韓国 セマングムジャンボリーは史上最悪の大会となった。そして、シリーズ化して,今まで様々のニュースを取り上げてきたわけだが、一体,どうしてこんな最悪な結果となってしまったのか。それがだんだんと形になって現れている。それは予算が足りないわけではない。むしろ、日本のスカウトイベントの3倍も使っている。しかし、その出来は雲泥の差だ。
予算が多いから成功するわけでもないが、問題はその予算が適切に使われたかになる。そして、昨日はトイレの問題について焦点を当てた。なぜ、何回も韓国内でもトイレの数が700据必要だと述べているのに,最終的には354据しかなかったのか。
アメリカは同等の規模の大会に2700も用意したのに韓国は圧倒的に少ないのか。韓国が途上国とか。国際的な恥さらしとかなんて,最初からわかっていることだ。しかし、予算があっても適正に使われないでトイレの数が増えなかったことは韓国社会の闇そのものなのだ。そこには先進国、途上国とか、そういう分類は関係ない。なぜなら、これらはの原因の根底にあるのがどこからかの中抜きと賄賂なのだ。
予算配分で当初の計画通りにトイレを作っていればここまで酷くならない。最初に指摘された問題点を改善すればこうはならない。韓国セマングム世界スカウトジャンボリーは韓国の闇を,わかりやすく国民の前に明らかにしたものだ。そして、多くの矛盾が出てきた。それが今回の社説だ。
では記事の冒頭を読んでいこう。
セマングム世界スカウトジャンボリーは、多くの課題を与えた。放漫運営や準備不足など「無能行政」の原因を究明する作業が不可欠だ。政界と地方自治体が地域票を得るために先を争う大型事業の乱脈ぶりも、これを機に必ず暴かなければならない。今回のジャンボリーでは、政府と自治体がセマングム開発を名分に天文学的な予算をつぎ込んだだけで、肝心のメイン行事は気にかけない矛盾が赤裸々に露呈した。
https://japanese.joins.com/JArticle/307801?servcode=100§code=110
セマングムジャンボリーがスカウトの大会であることは何度も指摘している。そして、予算があっても肝心のメイン行事は気にかけない矛盾が赤裸々に露呈した。まさにこちらが追っている韓国の最大の闇の部分なのだ。予算をつぎ込んでも,一体、それがどこに消えているのか。
それを視聴者さんのコメントで面白く的確に表現していたので紹介しよう。
10人分の料理の代金を受け、8人分の材料を買って、6人分の料理が出来上がったが、テーブルに並んだ時には4人分になってた。みたいな…
いやいや、このコメントを読んでまさにこれ!なんだ。10人分の料理の予算は用意されたのに、その材料を8人分だけ買って、6人分の料理が出来上がったが,テーブルに並んだときには4人分になっていた。だから、韓国政府は問題が発覚して残り6人分を追加予算で出したことになる。
まさにこれなんだ。しかも、この表現は全く意味がわからないとしかいいようがない。理由もなく出来上がる料理がどんどん消えていくんだ。でも、韓国のセマングムジャンボリーで起きたことはこれで説明できる。このイベントを深く知れば知るほど,上の表現が的確だと理解できるようになる。
だから、こちらはなぜ材料を買っても料理が出されなかったかのを追求しているわけだ。それが今回の記事の話に繋がる。では、記事の要点を整理していく。
■記事の要点
1.国民の力の宋彦錫(ソン・オンソク)議員室は、セマングムジャンボリーと関連して投入されたインフラ予算が11兆ウォン(約1兆1972億円)だと主張した。文在寅(ムン・ジェイン)政府がジャンボリーを理由に予備妥当性調査を免除したセマングム新空港事業が8000億ウォン程度で、建設中のセマングム~全州(チョンジュ)間高速道路に1兆9200億ウォン、セマングム新港湾に3兆2000億ウォンなどだという。ジャンボリーキャンプ地を新しく埋め立てなければならない敷地に設け、政府が観光レジャー用地を農業用地に変え、農地管理基金の2150億ウォンも使わせた。しかし、全羅北道の金寛永(キム・グァニョン)知事は「数十兆ウォンの予算を繰り上げて使ったという主張は事実と異なる」と反論している。
