日別アーカイブ: 2023年11月3日

韓国物価 リンゴ価格が72%暴騰、原油高の中で農産物価格が高騰…10月の物価は3.8%上昇

韓国物価 ここ数ヶ月、韓国では下がっていた物価が高騰し始めている。その理由は原油価格は大きなウェイトを占めるとおもうが、台風やら豪雨やら色々あったのも事実だ。そして飲食店は値上げをしている。今回出てくるのは農産物、焼酎、マクドナルドの値上げなどである。特にタイトル書いてあるとおり、リンゴの価格が72%暴騰とか。

しかも、10月の消費者物価が発表されたわけだが、それがなんと3.8%である。一時的は2.3%下落した韓国の物価が再び急騰しているといっていい。これでは自営業はますます苦しくなるってわけだ。もう、寒くなってきたのでエネルギー需要がどんどん増える。ハロウィンも終わり、クリスマス商戦の準備もあり、何かと忙しい時期に入るのに光熱費の価格がどんどん上がる。

現在の原油価格は82ドルとなっている。中東情勢はイスラエルがガザ地区に本格的に地上侵攻を始めるというニュースがあって、原油価格が下がる可能性については低いと思われる。しかも、イスラエルはハマスとの戦争を継続する意思を見せており、ロシア・ウクライナ戦争も終わる気配が全くない。つまり、戦争は来年以降も続いているかもしれない。

こうなってくると原油価格が下がる未来はあまり考えられない。原油価格が高騰すればするほど輸入物価が上がる。しかし、気がついたら韓国は利上げに追い込まれるんじゃないか。だって3.8%って今の米国並の物価だぞ。このまま金利を据え置きしていれば下手したら4%台だぞ。韓銀の総裁が、借金増で悩んでる間に物価は急騰。どんどん追い詰められてると。

では、記事の冒頭を見ていこうか。

先月、物価が3.8%上昇し、3ヵ月連続で上昇幅を拡大した。リンゴや米、サンチュなどの農産物価格が高騰した中、高止まりの国際原油価格のために高くなった石油類の価格も物価負担を高めた。電気料金の引き上げの可能性など年末の物価上昇の圧力が高まり、政府は全省庁が乗り出す物価安定対策を打ち出した。

このように韓国では10月の物価が3.8%と急騰した。しかも、農産物価格も高騰。ええ?電気料金引き上げないんですか?まあ、韓電が天文学的な赤字になっても、たいした問題じゃないよな。ちょっと韓電債を多めに刷るだけだ。

ただ、こちらは今年が最悪だから来年は良くなるだろうと思っていたのだが、物価再高騰という意外な変数がきたな。これだと輸出が少し回復したところで内需は活性化しないだろうな。

といったところで記事の要点を整理していく。

■記事の要点

1.統計庁が2日発表した「消費者物価動向」によると、先月の消費者物価は1年前より3.8%上がった。今年1月の5.2%の水準から7月は2.3%まで下がった消費者物価の上昇率が、8月(3.4%)と9月(3.7%)に続き3ヵ月連続で上昇したのだ。

品目別に見れば、農畜水産物の価格の上昇が大きかった。リンゴ(72.4%)や米(19.1%)、トマト(22.8%)、ネギ(24.6%)、サンチュ(40.7%)などの価格が大幅に値上がりし、農産物価格が13.5%上昇した。2021年5月(14.9%)以降、2年5ヵ月ぶりに最も高い上昇率となる。

これに伴い、「生活必需品を中心に調査した物価」を計れる指数も大幅に上昇した。生鮮野菜・果物など天候や季節によって価格変動が大きい品目で構成された生鮮食品指数は、1年前に比べて12.1%上昇し、昨年9月(12.8%)以降最も高い上昇幅を見せた。生鮮果物指数は26.2%上昇し、2011年1月(31.9%)以来12年9ヵ月ぶりに最も大幅に上昇した。

2.政府は、農産物の場合、収穫期の秋に供給が増え、価格が安定することが多いが、今年は先月初め、異常低温で出荷が遅れ、価格が上昇した品目が多かったと説明した。農産物は先月の全体物価上昇率において約0.61%ポイント引き上げたものと分析された。

