日別アーカイブ: 2023年11月2日

韓国経済 休職中の15~29歳の韓国青年32.5%「希望の職業が見つからない」

韓国経済 韓国の失業率は世界最高レベルであることは以前に紹介したが、それは単に少子高齢化社会が急速に進んだこと。高齢者の年金が日本の半分以下という事情から、高齢者でも年金だけでは暮らせず、働かないと生きていけないことにある。

その高齢者が若者の仕事の一部を奪っていたりするが、根本的な問題は製造業の雇用減少にある。韓国の雇用率は確かに高いがそれは非製造業、主にサービス業の雇用が中心である。だから、韓国ではアプリで一日の短期バイトというものが人気で、その中から4時間程度、誰でもできる簡単なバイトを請け負うわけだ。

つまり、韓国の雇用率は高くても、雇用の質は最悪なのだ。誰にでもできる仕事というのは単価が安く、そもそもやりがいを感じるのは難しい作業が中心となるわけだ。だから、韓国の青年はただ休んでいるのだ。

なんだよ。ただ休んでいるというのは、失業と違うのか。このような突っ込みが来ると思うが、本人が休みたい。重い病気でもない。ただ、働く意欲がないのだから「失業」にはカウントされないのだ。それで、何で韓国の若者はただ休んでいるのか。その理由が今回の記事のテーマとなる。では、記事の冒頭を見ていこうか。

重い病気や障害はないものの仕事をしていない15~29歳の韓国青年のうち10人に3人は希望の職業を見つけることができずにいることが明らかになった。

https://japanese.joins.com/JArticle/310875?servcode=300&sectcode=300

このように韓国の青年の3割は希望の職業を見つけることができないと。でも、世の中、好きなことやって生きている人なんてそう多くはないだろうに。こちらは甘えだと思うが、本人が働きたくないなら強制しても長続きはしないだろう。後、韓国の青年に対して補足したい記事があるので、それを後で見ていく。

では、今回の記事の要点を整理していく。

■記事の要点

1.1日、韓国統計庁が発表した「経済活動人口調査非賃金勤労および非経済活動人口付加調査」の結果によると、今年8月基準で非経済活動人口は1616万3000人であることが分かった。昨年同月比8万3000人減となる。

経済活動人口のうち活動状態は家事(36.5%)、在学・受講等(20.4%)、年老(15.6%)、休んでいた(14.4%)などの順だ。男性は休んでいた(30.6%)、女性は家事(55.9%)が最も多かった。

2.「休んでいた」は非経済活動人口のうち、重大な病気や障害はないものの仕事をしていない人々を意味する。この人口は昨年比8万3000人増の232万2000人となった。60代が5万2000人増えたほか、20代と30代もそれぞれ2万8000人、3万8000人増えた。70歳以上は3万6000人、15~19歳は6000人減った。

仕事を休んだ理由は15~29歳の場合、「希望する職業が見つからなかったため」が32.5%で最も多かった。同じような理由である「職がないため」も7.3%、「次の仕事の準備のため」(23.9%)、「身体の具合が良くないため」(18.2%)などが後に続いた。

3.30代では「身体の具合が良くないため」が30.0%で、「希望する職業が見つからなかったため」(29.9%)をわずかに上回った。続いて「次の仕事の準備のため」(16.8%)と「職がないため」(8.3%)となった。

40代、50代、60歳以上では「身体の具合が良くないため」と答えた比率がそれぞれ45.7%、48.0%、41.0%で最も大きかった。

「希望する職業が見つからなかったため」は40代で27.2%、50代で12.9%、60歳以上で10.2%だった。

50代と60歳以上では「退職(定年退職)後、引き続き休んでいる」も13.1%、33.2%で理由別に2番目に比率が大きかった。

以上の3つだ。今回は韓国の青年層を中心に非経済活動人口について。

では、順番に見ていくか。

1だが、今年8月基準で非経済活動人口は1616万3000人。この女性の家事が55%というのはわりと怪しい数字であるが、そこに突っ込んでも仕方がないのでスルーしていくが、男性の3割が休んでいると。

そして2で、ただ休んでいる人口が昨年比8万3000人増の232万2000人となった。注目は70歳以上は3万6000人減ったところだよな。70歳以上でも働かないと生きていけない。無料のソウルの地下鉄を利用してUber Eatsなどで宅配のバイトでもしているんだろう。

仕事を休んだ理由は15~29歳の場合、「希望する職業が見つからなかったため」が32.5%で最も多かった。

これについては最初に出てきたが、希望する職業が見つからない。韓国輸出が低迷、製造業の雇用が年々悪化していることから、韓国企業に若者を雇う余裕がない。

ただ、視聴者さんが突っ込んでいたが、韓国には「兵役」があるので、仕事を数年ほど教えて使えるようになったところで、軍隊にいってしまうので無駄になるという話もある。

実際、韓国は北朝鮮と停戦中なので兵役がなくなることはない。それは国の事情だ。免れたければ世界の大舞台で金メダルを取るしかない。あのBTSでさえ、兵役は免除されなかったものな。だから、韓国の若者が本格的に働けるようになるのは20代後半になると。

