日別アーカイブ: 2023年11月21日

韓国経済の危機的な現状、韓国企業の債務上昇率が世界第2位で、債務規模も世界トップ3で通貨危機を遥かに超える!

韓国企業 韓国という国が終わっている理由は山ほどあるのだが、どうやらもう一つ具体的な数値が出てきたようだ。実はこれも社債金利のこちらがウォンニャス速報で取り上げるようになった頃から自明の理だったのだ。すなわち、全てはレゴランド不渡りや韓電債の大規模発行に遡る。

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これについて復習しておこうか。この先も問題となってくるからだ。

そもそもレゴランド不渡りとは何か。

2022年10月、韓国の「レゴランド・パーク」造成に支払保証をした江原道がデフォルトを宣言した。元々、レゴランド誘致は2010年、ヨルリン・ウリ党の李光宰(イ・グァンジェ)江原道知事が積極的だった。まずはこのバラ色をキャッチフレーズを確認してほしい。

年間200万人以上の集客、1万人の雇用創出、年間50億ウォン以上の地方税収増、都市ブランド価値の上昇と相変わらず、捕らぬ狸の皮算用みたいなことを述べていたわけだ。韓国人も中国人もいつもこんなんばっかりだよな。

まあ、それで工事は進められていったのだが、江原道は事業費調達のために江原中島開発公社に対する債務保証額を210億ウォンから2050億ウォンに大きく増やした。まあ、紆余曲折なんて省略だ。結局、江原道と中島開発公社がレゴランド造成に投入した事業費は計7380億ウォンとなったそうだ。

このような膨大な事業費を払うことが困難となり、2022年10月、江原道が支払保証したレゴランドの企業手形(CP)が最終不渡り処理された。これによって地方政府が信用保証していた債券ですら信用できないという不安要素が債券市場に爆弾を呼び起こした。この市場の混乱は優良企業の高金利の社債まで及ぶ。そして、社債を誰も落札しなくなった。

その後のことは知っていると思うがデフォルトは撤回されたが、その混乱によって社債金利が急上昇。そして、企業が社債で資金を集めれなくなったことで銀行への融資に湯集中して、銀行はその融資するお金を集めるために金利5%以上のパッケージ商品や銀行債を大規模発行した。これが毎年、秋から銀行の資金調達100兆ウォン以上といわれており、今、CP市場の金利が上がっている原因でもある。

ここに韓電の天文学的な負債による社債の大規模発行まである。韓電債もトリプルAの優良社債で、高金利なので、これも普通の企業の社債の金利を押し上げた。しかも、それは未だに続いている。こうして韓国企業は社債を発行して高金利。それでも資金が足りなければ銀行から高金利で融資をうける。1年後に借金が増えるのは当然だよな。

だから、自明の理だと述べたわけだ。問題はまだ1年しか経過してないのだ。重要なのは社債の満期が到来する3年後。つまり、残り2年で何が起きるかてことだ。だから、レゴ覧と不渡りと韓電債の大規模発行は2022年から続く、韓国証券市場の「厄災」といっていいほど大きな影響を与えて、それが韓国企業や銀行を危機に陥れる原因となった。

いずれ「コラム」で詳しく取り上げる予定ではあるが、今は最新情報を確認しよう。では、記事の冒頭を見ていこうか。因みにレゴランド不渡りも、韓電債についても何故か中央日報の記事に触れられてもいない。だから、復習しておいたのだが。

1年以上続く高金利基調にも韓国の企業負債が急増していることが明らかになった。経済規模を考慮すると企業負債増加速度と不渡り増加率は世界2位水準だった。企業の貸付延滞率も上昇しており健全性に赤信号が灯ったという分析が出ている。

https://japanese.joins.com/JArticle/311603?sectcode=300&servcode=300

このように韓国企業の負債が急増しており、企業負債増加速度と不渡り増加率は世界2位水準になったと。ええ?1位はどこなんだ?マレーシアらしい。マレーシアといえば中国不動産で面白いことになってるよな。例のカントリガーデンによる不動産で出てきましたよね。後で紹介しよう。中国と関わるとろくなことがないことの現れだよな。

では、記事の要点を整理していく。

■記事の要点

1.国際金融協会(IIF)が19日に出した世界負債最新報告書によると、7-9月期基準で主要34カ国(ユーロ地域は単一統計)の国内総生産(GDP)比の非金融企業負債比率を調査した結果、韓国は126.1%で3位だった。1位の香港が267.9%、2位の中国が166.9%だった。4-6月期の120.9%より5.2ポイント上昇し、3カ月ぶりにシンガポールを抜いて1段階上昇した。

企業負債上昇幅はマレーシアが58.3%から86.9%に28.6ポイント上昇したのに次いで世界2位水準だった。この1年間世界的な緊縮基調にも企業負債比率が上昇した国は韓国を含め9カ国にすぎなかった。