最近やや下落したものの、依然として1バレル=80ドルを上回っている国際原油価格も、先月の物価に悪影響を及ぼした。先月、韓国国内の石油類の価格は1年前に比べて1.3%下落したが、9月と比べては1.4%上昇したことが分かった。統計庁のキム・ボギョン経済動向統計審議官は、「消費者物価の下落に貢献した石油類価格の安定効果が次第に消え、消費者物価が上がっている」と話した。

政府は、物価の流れは当初の予想より高い水準を見せているが、今月は再び下落するものと予想した。企画財政部の関係者は、「異常気温と原油高などで物価が当初の予想より高い流れを見せているが、農産物と石油類価格は10月中旬下旬からは下がっている」とし、「現在の水準が維持されれば、11月の物価指標は10月よりは低くなるだろう」と話した。

3.しかし、中東戦争などで国際原油価格が急変するなど、物価の不確実性は依然として大きいのが現状だ。近いうちに、電気料金が引き上げられる可能性があるという点も、物価には大きな負担要因となっている。漢陽(ハンヤン)大学経済学部のハ・ジュンギョン教授は、「昨年、非常に高かった物価上昇率に比べては多少落ち着いた様子かもしれないが、賃金と原材料価格の上昇などを考慮すれば、物価不安は相当期間続く可能性がある」と話した。

このような中、政府は物価安定のために省庁を挙げての特別物価安定体系を稼動することにした。価格が高騰したキムジャン(冬を越すための大量のキムチ付け)材料と関連しては、白菜と塩などの供給を拡大し、史上最大規模の245億ウォンを投入して、白菜や大根など14種のキムジャン材料の割引に乗り出す。また、冬季の生計費の負担緩和のため、基礎生活受給世帯などのためのエネルギーバウチャーとガス料金の割引は、昨年大幅に拡大した水準を今年も維持する方針だ。

以上の3つだ。

それでは順番に見ていこうか。

まず1だが、韓国の物価上昇の推移だ。8月(3.4%)と9月(3.7%)、10月(3.8%)である。このように3ヶ月連続で上昇。原油価格や異常気象がどうとか述べているが、飲食店がひたすら値上げしているのはスルーなのか。あと、ミルクインフレーションもあったよな。

それで農畜市水産物の価格が大幅上昇した。しかし、リンゴ高いよな。細かな指数については読んでおくだけでいいかと。

次に2だが、物価が上がった原因が異常気象や原油価格高騰だと。でも、韓国政府は11月以降は下がるだろう。おいおい、11月から寒い時期だろう。そんな甘い予測で大丈夫なのか。原油価格も80ドル以上を維持しているんだが。

それで3は物価高騰しているので、キムチを漬ける材料に政府が金を出して割り引きするそうだ。まあ、韓国人にとってこの時期にキムチ漬けは重要なイベントだものな。政府が支援するほどものかは理解できないが。

少なくともは日本で漬物の材料に補助金出すとかないものな。せいぜい、ガソリン価格を安くしているぐらいじゃないか。まあ、日本でも減税とか議論されているが、岸田総理の年収は30万円アップらしいぞ。あんまり腹立ったので動画作成してきたという。

日本政府の減税案はそれはいいとして、このように物価高騰で韓国政府もキムチ対策に乗り出すと。

では、ほかの商品の値上げも見ていくか。どうやらビールに続いて焼酎の値段もあがるそうだ。

ビールに続き、「庶民の酒」の焼酎の価格も上がる。飲食店で現在1本当り5000~6000ウォンで販売されている焼酎の価格が、さらに500~1000ウォン上がり、6000ウォン台の焼酎が一般化されるものとみられる。

韓国国内焼酎業界シェア1位のハイト真露(チンロ)は31日、9日から代表製品であるチャミスルフレッシュとチャミスルオリジナルの出庫価格を6.95%引き上げると発表した。引き上げの対象は、チャミスル360ミリリットル瓶と1.8リットル未満のペットボトルだ。

