日別アーカイブ: 2023年11月16日

韓国物価 食費高騰で福祉館の無料食事を求める若者たち、「月15万ウォンを節約」

韓国物価 今日で11月16日ということで、気がつけば2023年も1ヶ月半で終わることになるのだが、今年の韓国経済はまさに激動の連続であったといえる。詳しくはそのうちコラムでも書こうと思うのが、最近のデータによって韓国が滅亡する未来が数値となって見えてきた。

例えば、韓国の潜在成長率だ。これは中長期的に持続可能な経済成長率のことをいう。辞書で意味を確認しておこう。

生産活動に必要な全要素を使った場合、供給能力をどれだけ増大させられるかを示す指標です。 国内総生産(GDP)伸び率が個人消費や企業の設備投資など需要サイドから見た増加率であるのに対し、潜在成長率は設備などの資本、労働力、生産性の供給サイドの3要素から算定されます。

https://www.smd-am.co.jp/glossary/YST2934/#:~:text=%E4%B8%AD%E9%95%B7%E6%9C%9F%E7%9A%84%E3%81%AB%E6%8C%81%E7%B6%9A,%E8%A6%81%E7%B4%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E7%AE%97%E5%AE%9A%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

こちらは韓国経済の専門家なので多くの視点で中長期的な判断が含まれる。今年の成長率や輸出がどうとかなど。確かに重要であるのだが韓国という国は今年だけで終わるわけではないのだ。もちろん、2024年が存在する。そして、2025年、2026年と続くわけだが、このまま時代が経つにつれて韓国が滅亡するデータがどんどん開示されていくてことだ。

それを見る上で重要なのが潜在成長率だ。この潜在成長率大幅減少には韓国が終わった証拠の1つになる。韓国を人間の人生に例えるなら、もう、韓国は「老いた国」ということになる。ええ?建国して僅か75年足らずで韓国は老いたの?と思うかもしれないが、もう、何をやっても高成長が期待できない国である。

高成長が期待できないのはこの潜在成長率予測を見ればわかるのだ。そもそも、韓国は潜在成長率よりも、実際の成長率との乖離差が激しい。世界の主要機関がこれぐらい成長するだろうという予測がほとんど外れたのだ。なぜ、こうなったのだろうか。その原因については様々な角度から検証していく必要がある。それはコラムで書いていくとして、リアルの韓国経済の話題に戻そう。

今回の話題も韓国がウォン安や物価高が怖くて金利を上げまくった結果、若者が福祉館の無料食事で飢えを凌いでいるようだ。韓国の物価については色々見てきたが、ここ3ヶ月ばかり高騰している。特に食品物価が高騰しており、鍋を頼んだら15000ウォンだったか。追加でご飯頼んだら2000ウォンだったか。ビールや焼酎も値上がりしており、韓国の若者は普通に外食もできなくなった。

ええ?日本より最低賃金が上じゃないの?確かに最低賃金は上であるが、日本より食品物価はかなり高い。例えば記事の冒頭がこう始まっている。

「昨年より食費が50%増えて、月に100万ウォンまで使い、生活がぎりぎりです。もうここで夕食を食べる日だけを待っています」

7日午後7時ごろ、ソウル冠岳区青龍洞(クァンアクグ・チョンリョンドン)の教会。冠岳区中央社会福祉館が「一人暮らしの青年」を対象に無料で夕食を提供するところを訪れた会社員のハン某氏(31)は、チャーハンとわかめスープなどを配膳してもらいながらこのように話した。

https://www.donga.com/jp/List/article/all/20231115/4554991/1

ここで計算してみよう。韓国の今年の最低時給が9620ウォンで、日本円で1119円となる。それで、週8時間、土日休みで40時間働いたら月収はいくらか。

9620×40=384800ウォン。これが1週間の稼ぎとなるので、これを4倍にすればだいたい1ヶ月いくら稼げるかになる。それで計算したら1539200ウォンだ。日本円で179262円だ。

さて、さっきの台詞を見て欲しい。月に100万ウォンまで食費に使う。つまり、153万ー100万でわずか53万ウォンしかのこらないのだ。日本円で61700円ぐらい。

食費だけではない。生活するなら光熱費がいる。家賃がいる。日用品代もいる。この時点で若者が食費を大きく削っていくしかないことがわかる。それか土日もバイトするしかない。若者が福祉館の無料食事を求めて「月15万ウォンを節約」ではない。もう、無料の食事を食べるしかない。それだけ追い込まれているのだ。

