日別アーカイブ: 2024年5月23日

韓国 縮む韓国の「最大輸出市場」…対中輸出20%急減

韓国 ここ数年間、韓国輸出で一番大きく変わった点をあげれば対中輸出の激減である。これは今まで韓国輸出が成り立っていた既存の常識を覆した。最初、韓国の専門家は中国がコロナ禍でダメージを受けているだけで一時的な韓国からの輸入が減っているだけ。そのうち、元に戻るとか楽観視していたが、対中貿易赤字が昨年が180億ドルだったか。そして、今年も対中貿易赤字が続いている現状を見て、その認識の甘さを痛感した。

もう、中国は韓国を稼がせてくれるお得意様ではない。逆に韓国の中国依存が増えるばかりだ。韓国の自動車産業、バッテリー産業など多くの分野における主要な部品や素材は全て中国輸入である。最近、中国が国内がデフレで物が売れないので、海外輸出を積極的に伸ばそうとしている。そのため、韓国市場の攻略にも力を入れ始めた。そして、国内より遙かに安い中国産に韓国人は飛びついた。

果物や野菜価格の高騰で、今、市場で出回っている野菜はほとんどが中国産。自国産のキャベツやニンジン、白菜などは超高騰しているので,もう、韓国人には中国産を買うしか選択肢がない。このようなハイパーインフレが韓国を襲っているのだが、韓国と言えばチキンだ。最近、鳥インフルエンザが起こらないので、チキン価格が暴騰している。まさに「チキンインフレーション」だ。

最初にそれを見ていこうか。なんとチキンの価格が30000ウォンを超えた。日本円で3435円だ。凄まじい勢いで値上がりしている。

フランチャイズチキンの価格が相次ぎ、「チキンフレーション」(チキン+インフレ)現象が続いています。先月、GoopneとPura Chickenが値上げし、BBQにも値上げしました。一部のチキンセットメニューの価格は、消費者が割引を受けず、配達料を支払わない場合、30,000ウォンを超えると予想されています。

チキンフランチャイズBBQを運営するジェネシスBBQは21日、「23日から人気メニュー『ゴールデンオリーブチキン』の推奨販売価格を3000ウォン引き上げ、23商品の平均価格を6.3%引き上げる」と発表した。BBQが値上げするのは2022年5月以来となる。

その結果、BBQのシグネチャーであるゴールデンオリーブチキンは20,000ウォンから23,000ウォンに上がります。ゴールデンオリーブチキンコンボは24,000ウォンから27,000ウォンに引き上げられ、消費者が割引を受けず、配送料を支払わなければ30,000ウォンに達します。惣菜を含む110品目のうち、鶏肉製品23品目が値上げされ、平均小売価格は6.3%上昇したが、鶏肉製品30品目、ピザやハンバーガーなどの惣菜26品目の合計56品目は変わらなかったとBBQは説明した。

また、31品目が増量され、価格引き下げ効果があったという。「カンプンチキン」や「エクストリームキングカルビチキン」など6種類のコンボ商品は価格に変化がなく値上げし、鶏もも肉やコンボなど25種類のコンボは値上げしたが、数量も増やしたという説明。たとえば、ゴールデンオリーブチキンコンボの価格は3,000ウォン上昇しましたが、鶏の脚の数は1〜5に増加しました。

BBQは、原材料や副産物価格、最低賃金、家賃、ガス・電気料金の高騰により、加盟店の収益性が悪化したため、消費者の推奨販売価格の調整を余儀なくされたと説明した。BBQはまた、フランチャイズ加盟店に供給するオリーブオイルの価格を160,000ウォン引き上げて、1缶あたり15,000ウォンにします。BBQ関係者は「2022年にオリーブオイルが1トンあたり約5,000ドルに上昇して以来、1缶あたり16万ウォンを請求されてきたが、最近はオリーブオイルが1万ドルレベルになっているので、1缶あたり約23万ウォンが支払われるべきなのに、本社が負担を引き受けている」と付け加えた。

これに先立ち、売上高第4位の鶏肉フランチャイズのGoopneは「コチュバサク」など9品目の鶏肉を1900ウォン値上げし、Pura Chickenもアラカルトとセットメニューを1000ウォン値上げした。