このため、チャミスル1本(360ミリリットル)の工場出庫価格は、1166ウォンから1247ウォンへと81ウォン値上がりする。ハイト真露の関係者は、「焼酎の主原料である酒精の価格が、1年前より10%上がっているうえ、同期間、瓶の価格も22%も上がるなどコストが高騰した」とし、「ただ、祭祀に主に使われる焼酒やプレミアム焼酎である一品真露は値上げしない」と話した。

これまで、焼酎の出庫価格が70~80ウォン上がれば、自営業者は人件費と食材価格の引き上げなどを反映して、1瓶当り500~1000ウォンずつを値上げすることが多かった。昨年、チャミスルフレッシュの出庫価格が7.9%上昇し、飲食店における焼酎価格も4000~5000ウォンから5000~6000ウォンに跳ね上がった。最近、飲食店でのビール価格も1本当たり7000~8000ウォンに上がっただけに、「焼酎+ビール」を注文すれば1万3000~1万4000ウォンがかかるものと見られる。

他の焼酎メーカーも、相次いで価格を引き上げるだろうという懸念が出ている。「チョウムチョロムセロ」と「セロ」などを販売するロッテ七星(チルソン)飲料の関係者は、「値上げを検討しているが、確定したことはない」という。同日、ハイト真露は、テラとケリーなどビール製品の出庫価格も平均6.8%引き上げた。

化粧品業界も、値上げの動きが広がっている。LG生活健康は、1日からスムとオフィ、ビリーフ、ザ・フェイスショップの一部品目の価格を平均4~5%引き上げる。スムの「シークレットエッセンスEX」(100ミリリットル)は、9万5000ウォンから10万ウォンへと5.3%値上がりする。ロレアルも、1日からランコムをはじめ、キエル、ビオテム、イヴ・サンローランなどの価格を平均5%引き上げる。

https://www.donga.com/jp/List/article/all/20231101/4524103/1

ビール、焼酎の値上げ。これで酒を出す店はますます値上げを加速していくと。焼酎とビールを注文したら、14000ウォン。日本円で1595円だ。これは高いな。普通にご飯より高いんじゃないか。

ちなみに韓国のマクドナルドも11月2日から値上げする。ビッグマックを含め、計13メニューの価格を平均3.7%引き上げた。ビッグマック1個の価格は、現在の5200ウォンから5500ウォンに上がるようだ。

つまり、626円だ。ビッグマックが626円出さないと食べられない。もう、韓国でビッグマックセットを頼んだら余裕で1000円は超えるんじゃないか。本当、韓国の飲食物価は恐ろしい速さであがっていくな。

では、最後は中後の話題だ。なんと短期金利が50%まで急騰したそうだ。この記事を読んだとき、はあ?だった。いやいや、50%金利で取引なんてありえないよな?記事を引用しよう。

[上海 2日 ロイター] – 中国の金融規制当局は月末の流動性逼迫で短期金利が50%にまで急騰したことを調査しており、一部の金融機関に高金利での借り入れ理由を説明するよう求めている。関係筋3人が明らかにした。

10月31日の短期金利急騰は月末の資金需要に加え、今後の大量の国債発行や市場での金融機関のデフォルト懸念が背景だった。

関係筋2人によると、インターバンク市場を運営する中国人民銀行(中央銀行)傘下の中国外貨取引センター(CFETS)は50%の金利で取引を行った機関に説明を求めた。

●スタンダード・チャータードの中国マクロ戦略担当責任者ベッキー・リウ氏は、人民元がドルに対して下落するのを食い止めるために当局が引き締まった元流動性の維持を望んだ可能性もあると述べた。

あるトレーダーによると、大手銀行が貸し渋る様子を見せたため、31日午後の取引では多数のファンド、証券会社、信託会社がデフォルトを避けるために資金を借りようと躍起になっていた。

関係筋は「資金需要が供給をはるかに上回り、短期金利を押し上げた。個々の金融機関にとっては合理的な判断だった」と述べた。

しかし、別のトレーダー筋によると、規制当局は1日の会議で一部の金融機関に「感情的になるな」と伝えた。

同筋は「今はまだ誰もが少し神経質になっている。みんな備えができており、流動性を潤沢に維持するだろう」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e9d7c5d09c228833b8b7df6bd57facea23d42b76