2.歴代の複数の政府にわたって開発が進められ、地域票がかかっているため進歩・保守政府を問わず、セマングム開発に異見を示したケースはあまりなかった。全羅北道も2018年に発刊したジャンボリー誘致活動報告書に「国際空港建設およびSOC構築などセマングム内部開発に拍車をかける名分が必要だった」と述べるほどだった。しかし、セマングムでの行事が失敗に終わり、すぐにセマングム新空港白紙化の主張が出ている。政界と地方自治体が一丸となって作った襄陽(ヤンヤン)・務安(ムアン)空港など11の地方空港が赤字に苦しみ、醴泉(イェチョン)空港は閉鎖された。にもかかわらず、全国で9つ以上の空港建設が進められている。
3.財政が劣悪な自治体が政府の支援で地域発展を図ることを無条件に過ちと言うことはできない。しかし、政界と地方自治体が合作して予算をばらまいた後、誰も責任を負わない「穴の開いた壺」のような事業は全国に散在している。予備妥当性調査免除を厳格にし、自治体首長が変わる度に新事業を推進するのを防ぐ法的装置が必要だ。無分別な国家予算執行で莫大な税金が浪費されることを防ぐ牽制システムが急がれる。
4.文在寅前大統領が昨日、ジャンボリー問題について「国格と誇りを失った」と述べ、大会招致当時の大統領として謝罪の意を表明した。謝罪の表現が記されたが、前政権の責任論を提起する与党への反応として受け止められている。双方とも責任から自由でない与野党は、誰の過ちの方が大きいかをめぐって争う余裕がない。「パンドラの箱」が開かれたのに対策を立てなければ国民の怒りに共倒れすることになるだけだ。
以上の4つだ。それでは順番に見ていこう。
まず1だが、これはややこしい。セマングムジャンボリーと関連して投入されたインフラ予算が11兆ウォン(約1兆1972億円)。文在寅(ムン・ジェイン)政府がジャンボリーを理由に予備妥当性調査を免除したセマングム新空港事業が8000億ウォン程度で、建設中のセマングム~全州(チョンジュ)間高速道路に1兆9200億ウォン、セマングム新港湾に3兆2000億ウォンなどだという。ジャンボリーキャンプ地を新しく埋め立てなければならない敷地に設け、政府が観光レジャー用地を農業用地に変え、農地管理基金の2150億ウォンも使わせた。
セマングムジャンボリーの理由に1兆2千億円のインフラ予算が使われた。しかし、その直接、関係あるのは農地管理基金の2150億ウォンだけである。ええ?じゃあ、残り、10兆8000億ウォンの予算は何なの?だから、これがおかしいのだ。大会を招致してインフラを整える。でも、実際にやったことは全く関係のない公共工事ばかり。さらに問題は明らかに異常な使い方なのに誰も気にかけてこなかったという点だ。
ところが2で、セマングムジャンボリーが失敗に終われば、すぐにセマングム新空港白紙化の主張が出ていると。セマングム新空港事業が8000億ウォンはもういらないのか。このようにセマングム大会の当日に間に合ってないインフラだらけという。どんだけ予算を引っ張ってきたも、一体,こいつらは何をしているのか。しかも、それが全く過去の政府から問い詰められない。これもまさに韓国の闇だよな。そして3が答えになる。
財政が劣悪な自治体が政府の支援で地域発展を図ることを無条件に過ちと言うことはできない。しかし、政界と地方自治体が合作して予算をばらまいた後、誰も責任を負わない「穴の開いた壺」のような事業は全国に散在している。予備妥当性調査免除を厳格にし、自治体首長が変わる度に新事業を推進するのを防ぐ法的装置が必要だ。無分別な国家予算執行で莫大な税金が浪費されることを防ぐ牽制システムが急がれる。
