向け貸付、大企業向け貸付なども増えた。コロナ禍後に小商工人、自営業者向け金融支援が続き、2020~2022年の金融圏の個人事業者向け貸付(不動産業除外)の年平均増加率は15%水準となった。10%水準だった2017~2019年より高まったのだ。ただ韓国銀行は「支援措置が正常化し関連貸付規模が次第に減り徐々に負債調整がなされるだろう」と予想した。

銀行の大企業向け貸付も最近になって増加傾向だ。2月基準で施設資金貸付は前年同月比15.9%増え、運転資金貸付も14.5%増加した。半導体、石油化学、二次電池などの業種で内外の大規模生産施設を拡充する動きが目立ってだ。リュ・チャンフン課長は「大企業向け貸付は未来に向けた投資拡大の側面で理解できる。今年営業利益が改善されて営業活動キャッシュフローが改善されれば外部資金調達需要が減り負債増加傾向が徐々に鈍化するだろう」と予想した。

研究陣は企業負債の総量に焦点を合わせるよりは部門別の特性に合わせてリスクを減らしていかなければならないと提言した。報告書は「不動産部門と個人事業者を除いた一般企業の場合、負債増加にもかかわらず資本拡充が伴い概ね安定した流れがみられる」としながらも「高金利などで利子償還負担が増加し、インタレストカバレッジレシオが3年連続100%未満の限界企業の負債比率が拡大する点などは留意する必要がある」と指摘した。

不動産に偏る韓国の企業負債…「秩序ある構造調整持続しなければ」 | Joongang Ilbo | 中央日報 (joins.com)

この記事を読んでなかなか面白いデータだと思った人は韓国の不動産事情にわりと詳しいとおもう。

金融圏の不動産業関連貸付残高は2018~2023年の間に301兆ウォン増加。同じ期間の全企業負債増加規模の29%を占める。名目GDP比の不動産貸付残高の割合も2017年の13.1%から昨年末には24.1%に高まった。

不動産バブルの絶世期に韓国企業が不動産投資を増加させた。そして、銀行も金を貸し付けた。たった7年で30兆円以上も増えたとか。いやあ、韓国企業も不動産投機に熱中していたと。

2010年代中盤以降に不動産景気が過熱して投資・開発需要が増え、金融圏も積極的に貸付に出た影響とみられる。ノンバンクはプロジェクトファイナンス貸付、土地担保貸付など不動産開発企業向けの貸付を大きく膨らませてきた。

韓国PFについては何度も取り上げてきたがどう見てもバブルなのにそれをスルーした結果がこうなったと。

不動産業貸付が全企業負債増加傾向に相当部分寄与し、韓国の企業負債は名目GDP比で122.3%を占めることが明らかになった。昨年9月末基準で韓国の企業負債レバレッジは主要39カ国中8位で、中国、スウェーデン、フランス、スイス、ノルウェー、ベルギー、デンマークの次に高い。2017年末の16位よりさらに高まったのだ。

すげえな。これはなんというか。まず韓国企業の負債は名目GDP比で122.3%。これは家計債務が100%程度なので、5年で一気に抜き去ったと。それで昨年は8位だったと。7年前は16位で昨年は8位。これはまだまだ上を目指せるな。しかし、家計と企業だけ合わせてもGDP220%以上の負債とか。やりますね。

ここに自営業負債が1100兆ウォン、政府債務が1100兆ウォンだったか。どちらもGDPの50%程度なので、全部合わせて320%超えとなる。さらにチョンセ負債も加えたら,これも1000兆ウォン。つまり、韓国全体債務はGDP比で360%以上とか。韓国さん。家計債務の数パーセント減ったとか浮かれている場合じゃないですよ。トータルしたら、韓国負債は世界トップクラスですよ。もう、韓国企業も全滅コース確定ですね。

それで後半の内容となるわけだが、韓国銀行や研究陣とやらはアホなのか。借金が支払う利息が上乗せされるのだから金利を下げるまでは借金は増加し続けるぞ。こちらはさっさと韓国は利下げしたほうが良いと述べてるのはそのためだ。しかし、米韓金利差を意識して金利を3.5%と据え置いたまま。