おいおい、まさかヤミ金より酷いレベルとか。しかも、貸し渋りを見せたら、多数のファンドが倒産が怖くて資金を50%金利で借りるのか。いやいや、借りても50%金利なんてどうやっても返せないだろう。もう、メチャクチャだよ。

先月、物価が3.8%上昇し、3ヵ月連続で上昇幅を拡大した。リンゴや米、サンチュなどの農産物価格が高騰した中、高止まりの国際原油価格のために高くなった石油類の価格も物価負担を高めた。電気料金の引き上げの可能性など年末の物価上昇の圧力が高まり、政府は全省庁が乗り出す物価安定対策を打ち出した。

統計庁が2日発表した「消費者物価動向」によると、先月の消費者物価は1年前より3.8%上がった。今年1月の5.2%の水準から7月は2.3%まで下がった消費者物価の上昇率が、8月(3.4%)と9月(3.7%)に続き3ヵ月連続で上昇したのだ。

品目別に見れば、農畜水産物の価格の上昇が大きかった。リンゴ(72.4%)や米(19.1%)、トマト(22.8%)、ネギ(24.6%)、サンチュ(40.7%)などの価格が大幅に値上がりし、農産物価格が13.5%上昇した。2021年5月(14.9%)以降、2年5ヵ月ぶりに最も高い上昇率となる。

これに伴い、「生活必需品を中心に調査した物価」を計れる指数も大幅に上昇した。生鮮野菜・果物など天候や季節によって価格変動が大きい品目で構成された生鮮食品指数は、1年前に比べて12.1%上昇し、昨年9月(12.8%)以降最も高い上昇幅を見せた。生鮮果物指数は26.2%上昇し、2011年1月(31.9%)以来12年9ヵ月ぶりに最も大幅に上昇した。

政府は、農産物の場合、収穫期の秋に供給が増え、価格が安定することが多いが、今年は先月初め、異常低温で出荷が遅れ、価格が上昇した品目が多かったと説明した。農産物は先月の全体物価上昇率において約0.61%ポイント引き上げたものと分析された。

最近やや下落したものの、依然として1バレル=80ドルを上回っている国際原油価格も、先月の物価に悪影響を及ぼした。先月、韓国国内の石油類の価格は1年前に比べて1.3%下落したが、9月と比べては1.4%上昇したことが分かった。統計庁のキム・ボギョン経済動向統計審議官は、「消費者物価の下落に貢献した石油類価格の安定効果が次第に消え、消費者物価が上がっている」と話した。

政府は、物価の流れは当初の予想より高い水準を見せているが、今月は再び下落するものと予想した。企画財政部の関係者は、「異常気温と原油高などで物価が当初の予想より高い流れを見せているが、農産物と石油類価格は10月中旬下旬からは下がっている」とし、「現在の水準が維持されれば、11月の物価指標は10月よりは低くなるだろう」と話した。

しかし、中東戦争などで国際原油価格が急変するなど、物価の不確実性は依然として大きいのが現状だ。近いうちに、電気料金が引き上げられる可能性があるという点も、物価には大きな負担要因となっている。漢陽(ハンヤン)大学経済学部のハ・ジュンギョン教授は、「昨年、非常に高かった物価上昇率に比べては多少落ち着いた様子かもしれないが、賃金と原材料価格の上昇などを考慮すれば、物価不安は相当期間続く可能性がある」と話した。

このような中、政府は物価安定のために省庁を挙げての特別物価安定体系を稼動することにした。価格が高騰したキムジャン(冬を越すための大量のキムチ付け)材料と関連しては、白菜と塩などの供給を拡大し、史上最大規模の245億ウォンを投入して、白菜や大根など14種のキムジャン材料の割引に乗り出す。また、冬季の生計費の負担緩和のため、基礎生活受給世帯などのためのエネルギーバウチャーとガス料金の割引は、昨年大幅に拡大した水準を今年も維持する方針だ。