このような現状で日本に最低賃金が勝ったとか喜んでるのは実に滑稽と思わないか?未来がある若者が無料食事で飢えを凌ぐしかない現実がここにある。

韓国の失業率は3%と米国を超える世界一低い失業率だ。だから、最低時給のバイトならたくさんある。だが、サービス業の仕事はあっても、本来、韓国で必要な製造業の仕事がない。でも、ひたすら働いてもまともな食費代すら稼げない。

韓国は「先進国」と自称するが、若者は無料食事で飢えを凌ぐほど窮地に追い込まれている。その若者を雇うほとんどの自営業は多額の負債で自転車操業の日々。これが韓国を急激に経済成長させて老いた国にした痛すぎる代償である。もっとも、韓国のピークは2007年に過ぎており、坂道を転がるように落ちているのが現状だ。

それで?G9だって?自分らの火の車の経済状態でG7メンバーに加わる資格があるとか。バカとしかいいようがない。これから先、浮上することもなく崖からダイブするしかないのにな。

さて、突っ込んでいたら前置きが長くなったが記事の要点を整理していく。

■記事の要点

1.この「一口でも食べて行け」事業は、毎週火曜日の夕方の時間帯に2時間、サンドイッチやコーヒー、フルーツ弁当などテイクアウトできるメニューも提供し、青年の間で口コミが広がっている。ハン氏は「最近のような物価高の時代に、一人暮らしの生活に耐えるのは容易ではないが、助けになる」と笑った。同日、教会を訪れた17人は、20代前半の新社会人から30代半ばの会社員まで多様だった。

2.このように自治区の福祉館などが運営する飲食支援事業の現場を訪れる20代や30代の青年たちは、無料食事に対して遠慮がない。これまで基礎生活受給者や一人暮らしの高齢者など、貧しい階層を対象に無料食事を提供してきたが、物価高のために苦しんでいる青年たちも歓迎している。

しばらく引きこもり生活を送ってきたという青年も、無料食事事業をきっかけに外出したという。この日初めて訪れたというハン某氏(28)は、「家にいて、食費でも節約しようと勇気を出してきた」とし、「久しぶりに人々と話ができて嬉しい。暖かい雰囲気がいいので、よく来ると思う」と話した。

3.同日のメニューに出てきたみかんを喜ぶ会社員もいた。「定時退社」してここに来たという公務員のチョン某氏(28)は、「最近、食費が上がって果物を買って食べるのが怖いほどだ」とし、「同年代の人々と挨拶することができ、元気ももらっている」と話した。

一人暮らしの人たちが主に利用する冷凍食品を支援する事業もある。ソウル市が運営する恩平区(ウンピョング)ソウル青年センター「分かち合い冷蔵庫」は、毎月第2、第4木曜日に、即席ご飯の空き容器一つを持ってくれば、冷凍食品を1つずつもらえる。近くに住む大学生のキム某氏(26)は、「一度に5万ウォン分ももらった」とし、「リサイクル品として、月に10万ウォンは節約できて嬉しい」と話した。

4.単に食事のみ提供するのではなく、直接調理する食材と空間を提供するところもある。青年たちが集まって、自然に交流する機会まで作ってくれる。冠岳区落星垈(ナクソンデ)洞にある非営利団体が運営する「食卓サークル」は、共有キッチンに集まって一緒に料理した食べ物を食べる形で行われている。

ここを訪れたアン・スンギュンさん(37)は、「月に10食はここで済ませ、15万ウォンは節約したようだ」とし、「毎回『一人飯』するのではなく、みんなで食事ができて心強い保護膜ができた気もする」と話した。

食卓サークルが開かない時間帯は、青年たちが簡単なおやつを作って食べたり休める休息空間として使われる。8日午後、ここでラーメンを作って食べていた大学生のチョン某氏(22)は、「瑞草区方背洞(ソチョグ・バンベドン)で一人暮らしをしているが、食費を節約するために毎週3、4回は地下鉄に乗って訪ねてくる」とし、「もともとうつ病だったが、ここで自然に人々に会って性格が明るくなった」と話した。