そして3で、30代でも、希望する就職先がないが29.9%と。つまり、15~39歳までの約3割が希望する就職先がないのだ。

40代以降は身体の調子がよくないと。実際、人間の身体は30代、40代辺りから、わりと病気が出てきやすい。病気になるととにかく仕事のやる気ができない。うつ病になりやすい。

健康に気をつけたいものであるが、実際、なかなか健康的に生きるというのも「ストレス社会」では難しいのだ。特に韓国人は過酷なストレス社会に生きている。これが2つ目の中心となる。では、プレシデントの記事を引用しよう。

韓国の大手新聞社の調査によると、若者の10人に3人が「韓国人でいるのが嫌だ」と考えている。東京国際大学の呉善花教授は「韓国社会は競争が厳しく、名門大学に入学できても3人に1人は就職に失敗している。大企業で働けても労働時間は長く、平均49.4歳で退職を迫られるため再就職にも苦労する。そうしたストレスに若者たちは苦しんでいる」という――。

 ※本稿は、呉善花『韓流映画・ドラマに見える下剋上の韓国』(ビジネス社)の一部を再編集したものです。

■若者の10人に3人が韓国人をやめたがっている

 2023年5月、韓国のある新聞社が衝撃的な調査結果を発表しました。

 10~20代の韓国人の10人に3人が、「韓国人でいるのが嫌だ」と答えたというのです。なぜ若者は韓国での暮らしに拒否反応を示すのでしょうか。それは、韓国が強烈な「ストレス社会」であり、その状況に苦しんでいるからです。

 ストレスの原因の一つに、韓国社会の競争の厳しさが挙げられます。韓国は世界でも有数の学歴社会で、大学進学率は約7割に達しています(*1)。中でも、ソウル大学校・高麗(コリョ)大学校・延世(ヨンセ)大学校という3つの名門校(頭文字を取って「SKY(スカイ)」と呼ばれます)を卒業した人と、そうでない人の間には天と地ほどの格差が存在しています。そのため、子どもたちは小さな頃から塾に通わされ、スパルタ教育を受けることになります。

 1日に塾を2~3カ所ハシゴする子どもも珍しくなく、彼らは夜遅くまで必死に勉強を続けます。子どもたちはもちろん大変ですが、高額な塾の費用を捻出し、日々車での送り迎えを余儀なくされる親の負担も並大抵のことではありません。

 名門大学に入ったところで全く安心はできません。この5年ほど、韓国における大学卒業者の就職率は60~65%の間で推移しており、3人に1人は就職できない状況です(*2)。それはSKYの卒業生も同様で、彼らでさえ6割後半から7割前半の就職率にとどまっているのです。厚生労働省調査による令和4年度の日本の大学卒業者の就職率が97.3%であるのと比べると、他にいろいろな要因があるにせよ、韓国の就職状況がいかに厳しいのか、おわかりいただけるでしょう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c49c9a68e5687f1d72c08c1d19985d1bd3ede2af?page=1

子供の頃から塾に通って勉強して名門大学に入っても就職率は6割程度しかない。何のために勉強してきたのか知らないが、結局、就職できないなら名門大学に入る意味はあまりないよな。

そして、ストレス社会が生み出す子供の頃からの受験戦争。名門大学に入るために夜遅くまで必死に勉強。高額な塾費用を出す親。さらに日々の送り迎え。こんな生活を親から子が代々、引き継いでるわけだ。こんなことするなら、そりゃ、子供なんて産みたくないよな。だから、韓国では特殊出生率が世界ワーストワンの0.69となっている。

そりゃ、こんな社会に生きていたら韓国人であることは嫌だと思うだろう。しかも、失敗したらそれまでだ。後はできるだけ借金して投資して株や為替、不動産投資で一攫千金を狙うしかない。もっとも、大企業に就職できても定年は50歳ですらない。第二の人生である自営業生活が待っている。チキン屋、コンビニ、コーヒー喫茶の三種の神器である。

こうなってくると韓国社会がどれだけ生きづらいかがよくわかるんじゃないか。しかも、勉強したところで韓国人は永遠にノーベル賞も取れないものな。つまり、それは人類に対して何1つ貢献できてないてことだ。自称、先進国といいながら、人類に貢献できないのが韓国人だ。

ノーベル賞がとれない理由がこの詰め込み型の教育にあるんだと思うのだが、それは韓国人が是正することだろう。小さい頃から受験や就職のためだけに勉強させ続けられれば、大人になれば学ぶ意欲なんて逆に低下するだろうしな。

では、最後は中国経済の話題だ。

仏RFI(中国語電子版)は29日、中国について「海外直接投資(FDI)が大幅に減少し、経済に圧力をもたらしている」とする記事を掲載した。

記事によると、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)はこのほど、中国について「海外直接投資が複数の指標で減少しており、経済の減速に対抗しようとする中央政府や地方政府への圧力が高まっている」と報じた。