なんか言っていることは正論のように聞こえるが、これはおかしい。なぜなら、政界と地方自治体が合作して予算をばらまき、その国際イベントに関係ないインフラ、もしくはそれに利用しないインフラを作っている計画の方が絶対におかしいのだ。セマングムジャンボリーのために作るなら,6年で空港を完成させないといけないし、高速道路だってそうだろう。それが全く完成もしないで当日を迎えて、失敗したから白紙にします!じゃあ、仮に成功していたら、この事業はそのまま続行なのか。どう見てもイベント以外の収益性ないだろうに。
それなのに誰も責任を負わない「穴の開いた壺」のような事業は全国に散在している。これを一体誰がやっているかなんだ。予算を与えたら湯水のように関係ないものに金を使い、イベントは放置したあげく、材料を買っても料理は作られない。失敗するのは当たり前なんだ。なぜなら、彼等は本来必要であるメインイベント以外に巨額の予算を使い、肝心のイベントはほったらかしだから。
これは韓国のF1GPなどもそうだが、招致した後は自由に予算を使わせるシステムが何ら咎められなくて、どう見ても、今回のジャンボリーに必要がない空港や高速道路の建設に予算が降りる。しかも、未だに完成すらしないで工事中だからな!
そして、ここで追加ソースを出そう.もう、イベントは終わったのに投入された予算が62%だと判明した。何言っているかわからないて?大丈夫だ。こちらもわからない。
韓国全羅北道セマングムでの「世界スカウトジャンボリー」が開幕当初混乱したことに関連し、全羅北道が「予算は組織委員会の指揮の下で大部分が執行される」として責任を中央政府に転嫁したが、全羅北道が直接執行するはずの事業の予算執行率が62%にすぎないことが15日までに分かった。主に上下水道などインフラ関連事業だった。関連予算が付いているにもかかわらず、適時に使うことができず、インフラが不十分なままとなり、それが運営の混乱につながった。
鄭宇沢(チョン・ウテク)国会議員(国民の力)が全羅北道から提出を受けた「ジャンボリー行事関連予算現況」によると、2018年から23年7月まで全羅北道が直接執行した事業の総事業費は265億ウォン(28億9000万円)が配分され、うち165億4900万ウォンしか執行できなかった。開幕日(8月1日)直前の執行率は62.4%にとどまった。
265億ウォンのうち235億ウォンはインフラ整備、30億ウォンは大集会場整備の予算として編成された。セマングムキャンプ地が水たまりで覆われ、キャンプ地に木陰が一つもなかった問題と直接接している予算だ。
上水道26キロ、下水道31キロ、臨時下水処理施設3カ所、駐車場3カ所、避暑用の樹木トンネル7.4キロなどを設置するインフラ整備予算235億ウォンのうち執行されたのは148億ウォンだけだった。当初計画では21年12月に着工し、上下水道、駐車場は今年5月、内部排水路および追加排水施設(簡易ポンプ場)の設置は6月に工事が終了するはずだったが、完成は12月にずれ込む見込みだ。大会が終了後も工事が続くことになる。ジャンボリーの大集会場は、30億ウォンの予算のうち17億4900万ウォンだけが執行された。
鄭議員は「国際イベントを誘致後、予算だけ確保し、事がうまく運ばないと中央政府に責任を転嫁することが繰り返されないようにするため、自治体の行政能力と責任の強化が必要だ」と指摘した。
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/08/16/2023081680090.html
もう、この記事が謎だらけだ。だから、ここはネットの突っ込みを見ておこうか。
