日別アーカイブ: 2024年5月30日

韓国 クレジットカード延滞金が2兆ウォン超え、20年前のカード大乱に迫る規模

韓国 おそらく知っている人も多いと思うが韓国ではコンビニででいくつか商品を買うときでも、クレジットカードを利用する。しかも、韓国では平均5枚以上のクレジットカードを財布に入れているそうだ。今はキャッシュレス化も進んでいるので、クレジットカードだけではなく、スマホでも簡単に決済が可能だ。

コロナ禍でお札を触るのが危ないということで、日本でもわりとキャッシュレス化が進んだとはおもうのだが、その問題点はどこにあるだろうか。大きく分けて3つあるとおもう。

一つは後払いということで財布に現金が入って無くても利用できるので自分が使っている額を把握するのが難しい。一々、買った少額の明細なんて覚えていないことが多い。二つめは自分の所得以上の買い物が簡単にできてしまうこと。例えば大型の家電が壊れて余裕がない。そのときにクレジットカードで分割払いをすれば、家電を使いながら、毎月の一定額を支払うだけでいい。ただ、この場合は利息が付くので分割払いは一括よりも高い買い物となる。

でも、PCが突然、壊れてしまうことだってある。こちらはサイトの更新や動画作成でPCで毎日、文字を打ったり、動画を編集しているわけだが、パソコンが壊れると修理するか。新しいパソコンを用意しないといけない。そのときに手持ちに余裕がなければクレジットカードで分割払いでPCを買うわけだ。

クレジットカードは便利に使える反面、欲しい物があって、それが高額でも消費意欲を抑えるのが難しいというのがある。では、3つめはなんだとおもう?それは紛失したときの対応だ。

人生に何度かうっかり財布を落とすことや、盗まれる機会はおそらくある。そのときに財布の現金は諦めても、カードが戻ってこないのは相当、面倒である。財布の中にクレジットカード数枚はいってたり、銀行のキャッシュカード、店の会員カード、運転免許証、マイナンバー、保険証などを持っている場合だってあるだろう。それらを新しく手続きするのは時間がかかる。財布を盗まれても、それを元に戻すには数ヶ月は普通にかかるのだ。

現金を落とすよりも圧倒的に不便を生じられる。そういう意味でカード情報をスマホに入れて持ち運べるようになるのは便利ではある。問題点としてはそのスマホを落としてしまえば意味がないことだ。人間はいつも完璧ではないので、落とさないように気を付けても落とすことは稀にあるからな。

キャッシュレス化によってスマホだけで決済が可能になったのは便利な反面、それに対してワンクリックで契約できてしまう怖さにある。子供が親に内緒でスマホゲームでの何十万も課金したとかたまにニュースで出てくるだろう。この場合、難しいのはガチャというのは相手に落ち度がなければ返金対応はできないてことだ。

そりゃそうだ。ガチャは確率なのでレアキャラが当たらなければその金は無駄になる。子供が課金したから無効といっても、既に課金した時点で契約は成立しているのだ。ガチャのキャラがいる、いらないは運営が決めることでもない。

なんか話がずれてきたが、クレジットカードを使うときに注意しないといけないことを色々書いた気がする。では、韓国経済の話題に戻ろうか。

今までの話は無関係ではないのだが、韓国ではクレジットカードの使用頻度が多い。どうしてこうなったかというと実はクレジットカード利用が1997年のアジアの通貨危機から消費を回復するために韓国政府がクレジット振興策を打ち立てたというのが始まりでもある。いつか機会があれば詳細に突っ込もうと思うが、簡単に解説すると、クレジットカードを促進するためにカード利用者に豪華な景品や、現金が当たる宝くじなどの特典があった。

さらに凄いのはキャッシングの限度額廃止。クレジットカードの利用金額の一部を課税所得から控除可能とする所得控除制度の導入など、どう考えてもあり得ないような政策が韓国で行われていた。するとクレジットカードの利用者が急増したわけだ。それが韓国をカード大国に押し上げた理由であり、現在にも続く国民が借金漬けという土台でもある。もちろん、こんな政策をしていれば深刻な社会問題を引き起こした。