中国金融情報サービス大手の万得(ウインド)がまとめた中国商務部のデータに基づくFT紙の計算によると、9月のFDIは前年同月比34%減の728億元(約1兆4560億円)で、2014年に月次統計が入手可能になって以降で最大の減少となった。

FT紙は「中国が年初に新型コロナに関する規制を解除して以来、FDIの低迷は経済指標の失望が着実に続いていることの一部となっている」と指摘する。1月のFDIは同15%増だったが、5月以降は毎月2桁の下げ幅を記録している。

中国商務部のデータによると、年初からの流入額(人民元ベース)は昨年の記録的なペースにわずか8%及ばない程度だが、同国の国際収支データは、海外投資の悪化状況も明らかにしている。

FT紙は「国内に流入する外国資本の指標の一つである直接投資負債は、9月のそれ以前の数字に対する再調整に基づくと、4~6月期が67億ドル(約1兆50億円)で、四半期として2000年以降で最低となり、1~3月期の210億ドル(約3兆1500億円)から減少した」

「最近の落ち込みは、中国が新型コロナのパンデミック(世界的大流行)中にほぼ鎖国されていたにもかかわらず享受した海外投資ブームとは対照的だ。商務部のデータによると、FDIは2022年に年間記録となる1890億ドル(約28兆3500億円)に達した」

「政府が8月にドル建ての月次FDI統計の公表を停止したため、商務部の最新のFDIデータは人民元でのみ入手可能となっている。7月には若者の失業率の公表も停止した」

「地方政府は不動産危機とゼロコロナ政策による費用負担の遺産によるプレッシャーにさらされており、数年ぶりに中国に戻る外国企業幹部らに好意を寄せている。しかし、米国との外交関係の悪化やサプライチェーンの『デリスキング(リスク回避)』を求める西側諸国の要請を背景に、訪問する経済界代表団は目立たないままだ」などと伝えた。(翻訳・編集/柳川)

https://www.msn.com/ja-jp/money/other/%E4%B8%AD%E5%9B%BD-%E6%B5%B7%E5%A4%96%E7%9B%B4%E6%8E%A5%E6%8A%95%E8%B3%87%E3%81%8C%E5%A4%A7%E5%B9%85%E6%B8%9B%E5%B0%91%E3%81%97%E7%B5%8C%E6%B8%88%E3%81%AB%E5%9C%A7%E5%8A%9B-%E4%BB%8F%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2/ar-AA1j7fQy?ocid=hpmsn&cvid=3334b0a38f954d81bdb905fc7923c536&ei=27

なんと気がついたら8月にドル建ての月次FDI統計の公表も停止していたのか。このように中国からどんどん投資が引きあげられている。

重い病気や障害はないものの仕事をしていない15~29歳の韓国青年のうち10人に3人は希望の職業を見つけることができずにいることが明らかになった。

1日、韓国統計庁が発表した「経済活動人口調査非賃金勤労および非経済活動人口付加調査」の結果によると、今年8月基準で非経済活動人口は1616万3000人であることが分かった。昨年同月比8万3000人減となる。

経済活動人口のうち活動状態は家事(36.5%)、在学・受講等(20.4%)、年老(15.6%)、休んでいた(14.4%)などの順だ。男性は休んでいた(30.6%)、女性は家事(55.9%)が最も多かった。

「休んでいた」は非経済活動人口のうち、重大な病気や障害はないものの仕事をしていない人々を意味する。この人口は昨年比8万3000人増の232万2000人となった。60代が5万2000人増えたほか、20代と30代もそれぞれ2万8000人、3万8000人増えた。70歳以上は3万6000人、15~19歳は6000人減った。

仕事を休んだ理由は15~29歳の場合、「希望する職業が見つからなかったため」が32.5%で最も多かった。同じような理由である「職がないため」も7.3%、「次の仕事の準備のため」(23.9%)、「身体の具合が良くないため」(18.2%)などが後に続いた。

30代では「身体の具合が良くないため」が30.0%で、「希望する職業が見つからなかったため」(29.9%)をわずかに上回った。続いて「次の仕事の準備のため」(16.8%)と「職がないため」(8.3%)となった。

40代、50代、60歳以上では「身体の具合が良くないため」と答えた比率がそれぞれ45.7%、48.0%、41.0%で最も大きかった。

「希望する職業が見つからなかったため」は40代で27.2%、50代で12.9%、60歳以上で10.2%だった。

50代と60歳以上では「退職(定年退職)後、引き続き休んでいる」も13.1%、33.2%で理由別に2番目に比率が大きかった。

統計庁関係者は「年齢層が低いほど仕事に関連した理由が多く、高齢層であるほど身体の具合が良くないか、以前にした仕事を終えて次の仕事の準備をする過程で休んでいることが分かった」と説明した。