韓国経済、トルコの対外債務、約20兆円が1年以内に返済期限=米銀試算

韓国経済、トルコの対外債務、約20兆円が1年以内に返済期限=米銀試算

記事要約:世界経済において、今、トルコは悪い意味で大変注目されている。トルコショックというものがどこまで広がるかはわからないが、韓国も例外ではない。米銀行資産だと、トルコの対外債務約20兆円が1年以内に返済期限という。

>トルコが来年7月までの1年以内に返済期限が到来する対外債務は約1790億ドル(約20兆円)で、年間国内総生産(GDP)のほぼ4分の1に達する──。JPモルガンは調査ノートでこうした試算を明らかにした上で、通貨危機に襲われている経済が急速に縮小する恐れがあると警告した。

ああ、これは厳しいな。どう考えても助からない。デフォルト間近である。また、ドイツがなんとかするのか。でも、拒否したら難民がドイツになだれ込んでくるんだろうな。でも、これドイツ銀行になんとかするにしても、その貸し手は中国資本なんだよな。

トランプ大統領がトルコとやり合っているわけだが、これでトルコが経済規模縮小以前に破綻したら、ドイツと中国はかなり痛いと。しかも、難民が欧州にさらに押し寄せてくる。しかし、これリラでは返せないんだよな。もっとも、今のリラの価値なんて紙くずと化しているしな。

とまあ、このような状況になっているのだが、一体、これは何なのかと。実はこれもたまに出てくるドルキャリーの逆転現象である。米国の金利が上昇すればするほど、新興国から投資を引き上げられている。今回はトルコの話題だが、決して、韓国も例外ではない。まあ、どうなるかは秋以降にわかるが、さすがに韓国経済破綻はしないか。

>JPモルガンは、全体としてトルコ企業は外貨建て債務をカバーできるだけの対外資産を保有しているもようで、期限を迎える債務のうち470億ドル程度後は比較的借り換えが容易な貿易金融だと分析し、借り換えリスクが高いのは1080億ドル前後との見方を示した。

借金の借り換え、いわゆるロールオーバーはまだ可能と。しかし、借り換えというのは当然、金利が高くなるからな。トルコがますます追い詰められていくのは必至だ。今年、破綻がなくても来年はIMF入りしている可能性だってある。最悪、それを引き金に新興国の通貨危機が起こることもあり得る。そこまで可能性は大きいとは考えていないが、トルコ関連も注視していただきたい。

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韓国経済、トルコの対外債務、約20兆円が1年以内に返済期限=米銀試算

トルコが来年7月までの1年以内に返済期限が到来する対外債務は約1790億ドル(約20兆円)で、年間国内総生産(GDP)のほぼ4分の1に達する──。JPモルガンは調査ノートでこうした試算を明らかにした上で、通貨危機に襲われている経済が急速に縮小する恐れがあると警告した。

これらの対外債務のうち、銀行を中心とする民間部門が抱えているのがおよそ1460億ドル。政府が返済もしくは借り換えを迫られるのは43億ドル強で、残りは公的機関の借り入れだという。

JPモルガンは「向こう1年で必要な資金手当ては規模が大きく、市場へのアクセスは難しくなっている」と指摘。中央銀行のデータに基づいて計算したところでは、年内に期限を迎える債務が320億ドル前後存在し、9月と10月、12月にそれぞれ大規模な支払いが発生する。

ただ「国際的な銀行は少なくとも一部のトルコ向け融資を減らす公算が大きいので、元本の借り換えはいくつかの借り手にとって厳しい状況になってもおかしくない」とみている。

JPモルガンは、全体としてトルコ企業は外貨建て債務をカバーできるだけの対外資産を保有しているもようで、期限を迎える債務のうち470億ドル程度後は比較的借り換えが容易な貿易金融だと分析し、借り換えリスクが高いのは1080億ドル前後との見方を示した。

さらに海外からの資金流入が突然止まれば、借り換えリスクが増大して、経常赤字のファイナンスが困難になると付け加えた。

(https://jp.reuters.com/article/turkey-debt-repayment-idJPKCN1LF04B)

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  1. トルコもそうですが、アルゼンチンもヤバいです。

    アルゼンチン、IMF融資の早期実施要請 通貨安止まらず
    https://jp.reuters.com/article/argentina-economy-idJPKCN1LE1T5
    >アルゼンチンのマクリ大統領は29日、国際通貨基金(IMF)に対し、500億ドルのスタンドバイ取り決め(一定期間内にいつでも合意した資金の引き出しができる)に基づく融資の早期実施を求めていることを明らかにした。

    アナウンス効果を狙った面もあるのでしょうが、かなりやばそうです。ただ、米国が新興国に配慮して利上げを止める可能性は低いと思います。

    一部新興国でのデフォルトをきっかけに、逆ドルキャリーに弾みが付いたら、韓国も巻き込まれるでしょうね。

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