5.専門家たちは、このような食事支援事業が経済的支援だけでなく、青年の孤立も防ぐことができると話している。京畿(キョンギ)大学社会福祉学科のチュ・ウンソン教授は、「支出の負担が大きくなるほど、外部活動が難しく、孤立感につながりかねない」とし、「食事事業に参加した青年たちが、コミュニティを持続していけるよう、後続支援も必要だ」と話した。翰林(ハンリム)大学社会福祉学科のソク・ジェウン教授は、「地域で人気のある飲食店と協業したり、流行するメニューを披露し、青年たちが事業により簡単にアプローチできるよう誘導することも一方法だ」とし、「同年代や同様の環境に置かれた青年たちが多い大学街へと、事業を拡張する必要もある」と話した。

以上の5つだ。なんか記事は美談のようにまとめてあるが、無料食事で飢えをの凌ぐまで追い詰められている若者が多数いるという視点が抜けている。そして、それが韓国社会に突きつけられたリアルであることも。

それでは順番に見ていこうか。

まず1だが、同日、教会を訪れた17人は、20代前半の新社会人から30代半ばの会社員まで多様と。30台半ばの会社員って若者なのか。でも、これは教会がやっているんだろう。無料食事を提供して餌漬けした後、いきなり勧誘とかしてくるんじゃないのか。

良くあるデート商法の可能性があるような。でも、デート商法は被害者の恋愛感情なので、今回は被害者の貧困を利用するものか。もちろん、ただの邪推であることを願う。でも、お腹が空きすぎてお金もなく、食べるものがないとき、腹一杯食わせてもらったら、それは生涯、泣ける話だよな。特に学生というのは学業だけではなく、生活費を稼がないと行けないしな。

次に2だが、元々、食事の無料提供は高齢者が対象だったが、最近は物価高で若者も良く来るようになった。それで引きこもっていた青年も無料食事欲しさに外出したと。おいおい、食べるものがないほど追い詰められてようやく家を出るのか。

次に3だが、会社員がミカンをもらって喜んでる。言葉通り、韓国の果物価格は高騰しており、おかしいからな。おかしいという表現はなんだとおもうかもしれないが、マジであり得ない値段で売ってるしな。既に韓国では果物自体が高級品なのだ。

そして、4と5辺りから美談だ。気になるのはアン・スンギュンさん(37)は、「月に10食はここで済ませ、15万ウォンは節約したようだ」とか。37歳で無料食事を月に10回。月15万ウォン節約とな。37歳は若者とは思えないが。

さて、最後はついでに最新の値上げニュースをみておこうか。野菜や加工食品がまたあがったそうだ。

【11月15日 KOREA WAVE】韓国で野菜・加工食品など生活物価が相次いで値上がりしている。天候不順で作況が悪化し、食料品原材料が上昇。人件費や燃料費も上がり、価格の維持が難しくなっている。

統計庁国家統計ポータルによると、今年10月の消費者物価は前年同期比3.8%上昇した。統計庁は「サービス・工業製品・農畜水産物に加え、電気・ガス・水道が上がった影響が大きかった」と説明した。

品目別に見ると、食品全体5.8%、新鮮野菜5.4%が上がる中、特に新鮮果実(26.2%)が大きく跳ね上がっていた。

購入頻度が高い144品目からなる生活物価指数をみると、今年10月は塩と食用油が2020年を100とした指数で共に171となっていた。このほか▽ラーメン121.07▽牛乳122.03▽パン129.58――などだった。