1.雨が振ったら水たまりだらけの会場でジャンボリー開催しておいて、閉幕したのに排水工事は続けるんだ。馬鹿なんじゃねえの。
2.大会終了後も未使用の予算を消化するために、工事を続行…意味がわからん。
4.その予算全額スカウトへの賠償に使った方がよっぽど後々考えたらいいと思うけどねえ。
5.ジャンボリーがあれだけ問題になったから調べられたけど、あそこまでひどくなかったら、そのままだったんだろな。
6.来年までかかって完成したことにし、利用者が無くてまた大改造までが予定コース。かつてのF1みたいに。大幅縮小してわざわざ凸凹コース作ってモトクロスを細々やってるわ。
以上だ。うん。もう、イベント終わったのにその会場は完成してないから工事を続ける。でも、この先、誰がそれを利用するんだ?干潟にキャンプ場つくっても、誰も今回の件で使わないよな?2150億ウォンほど使ったそうだが,この先、完成しても放置されるような場所で工事だけ続けても、一体、それがどうなるんだ?誰が得するんだよ!やはり、工事関係者との癒着だよな。
セマングム世界スカウトジャンボリーは、多くの課題を与えた。放漫運営や準備不足など「無能行政」の原因を究明する作業が不可欠だ。政界と地方自治体が地域票を得るために先を争う大型事業の乱脈ぶりも、これを機に必ず暴かなければならない。今回のジャンボリーでは、政府と自治体がセマングム開発を名分に天文学的な予算をつぎ込んだだけで、肝心のメイン行事は気にかけない矛盾が赤裸々に露呈した。
国民の力の宋彦錫(ソン・オンソク)議員室は、セマングムジャンボリーと関連して投入されたインフラ予算が11兆ウォン(約1兆1972億円)だと主張した。文在寅(ムン・ジェイン)政府がジャンボリーを理由に予備妥当性調査を免除したセマングム新空港事業が8000億ウォン程度で、建設中のセマングム~全州(チョンジュ)間高速道路に1兆9200億ウォン、セマングム新港湾に3兆2000億ウォンなどだという。ジャンボリーキャンプ地を新しく埋め立てなければならない敷地に設け、政府が観光レジャー用地を農業用地に変え、農地管理基金の2150億ウォンも使わせた。しかし、全羅北道の金寛永(キム・グァニョン)知事は「数十兆ウォンの予算を繰り上げて使ったという主張は事実と異なる」と反論している。
歴代の複数の政府にわたって開発が進められ、地域票がかかっているため進歩・保守政府を問わず、セマングム開発に異見を示したケースはあまりなかった。全羅北道も2018年に発刊したジャンボリー誘致活動報告書に「国際空港建設およびSOC構築などセマングム内部開発に拍車をかける名分が必要だった」と述べるほどだった。しかし、セマングムでの行事が失敗に終わり、すぐにセマングム新空港白紙化の主張が出ている。政界と地方自治体が一丸となって作った襄陽(ヤンヤン)・務安(ムアン)空港など11の地方空港が赤字に苦しみ、醴泉(イェチョン)空港は閉鎖された。にもかかわらず、全国で9つ以上の空港建設が進められている。
財政が劣悪な自治体が政府の支援で地域発展を図ることを無条件に過ちと言うことはできない。しかし、政界と地方自治体が合作して予算をばらまいた後、誰も責任を負わない「穴の開いた壺」のような事業は全国に散在している。予備妥当性調査免除を厳格にし、自治体首長が変わる度に新事業を推進するのを防ぐ法的装置が必要だ。無分別な国家予算執行で莫大な税金が浪費されることを防ぐ牽制システムが急がれる。
文在寅前大統領が昨日、ジャンボリー問題について「国格と誇りを失った」と述べ、大会招致当時の大統領として謝罪の意を表明した。謝罪の表現が記されたが、前政権の責任論を提起する与党への反応として受け止められている。双方とも責任から自由でない与野党は、誰の過ちの方が大きいかをめぐって争う余裕がない。「パンドラの箱」が開かれたのに対策を立てなければ国民の怒りに共倒れすることになるだけだ。