カード利用者の若者は借金が払えずに自殺者急増。キャッシングに限度額がないのでその手の知識に疎い韓国人は湯水のように金を使いまくった。その結果、金融機関も資金が焦げ付いて相当、酷い痛手を負った。ただ、既にカード払いというのが韓国人の間では定着しており、現在において家計消費支出の半分はカード払いという異常事態となっている。こんな生活が当たり前になれば、そりゃ金銭感覚が狂うわけだ。そして、最初に挙げた問題点1と2が出てくるわけだ。

しかも、ここ最近になって延滞者が急増しているようだ。2002年から2006年のカード大乱事態というのはこちらも知っているのだがリアルタイムで追っているわけではないので、当時の韓国は支払い利息が60%とかそういうのがざらだった。

今は15%程度まで落ちているのだが、支払利息が高いときに銀行などのカード会社がカード加入のハードルを大幅に下げて、クレジットカードの利用者は大きく増えた。それがカード大乱事態と呼ばれるものだが、それも深刻な社会問題を浮き彫りにした。だが、それでもカード使用が減らないのが韓国だ。

2024年、韓国はハイパーインフレや高金利という環境において、カードの使用頻度が高くなればなるほど延滞率が増えている。そもそも消費支出の半分をカードで払うなら、当然、前月も半分ほど使っているわけで、分割でも、リボ払いでも支払いがどんどん増えてくるのだ。

自営業が運転資金が足りないから多重債務者となるのも簡単というわけだ。いつも借金漬けで感覚が麻痺しているから、借金に対する怖さがない。それを貸す方もそうだとおもうが、銀行側は懲りないんだよな。

では、最新の状況を見ておこうか。

クレジットカードのユーザーが1ヵ月以上返済できなかった延滞金が、2兆ウォンを超えていることが明らかになった。カード加入のハードルを大幅に下げ、2002年から2006年の間に数百万人の信用不良者を量産した「カード大乱事態」に匹敵する規模だ。物価高や金利高の長期化と景気低迷が続き、カードの利用代金を返済できない庶民が急増している。

22日、金融監督院(金監院)の金融統計情報システムによると、新韓(シンハン)や三星(サムスン)、現代(ヒョンデ)、KB国民(クンミン)、ロッテ、ウリィ、ハナ、BCの専業カード会社8社の1ヵ月以上のクレジットカードの延滞金総額(昨年末基準)は2兆924億ウォンだった。これは前年同期比30%増加した水準だ。

昨年末のカード延滞金は、金監院が関連統計を試算し始めた2003年以降、3番目に多い規模だ。カード大乱事態の真っ最中だった2003年(4兆4227億ウォン)や2004年(2兆5413億ウォン)と似た規模の延滞が、不況と金利高の衝撃の中で発生している。

今年の政府の大規模な「信用赦免」が、不良債権化のリスクをさらに増大させる恐れがあるという指摘も出ている。世宗(セジョン)大学経営学部のキム・デジョン教授は、「信用赦免の手続きを経て、延滞記録がなくなった低信用者15万人ほどがカードを作ってカードローンなど追加融資を受けられるようになった」とし、「カード会社の延滞金負担が増え、経営健全性や財務状態がさらに悪化する可能性が大きくなっている」と懸念した。

クレジットカード延滞金が2兆ウォン超え、20年前のカード大乱に迫る規模 | 東亜日報 (donga.com)

2兆ウォンということは日本円で2500億円ぐらいか。前年同期比30%増加した水準。これでわかることはいよいよ国民は生活面で困ってカードの使用料が払えないところまで追い込まれている。つまり、徳政令が近いてことだ。

昨年末のカード延滞金は、金監院が関連統計を試算し始めた2003年以降、3番目に多い規模だ。カード大乱事態の真っ最中だった2003年(4兆4227億ウォン)や2004年(2兆5413億ウォン)と似た規模の延滞が、不況と金利高の衝撃の中で発生している。

しかし、韓国人は毎回、同じような危機を繰り返すよな。当時の利息と今の利息じゃ雲泥の差があるというのにな。まあ、借金するのが普通の感覚である韓国社会では必ず起きる問題かもしれないな。