2.韓国企業の不渡り増加率は前年比約40%)でオランダの約60%に続き2位だった。IIFが10月まで米国、日本、ドイツなど主要17カ国の企業不渡り増加率を比較分析した結果だ。

報告書は「欧州など多くの国で銀行が民間部門への貸付を減らし、信用度が低い会社の間で脆弱性増加の兆候が次第に明確になっている。こうした傾向は企業不渡り件数増加にも反映されている」と指摘した。

3.GDP比の家計負債比率は7-9月期基準100.2%で34カ国中やはり1位だった。4-6月期の101.7%に比べ小幅に下がったが、2020年以降ほぼ4年にわたり1位を守っている。特に韓国は調査対象国の中で唯一家計負債がGDPを上回った。

韓国の政府部門負債のGDP比の割合は48.9%で22位と中下位圏水準だ。だがやはり負債増加スピードは速い方だ。1年前の昨年7-9月期の44.2%に比べ4.7ポイント上昇したが、これは香港、アルゼンチン、中国に次いで4番目に高い。韓国の家計と企業の負債は10-12月期も増加を続けている。

以上の3つだ。このように韓国企業の負債が急上昇している理由については何も書かれてない。では、順番に見ていこうか。

まず1だが、非金融企業負債比率を調査した結果、韓国は126.1%で3位だった。1位は香港でダントツ。2位は中国と。なんか香港は中国に関わるとどんどん落ちてきてるよな。ちょっと気になるところだ。

香港はコロナ禍の2022年に経済成長率を-3.5%となった。2023年第2・四半期の域内総生産(GDP)改定値は前年同期比1.5%増と。結局、思ったより景気は回復してないと。非金融企業債務が急増しているのはかなり気になるよな。中国と香港も似たようなものだと。そこに韓国が1位を目指して突っ込んできた。来年は良い勝負するんじゃないか。

次に2だが、韓国企業の不渡り増加率は前年比約40%)でオランダの約60%に続き2位だった。これは韓国銀行が信用度の低い企業に貸さないように貸し渋りをしていると。

3は韓国の家計債務と政府債務についてだ。家計債務はコラムで詳しくやった。韓国の家計債務はGDP100%を超える唯一の国家。つまり、世界ナンバーワンである。

では、最後は中国経済の話題だ。マレーシアの15兆円のゴーストタウンを紹介しよう。

南国の理想郷」

かつてそう呼ばれた60棟におよぶタワーマンション群が、マレーシア南部ジョホール州の沖合にある。心地よい海風の吹く橋の先にある、人工島に作られた『フォレストシティー』だ。だが、その「夢の島」では人影をほとんど見ない。

「『フォレストシティー』は、中国の習近平国家主席が’13年9月にシルクロードを現代に再現すると提唱した『一帯一路』構想の目玉として、’14年前半から進められている巨大プロジェクトです。4つの人工島に1棟30階前後のタワマン群を建て、20万超の部屋に約70万人が住むという壮大な計画。中国のナンバー1不動産会社『碧桂園(へきけいえん)』が手掛け、総投資額は1000億ドル(約15兆円)にのぼるといわれます」(全国紙現地駐在記者)

中国の威信をかけたプロジェクトにもかかわらず、現在の入居者は予定の70分の1の1万人にも満たないという。事業は遅々として進まず、いまだ未完成。敷地は雑草が伸び放題で、完全にゴーストタウン化しているのだ。いったい何があったのだろうか。中国情勢に詳しいジャーナリストの高口康太氏が解説する。

「『一帯一路』の目的の一つが、国内で過剰となった不動産投資を外国で行うことです。しかし国外へ進出しても、交通の便が良い好条件の土地はすでに開発されている。『フォレストシティー』のように、車でしか行けないような不便な沖合などに作らざるをえません。自国では都合良く変えられる環境アセスメントも、当該国の基準に合わせなければならず思うように事業が進まない。『新鮮な空気と海の都市』を謳(うた)っていますが、人気が出ないのも当然でしょう」

『フォレストシティー』の平均販売価格は、約16万5000ドル(約2500万円)。1世帯あたりの年間所得が1万6500ドルほど(約250万円)のマレーシアの人々には、簡単には手が出ない物件だろう。’18年に同国のマハティール首相(当時)が「中国人のために作られた街だ」と批判している。高口氏が続ける。

「『一帯一路』は中国優先の構想であることが露呈(ろてい)し始め、離脱する動きが各国に広まっています。中国も長引く経済の停滞で、国外への資金流出を恐れ締めつけを強めつつある。構想自体が破綻する危機にあるんです」