先月はマクドナルドがハンバーガーやサイドメニューなど13品目を平均3.7%値上げすると発表した。

イーマート、ロッテマート、ホームプラスの大型スーパー3社も今月に入って比較的価格が安いことで知られた自社ブランドの牛乳を値上げした。

https://www.afpbb.com/articles/-/3491430

さっきも述べたが本当、果物が高級品なんだよな。しかもまた牛乳あがってるしな。塩と食用油が生活物価指数が171とか、メチャクチャだな。

でも、これでも日本より最低時給は上だしな。まあ、頑張って生きてくれ。来年はきっと・・・良くならないな。申し訳ない。専門家としては良くなるとはいえない経済状態だ。

「昨年より食費が50%増えて、月に100万ウォンまで使い、生活がぎりぎりです。もうここで夕食を食べる日だけを待っています」

7日午後7時ごろ、ソウル冠岳区青龍洞(クァンアクグ・チョンリョンドン)の教会。冠岳区中央社会福祉館が「一人暮らしの青年」を対象に無料で夕食を提供するところを訪れた会社員のハン某氏(31)は、チャーハンとわかめスープなどを配膳してもらいながらこのように話した。この「一口でも食べて行け」事業は、毎週火曜日の夕方の時間帯に2時間、サンドイッチやコーヒー、フルーツ弁当などテイクアウトできるメニューも提供し、青年の間で口コミが広がっている。ハン氏は「最近のような物価高の時代に、一人暮らしの生活に耐えるのは容易ではないが、助けになる」と笑った。同日、教会を訪れた17人は、20代前半の新社会人から30代半ばの会社員まで多様だった。

●「久しぶりに会話する機会ができて嬉しい」 と引きこもりの青年も参加

このように自治区の福祉館などが運営する飲食支援事業の現場を訪れる20代や30代の青年たちは、無料食事に対して遠慮がない。これまで基礎生活受給者や一人暮らしの高齢者など、貧しい階層を対象に無料食事を提供してきたが、物価高のために苦しんでいる青年たちも歓迎している。

しばらく引きこもり生活を送ってきたという青年も、無料食事事業をきっかけに外出したという。この日初めて訪れたというハン某氏(28)は、「家にいて、食費でも節約しようと勇気を出してきた」とし、「久しぶりに人々と話ができて嬉しい。暖かい雰囲気がいいので、よく来ると思う」と話した。

同日のメニューに出てきたみかんを喜ぶ会社員もいた。「定時退社」してここに来たという公務員のチョン某氏(28)は、「最近、食費が上がって果物を買って食べるのが怖いほどだ」とし、「同年代の人々と挨拶することができ、元気ももらっている」と話した。

一人暮らしの人たちが主に利用する冷凍食品を支援する事業もある。ソウル市が運営する恩平区(ウンピョング)ソウル青年センター「分かち合い冷蔵庫」は、毎月第2、第4木曜日に、即席ご飯の空き容器一つを持ってくれば、冷凍食品を1つずつもらえる。近くに住む大学生のキム某氏(26)は、「一度に5万ウォン分ももらった」とし、「リサイクル品として、月に10万ウォンは節約できて嬉しい」と話した。

●調理空間を提供する青年共同体

単に食事のみ提供するのではなく、直接調理する食材と空間を提供するところもある。青年たちが集まって、自然に交流する機会まで作ってくれる。冠岳区落星垈(ナクソンデ)洞にある非営利団体が運営する「食卓サークル」は、共有キッチンに集まって一緒に料理した食べ物を食べる形で行われている。

ここを訪れたアン・スンギュンさん(37)は、「月に10食はここで済ませ、15万ウォンは節約したようだ」とし、「毎回『一人飯』するのではなく、みんなで食事ができて心強い保護膜ができた気もする」と話した。

食卓サークルが開かない時間帯は、青年たちが簡単なおやつを作って食べたり休める休息空間として使われる。8日午後、ここでラーメンを作って食べていた大学生のチョン某氏(22)は、「瑞草区方背洞(ソチョグ・バンベドン)で一人暮らしをしているが、食費を節約するために毎週3、4回は地下鉄に乗って訪ねてくる」とし、「もともとうつ病だったが、ここで自然に人々に会って性格が明るくなった」と話した。

専門家たちは、このような食事支援事業が経済的支援だけでなく、青年の孤立も防ぐことができると話している。京畿(キョンギ)大学社会福祉学科のチュ・ウンソン教授は、「支出の負担が大きくなるほど、外部活動が難しく、孤立感につながりかねない」とし、「食事事業に参加した青年たちが、コミュニティを持続していけるよう、後続支援も必要だ」と話した。翰林(ハンリム)大学社会福祉学科のソク・ジェウン教授は、「地域で人気のある飲食店と協業したり、流行するメニューを披露し、青年たちが事業により簡単にアプローチできるよう誘導することも一方法だ」とし、「同年代や同様の環境に置かれた青年たちが多い大学街へと、事業を拡張する必要もある」と話した。