日別アーカイブ: 2023年8月31日

【中国不動産最大手】碧桂園、上期は過去最大の赤字-デフォルト陥り得ると警告- 中国恒大一時87%安 香港で1年5か月ぶりに取引再開 

今回、韓国経済は一端、脇に置いておいて、中国経済の最新動向について視ていく。中国経済の動向は韓国経済にも大きく影響するので関係は大いにある。なぜなら、韓国の輸出も輸入も中国が1番多いのだ。これに関してはここ一年で状況が変わってきている。

これについてはそもそも中国経済が鈍化したから、韓国輸出が減っているという見方と、そもそも、中国が韓国の技術に追いついたいことで、以前より、韓国の半導体の素材や部品を買わなくなり、自分たちで生産するようになったというのがある。どちらも間違ってはいないだろう。

そして、昨年まで韓国の対中輸出が3割ほどあった。しかし、これが年々、減少していく。今年は既にシェア19%程度になり、2割程度になったのだ。これを韓国の脱中国というが、実際は違う。韓国は二次電池産業を伸ばしたのだが、その貴重なリチウムなどの鉱物資源は中国からほぼ購入している。輸出が減ったからと喜んでいる場合ではないのだ。

韓国の脱中国依存は至る所でみらるが、それが韓国にとって良い材料になるのか。

中国と言えば絶賛、不動産バブルが崩壊しているわけだが、どうやら例のカントリーガーデンがなかなか、面白いことになっているようだ。まずはそこから視ていく。では、記事の冒頭を読んでいこう。

(ブルームバーグ): 中国の不動産開発大手、碧桂園は1-6月(上期)に過去最大の赤字を計上したと発表。デフォルト(債務不履行)に陥る恐れがあると警告するとともに、事業継続への懸念を提起した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d46796e209b4dd014235639a3fdaba84ada42b4a

このように中国の不動産開発大手、カントリー・ガーデンが過去最大の赤字を計上したと。これについては後で出てくるが、上期の純損益は489億元(約9800億円)の赤字。これは前年同期は6億1200万元の黒字だった事からすれば、その環境が激変していることがわかる。

では、記事の要点を整理しながら視ていこう。

■記事の要点

1.碧桂園は30日の提出文書で、業績が今後も悪化し続けた場合、債務返済が不可能になり得るとし、「これはデフォルト状態につながる可能性がある」と説明。「重要な不確実性」により継続企業の前提維持に強い疑念が生じる可能性もあるとした。

この警告は、中国の不動産危機が碧桂園にいかに大きな打撃を与えたかを如実に示す。同社は競合する中国恒大集団の4倍の不動産プロジェクトを抱えており、債務スパイラルは恒大集団よりも深刻なものになる可能性がある。

2.碧桂園の発表によると、上期の純損益は489億元(約9800億円)の赤字。前年同期は6億1200万元の黒字だった。同社は今月先に、2007年の香港上場後で最大の赤字を上期に計上する見通しだと明らかにしていた。

同社は上期の売上高は前年同期比39%増加したものの、不動産の販売件数減少や価格低下、開発中の物件の減損損失拡大などにより赤字が膨らんだとし、「グループの流動性は売上高と資金調達の双方がタイトになったことから、かつてなく圧迫されている」と提出文書で説明した。

3.碧桂園はまた、破綻回避のため債務返済期限の延長について債権者や銀行と交渉を続けていると表明。同社はすでに一部のドル建て債の利払いを実行できず、この先数週間に重要な期日を迎える。

人民元建て債の保有者は、実質的に9月4日に償還を迎える社債にカレンダーベースで40日間の猶予期間を設ける碧桂園の案について、週内に投票を行う予定。また9月序盤にドル建て債のクーポン計2250万ドル(約32億9000万円)の猶予期間が終了する。

以上の3つだ。順番に視ていこう。

まず1だが、業績が今後も悪化し続けた場合、債務返済が不可能になり得るとし、「これはデフォルト状態につながる可能性がある」と。カントリー・ガーデンが苦境に陥っている現状がわかる。そして、もう一つ気になるのが、同社は競合する中国恒大集団の4倍の不動産プロジェクトを抱えている。

だから、不動産危機になれば、それらのプロジェクトが中断して莫大な損失が発生する。でも、彼等のプロジェクトの大半はいらないインフラばかりだろう。それを作ったところで人は住まない。利用はしないものばかり。最新鋭の無人都市に金をかけたところで誰も住まないぞ。

しかも、工事が中断したところには野犬がうろつき周り、廃虚目当てに探検家が訪れる始末。あれ?中国って滅んでましたけ?まさに滅びの都市である。でも、完成してないけどな!

