韓国経済、韓国中銀 政策金利1.5%据え置き続く=経済指標悪化で

韓国経済、韓国中銀 政策金利1.5%据え置き続く=経済指標悪化で

記事要約:韓国の中央銀行が政策金利を1.5%に据え置くことを決定したようだ。これは予想通りだ。今の景気悪化で金利を上げるのは自殺行為だし、もちろん、下げたらもっと自殺行為だ。そういうとき韓国が選ぶのは現状維持ということだ。

しかし、韓国が金利を上げなくても、米国はあげようとするんだよな。金利の維持は米国があげれば差が広がってしまうのだが、一般的に不景気な場合に金利を上げたら、韓国企業が厳しい。その金利で融資してもらうことになるからだ。しかも、金利を上げれば借金も増える。1500兆ウォン間近の負債がある以上、金利を増やすのは厳しい。

だが、逆に下げるのも難しい。特にアルゼンチンやトルコを見ていればわかる通り、投資の引き上げが始まってしまったら、もう自国ではどうしようもない。韓国経済の未来の姿であるが、まだ、そこまでは悪化していない。だが、このまま低金利を維持すると流動性の罠にはまってしまう。

>一方、韓国銀行は昨年6月以降、緩和的な金融政策の調整という方向性を維持している。変更の兆しはなく、年内利上げの可能性は残っている。経済成長率が依然として潜在水準以上と見込まれ、輸出の好調も続くなど、マクロ経済指標には大きな変化がないという点が頼みだ。

米国が金利を上げるのだから、韓国は統計数値の悪化は見なかったことにして、あげておかないと打つ手がなくなる。キャピタルフライトが現実になってしまえば、国内の自営業がどうとかの話ではない。インフレが進み、ウォン安が加速すれば、ウォンが紙くず以下になる。

>また、米国が予想通り来月利上げに踏み切り、韓国が年内に利上げしなければ、韓米の金利差が過去最大に広がることに留意している。他にも低金利の副作用の深刻化、不動産価格の上昇、個人事業者向け貸出の増加などを挙げながら、利上げの理由付けをしている。

こういうのは何がきっかけになるかわからないからな。投資家というのは何かの動きに連動する。今はトルコショックで、アルゼンチンが窮地になっているわけだが、新興国ならこういう事態はわりとあり得て来る。ベネズエラとかもそうだが、とにかく新興国は信用がない。金利が低いと投資が集まらないだけでは済まない。そういう意味で年内に金利をあげないと来年が怖すぎるな。

米国との金利差が増加してすぐに何かというのはない。現に逆転している今でも、そこまで韓国から投資は逃げていない。だが、来年も大丈夫という保障がない。だから、日韓通貨スワップの後ろ盾が欲しいと。でも、それはお断りだ。

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〔北朝鮮、韓国、朝鮮半島有事〕のまとめ

韓国経済、韓国中銀 政策金利1.5%据え置き続く=経済指標悪化で

【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は31日、定例の金融通貨委員会を開き、政策金利を年1.50%で据え置いた。昨年11月に1.25%から1.50%に利上げして以降、6回連続の据え置き。雇用関連の指標が大幅に悪化し、消費者と企業の心理も冷え込んでいることが背景にあるとみられる。

自営業者の経営難の深刻化や所得分配の悪化などから、「所得主導型の成長」を目指す政策を巡り論争が広がっており、韓国経済の先行きは不透明だ。海外でも米中の貿易摩擦と新興国不安というリスクがある。

先月の金融通貨委員会では少数ながら利上げの意見もあったが、今月中旬に発表された7月の就業者増加数は5000人と2008年のリーマン・ショック以来の低水準となり、8月の利上げが遠のいた。債券市場では3年物国債の利回りが低下し、7月の消費者物価の上昇率も年1.5%と、韓国銀行の目標(2.0%)との開きは大きい。

市場でも当初、7月の利上げ観測が強かったが、最近は10~12月期になるというのが大方の見方だ。利上げのタイミングを逸したという意見もある。

一方、韓国銀行は昨年6月以降、緩和的な金融政策の調整という方向性を維持している。変更の兆しはなく、年内利上げの可能性は残っている。経済成長率が依然として潜在水準以上と見込まれ、輸出の好調も続くなど、マクロ経済指標には大きな変化がないという点が頼みだ。

また、米国が予想通り来月利上げに踏み切り、韓国が年内に利上げしなければ、韓米の金利差が過去最大に広がることに留意している。他にも低金利の副作用の深刻化、不動産価格の上昇、個人事業者向け貸出の増加などを挙げながら、利上げの理由付けをしている。

(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180831-00000012-yonh-kr)

韓国経済、韓国中銀 政策金利1.5%据え置き続く=経済指標悪化で」への1件のフィードバック

  1. 韓国が破綻すれが、北との経済格差が縮小する。統一には好都合だ。よかったなムンタン。金利を上げれば国内で債務爆弾が炸裂、金利を据え置けば来年には資金フライト(多分米国は12月にも金利を上げると予想)。どちらにしろ破綻して統一への環境が整うわけだ。

    9月の朝韓会談の議題も「半島統一のための工程表作成」で決まりだ。不測の事態に備えるべく、北朝鮮から軍事支援の約束を取り付けておいた方が良いだろう。

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