출처 : https://www.sedaily.com/NewsView/2D99XN02B

野菜や果物価格が高騰して、次にチキンインフレである。これはオリーブオイルが高くなっているからだ。これは韓国だけではない。日本でもオリーブオイルは高騰している。これも、カカオやオレンジと同じような理由だ。オリーブオイルというのはサラダに使うだけではなく、普通に食用油としても利用できる。ただ、オリーブオイルは高くなっているので,この先、あまり使われないとおもう。

しかし、韓国人の大好きなチキンまで30000ウォン以上とか。チキンすらも気軽に食べることが出来なくなってきたと。

では。ネットの突っ込みを見ておこうか。

1.チキン屋になるかそれとも死かじゃねえだろ。チキン屋やったあと死ぬんだろーが

2.チキンフレーションでチキン屋が儲からないなら、またコーヒーにシフトするのでは?
あいつら保温器で煮詰まったコーヒーに水入れてごまかしそうな気がするが

よく小説とかで出てくる「泥水のようなコーヒーらしき苦い液体」になってそう

3.何だっけ、揚げてから衣を剝がしてまた揚げるんだっけ?

4.ブラジル産チキンだろ!!

5.日本で飲食業起業するってある程度ギャンブルなイメージあるけど韓国はそれ以上なんだろうな

6.チキン屋が駄目ならサムスンに就職すればいいじゃない

7.人口が減っていく国の内需産業はどこもきついのだろうけど
韓国は異次元の出生率だからまあ

8.酷い時には日本の十倍くらいチキン屋あったんだっけ
どうやって市場成り立ってるのかマジで分からん

9.ウォン相場ウォッチしてないけど唐揚げが2700円?最低賃金以下7割の韓国で買えるやついるんか?

10.油はごまかせるから、ねえ……
「ごま油でじっくり揚げました!」とか謳ってる店でも、ごま油2対サラダ油8くらいの比率だったりする

以上の10コだ。

このように韓国ではチキン価格が高騰しており、その理由はオリーブオイルが高くなっているからと。まあ、本当にオリーブオイルを使っているかは知らないが。しかし、3400円て高いよな。今,ケンタッキーでチキン食べたら,お得パックで1000円ぐらいじゃなかったか。日本の3倍か。

それで、チキンやケンタッキーで思い出したが、日本のケンタッキーが米国企業にTOB,つまり、買収されそうになっている。あまり世間的に話題になってないんだが、ちょっと気になるところだ。

「ケンタッキーフライドチキン」を運営する日本法人に対し、アメリカの投資ファンド、「カーライル・グループ」がTOB=株式の公開買い付けを実施すると発表しました。現在は、大手商社の三菱商事が筆頭株主として株式の35%余りを保有していますが、ファンドはこの持ち分を含め、最終的に完全子会社化したうえで上場を廃止する方針です。

発表によりますと、「カーライル・グループ」は「日本KFCホールディングス」に対し、21日からことし7月9日にかけてTOBを行い、1株あたり6500円で買い付ける計画です。

現在は、三菱商事が筆頭株主として日本KFCの株式の35%余りを保有していますが、ファンドはTOBが成立した場合に三菱商事の持ち分を買い取る契約を結んだということで、最終的には日本KFCを完全子会社化したうえで上場を廃止する方針です。

TOBなどによる全体の買収額は、およそ1350億円に上る見込みだとしています。

三菱商事は1970年にアメリカの「ケンタッキーフライドチキン」と共同出資をして日本法人を設立しましたが、戦略的に事業の構成を入れ替えることなどを目的に売却を決めたとしています。

日本KFCは、株主に対しTOBに応じることを推奨すると決議していて、「出店の加速やメニューの多様化など、企業価値の向上に資するとの結論に至った」としています。

米投資ファンド “ケンタッキー”運営の日本法人にTOB実施へ | NHK

このようにケンタッキーの日本法人は歓迎しているそうだ。たまにチキンが食べたくなるとケンタッキー二行くのだが、このTOBでサービスや値段が改善されるんだろうか。でも、今,ファーストフードだとマクドナルドが値上げして、ケンタッキーと値段的には大して変わらないという。