2は上期の純損益は489億元(約9800億円)の赤字。そして、次がよく分からない。

同社は上期の売上高は前年同期比39%増加したものの、不動産の販売件数減少や価格低下、開発中の物件の減損損失拡大などにより赤字が膨らんだとし、「グループの流動性は売上高と資金調達の双方がタイトになったことから、かつてなく圧迫されている」と提出文書で説明した。

売上高が39%増加したのに、その赤字が9800億円である。なにを言ってるの分からない。それ、本当に不動産を売ったのか?単に売ったことにして帳簿上に書いてあるだけじゃないのか。一般的な取引では売上高39%増えれば、普通は利益も増える。それが1兆円近くのマイナスってなんだよ。本当、中国の不動産事情は謎としかいいようがない。

次に3だがこれからのイベントだ。人民元建て債の保有者は、実質的に9月4日に償還を迎える社債にカレンダーベースで40日間の猶予期間を設ける碧桂園の案について、週内に投票を行う予定。また9月序盤にドル建て債のクーポン計2250万ドル(約32億9000万円)の猶予期間が終了する。

もう、今日で8月末になるので、9月序盤で中国のカントリー・ガーデンがどうなるかがわかると。もちろん、何か出てきたら本篇か。ウォンニャス速報で取り上げたいと思う。こちらはデフォルトすると思うが。1兆円も負債があって、どうやって32億9000万円払うんだよ。恒大の会長のように資産でも売り飛ばしますか。誰か買ってくれるといいですね。

では、ネットの突っ込みでも視ておくか。

1.中国への輸出に依存してる小韓ますますヤバイじゃん。

2.どこまでゾンビ出来るか。共産党は通貨元まで操作できるからね。大崩壊が来るまでのチキンレース突入。

3.9/5にドル建て債務で利払い実行出来なかった期限が来る。これが払えなかったらデフォルト状態。但し、エバーグランデ(中国恒大のこと)で一緒で中国が倒産と認めるかどうかは別だが。

4.不動産の主軸ディベロッパが逝くと関連倒産が雪崩打って発生するから恐い。でも避けられない事実からハードランディング覚悟で●るしか無いと思うわ。

5.今ニュースでやってたが総債務額は6月末時点で27兆円だってよ。2022年末の時点で20兆の総債務だと計算が合わないが、まぁとにかくヤバいってことだろう。

以上の5つだ。まあ、あくまでも9800億円の負債は上半期だからな。つまり、6ヶ月間の負債だ。27兆円ぐらいあってもおかしくないだろう。あの恒大ですらもっとあるんだからな。

あと2についてだが、共産党は通貨元まで操作できる。これは本当だ。しかし、元というのは通貨である以上、ペアとのレートが表示される。いくら人民元を無限に刷って増やしたところで、そのペアレートが下がっていくだけなのだ。結局、債権者は元ではなく、ドルの支払いを要求するだろう。だから、2250万ドルがいるわけだ。

それで、次は中国恒大の最新情報だ。早速引用しよう。

【8月28日 AFP】経営再建中の中国の不動産開発大手、恒大集団(Evergrande Group)は28日、香港証券取引所での取引を1年5か月ぶりに再開した。株価は一時86.67%下落した。

恒大は2021年にデフォルト(債務不履行)に陥り、負債総額は3000億ドル(約44兆円)超に上るとされる。

同社の27日の決算発表によれば、今年1~6月期連結決算の純損益は330億元(約6600億円)の赤字で、前年同期の664億元(約1兆3000億円)の赤字からは半減した。

ただし、現金資産は流動資産の減少を受け、昨年の20億ドル(約2900億円)から5億5600万ドル(約810億円)に減少した。

同社は2021年の決算発表を延期し、昨年3月から香港証券取引所での取引停止が続いていた。今年7月に21年と22年の決算を発表。2年で1130億ドル(約16兆5000億円)以上の赤字を計上した。

https://www.afpbb.com/articles/-/3478839?cx_part=latest

もはや、取引再開後に超暴落である。当たり前ですねー。因みにこれは何故、取引再開したかと述べておくと、18ヶ月以上、取引停止だと、上場廃止になるからだそうだ。

それと、最後は日本の原発処理水に最新情報だ。日本が中国が日本の海産物輸入を全面禁止にしたことで、WTO提訴を検討しているというニュースを知ると、中国は大慌てである。

【北京=三塚聖平】中国外務省の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は30日の記者会見で、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を受けた中国による日本産水産物の輸入停止を巡り、日本側から世界貿易機関(WTO)への提訴を検討する意見が出ていることに「中国側の緊急措置は完全に正当で合理的であり必要なものだ」と反発した。

