韓国経済、ソフトバンクの企業買収でインサイダー取引か 米証券取引委

韓国経済、ソフトバンクの企業買収でインサイダー取引か 米証券取引委

記事要約:ソフトバンクの企業買収でインサイダー取引の疑いがあると米証券取引委が複数の投資家の資産凍結を行ったようだ。

インサイダー取引というのは会社の役員や従業員など会社の帳簿を閲覧できる関係者が、その職務や地位によって得た未公開の重要な情報を利用して自社株の取引を行うことをいう。韓国経済でも韓進グループの社長が事前に韓進海運の業績を知った上で株価を全部売ったというインサイダー取引疑惑があった。インサイダー取引について簡単な例で解説すると次のようになる。

例えば、ある会社の社員は自分が関わった新製品が発表される時期を知っているわけだ。これはIRを出す前の話になるのでこのような情報を利用して自社株を買ってはいけないという取り決めである。そういう場合はインサイダー取引として罰則規定がある。日本では金融商品取引法で禁止されていて、かなり細かい規制が設けられている。

つまり、ソフトバンクの企業買収を事前に知った投資家がソフトバンクの株を大量に購入して利益を得た。ただ、これはどこから漏れたかというとどうやらアメリカの投資会社らしい。でも、アメリカの投資会社がソフトバンクに潜入して情報を得たというのはさすがに考えられない。つまり、ソフトバンクにもっと近い内部からのリークだということになる。

ただ、買収に当たってはソフトバンク以外にも買収案を持ち込んだ証券会社、コンサルタントなどの複数の関係者がいるわけで、ソフトバンクからというのも断定できない。さらにこれはソフトバンクは被害者である。仮に会社規模で関与して利益が4億円なわけないからな。

>アメリカ証券取引委員会によりますと、ソフトバンクグループが先月発表したアメリカの投資会社、フォートレス・インベストメント・グループの買収に絡んで、インサイダー取引が行われた疑いがあるということです。

なので、個人的な繋がりからのインサイダー取引だと思われる。だからソフトバンクがストップ安になるようなことはないとは思う。実際、株は市場が開けてないとわからないことは多いので確実とは言わないが、ソフトバンクの関与が出てない以上は個人のインサイダー取引ということで罰金を払って終了だ。

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韓国経済、ソフトバンクの企業買収でインサイダー取引か 米証券取引委

アメリカ証券取引委員会は、通信大手のソフトバンクグループが先月発表した企業買収に絡んで、インサイダー取引が行われた疑いがあるとして、複数の投資家の資産を凍結したことを明らかにしました。

アメリカ証券取引委員会によりますと、ソフトバンクグループが先月発表したアメリカの投資会社、フォートレス・インベストメント・グループの買収に絡んで、インサイダー取引が行われた疑いがあるということです。

ソフトバンクによる買収は先月14日、ニューヨーク株式市場の取り引き終了後に発表されましたが、情報を事前に入手した複数の投資家が値上がりする前のフォートレスの株を購入し、後に売却したことで、360万ドル(およそ4億円)の利益を不正に得たとしています。

これらの投資家は、ロンドンとシンガポールのブローカー会社を通じて取り引きしていたということで、証券取引委員会は投資家の資産を凍結したうえで、不正に得た利益の返還と罰金の支払いなどを求めることにしています。

(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170302/k10010895721000.html)