では、本題にはいろうか。

韓国の対中輸出の酷い状況を見ていこう。

「中国=最大輸出市場」という過去の公式が色あせている。1992年の韓中修交後で初めて昨年対中貿易収支が赤字を記録したのがその信号弾だ。

韓国統計庁が21日に発表した「2023年企業特性別貿易統計結果(速報値)」によると、昨年の対中貿易収支は175億ドルの赤字を記録した。31年ぶりに赤字に転落した。対中貿易収支は1992年から2022年まで30年連続で黒字を出してきた。全盛期の2003~2018年にはほぼ毎年韓国が貿易で最大の黒字を出した国が中国だった。だが黒字規模が2021年の247億ドルから2022年には17億ドルに縮み、昨年は赤字を記録した。

昨年の対中輸出額は1245億ドルだった。1年前より19.9%減った。全輸出6308億ドルのうち中国が占める割合も19.7%で2010年に関連統計を作成してから最も少なかった。輸入額は1420億ドルだった。1年前より7.6%減少した。輸出が輸入より大きく減って貿易収支赤字を出した。

対中輸出企業も2万8181社で同じ期間に0.7%減った。全輸出企業9万7231社で対中輸出企業が占める割合も29%でやはり2010年以降で最も少なかった。昨年半導体市場が振るわなかった影響で最大の輸出相手国である中国向け輸出が落ち込んだのが1次的原因だ。これに対し対中輸入企業は1年前より7.7%増えた16万1399社で最も多かった。

半導体だけでなく中国の産業競争力が韓国に急激に追いついた点に注目しなければならない。耐久財や消費財も中国市場で力を失っているのは同じだ。10年前だけでも中国で20%のシェアで1位だったサムスン電子の携帯電話は中国企業に押されシェアが1%前後に落ち込んだ。現代自動車の中国販売台数は2016年の114万台から昨年は24万台まで減った。

韓国銀行は昨年末に出した報告書「中国成長構造転換過程と波及影響点検」で対中貿易構図反転をめぐり「中国が中間財の自立度を高めて技術競争力を育て韓国経済は過去のような中国特需を享受するのが難しくなった」と警告した。

対中貿易は赤字を持続する見通しだ。過去のような対中貿易黒字を期待するのは難しい。1月に16億9000万ドル、3月に8億8000万ドル、4月に19億6000万ドルと相次いで赤字を出した。黒字を出したのは2月の2億3000万ドルが唯一だった。先月の赤字規模は昨年4月の22億7000万ドル以降で最大だった。産業通商資源部によると、今月も20日までで対中貿易収支は4億9900万ドルの赤字を記録した。

輸出見通しは暗いが核心素材の対中輸入依存度は依然として高い。韓国貿易協会によると、昨年韓国の核心原材料の中国供給網依存度は19%を記録した。主要国の9%と比べ2倍以上だ。一般消費財もアリエクスプレスやテムが象徴する中国発のECサイトを通じた輸入が激しい。統計庁によると、昨年海外通販サイトで中国発の商品が占める割合は48.7%で過去最高を記録した。これまで海外通販1位を守った米国は27.5%で中国が初めて上回った。

国際金融センターのキム・ギボン責任研究員は「中国の技術力が先端分野を中心に韓国を追い越す中で、『愛国消費』ブームまで重なり輸入品を自国製に変えようとする動きも活発だ。人工知能(AI)と半導体などで技術競争力を維持し米中覇権競争の間で実益を確保する戦略が必要だ」と話した。

縮む韓国の「最大輸出市場」…対中輸出20%急減 | Joongang Ilbo | 中央日報 (joins.com)

先ほど少し触れたが、国内デフレで物が売れない中国企業が海外進出を積極的にしている。だから、ここの文章はこの先、重要となってくる。

輸出見通しは暗いが核心素材の対中輸入依存度は依然として高い。韓国貿易協会によると、昨年韓国の核心原材料の中国供給網依存度は19%を記録した。主要国の9%と比べ2倍以上だ。一般消費財もアリエクスプレスやテムが象徴する中国発のECサイトを通じた輸入が激しい。統計庁によると、昨年海外通販サイトで中国発の商品が占める割合は48.7%で過去最高を記録した。これまで海外通販1位を守った米国は27.5%で中国が初めて上回った。

安い中国産に飛びつく韓国人が個人輸入を増やしている。そして、韓国政府はそれを防ごうと中国からの輸入を規制したが、現代の鎖国政策だと非難殺到して、慌てて規制を撤回した。さすが無能なユン政権である。個人輸入まで制限して韓国政府が何がしたいかわからないが、無能なユン政権がやることを理解する必要性もない。