汪氏は、日本の海洋放出について「私利私欲に走った極めて無責任な行為だ」という従来の見解を披露。その上で「国際社会は批判し、関連する防止措置をとっている」と主張した。具体的にどの国がそうした対応をとっているのかは明らかにしていない。

高市早苗経済安全保障担当相は29日の記者会見で、日本の水産物の輸入全面停止について、中国をWTOへ提訴するなど「対抗措置を検討していく段階に入っていると思う」と述べた。

https://www.sankei.com/article/20230830-JG2NHWPR6BIWTLIOGKVTZZGR4I/

このように日本は提訴を検討だ。はっきり言って話しにならない。既に提訴しておけよ。一々、やることが遅すぎるという。相手の嫌がることをさっさとやる。中国の言い分がWTOに提訴してどう判断されるかではない。さっさと日本側の意思を見せつけるのだ。

なんで海洋放出が私利私欲に走った極めて無責任な行為なんだ?じゃあ、お前らは今まで何してきたんだ?中国の海洋汚染水垂れ流しの日本の基準の8倍だったよな。その事実を隠蔽しているよな?こういうクズに情けをかけている場合じゃないのだ。さっさと徹底的に追い込め。

後、日本にここまで喧嘩を売るってことはTPPに加入するつもりはないてことだよな。なら、さっさと台湾を入れてもいいよな。日本はさっさとWTOに提訴すること。なんで100%勝てる案件なのに躊躇しているんだよ。日本が海洋放出すると決めて、どれだけの時間をかけて世界を説得してきたと思っている。

岸田政権はその努力を無駄にするつもりか。相手が牙を向けて襲いかかってきたら、それよりも痛い反撃で倍返しする。中国にはそれぐらいやってもいい。何しろ、彼等はIAEAの科学的な根拠を全く信用しないのだ。しかも、放出した後だって、全く数値が変わらない事実が確認されている。これはIAEAからも確認されている。これから毎日、モニタリングしているのだから、何の問題も起こるはずもない。

日本の海洋放出は30年かかるのだ。その30年で中国がどれだけ批判しようが、答えは出ている。嫌なら、魚をたべなければいいだろう?中国が基準値以上、垂れ流していても食べても平気じゃないか。なんで、日本が海洋放出したら魚は危険になるんだよ。中国は是非とも、科学的な根拠をあげてほしいものだな。法治国家ならそれぐらいやれよ?ああ、法治国家じゃないですか。クズ国家でしたね。

しかし、日本人も韓国と同じで、中国との付き合いはさっさとやめるべきだと主張するべきだよな。しかも、中国と韓国がやっていることは大量の工作員を導入しての、大々的なプロパガンダだからな。つまり、彼等のやっていることは極めて政治的な理由からなのだ。

日本が譲歩する理由は何もない。何もないのに岸田総理がまたアホなことを言いだしかねないのが不安だ。本当、どうにかしろよ。この無能な総理を。支持率だって、もう26%だろう。誰が支持しているか知らないが、自民党層からも見限られているじゃないか。

(ブルームバーグ): 中国の不動産開発大手、碧桂園は1-6月(上期)に過去最大の赤字を計上したと発表。デフォルト(債務不履行)に陥る恐れがあると警告するとともに、事業継続への懸念を提起した。

碧桂園は30日の提出文書で、業績が今後も悪化し続けた場合、債務返済が不可能になり得るとし、「これはデフォルト状態につながる可能性がある」と説明。「重要な不確実性」により継続企業の前提維持に強い疑念が生じる可能性もあるとした。

この警告は、中国の不動産危機が碧桂園にいかに大きな打撃を与えたかを如実に示す。同社は競合する中国恒大集団の4倍の不動産プロジェクトを抱えており、債務スパイラルは恒大集団よりも深刻なものになる可能性がある。

碧桂園の発表によると、上期の純損益は489億元(約9800億円)の赤字。前年同期は6億1200万元の黒字だった。同社は今月先に、2007年の香港上場後で最大の赤字を上期に計上する見通しだと明らかにしていた。

同社は上期の売上高は前年同期比39%増加したものの、不動産の販売件数減少や価格低下、開発中の物件の減損損失拡大などにより赤字が膨らんだとし、「グループの流動性は売上高と資金調達の双方がタイトになったことから、かつてなく圧迫されている」と提出文書で説明した。

碧桂園はまた、破綻回避のため債務返済期限の延長について債権者や銀行と交渉を続けていると表明。同社はすでに一部のドル建て債の利払いを実行できず、この先数週間に重要な期日を迎える。

人民元建て債の保有者は、実質的に9月4日に償還を迎える社債にカレンダーベースで40日間の猶予期間を設ける碧桂園の案について、週内に投票を行う予定。また9月序盤にドル建て債のクーポン計2250万ドル(約32億9000万円)の猶予期間が終了する。