国内の不動産不況だけでなく、海外の事業も頓挫(とんざ)しつつある中国。世界第2位の経済大国が窮地に立たされている。

https://www.msn.com/ja-jp/money/other/%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%99%BA-%E4%B8%AD%E5%9B%BDno-1%E4%B8%8D%E5%8B%95%E7%94%A3%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%8C%E5%BB%BA%E8%A8%AD%E3%81%97%E3%81%9F-15%E5%85%86%E5%86%86%E3%81%AE%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%B3-%E5%85%A8%E8%B2%8C%E5%86%99%E7%9C%9F/ar-AA1kcwut?ocid=hpmsn&cvid=8cec5f6d418240d4853cb4ca652f565c&ei=34

さすが、中国ナンバーワンの碧桂園、カントリーガーデンだな。海外でもこれほど大規模projectを頓挫させているとか。そりゃ利便性低いところにわざわざ出かける理由ないものな。しかし、何で作ってからこんな簡単なことに気づくんだろうな。でも、碧桂園はもうデフォルトしたよな?CDSプレミアムも発動したよな。あれからどうなったのか。

[香港 10日 ロイター] – 経営難に陥っている中国不動産開発大手の碧桂園(カントリー・ガーデン)(2007.HK)が、オフショア債務再編に向けた暫定計画の年内策定を目指していることが分かった。事情に詳しい関係筋2人が明らかにした。

10月に利払い不履行を引き起こした同社は、来年2月か3月までにオフショア債保有者との正式交渉を開始することを目指している。

また、暫定再編計画の根拠の一部として、年末までに主要な債券保有者にキャッシュフロー予測を報告する予定という。碧桂園はコメントを避けた。

https://jp.reuters.com/markets/bonds/27Y2XKFBO5K7HGNHKTKCUV5ANM-2023-11-10/

どうやら年末までに動きがあるそうだが、どう見ても終わっているよな。そもそも来年2月、3月で何がかわるというのだ。中国政府が平安保険に買収させようとしていたが、その平安保険も株価も急落したよな。次の一手があるかどうかは楽しみだな。

後、碧桂園系列の格下げもどんどん進行している。大手格付け会社フィッチは13日、中国で住宅資産管理サービスを手掛ける碧桂園服務(カントリー・ガーデン・サービス・ホールディングス)(6098.HK)の全ての格付けを12月12日かその前後に取り下げると発表した。商業上の理由と説明した。

同社は経営難に陥っている中国不動産開発大手の碧桂園(カントリー・ガーデン)(2007.HK)の系列会社。フィッチは先週、同社を「BBプラス」に格下げし、格付けをネガティブ・ウォッチに指定していた。

このように中国不動産バブルは崩壊した。しかも、中国の消費者物価は下がった。デフレ傾向がどんどん強くなっている。どうするかは知らないが、このままでは来年にドボンだぞ。

1年以上続く高金利基調にも韓国の企業負債が急増していることが明らかになった。経済規模を考慮すると企業負債増加速度と不渡り増加率は世界2位水準だった。企業の貸付延滞率も上昇しており健全性に赤信号が灯ったという分析が出ている。

国際金融協会(IIF)が19日に出した世界負債最新報告書によると、7-9月期基準で主要34カ国(ユーロ地域は単一統計)の国内総生産(GDP)比の非金融企業負債比率を調査した結果、韓国は126.1%で3位だった。1位の香港が267.9%、2位の中国が166.9%だった。4-6月期の120.9%より5.2ポイント上昇し、3カ月ぶりにシンガポールを抜いて1段階上昇した。

企業負債上昇幅はマレーシアが58.3%から86.9%に28.6ポイント上昇したのに次いで世界2位水準だった。この1年間世界的な緊縮基調にも企業負債比率が上昇した国は韓国を含め9カ国にすぎなかった。

韓国企業の不渡り増加率は前年比約40%)でオランダの約60%に続き2位だった。IIFが10月まで米国、日本、ドイツなど主要17カ国の企業不渡り増加率を比較分析した結果だ。

報告書は「欧州など多くの国で銀行が民間部門への貸付を減らし、信用度が低い会社の間で脆弱性増加の兆候が次第に明確になっている。こうした傾向は企業不渡り件数増加にも反映されている」と指摘した。

GDP比の家計負債比率は7-9月期基準100.2%で34カ国中やはり1位だった。4-6月期の101.7%に比べ小幅に下がったが、2020年以降ほぼ4年にわたり1位を守っている。特に韓国は調査対象国の中で唯一家計負債がGDPを上回った。

韓国の政府部門負債のGDP比の割合は48.9%で22位と中下位圏水準だ。だがやはり負債増加スピードは速い方だ。1年前の昨年7-9月期の44.2%に比べ4.7ポイント上昇したが、これは香港、アルゼンチン、中国に次いで4番目に高い。韓国の家計と企業の負債は10-12月期も増加を続けている。