今年の政府の大規模な「信用赦免」が、不良債権化のリスクをさらに増大させる恐れがあるという指摘も出ている。世宗(セジョン)大学経営学部のキム・デジョン教授は、「信用赦免の手続きを経て、延滞記録がなくなった低信用者15万人ほどがカードを作ってカードローンなど追加融資を受けられるようになった」とし、「カード会社の延滞金負担が増え、経営健全性や財務状態がさらに悪化する可能性が大きくなっている」と懸念した。

さて、信用赦免について説明しておく必要がある。これは借金の延滞記録をなくして、新たにカードローンを利用できるというものだ。それが15万人もいる。ミニ徳政令というものだろうか。実は2021年にも個人事業者230万人に対してこのようなことが行われている。

恩赦の対象は、昨年1月から今月31日まで2000万ウォン以下の債務を返済できなかったが、年末まで全額返済した個人と個人事業者だ。 個人や個人事業者約230万人が対象に含まれると試算される。 彼らは信用赦免後、格付け点数が平均34点上がり、今後の新規融資やカード発給などが容易になると期待される。 対象者たちは延滞額をすべて返済後、信用格付け会社を通じて本人が信用赦免の対象かどうかを確認できる。 

このように韓国ではわりとよくあることだ。でも、救済措置を社会問題化して数年ごとに繰り返すから、国民はそれがあるからと期待して借金しまくるわけだ。モラルハザードが崩壊しているわけだ。借りた金を返さず、延滞金を皆で延滞すればそのうちチャラにしてくれる。それが韓国社会である。うん。救いようがないアホな社会ですね。

では、ネットの意見を見ておこうか。

1.みんな仮想通貨で一発当てようとして失敗

2.表に出て来る借金がこの有り様だと、闇金は凄いことになってそうだな。

3.ユンが遅延者情報抹消命令だしたからまた借りまくったんどろ。
リボ払いは定額買い物し放題のサブスクって思い込んでるってホントかも

4.クレカの使用は借金だと高校生の七割が理解してない国なのさ
借金でないならどこから金が湧いてくると思ってるのか一度尋ねて見たいものだ

5.月々の支払額は一定だけど総額はアホみたいに膨らむ
という当然のことを理解できてないよね

6.借金で買い物してもGDPは上がるんだっけか

7.韓国の上場企業も自転車操業状態のところ多いしそろそろ韓国経済がどうしようもない状態になってきてる
こういう状況だから現政権は日本に擦り寄ってきて助けてもらうとしてたけど選挙であの様だし
経済を改善しようとする政党が支持されなくて、反日だけする政党が支持される国
今回は米国もIMFも支援しないから危機をどう乗り切るのか見ものだね

8.韓国では、クレジットカードの決済額が年収の4分の1を超えた分に対して、その20%を300万ウォン(約30万円)を上限に所得から控除し、年末の源泉徴収時に還付する制度をスタートしました。 そのため現金で支払うよりも、クレジットカードで支払ったほうが、国民が収めなければならない税金の金額が少なくなります。

9.その結果が1なわけだが

リボを借金と理解できない馬鹿や、
徳政令があるから借金しようなんて馬鹿だらけの国が
クレジットカードなんて扱うべきじゃなかったな。

10.ただでさえ金返してこなかった奴をまた借金出来るようにするとかどう考えても悪手なんだが
やっぱり尹も頭おかしいな

このように韓国ではクレジットカードを利用するのが当たり前であり、そもそも、訪韓する外国人は店でクレジットカードしか使えないのが不便だとも述べている。しかも、クレジットカードを使えば税控除もあるからな。

でも、アホな韓国人がクレジットカードを使って自滅するのを政府が助けて、さらに借金を急増させる韓国政府。どっちも狂いすぎてて、やはり、韓国っておかしいという感想しか出てこない。まあ、ここでわかるのはなんでも一時しのぎだらけなのだ。今、なんとかできれば後のことなんてケンチャナヨ!

そのツケが貯まって韓国が世界トップクラスの借金大国となったわけだ。中国がトップだが、それは規模が大きいからもある。韓国の規模で考えれば韓国の借金はダントツだ。もはや、救いようがないほどに。