こちらは韓国経済を16年前から看取っているのだが、韓国と中国が凄まじい勢いで借金を倍増させているんだよな。中国もそうだが、GDP360%越える借金でも韓国がデフォルトしてないほうがおかしいといってもいい。まあ、いつまで持つかは知らないが借金というのは破産整理したところで肩代わりするだけで根本的には消えないからな。海外投資家が融資しているなら、その投資家が痛い目に遭うだけ。しかし、韓国経済って毎年、状況を悪化させる天才なのか。

では、最後は日本食の話題だ。この記事を取り上げるのはたまたまチキン南蛮を今日、食べたのでそれについては確かにチキン南蛮は上手いよな。そもそも南蛮というのだから海外からやってきたものだとおもうのだが、日本食は世界中で絶賛されている。今回はドイツ人らしい。

「日本は異世界…」ドイツ人が居酒屋で絶句…衝撃的だったという「日本食の名前」

「異世界」だった日本
「僕の少年時代は日本文化一色!」と話すオマーさん。日本語も独学で勉強したそうです。
「毎日ポケモンと遊戯王カードで遊んでた。思春期はアニメにどっぷりハマったよ。今でもずっとアニメが大好き」
はじめての日本は2人の眼にはどのように映ったのでしょう。
「異世界だよね。まず日本人の礼儀正しさがレベチ」とアーノルドさん。
電車が時間通りに来ること、また電車を待つ人たちがきちんと整列していることに驚いたそう。日本に来ることを夢に見ていて、「いまだに夢の中にいるような感覚」だと言います。

マグロに大感動
そんな話をしているうちに1品目の「刺身」が到着します。マグロとブリと鯛の盛り合わせ。とっても美味しそうです。
念願だったというマグロを食べると……
「こんな新鮮なのは初めてです」
「ツナ缶とは大違い、マグロってこんな美味しいんだ」と大感動! 
アジフライは「激うま」
「アジフライ」「タコの唐揚げ」など次々に出てくる日本食に舌鼓を打ちます。

「日本は異世界…」ドイツ人が居酒屋で絶句…衝撃的だったという「日本食の名前」(現代ビジネス) – Yahoo!ニュース

海外から見れば日本は異世界と思われてるそうだ。その感覚はわりとあるんじゃないか。海外の映画とか視聴すれば電車内のワンシーンがあるんだが、日本のように静かな雰囲気はなく,わりと騒がしかったりする。外国人からみればなんでこんな静か何だと思うんだろうな。実際、誰かと電車にのっても、大声で喋ったりする文化は日本にないものな。礼節というのは日本人の美徳なので、これはしっかりと継承していきたいところだ。バスをちゃんと順番通りに並んでいるのが日本人だ。

アジフライとタコの唐揚げに激うまか。確かにアジフライやタコの唐揚げは美味いよな。そこでお酒を飲んで一杯やるというのは日本の居酒屋だもんな。

こちらが外国人に日本の良さを一番に語るなら、安い店でも美味しいものが普通に食べられるてことだ。韓国みたいにインスタントラーメンをそのまま出してくるような飲食店などは存在しない。どのラーメン屋でも独自の味があって、同じ味というのはほとんどない。これは油であげる唐揚げや天ぷらなどもそうだ。

同じ食材であろうが、調理の仕方で味が異なる。しかも、美味しいのだからここまで行けば日本人の食事に対する味の調和性とでもいうのか。外国人は味付けが濃いほうが喜ばれるが、日本では天ぷらにつゆではなく、塩やレモンをかけて食べたりもするよな。

今はインターネットや動画があるので、日本人が美味しいと思ってる食べ物がすぐに海外でも伝わるようになっている。しかし、その食事に対する調和性において日本人が持つ独特の感覚を超えるのは難しいてことだ。そこを気に入ったら日本の食事が大好きになるんだろうな。

世界は急激に様変わりしているとおもうが、日本食を越える料理というのは調和性や味の探求においては変わらない。